IS/SLASH!   作:ダレトコ

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第十話~鈴に相談~

 

 

箒は、戦っていた。

 

結果自体は変わらない。

でも、努力をしていなかった訳でもない。

ただ、やはりどうしても俺以外の人間と話そうとするとニ、三個事くらいならなんとかなるものの、すぐに声が出なくなるか、無駄に刺々しくなって気まずい雰囲気になってしまう。

 

連れ立って、既にこの頃には勧誘を始めていた剣道部にも行ってみたが、やはり難しそうだった。

せめて俺が一緒に入部してやれれば良かったのだが、最初の頃勉強を見て貰った頃のツケが祟って、まだ俺がハイレベル過ぎるIS学園の勉強に未だに出遅れていることを箒には見抜かれており、入部届けを一緒に出そうという申し出を頑なに拒んだ。

 

「何度も言っているだろう!まずは自分の心配をしろ!お前がいつも深夜まで勉強しながら、早朝に鍛錬をやっていることは知っているぞ、これに加えて部活など体が持つ筈がない!」

 

そう言われてしまっては事実だけにぐぅの音も出ない。寮で同室っていうのはこういうことが不便だ、全部とはいかないまでもある程度こちらのプライベートを握られてしまう。

 

と、こんな感じでやはり難航するかに思われた箒の問題だが、思わぬところに救世主が現れた。

 

「う~ん、ラーメンはイマイチだったわね。これだったら厨房借りて自分で作ったほうがいいわ。明日はそろそろ無難な定食に手を出してみるべきかしら」

 

今、俺の隣で暢気に学食批評をしているこいつである。

鈴に対してだけは、こいつがやたら喧嘩腰で箒に突っかかっていくのもあり、箒もやむなしといった感じで応戦している。

そこには、口論とはいえ立派な会話が成立していた。しかも鈴の場合、持ち前の明るさと馴れ馴れしさで自然と周りに人を集めるので、箒を違和感なくその中に取り込んでくれるのだ。こういった才能は残念ながら俺にはなかった。

 

そういう訳で、箒の件について協力して貰えないかと、学食に誘い話を持ちかけてみたのだが、

 

「イヤ」

 

ばっさりとやられた訳である。

 

「な、なんで?」

 

「見てればわかるでしょ。あたし、あいつ嫌いなのよ。あいつが土下座してあたしに泣きついて頼んでくるならまぁ、考えなくはないけど、あんたからの頼みじゃ悪いけどその気になんない」

 

「嫌いって、なんだよ。お前ら初対面の筈だろ」

 

「会ったのは、ね。でも、存在は知ってたわよ、随分前から」

 

そう言って俺にジト目を向けてくる鈴。うっ、そういえば。

 

『うわっ、なんだよこの不細工な猫の絵は(ちなみに本人は犬のつもりだったらしい)。箒はもっと器用だったぞ!』

 

『いてて、お前もっと女らしく出来ないのか、あの箒だってもう少しはおしとやかだったってのに』

 

『少しは箒を見習えよ、鈴。あいつはこんなアホな悪戯したことないぞ』

 

・・・おおおぅ、そういやぁ幼少期の思い出補正もあり、出会ったばかりの頃は箒を引き合いに出してよくこいつを貶めてたっけ、別に悪気があった訳じゃないんだが、って、あれ?今の状況ってもしかして俺のせい・・・

 

「それに会ってみたらホント聞いてた通りの堅物女だったしね。もううざいうざい、あんたの姉貴が二人になったみたい」

 

「・・・ああ、性格はともかく口調が似てんのはしょうがない、箒は千冬姉のこと崇拝してるからな。会ったばかりの頃はそうでもなかったんだが・・・っとそうだ、あと聞きたかったんだけどさ、お前、どうして千冬姉のことそこまで嫌ってるんだ?昔は、そうでもなかったろう」

 

昔はむしろ、他の悪友達と同様こいつにとって千冬姉は畏怖の対象だったように思う。

なにせ、自分の腰ぐらいの大きさしかしかない子供でも、間違ったことをすれば平気で首が体にめり込むレベルの拳骨を落とす人だったからな。

こいつを初めとし、箒と別れて以降出来た友達は軒並みワルガキばかりだったので、大抵一人一回は必ずこれの餌食になった。

特に鈴は一度それを喰らって以来ビビッてしまい碌に千冬姉に近づけなくなっていた記憶はあるが、それでも俺の姉貴と受け止めてそのことを恨んでるようには見なかった。

 

「・・・ちょっとね、あの女と前に約束をしたの。絶対に守るって約束したのに、あいつは守ってくれなかった。そのことが、あたしには絶対に許せない。それだけよ」

 

そう言い切ると、セルフのお冷をぐいと飲み干す鈴。

約束?千冬姉は確かに少し不器用なところはあるが、根っこは誠実な人格をしている。少なくとも、面識がある程度の付き合いとはいえ、俺の友達との約束を簡単に反故に出来るような人じゃない。

 

「なにか事情があったんじゃないか?今からでも聞いてみればいいだろう」

 

「事情なんてどうでもいいの。あたしはね、別にあいつに特別なことを頼んだわけじゃない。あいつには出来て当然のことを、あいつはしなかったの。そんな奴を・・・」

 

俺は気がつかなかったが、どうやら相当厳しい顔をしていたらしい。

鈴は、俺の表情を見て、出かけた言葉を引っ込めた。

・・・あ~これじゃシスコン呼ばわりされても文句言えないよな、まだこいつの事情もよくわからないってのに。

 

「・・・とにかく、その話は今度ってことで。まぁ、どの道明後日にはクラス代表戦で戦うんだし、その時にあたしの気が変わったら考えて直してみるわ。まぁ、あんま期待はしちゃいないけどね」

 

空気を読んですぐに話を切り替えてくれる鈴。

こいつのこういうところは本当に助かる、身内の話で揉めるのってなんか嫌だしな。

 

「ああ、そう思って手を抜いてろ。俺は一組だからな、お前が負ける分には何も困ることはない」

 

「あーちょっとその気になったかも。ねぇ一夏、今からちょっとアリーナ行きましょ。ホーキの前にあんたを叩きのめしてあげる」

 

「ざけんな。飯の後くらいゆっくりさせろよ」

 

「ノリが悪いわねー。まぁいいけどね」

 

特に未練もなさそうな顔でまったりとする鈴。箒はこういうことを言い出すと常に本気なので始末が悪いが、

こいつの場合は大概が冗談なので受け流すのも容易だ。あ、こら、テーブルに足を上げるな行儀が悪い。箒を・・・おっとそれ以上いけない。

 

「そんなことよりさ、一夏。今度のオフっていつ?また弾や蘭とか誘って何処か行かない?あたし、日本久しぶりだしさ、色々見たいものあるのよねー」

 

「あ~行きたいのは山々なんだけどな。俺今んとこ学園から出るの制限されててさ、私用じゃまだ出れない。もうちょいしたら多分外出許可が出るとは思うんだが」

 

「ふーん、色々面倒臭いのね。まぁ仕方ないか、状況が状況だし。それじゃあ当分はあたしも我慢かな」

 

「そういうお前はどうなんだよ。代表候補生ってそんな遊べるもんなのか」

 

「そうでもないんだけどね。でもさ、遊ぶ時間くらいないと息詰まっちゃうし」

 

う~む、こいつはやはり相変わらず好きにというか、上手く生きてるよな。

最近は日曜の休日まで補講やら人付き合いやらで、自由になる時間が中々取れない俺としては少し羨ましい在り方だ。

そう考えると、俺もセシリアのこと言えた義理じゃないんだよな。いや、俺はあいつほどではないにしろ、我ながらもう少し肩の力抜いてもいいだろうとは思うんだけど。

 

「あんたもさ、適当なところで息抜いときなさいよ。ぶっちゃけ、根つめるのなんて、ホントに必要なときだけでいいのよ。そうじゃなきゃやってらんないわよこれから」

 

そんなことを考えているのを見透かされたのか、そんなことを言ってくる鈴。

 

「・・・それって、一応一年先輩からのアドバイスって事?」

 

「そんなトコ。正直、この一年は地獄だったわ。このあたしでもへばる程度には」

 

うへぇ、そいつはマジモンだな。根性お化けのこいつがへばるなんて言葉を使うなんて。

まぁそれも道理か。いくら才能があったって、たった一年で国の代表候補なんてもんに選ばれるには並大抵の努力じゃ済まないだろう。

・・・と、そうとなれば余計に気になることが一つ。

 

「なぁ鈴。お前、どうして代表候補生なんかになったんだ?」

 

こいつは確かに頑張るときはとことんやる奴だが、平常時は楽しいこと優先でおちゃらけている楽天家だ。

それが一年間も地獄の勉強や訓練に耐えてここまで結果を残すなんて、並大抵の理由ではないと思うのだが・・・。

 

「・・・強くなりたかった、それだけよ」

 

鈴の返答は実にシンプル。結局『理由』は言っていない。しかし鈴の態度からは明らかにこの件についてこれ以上話す意思がないことがはっきり感じられた。だから、俺もこれ以上踏み込めない。

 

「・・・そうか」

 

「ごめん、はっきりしなくて。でもこれ、あたしなりの『けじめ』なんだ。多分あたしは・・・まだ、あんたにはっきり『理由』を言えるほど、強くなってないから」

 

「いや、いいよ。確かに易々と口に出来る強くなりたい理由なんてのも少し軽い気もするしな。ただお前が一年もそんな環境にいてよく耐えたなと思ってさ。後悔はしてないか?代表候補生なんてなってなければもっと遊べたのになーとか」

 

「別に全く遊べなかった訳じゃないしね、メールしたでしょ色々。ま、後悔してるとしたら父さんにちょっと迷惑かけたことくらいね、『帰る』って言ったのに、あたしってば中国に着くなりそのまま向こうの施設に入っちゃったからさ」

 

そう言って気まずそうにえへへ、と笑う鈴。

えへへじゃねえよ、そりゃあガッカリしただろうな親父さん。あの人のことだから鈴を迎えようとさぞかし豪勢な準備をしていたに違いない。

 

「ったく、あんな良い親父さんそうそういないんだからもっと大事にしろよな親不孝者。ハオさんは元気か?最後にあったのもう大分前だしなぁ」

 

「元気元気、今もあたしが代表候補生になったって知った途端に自分の店で客寄せの出汁に使って商売続けてるしね」

 

「相変わらず抜け目がないっていうか、しっかりしてるよなぁ。響子さんも似たようなもんだけど」

 

「母さんはどう?あのお店、一人でちゃんと回せてるの?」

 

「お前は知らんだろうけど、お前が向こう行ってから優秀なバイト雇ったから大丈夫だと思うぞ。俺もここ入ってから行けてないから最近はどうだかわからんが」

 

「えーそうなんだ。どんな人?」

 

「お前も良く知ってる奴さ、ここでは敢えて言わないけど」

 

「何よそれー!」

 

「バーカ、お前は出れるんだから、今度安心させに自分で見に行けよ。そん時響子さんから直接聞きな」

 

その後も暫く鈴の両親や、彼らの経営している店のことで盛り上がる。

こいつの親はどっちも中華の料理人で、こいつのお袋である響子さんは夫のハオさんの味を日本でも広めようと、夫婦で国境を越え別々の料理屋を営んでいる。だから別に別居中というわけでもなく、ハオさんは一年に一度だけ休暇を取って日本にやってくる。

俺が二人が一緒にいるのを見たのは一度きりだが、子供の目で見ても二人ともとても幸せそうに見えた。

いつも一緒にいなくても、お互いを信じ合い同じ夢を追う二人。そんな二人が、俺には今でも考えられる限りの理想の夫婦というものに最も近い存在だと思えるし、両親を持たない身としては、そんな両親を持つ鈴を羨んだ時期もあった。

・・・そんな俺の心境を察してくれたのか、鈴の両親は俺を身内のように扱ってくれたのも、とても嬉しかった。

 

「で、お前少しは響子さんの域には近づいたわけ?いくら味が良くても仮にも料理人の娘がアレはいかんだろ」

 

「う・・・そ、そんなことよりISよIS!もう、余計な話はやめ!結局、どうなのよ一夏!世界初のレアケースなんて名目で無茶な訓練やらされたり、詰め込みで睡眠もとらせてもらえずに勉強させられたりしてないわよね!」

 

しかし盛り上がったのも束の間、この野郎自分に都合の悪い話になったからってあからさまに話題変えやがった。でもってことはあの料理の腕は相変わらずなんだな。

 

「別に俺だから特別ってのは今んとこないな。特にお前が受けてるカリキュラムとそう大差はないんじゃないか?むしろ、話を聞く限りじゃお前が今までいた環境よりかは全然温いと思うぞ」

 

「え?あたしと同じ?そ、そっか、まぁあたしの場合は必要だったから頑張ったってのもあるんだけど、それにしたって確かにこっちの方が楽かもね。

・・・ちょっと焦ってこっちまで飛んできたのが馬鹿みたい」

 

ん?焦ってここまで来た?なんでだ?

いや、待て。話の流れ的にこれって。

 

「お前、まさか俺が心配でこっちに来たのか?」

 

「な、はぁ?」

 

鈴は明らかにコイツ何言ってんだという顔をしたが、その直前に少し戸惑ったようにも見えた。

ううむ、この反応は判断が難しいな。

 

「んな訳ないでしょ馬鹿!ただあたしは、あんたがいるなら中国で勉強続けるより面白そうかなって、そう思っただけよ!」

 

あ~やっぱりね。実にこいつらしい判断理由に納得する俺。

要するに、遠慮なく引っ掻き回せる人間にいい加減飢えていたのだろう。なにせこいつはある意味、人に迷惑を掛ける事を生甲斐にしてるような奴だ。いくらフレンドリーが売りのこいつとは言え、一年で国家代表候補になれるようなスパルタ教育体制の中では流石にそこまで突っ込んだ人脈を築くことが出来なかったのではないかというのも、頷けない話ではない。

 

「あ~そうかい。やっぱそういう奴だよな、お前って。いや、俺お前のそういうトコ嫌いじゃないぜ。俺が心配でここまで来ましたなんて殊勝なことお前に言われても、正直反応に困るしな」

 

「え?あ、いやその。そ、そうよ当たり前でしょ!あたしがあんたの為なんかにそんなことするわけないじゃない!」

 

ん~そこまで必死に否定されるとこちらとしても少し寂しいというか何というか。

男心は複雑である。

 

「わーかってるって、ムキになんなよ。でもさ、俺もそう思うぜ」

 

「・・・何がよ」

 

・・・何故そう不機嫌そうに頬を膨らませる。今回俺はまだボケていないぞ。

まぁこいつがたまに訳がわからんとこがあるのは昔からだし気にしない。

 

「いや、お前いれば楽しそうだなって話。ほら、箒も幼馴染つったって久し振りだし、千冬姉だってここじゃ教師モードだろ。腹を割って話せる奴ってなんだかんだでいなくてさ、だからお前が来てくれたのは素直に嬉しい」

 

「そ、そっか。ま、まぁ、そういうことなら相談に乗ってあげなくもないわよ」

 

フッ、その言葉を待っていた!

 

「ほ」

 

「あたし一度断られた話を未練がましく何度もする奴って大嫌いなのよね」

 

チッ、「ほ」しか発していないのに気付くとはやはり天才か。

いやどっちかと言えばというか間違いなくアホの部類であるこいつなのだが、まぁ、流石にこちらが露骨過ぎたな。

 

「てゆーかホーキホーキってさ。そんなあいつが気になるの?だったら自分でなんとかしてやりゃいいじゃない」

 

「それが出来んからお前に頼んで・・・いや、いい。一応保留という形であっても考えてくれているのであれば文句はない」

 

あらら、一瞬持ち直したと思いきやまた不機嫌になってしまわれたよこいつ。

まぁはっきり嫌いって言ってる奴の話を何度もすればそうもなるか。う~ん、それでは困るんだが、今は仕方がない。

と、なると後は千冬姉との関係なんだが、こっちもこれ以上今の段階でこいつから引き出せることはなさそうだ。

それにこの辺は千冬姉からも話を聞いてみる必要がある。

 

「あれ?そうなると・・・うん、大丈夫だ、今のところ特に大きな問題はないな」

 

「・・・呆れた。結局他人のことばっかなのね。もっと、自分の事でなんかないの?」

 

「他人じゃない、俺にとっては身内だ。自分自身のことを差し引いても、軽視はできない」

 

「・・・ま、今更か。そういう奴だもんね、あんたって」

 

半分呆れたように、残り半分は・・・何故か少し寂しそうにそんなことを言って、溜息を吐く鈴。

しかしそれも束の間、急に邪悪な笑顔を浮かべたかと思うと、テーブルの下でこっちの足を思い切り蹴り飛ばして立ち上がった。

 

「っっっ!て~・・・お前、いきなり何しやがる!」

 

「ふっふ~ん、シスコンに磨きがかかったせいで鈍ったわね一夏。テーブルで向かい合って座るときの基本ルールも忘れるなんてね!」

 

「そんなお前が作ったルールなんて一々憶えてるわけねーだろーが!あと誰がシスコンだコラ。くそ、同じ痛みを教えてやるから戻ってきやがれ」

 

「イヤよ。これでも新任の二組のクラス代表で色々忙しいんだから、シスコンと遊んでる時間はないの。そういう訳でバイバーイ!」

 

そんな捨て台詞を残して走って食堂から逃走を謀る鈴。

全く小学生かっての、なんであいつは去り際にこういうことをやらずにいられないんだ。

 

「逃がすかっ!シスコンは取り消せっ!」

 

最もムキになって追いかける俺も俺だが。

はぁ、それにしてもこいつも変わってないな。これからこの調子じゃ、嫌でも自分の心配をしなきゃいけなくなるかもしれん。

だがまあいい、話すことは話した。後は、明後日のクラス代表戦でどう転ぶかだろう。

 

「なるようにしかならない、か」

 

心に負った傷のせいで誰とも上手くいかない幼馴染と、誰とでも上手くいくけど奔放過ぎて手に負えない悪友。

なんの根拠もない直感だが、相性は決して悪くはない、と思う。ただ鈴が、俺には何か預かり知らない理由で突っ張ってるだけなのだ。

・・・え?俺のせい?ははっごめんなんのことだか。

と、とにかく、仲良くなって欲しい。そうなることを願いながら、俺は鈴を追って食堂を後にした。

 

 






え~と、取り敢えず今回の独自設定。
「鈴は日中のハーフ」
「両親は離婚してない」
鈴のキャラ付け、というより、セシリアみたいに「両親みたいにならない!」じゃなくて、「両親みたいになりたい!」みたいな前向きな恋をする娘の方がキャラ的に輝くのではないかという極めて個人的な見解による設定変更になります。

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