IS/SLASH!   作:ダレトコ

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第三十二話~救い~

 ひとりぼっちだ。

そう思っただけで、前が見えなくなるほど涙が溢れた。

ずっと男が泣くなと言われ続け、今までどんなに悲しくても、辛くても人前で泣くことだけは

なかった。でも、この時だけは耐えられなかった。

 

 千冬姉だけは。千冬姉だけは、俺を必要としてくれてるって、信じてた。

千冬姉さえ俺を見ていてくれるなら、例え誰も俺のことを見てくれなくなっても、平気でいられると思った。何より千冬姉も、俺が諦めない限り、俺が追いかけるに相応しい自分で在り続けると言ってくれた。

だから、千冬姉がどんどん強くなって、俺の手の届かないところまで行ってしまっても、それは俺を信じてくれている証なのだと思っていた。いや、思いたかっただけなのかもしれない。

 

 思い至ることは、いくらでもあった。

最近、仕事のことばかりで前ほど一緒に居てくれなくなった。

明らかに俺の前で、いつものように振舞おうとして固くなり、俺が見ていないところで疲れた顔をしてる。

手合わせを頼んでも、いつもみたいに無茶苦茶な強い癖に、心ここにあらずといった様子、なのは。

俺が、邪魔だからなんだろうか? 俺なんかに構わず、ISの世界最強を誰にも譲らないために、鍛錬したいんじゃないのか? 俺は、千冬姉が強くなるための、障害になってしまっているんじゃないか?

 

 けれど、本当にその通りだったら。

千冬姉も、本当は俺のことなんて、いらないって思ってたなら。

この世の誰がこんなちっぽけな自分を、必要としてくれるというんだろう?

 

 「っ……!」

 

 そんな考えが頭を過った途端、周りにいる人間全員の目が、俺のことを否定しているように見えてきて。

 

 「あ……ああああぁぁぁ!」

 

 俺は、そんな視線から逃げるように無茶苦茶に走った。

誰もいないところに行きたい。それだけを願い人通りのない裏通りに猫のように潜り込んだ俺は、

そこで座り込み、音を出来る限り殺して泣いた。

 

 誰も必要としてくれないのなら、いっそこのまま消えてしまいたいと思った。

最初から、自分自身の存在そのものを、なかったことにしたかった。

けれどだからといって、死ぬ勇気なんてものも持てそうになくて。

子供みたいに泣きながら、途方に暮れていたところで、

 

 「元気だしなよ、君。男の子の涙は格好悪いぞ?」

 

 気づけばいつの間にか、俺の顔を覗き込むように屈みながら、そんな声をかけてくる奴が、いた。

 

 「…………」

 

 煩い。

どいつもこいつも、男は泣くな、なんて言いやがって。

俺だって泣きたいわけじゃない、泣いちゃいけないなら、最初から泣けるように人を作るなと言いたくなる。

 

 「あ、あれ? 君、日本の子だよね? ボクの言葉、何処か変かな? 聞こえてる?」

 

 そう思いシカトを決め込むと、そいつは途端に慌て始める。

……そんな様子を見せられると、少し悪いことをしたかな、という気になり。俺は顔を上げ、恐らく赤く腫れているだろう目をそいつに向ける。

 

 「……なんだよ?」

 

 「あ、良かった聞こえてた。ね、ねぇ、ボクの言葉、変じゃない?」

 

 ……聞こえてくるのは流暢な日本語だ。強いて言うなら、一人称の発音が少しぎこちないが、これなら本国に行っても十分通用するのではないだろうか。本人は自信がないようだけれども。

 

 「……ああ」

 

 「そっか! ああ、良かった! まだ勉強中だからちょっと心配だったんだ」

 

 「なんで俺が日本人だってわかった?」

 

 「だってモンド・グロッソ日本代表の選手控え室があるところから出てきたじゃないか。気になったから追いかけてきたんだ。もう、君足速いから大変だったんだから!」

 

 そう言う割りには息一つ切らさず、目の前のそいつは言葉が通じるのが嬉しいのか、ニッコリと笑う。

歳は俺と同じ位だろうか。少し白みがかったブロンドのショートカットのサラサラした髪。日本人とは違うけれど、整っていると分かる白い顔には、頬のところだけほんのり赤みが差していて、笑った顔はその髪の色も相まってお日様のように見えた。

 

 「ほら立って! いい天気なんだから、こんなところで腐ってるのは勿体無いよ。何があったのかは知らないけれど、今は嫌なことなんて忘れちゃおう。元気が出るところに、連れて行ってあげる」

 

 笑顔のまま、綺麗な白い手が差し出される。

……俺に? 何の価値もない、俺なんかにどうしてこいつは手なんか。

 

 「……ねぇ。幾らそんな周りを見たって、ここには君とボクしかいないよ? ボクは、君に話しかけてるつもりなんだけどな」

 

 「…………」

 

 青い目で真っ直ぐ見つめられる。

それに促されるように、俺はおっかなびっくり、ゆっくりと、差し出された手に触れようとして、

 

 「!」

 

 あと少しで触れるか、というところで、先に向こうに両手で差し出した手を包み込むように握られる。

 

 「あ……」

 

 人の肌っていうのは、こんなに暖かいものなのか。

そんな当たり前のことを、今初めて知ったような気がして。安心したような、泣きたくなるような、そんななんとも言えない不思議な気持ちになる。

 

 「……大丈夫。一人じゃないよ、ボクがいてあげる。だから、行こう?」

 

 「……ありがとう」

 

 「どういたしまして……うん、やっぱり」

 

 「?」

 

 「君、笑ってたほうが格好いいよ」

 

 「っ!! う、煩い、からかうな! ……あーもう決めたぞ、もうお前の前じゃ絶対に泣いたりしないからな!」

 

 「あははは! うん、その意気その意気! じゃあ、ついて来て!」

 

 「お、おい落ち着け!」

 

 ついて来いなんて言った癖に握った手を離さず、おまけにそのままグルグル回るもんだからこっちはそのまま振り回される。そんな感じで、俺とこの変な奴、レイシィは出会って早々二人揃って三半規管の限界に挑戦し、仲良くぶっ倒れた。

……なんというか、俺の知り合いは最後の最後で全てを台無しにする奴が変に多い気がしなくもない。

 

 

 

 

 「ええっ!! お前、女だったのか?」

 

 「……そんな驚かれると傷つくなぁ。まぁ良くらしくないとは言われるけどさ」

 

 何とか立てるところまで回復し、レイシィ曰く『元気がでるところ』に向かいながら、お互いに名前を交換して俺が一番最初に驚いたのは、こいつの性別が思っていたのと違っていたことだった。

 

 いや、間違えたのはしょうがないと我ながら思う。服装からして、緑色のぶかぶかのパーカーと、白のやはり裾を引き摺るギリギリ位の緩いズボンという全体的に緩く、俺の知る限り一人を除けば、おおよその女性が好むファッションとはかけ離れたもので、さらに言えば仕草とかはともかく、これくらいの歳の女の子が持つ独特の雰囲気と言うか、男だけに分かる匂いのようなものをこいつからは全く感じないのだ。

そして止めは、

 

 「いや……だってお前自分のこと『ボク』って」

 

 「……? おかしいの?」

 

 「一般的にそれは日本じゃ男の一人称だ」

 

 「ええっ!?」

 

 ……どうやら本当に知らなかったようだ、ここまで流暢に日本語を話せるくせにこんなところだけ矯正されてないのは、そこはかとなくこいつに日本語を教えた人間の茶目っ気たっぷりの悪意が感じられる。

 

 「えーっと……それじゃあ、他の言い方に直したほうがいいかな……?」

 

 「いや……俺は別にいいや。お前の場合は違和感がない」

 

 「どういう意味だよそれ!」

 

 ぷぅっとピンク色の頬を膨らませて抗議してくるレイシィ。

……あ、この表情はちょっと女の子っぽい。

 

 と、そんな感じの馬鹿な会話をしつつ、俺がこいつに連れてこられたところは、モンド・グロッソの開催会場のある町の少し外れにある、廃ビルの屋上だった。

 

 「ここがなんだってんだよ?」

 

 「風が気持ちいいでしょ。ボクのお気に入りの場所なんだ」

 

 そう言って床に豪快に寝転がり大の字になるレイシィ。

……ああもう、女なら少しは服が汚れるとか気にしようぜ。

と思いつつも、俺もレイシィの隣に腰を下ろし、二人で空を見上げる。

 

 そこから先は、グダグダとお互いのことを話した。

聞けばこいつは親父と二人で暮らしていて、学校にも通っていたものの馴染めず、今では半分ぐらいはフケてここで時間を潰しているらしい。そのお陰で碌に友達も出来ず、今のままでは寂しいのでサボり仲間を探していたというのだ。

 

 「おいおい、それでいいのかよお前」

 

 「いいんだよ、どうせ今はモンド・グロッソで何処も大騒ぎ、学校なんていったって誰一人勉強なんかに身が入っちゃいないんだ。こんな時にちょっとやそっとここでダラケてたくらいで文句を言う人なんていやしない」

 

 「そんなもんか。でもいくら友達いないからって、相棒に初対面の外国人を選んだりするか普通」

 

 「父さんが日本で働いててさ、ずっと日本に興味があったんだ。だから父さんに無理言って日本語を教えて貰って、話せる相手を探してたんだ。モンド・グロッソで、日本人の観光客も大勢きてるから今しかないと思ってさ」

 

 そこまで言うと、レイシィはガバっと急に起き上がり、そのまま目をキラキラさせて俺と向き合う。

 

 「だから、聞かせてよ、君の話! 日本じゃ『ニンジャ』って仕事に就けば水の上を歩けるようになるってホント?」

 

 「……お前の親父は本当に日本で働いているのか?」

 

 日本に対してあまりにも時代錯誤な認識を持っているのには呆れたが、本当のことを知っても落胆するどころかどんなことでも心底楽しそうに聞いてくれるレイシィに、つい乗せられ俺たちは日が落ちるまで話し込んだ。

 

 

 

 

 「あー……戻らないと、な」

 

 月と星が浮かび始めた空を見ながら、俺は他人事のように呟いた。

本音を言えば戻りたくなかった。千冬姉と顔をあわせるのが怖かった。

でも、千冬姉に心配をかけるのは、もっと怖かったから。俺は重い腰を上げた。

 

 「……いくんだね」

 

 レイシィは止めない。空を見上げたままこちらを見ずに、口を閉ざす。

 

 「ああ。ありがとうな、元気が出たよ。お前には情けないところ見られたけど、見てろ、俺だっていつか千冬姉に負けないくらい強くなって、見返してやるからな!」

 

 「見返す必要なんてないよ、だって君は強いじゃないか……ボクは、何もしてない。君は、自分の力で立ち上がったんだ」

 

 「…………」

 

 強くなんてない。帰ろうと決めたのは怖いからだ。

けど、男のつまらない意地で、こいつにはもう弱いところを見せたくなくて、俺はそれを口に出来ないまま屋上の出口に向かう。

 

 「頑張れ、一夏! 例えお姉さんが君を見てくれなくなったって、きっと誰かが君を見ててくれる。だから絶対諦めないで……君が必要としてくれるなら、ボクもその『誰か』の一人に、なってあげるから」

 

 そんな俺の気持ちを見透かしたように、俺の背中に励ましの言葉を掛けてくれるレイシィ。

……参ったな。弱いとところは見せたくないって、思ったばかりなのに。そんなことを言われたら、甘えたくなっちまうじゃないか。

俺は結局扉を開けられず、手前で振り返ってしまう。

 

 「何言ってるんだよ、お前には見ててもらえなきゃ困る……お前が理由を増やしてくれたお陰で、俺はまた進めるんだから」

 

 「はは、そう言って貰えると嬉しいな……こんな風にほんの少しでも、誰かを照らしてあげられるお星様みたいな人になるのが、ボクの夢だったから」

 

 そう言って立ち上がり、両手を広げながらこちらに笑いかけてくるレイシィは、何処か寂しげで。まるでそう在れたことが今までなかったとでも、言外に言っている気がして、俺は納得がいかなくなる。

 

 ……なんだよ。お星様どころか、人の太陽に勝手になっておいて、その言い草は。

と、思うものの言葉には出ない。こっ恥ずかしい台詞にも程がある。けれど他に気の利いたことが言えるほど、俺は器用じゃなくて、かといってこれだけ心を救って貰っておいて、何も返さずにこのままこいつの元を去ることは嫌だった。だから俺は、

 

 「……また来る」

 

 この出会いを、ここで終わりにしたくない。

その気持ちだけ伝えて、扉を開け、走り出した。

 

 「……うん。待ってる」

 

 後ろから聞こえてきた返事に、思わず顔を緩ませながら。

 

 

~~~~~~side「ラウラ」

 

 

「!」

 

 レイシィと名乗る、少女との出会い。

それにより、一度折れかけたかに見えた織斑一夏が、再び目に力を取り戻すところまで、私は見届けた。

いったいどのような理屈なのかは分からないが、これはどうやら目の前に映像を出力するだけのものではないようだ、まるで私自信が織斑一夏自身になったように、その時の織斑一夏の感情の動きや考えていることがわかる。

しかし……逆に理解者を得て、織斑一夏の意思が今まで以上に固まったのがわかるから、余計にわからなくなる。何故、この男は折れたのか。

そう怪訝に思っていると、青白いノイズが再び走った。

しかしその濃度が今までのものと比べ物にならない。今も目の前で織斑一夏の記憶が再現されている筈なのだが、ノイズに掻き消されてしまい殆ど確認できない。

それに……ノイズが途切れる度に断片的に流れてくる情報に一貫性がなく状況が一切わからない。

聞いていて胸が痛くなるような悲痛な叫び、咽返るような息苦しさ、そしてこの鉄が錆びたような、独特の匂いは……

 

 「これは……?」

 

 『……シロの妨害……だけじゃねぇな。ハニーの奴、大事な記憶の筈なのに自分から『別のモン』に上書きすることで消しちまってやがる、虫食いだらけで読めたもんじゃない……マム本人といい、マムのファミリーはどうしてこう自分の心を自分で歪めちまうのかね……』

 

 「何……?」

 

 最初からおどけた調子で感情の読めない『声』が、この時だけは明確に怒りの篭った声で呟いたのを聞き、私は何事かと尋ねたが、

 

『ワリー、オレってば、割と寛容な自信はあるけど、こーいうのだけは許せないんだわ……ま、嬢ちゃんに当たったってどうにもならんことではあるケドさ。ほら、これで終わりじゃねーぞ、続き続きっと』

 

 直ぐに今までのふざけた口ぶりに戻り、はぐらかされる。

それに納得がいかず追って問い詰めようとしたが、直後にノイズが消え、声が聞こえてきて、私は結局そちらに気をとられた。

どうやら、先程の少女と織斑一夏が口論している一幕らしい、二人とも感情的に声を上げている。

何を言い争っているのだと、話の内容を聞き取ろうとしたところで、織斑一夏の一言だけが、妙にはっきり私の耳に届いた。

 

 「関係あるかよ、そんなこと。いいか、俺は決めたんだ。絶対、お前を守るって!」

 

 「……!」

 

 照れこそ入っていたが、はっきりと、決意を秘めた声でそう告げる、織斑一夏。

少女は一瞬それを聞いて呆然としていたようだが、何処か影のある微笑を浮かべながら首を横に振り、織斑一夏に返事を返す。

しかし織斑一夏はその答えに納得がいかないといった様子で、尚も少女に食い下がる。

話の内容を引き続き聞こうとするが、やはり先程の織斑一夏の言葉以外は、まるで急に音声をミュートに切り替えたようにこちらの耳に入ってこない。先程までは手に取るようにわかった織斑一夏の感情も、今は心に靄がかかったような感覚に襲われ読むことが出来ない。

 

 「なんだ、なんの話をしている?」

 

 『さあね、そいつが俺にわかってたら嬢ちゃんにだって聞こえてるし、わかる筈さ……さて、ここももう音はでそうにないし、次にいくぜ』

 

 今度は黒いノイズが走り、また目の前の景色が早送りのように流れていく。

数秒にも満たない一瞬の間だったが、それでも断片的に流れてくる織斑一夏の感情は、その間にあった出来事がいかに幸せだったのかを伝えてきて、

 

 「む……」

 

 ここまできて今更、人の心を覗いていることに罪悪感を覚える。

それでも織斑一夏の、この少女を守りたいという真っ直ぐな想いがあまりにも綺麗で、私は目の前の、殆ど見えない織斑一夏の記憶から、目を離すことが出来なかった。

 

 「誰かを守る……か。この心の在り方が、貴女の言った強さの理由なのですか……」

 

 『固いねぇ。いや、単純に知らねーだけか。守るだのなんだのは建前よ、結局根底にあるのは愛、ラブってことさ』

 

 「っ!!」

 

 『おー赤くなった、可愛いねぇ。愛が人を強くすんのは生物学的にも実証されてるじゃん、嬢ちゃんも戦女神に近づきたいなら馬鹿の一つ覚えで特訓ばっかしてないで恋の一つでもしてみりゃいいのさ』

 

 「はは破廉恥な! そんなことと、教官にの強さを一緒にするな!」

 

 『えー案外的外れな意見って訳でもないと思うんだけどなぁ……っと、そろそろか』

 

 赤いニヤニヤ笑いを強くしながら、明らかにこちらをからかってきている『声』に反論しようとしたところで、ノイズが止まり、周囲は漆黒の闇に包まれ静まり返る。

 

 『……こっから先は色んな意味で結構キツい絵面になる。まーそれなりに覚悟を決めた上で見てくれや』

 

 こちらとしては未だ釈然としないものがあったが、明らかに今までとトーンの違う『声』の様子に沈黙せざるを得なくなる。

……そうだ、今は織斑一夏のことだ。こんなくだらない話をしている時じゃない。

そう思い直し、私は何も言わずにただ目の前の赤い口に向けて一度、頷いた。

 

 途端に、周囲の闇が一気に晴れる。

そうして暗さに慣れたため眩しさを感じ、思わず閉じかけた目が最初に捉えたのは、

 

 「レイシィ!」

 

 先程の廃ビルの屋上。

そこで糸の切れた人形のように倒れ込む少女と、彼女の名前を叫びながら彼女に駆け寄る、織斑一夏の姿だった。

 

 




 漸く出せました、何人か構想しているオリキャラの一人の登場です。
 ……本作における一夏に強烈なトラウマを植え込んだ張本人で、そういうキャラにはお約束の大きな秘密を抱えている娘であったりします。その全部は今回だけでは語れませんが、過去回はまだ続きますんでもうしばらくお付き合いください……次だけで纏まるかなぁ……

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