東方言葉録   作:ワロリッシュたん

5 / 30
登場人物が主人公以外全員金髪な件
正直、独自解釈がかなりあるかもです。


第五話、弾幕はパワーだぜ!!!前編

先に言っておこう、心が折れそうだ

 

今日、魔理沙とアリスから教えてもらったこの幻想郷での常識があまりにも僕の住んでいた世界での常識とかけ離れていたからだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アリスに僕がここに残る理由を話したこの日、まだルーミアにつけられた傷が完治していない僕はアリスと魔理沙にこの世界ーーー幻想郷についてとここでの戦いのルール、そう『弾幕ごっこ』について教えてもらうことになった

(ちなみに、魔理沙は僕がここに残る理由を一字一句漏らさず聞いていたらしく、感動した!!と言ってくれて、物凄く協力的だった)

 

僕が聞いたことをまとめると次のようになる

 

『弾幕ごっこ』

・人間、妖怪両方が知る決闘方法

・揉め事の最も有効的な解決方法

・弾幕ーーー能力で生成した弾をばらまいて闘う、威力もそうだが、見た目にも重点を置くらしい

・弾幕はパワーだぜ!!!

 

『スペルカード』

・自分の必殺技を記したカード

・発動するときはその名前を宣言する

・弾幕ごっこの前にスペルカードの使用枚数を宣言する、宣言した枚数のスペルカードを全て使いきっても負けとなる

 

『幻想郷』

・二つの結界により外の世界と隔離されている理想郷

・外の世界では忘れられた妖怪や妖精などなどが存在している

・時々異変が起こる

・油断すると死ぬ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

弾幕ごっこについての説明が終わった次の日、魔理沙に弾幕を見せてもらうことになった。

「で、これが弾幕なんだぜ」

と魔理沙は言って、手のひらに光球を生み出して空に向かって放つ

 

「わぁ」

正直、感動した

 

「感動したか、そうかそうか!

でも、これができなきゃここでは生きていけないんだぜ?」

「そうだった」

 

がっくりと肩を落とす、感動してるだけではいけないのだ。

これから、僕も弾幕ごっこをするようにならなければならないのだから。

 

「で、弾幕ってどうやって作ればいいの?」

まず、方法を聞いてからだ!諦めるのは!

と思い、魔理沙に尋ねてみたーーーーすると、返ってきたのは驚きの答えだった

 

「こう、うぉーってなってぎゅっとして、どかーん!!!だぜ!!」

 

わぁい、イミワカンナイ

うん、薄々気づいてた魔理沙ってさ

体育会系だよね

魔法使いなのに

 

ガシャーン

あ、アリス、魔理沙の返答にずっこけてやがる

 

「ちょ、ちょっと魔理沙ぁ、それじゃ誰にも伝わらないでしょ」

アリスが助け舟を出してくれる

「なんだとアリス、私の説明に文句があるのか?」

「大有りよ、なにそれぎゅっとしてどかーんって

フランドールじゃない」

フランドールって誰?

 

「仕方ないだろ!だって方法を意識しながら弾幕ごっこなんてできないんだぜ!」

はい、今までの流れを無にする魔理沙先生の発言いただきましたーーーーー泣きそう(´;ω;`)

 

僕に残された手は

「うぅ、助けてアリスぅ〜〜〜」

アリスに泣きつくことしかなかった

 

「そ、そうねえー参考になるかどうかわからないけれど私のやり方を説明するわ」

 

・・・・・なんだかんだいってアリスって面倒見いいよね

 

「私の場合は魔力なんだけど、それを手のひらに集中させてそれを球形に留めて飛ばす。

貴方はそれを魔力じゃなくて霊力にすればできるんじゃないのかしら?」

 

霊力って言うのはアリス曰く、人間の生命力のエネルギーだと言う

また、魔法使いの生命力を魔力、妖怪の生命力を妖力というらしい

 

つまり、弾幕は自分の生命力を球形に変えて作り出すのだ

 

方法はわかったーーーーーけど

 

「できない」

「んー、仕方ねーな

ほら、ちょっと手ぇだせ」

 

魔理沙に言われた通りに手をだす

そして、魔理沙は僕の手に向かって自分の手を

 

バッシーン!!

 

叩きつけた

「いってぇぇぇぇぇー!

なにするんだよ!魔理沙ぁ!」

「ほら、自分の手を見てみろよ」

 

半泣きになりながら、自分の手を見る。

すると、なにか黄色いもやのようなものが見えるようになっていた。

 

「?なにこのもやみたいなの?」

「それは、私の霊力だぜ

私の霊力を少し、お前に分けてやったのさ」

 

なにか掴めたような気がする。

 

集中する、自分の生命力を感じる

 

そして、自分に向けて言葉を放つ

 

『集まれ』

 

手のひらにエネルギーが集まっていくのがわかる、あとはこれを球形に留める!!!

 

「で、できた!!」

「あら、すごいじゃない

・・・・・正直、私はもっと時間かかると思ったわ」

「ふん、私はこれくらい楽勝でできると思ってたぜ」

「ははは、二人ともありがと」

素直にお礼を言っておく

 

「私はなにもしてないわよ

貴方の努力の結果よ」

「私の教え方は完璧だったからだぜ!」

 

魔理沙・・・ドヤ顔やめろ

 

「ところで、真言の霊力は緑色なんだな

私のは、黄色だし

霊夢のは、水色だった」

「色によって違いがあるのかしら?」

「さあ?わからないのぜ」

 

 

「さて、真言も弾幕を作れるようになったし、

私と弾幕ごっこだぜ!!」

「わかった!」

 

よし、僕の初めての弾幕ごっこスタートだ!!

 

「・・・・真言、なにか大事なこと忘れてないかしら?」

 

うん、アリスさん

気づいてたならもっと早く教えておいてくださいよ

 

あやや、続きますよ?

 

 

 

 




注意、魔理沙は霊力と魔力を混ぜて弾幕を作っています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。