IS/SLASH!   作:ダレトコ

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第十九話~お引越し~

 

 

「お引越しですよ、織斑さん」

 

寮に戻った俺と箒は、お互いにやる気満々で勉強を始めたものの、それは数分も持たなかった。

原因は、扉を優しくノックしてから入ってきた、この我らが一組の副担任である。

 

「引越し、ですか?」

 

「はい。今回シャルル君が編入して来ましたので、彼と同室になってもらいます。やはりお知り合い同士とはいえ、女の子と同室っていうのはちょっと問題がありますからね」

 

成程、とうとう全うな部屋割りになる日が来た訳だな。

いつどうやって、クラスメイト達に箒との同室の件を話そうか悩んでいた身としては、願ってもない話ではあるが。

 

「…………」

 

思わず箒の方をみる。

箒は明らかに困惑した表情をしている、恐らく俺も同じような顔をしているのだろう。

 

「え~と、それってすぐじゃないといけませんか?」

 

「荷物が多いんですか?お手伝いが私で足りないならまだ人を呼びますけれど……」

 

「いや、荷物はそんなでもないんですけど……ちょっと、今まで同居人として世話になったこいつとプライベートな話がありまして」

 

ああ成程、とニッコリと微笑む山田先生。

 

「わかりました。そうですよね、気が回らなくて申し訳ないです。じゃあ、また後でお邪魔しますね」

 

そして邪気のない笑顔を浮かべたまま、綺麗にコクンと一礼して部屋を出て行く。ああ、年上にこういう言い方って失礼なのかもしれないけど、可愛い人だなぁ。

と、一通り癒された後、折角珍しく勉強をやる気になっていたところに水を差されたことに納得のいかない俺は、悪態を吐きながら辞典のような参考書を放り投げた。

 

「しかし、また急な話だな。私との部屋割りが決まった時もそうだったが」

 

「そうだよな、事前に連絡ぐらい寄越せってんだ」

 

と、文句を言っても始まらない。今日中に引っ越すなら直ぐにでも準備を始めないとな。

 

「ってわけだ、悪いな箒。今日はお開きだ」

 

「……そうだな、今回の件もどうせ学園の決定だ、仕方ない。手伝おう」

 

箒もやはり少し無念さを感じさせる声でそう言うと、机の上の参考書を仕舞始める。

……俺としても惜しい、当初はどうなるかと思われた箒との同室だが、やはり昔馴染みというのは大きく特にお互い意識し過ぎることなく、ここ約2ヶ月の間は結構快適に過ごせた。

……確かにこいつが昔より格段に美人になったということでドギマギさせられることは多々あったが、結局根っこはあの箒だと思うと途端にそういう目で見ることが出来なくなる。感覚的にはやはり兄弟とか身内に近い意識があるんだろう。

尤もそう簡単に手を出せるような奴じゃないし、なんかの間違いで出してしまおうものならその後物理的、社会的両方の意味で抹殺されること請け合いなので助かったっちゃ助かった。

 

ゴトッ

 

と、不埒なことを考えていたところで大きな音が響き思わず肩がはねる。

見れば箒が俺のボストンバックを持ち上げようとして取り落としたようだ、どうやら予想外に俺の鞄が重かったことに驚いたらしい。

 

「……お前こんなものをいつも持ち歩いているのか、一体何が入っている?」

 

「あー重いのは多分殆ど『アレ』のせいだな。そいつは俺が自分で持っていくからお前は触んなくていいぞ、まぁ気になるんだったら見せてやるけど」

 

呟きながら鞄に手を突っ込み、金属の塊であるそれを二つ取り出す。途端に一気に軽くなる鞄。

 

一つは、例の鍛錬用の模造刀。もう片方も模造刀ということに表面上はなっているが、実は……

 

「……父上の備前長船『守親』! まだ持っていてくれたのか、一夏!」

 

マジモンだったりする。

 

「当たり前だろ、それ現代価値に換算していくらすると思ってんだよ……ったく、柳韻さんも変わり者だよな、免許皆伝の千冬姉ならまだしも、一門下生に過ぎない俺なんかに秘蔵の品をポンと渡しやがって」

 

父親が大事にしていた刀を見て途端に手に取り微笑む箒。

……刀を眺めながらニコニコする年頃の女の子ってのも中々にアブない図ではあるが、まぁもう父親に会う機会なんて一生の内にそうはないだろう箒にとってはあれは父親そのものも同然なんだろう、俺はその様子を黙って見守る。

 

「……欲しいんなら、お前にやる、いや、返すよ箒。本来ならお前が継ぐ筈のモンだ」

 

黙っているつもりだったが、ついそんな言葉が出てしまう。それくらい、今の箒は嬉しそうだった。

しかし箒は少し名残惜しそうにしながらも首を振り、そっと俺に刀を返した。

 

「いや……見た所大事に手入れをしてくれているようだし、お前が持っていてくれるなら文句はない。父上もこの『守親』も、お前を選んだのだ。それに……」

 

そして、自分のベッドの下から鞄を取り出し、その中からやはり一本の刀を取り出す箒。

 

「私にはこの虎徹『彦星』がある。それはこれと合わせてお前が私と同じ師の下で研鑽しあった証になるものだ、お前が持っていろ」

 

ああ、この前新聞の件で暴走したときに持ってた奴か、やっぱモノホンだったのね。

……これからは出来るだけ箒をマジギレさせるような事態にならないよういっそう努めるようにしよう、冗談抜きでぶった斬られる恐れがあるからな。

 

「そっか、じゃあそうさせてもらうぞ……お守りにしちゃあ、ちょいと重すぎるけどな」

 

「なんだ、使っていないのか……そのような紛い物を用いずとも、普段からそれで鍛錬すればいいだろう」

 

「馬鹿言うな、国宝クラスの業物でんな真似したらバチが当たるぞ。そもそも登録証も一緒に譲って貰ったとはいえ、本当なら持ち歩いてるだけでお巡りにパクられるような代物なんだからな」

 

「むぅ……武士の国に生まれて刀を持つことが許されないとは、なんとも理不尽な時代になったものだ……」

 

なにやら納得がいかない様子の箒。どうでもいいがその言い方は年寄り臭いぞ。

まぁ、『彦星』を手にしている箒にそう告げるには勇気が少し足りなかったが。

 

「ほら、手伝ってくれるんだろ? 今日中に引っ越すんだったら正直俺一人じゃ時間が足りない」

 

代わりに立ち上がって私物を片っ端から纏め始める。気心知れた箒との同室が名残惜しいのは確かだが、六年前と違いこれでさよならって訳でもない。

少し、一緒に居る時間が減るだけだ。それ以外はきっと、明日からもいつも通り。特別しんみりすることもないだろう。それに現状一年生の人気者である箒の部屋に遊び来たいという娘は一杯いるにも拘らず、こいつ自身が俺に遠慮して皆断ってしまっているのだ。ここで再会したばかりの箒であればそれもやむなしとは思ったろうが、こいつは変わりつつある。今の箒にとって、俺の存在は却って邪魔なのかもしれないと思い始めていたところだ。

箒もそんな俺の気持ちを察してくれたのか、苦笑しながら立ち上がり俺に習う。

 

「向こうに行ってあまりシャルルに迷惑を掛けるなよ。お前は割といい加減な奴だからな」

 

「わかってるって、お前や鈴はともかくあいつとは殆ど初対面みたいなもんだし、素が出ないよう努力はするさ……ところで箒、いい加減『彦星』降ろせよ、いつまで持ってる気だ」

 

マジモンのポン刀にビビりつつ、引越しの準備をする。

しかし今日でこの部屋も見納めか、ようやくここでの生活にも馴染み始めたところだったのにな。

新しい同居人は普通に良さそうな奴なのが救いだが、やはり不服ではある。

 

「おい一夏、下着はここに詰めておけばいいか?」

 

「人のクローゼットを勝手に開けるな!」

 

……いや、やっぱり男と同室になるってのはいいかもしれん。

っていうかさ、こういうのって普通逆だろ、逆。どうして俺が幼馴染の女の子に下着を見られて恥ずかしい思いをしなければならないんだ、誰が得をするという。まぁ実際逆の立場になったところで、その数秒後に世界初の男性IS搭乗者の無残な斬殺死体が寮の一室に転がることになるという理不尽が待ち受けているだけなんだけどな。

そもそも男物の下着を眉一つ動かさずポンポン綺麗に畳んでバッグに放り込んでいくこいつもこいつだ、こんなだからこいつは何時まで経っても女として見れないというか……

 

「何をしている、そっちを片付けろ。こっちはもう終わるぞ」

 

……そして気がつけば主導権を完全に握られている。

そのことがなんとなく悔しくなった俺は必死で片づけを再開し、再び山田先生が訪れたころにはすっかり準備を終わらせてしまい、山田先生はそのことに驚き目を丸くされていた。

……やっぱ、変にムキにならずに程々の方がいいこともあるよな。

 

 

――――――――・・・・

 

 

今、思えば。

 

『元気だしなよ、君。男の子の涙は格好悪いぞ?』

 

『…………』

 

俺は、

 

『見てろよ、俺だっていつか千冬姉に負けないくらい強くなって見返してやるからな!』

 

『見返す必要なんてないよ、だって君は強いじゃないか』

 

あいつのことが、

 

『……ごめん、迷惑、だよね』

 

『迷惑なんかじゃねーよ、約束しただろ』

 

好き……だったんだと思う。

でも、だからこそ思い出したくなかった。

見たくなかった、こんな幸せで……辛いだけの夢なんて。

 

『あ、あのさ、一夏』

 

『……なんだよ?』

 

やめろ。

 

『ボクは、さ』

 

『なんだよこれ……どういうことだよ!』

 

駄目だ、嫌だ……

 

『ボク、は―――』

 

『……っ!』

 

ドアが乱暴に開けられ、駆け出して、いや、逃げ出していく俺。

どうしようもできない。ここで逃げた結果どうなったか知ってるくせに、それでも俺はあいつと向き合わずに必死に走る。

そう、好きだった。好きだったから……

俺は、あいつを守れなかったんだ。

 

 

――――――――・・・・

 

 

「……! ……か!」

 

……誰かの声が聞こえる。

あれ俺どうしてたんだっけ、確か無事引越しの準備が終わって、その後箒と別れて……

 

「一夏!」

 

「う……うん?」

 

確かに名前を呼ばれ、寝ぼけた頭を総動員する。

そうだ、荷物を持って新しい部屋に着いたのはいいが同居人は部屋に居ず、待つことにしたのだが、

明らかに新品のベッドの誘惑に勝てず、ちょっとぐらいならいいかと横になってしまい、そのまま寝てしまったようだ。

 

「大丈夫? うなされてたから……」

 

と、心配そうに覗き込んでくるのはこれから同居人になるシャルル。

……しかし、近くで見ると本当に女顔だな。はっきり言って、女子の制服を着ても全く違和感のないレベルだと思う。

そんな風貌が、先程見ていた夢のせいで思わず『あいつ』と重なる。

 

「……っ!」

 

「一夏?具合が悪いなら保健室に……」

 

「いや……大丈夫だ、ありがとな、シャルル」

 

くそ、箒の時といい俺にとって所謂『枕が変わる』というのは一つの鬼門のようだ。

次から寝床が変わるときは注意することにしよう、つっても寝てる間のことなのでどうしようもないのだが。

 

「あーいきなりみっともないところを見られたな。今日からお前と同室になる織斑一夏だ、宜しくな」

 

雰囲気が暗くならないよう、ちょっとおちゃらけていかにも初対面のように挨拶する。

 

「うん、僕はシャルル・デュノア。これからお世話になるね」

 

そして乗っかってきてくれるシャルル。わかってたけどこいついい奴だホント。

 

「お勤めお疲れさん。他の一年の代表候補生連中との練習はどうだった?」

 

「正直びっくりした、二人とも強いね。初見だったら絶対に一方的にやられてたよ」

 

そういやこいつも前の授業でセシリアと鈴の戦いを見ていたんだったな。

今思えばあれは確かに相手が悪かったのも大きいが、それにしてもあの二人の現在の弱点がわかりやすく露呈した試合だった。

 

「それじゃ、勝ったのか?」

 

「いや、負けちゃったのは変わらないけどね。僕の機体も専用機なんだけど、セシリア達と違って現行の第二世代機をカスタムしただけのものに過ぎないんだ。最後はやっぱり基本性能の差が大きく出たよ」

 

言葉と裏腹にシャルルの表情にあまり残念そうな雰囲気はない。

基本的に実りさえあれば勝ち負けには拘らないんだろう。

今の今まで自分含めて負けず嫌いの多い環境にいたので、何気にあまり付き合ったことのないタイプの人間かもしれん。

 

「そういやそうだっけか。確か山田先生が乗ってた……」

 

「うん、ラファール・リヴァイブ・カスタムⅡ。今度は一夏も一緒に来なよ。自慢じゃないけど、僕の専用機は普通のラファールよりも面白いよ」

 

そう言って何処か悪戯っぽい笑みを浮かべるシャルル。

……何か新しい悪巧みを考え付いたときの鈴の表情に通じるものを感じる笑い方だ。可愛い顔して割と食わせ者なのかもしれん。

 

「ふーん、確かにそいつはぜひ見てみたいモンだな……でもシャルルって、俺より後にISに乗れることがわかったんだよな? それでいきなり専用機持ちの代表候補生って凄いよな」

 

「知ってるかもしれないけど、代表や代表候補生って一選手であると同時に国家や企業の広告塔としての役割が強いんだ。そういう意味では、実力がなくても『前例がない』ってタイプの人なら物珍しさで注目を集められるからそこそこ簡単になれちゃうらしいんだよね。そうじゃなくても、僕は『デュノア』の子だから……」

 

「あ、そっか。ISの会社の社長さんが親父だもんな。そんでIS動かせるとなれば専用機の一つや二つは貰えるか」

 

「さ、流石に二つは無理だよ、貴重なものだし……。でも僕からすれば、代表候補生でもないのに専用機持ってる一夏の方が凄いと思うけどな」

 

「ほら、アレだよ……お前が親の七光りなら、俺の場合は姉の七光りだからさ」

 

「あはは、そうだったね。……結局、凄いのって僕達自身じゃないんだよね」

 

「少なくとも俺はそうだろうな。でもお前は例えそれが与えられたも同然のものだっとしても、デュノアの子供って他に国家の『代表候補生』って肩書きが確かに在るんだから、少しはそれを誇ってみてもいいと思うぜ?」

 

「うん……ありがとう」

 

と、思い少し探りを入れようと思ったが、話が親のことになるとどうにも途端に元気がなくなるシャルルにこちらもその気をなくしてしまう。『デュノア』と呼ばれるのを嫌がったりするあたり、やはり家の話はこいつにとって地雷みたいだ。

……ううむ、いや、探りを入れるとかではなく、漸く現れた自分と同じ境遇の人間として、色々聞いてみたいことはあるのだが。これで相手が箒や鈴ならこんな遠慮はしないのだが、如何せん今日あったばかりの奴が相手だからな。

 

「ま、代表候補生だ何だ言ったって結局は学生なんだし、お互い楽にやろうぜ……そうだ、折角同室になったんだし、お互いに親交を深めると思ってゲームでもやらないか?」

 

「ゲーム? うわ、これって」

 

「あのTVとかで話題になってる対戦ゲームの携帯版。ちょっと中学ん時の知り合いに頼んでこっそり送ってきて貰ったのはいいんだが、前の同居人は不幸にもこういうのにあまり関心がなくてだな……」

 

「うん、聞いたことあるよ。ISバトルが題材になってる……今人気のゲームだよね、確か」

 

「いやー気になってたんだよな、実際のIS乗りはゲームのほうも強いのかってのはさ。かといって寮以外でこんなの持ち歩いてバレたら没収だけじゃ済みそうにないから、中々試せなくてな」

 

まぁ、追々仲良くなってから聞いていけばいいか。

箒と相部屋はあくまで緊急措置だったが、シャルルの場合はそうでもない。これから三人目の男性操縦者なんてものが突発的にまた転校してきたりしない限りは、長い付き合いになりそうだしな。

だから今は細かいことは考えず、自分が楽しむことを優先する。

 

「ううんと、うん。やるのは、別に構わないけど……一夏、勉強の方は……」

 

「あーあー聞こえなーい。ほら、早く使う機体選べよシャルル。早くしないと俺はジョインジョインテンペスタァしてしまうぞ」

 

「なにそれ? ってうわっ、ちょっと待ってよ!」

 

う~ん、男同士でゲームというのも久しぶりである。

ここに来てから、どうもこういういかにも男の子的な空気っていうのが慢性的に不足してたからな。自分で選んだ道である以上不満がある訳ではないが、そういったものが恋しくならないかと言えば嘘になる。

 

「やっぱラファールか。自分の国のISには愛着ある感じか?」

 

「そういう一夏だって打鉄じゃないか」

 

「まぁバランスいいしな。本当は白式があまりにあれな反動でメイルシュトロームでシューティングゲームするのが好きになっちまったんだが、お前初心者みたいだしいきなりそれは大人気ないかなぁ、と」

 

「……まぁ、お手柔らかに頼むよ」

 

そんな感じで、ゲームを始める俺ら。

最初こそやはり経験者の俺有利に対戦は進んだが、思いのほかシャルルは器用でみるみるうちにコマンドを覚えて上達していき、油断していた俺はとうとう3ラウンド目を初心者相手に落とした。っていうか、

 

「おかしくね? いや、おかしくね? お前の筐体にだけ明らかに換装ボタンついてるだろ!」

 

ラファールは状況により、いくつかある武装を切り替えながら戦うテクニカルな機体なのだが、この各種モードを切り替えるコマンドが意外と難しく、ここぞと場面で切り替えられないことも多いため玄人向けの機体と言われているのだが、シャルルはそんな事情もなんのその、的確に形態を切り替えて強力なコンボを繋げてくる。

 

「ふふっ、やっぱりこの武装の多様性がラファールの強みだよね!」

 

そして何より本人も結構ノリノリだ。気に入って貰えたのは何よりだが、なんかさっきまでとキャラ違うぞお前。前言撤回、やっぱこいつも負けず嫌いだ。

 

「ふっ、だがそうでなくては面白くない。今度は俺のメイルシュトロームの相手になってもらうぞ」

 

「大丈夫、もう大体覚えたからね、アウトレンジからの攻撃への対処だって、このラファールなら……!」

 

まぁそれは俺も同じなんだけどな。流石に三回目で初心者に負けていては経験者としての面目が立たない。

新しい機体を選んで挑む俺と、それを受けるシャルル……

そんな感じで結局、その日はずっとゲームの対戦で盛り上がり、時間を忘れた結果二人とも寝不足で次の日の授業を受けなければならなくなった。やっぱりゲームは程々に。

……中間考査? いや……大丈夫、明日があるさ。

 

 






引っ越し回。
……早く可愛い黒兎ちゃんが書きたいですね、現状ではどうしても敵役になってしまいますので。

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