東方言葉録   作:ワロリッシュたん

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今回の主人公はようやく、真言くんかと思った?残念!霊夢ちゃんでした!!

では、第二十話、よろしくお願いします。


第二十話、ルールとマナーを守って楽しく弾幕ごっこしよう!!

こんにちは、皆さん久しぶり

楽園の素敵な巫女、博麗霊夢よ

 

最近、魔理沙ばっかり目立つもんだからここぞって時にテコ入れしておかないとね

あ、素敵な素敵なお賽銭箱はあっちよ

待ってるからね

 

で、私は今文と一緒に守矢神社を目指しているわ

文は、「異変のスクープはやっぱり霊夢さんと御一緒するのが一番ですからね!」って言って着いてくる

・・・・嫌と言っても着いてくるから、

正直ウザいけど我慢することにする、戦力にはなるはずだしね

 

「で、霊夢さん?どうして守矢神社に行くんですか?」

「勘よ」

「で、ではその勘の根拠は?」

「勘よ」

「貴方はどうやって異変を解決するつもりですか?」

「勘よ」

「劉邦が項羽を倒して建国したのは?」

「漢よ」

「良い質問ですね!

って、何を下らない話をしてるんですか!?

霊夢さん、文さん!」

「あら、早苗じゃない」

文と下らない話をしている間にどうやら守矢神社に着いていたみたいだ

 

で、さっき私と文にツッコミを入れたのは緑の長髪に白と青の巫女服を着た守矢神社の風祝ーーー東風谷早苗だ

 

 

「で、こんなところまで何の用事でしょうか?」

「あやや、それは霊夢さんが異変の手掛かりが守矢神社にあるって」

「?諏訪子様に何か御用なんですか?」

「まあ、そんな感じよ」

私は適当に答える

「ところで、早苗、あんた誰かの術を受けた?」

「はい?術?そんな記憶無いですけど・・・・

ちょ、ちょっと霊夢さん!?何事ですか!?

ちょっ、近、近いですよぉ・・・・///」

本人は気づいてないみたいだけど、明らかに誰かに術を掛けられた形跡がある

・・・・私でなければ気づけなかっただろう、それほど証拠が少ない見事な術だ

これほどの術を使えるのは、私の知る限りでは一人だけ

あの胡散臭いスキマ妖怪だけだ

 

「どうやら、ここに来たのは間違いじゃなかったようね」

「?霊夢さん?」

私は札を取り出し早苗の頭に置き

「解!」

すると、早苗に掛かっていた術は解除された

 

そして使った札を懐にしまう、私のレベルになれば一度使った札も針も再利用できる

・・・・べ、別に新調するお金の余裕が無いわけじゃないんだからね、もったいないだけよ!

 

「では、霊夢さん守矢神社に参りましょうか」

文がスクープの匂いがすると言って、私を急かす

「よくわからないですけど、

一応、お茶くらいは出しますよ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私ーーー東風谷早苗は、霊夢さんと文さんに出すお茶を用意していたが・・・・

 

何か違和感を感じていた

 

何か・・・・何か・・・・

 

あ、とりあえず神奈子様と諏訪子様を呼びましょう

 

一人でいくら考えても思いつかないものは思いつかないですし

 

「神奈子様ー?神奈子様ー?

神奈子さ、まぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ああああああああああああああああ!?」

 

早苗の大声が聞こえてくる

「あーうーどうやら早苗も気づいたようだね」

ケロちゃん帽子を被った幼女神ーーー洩矢諏訪子がいた

 

「あら、貴方は気づいていたの?」

「私は神だよ?

あの程度の術に掛かるほど、落ちぶれてはいないさ

ところで、早苗に掛かっていた術を解いてくれたのは貴女かな?」

「そうよ」

「一応、お礼を言っておくよ

だけど、めんどくさいことになるよ」

「え?」

 

すると、バーンと守矢神社の襖が開き明らかに勘違いしている顔をした風祝が私を睨んでくる

 

「霊夢さん!貴女ですね!?

神奈子様を何処かに連れ去ったのは!?」

「は?」

「うちの神社の信仰が羨ましいから

神奈子様を連れ去るなんて!!!

もう許しません!

勝負です!」

 

「あやややや、博麗の巫女と守矢の巫女の因縁の対決ですか!これはスクープですね!」

と言って、写真を撮りまくるバ烏天狗

 

「あははははは」

早苗の巫山戯た勘違いに腹を抱えて笑う幼女神

 

はあ、これは避けられない戦いのようだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

弾幕ごっこをするため私と早苗は外に出る

 

「ふふふふふ、今日の私はいつもの私とは思わないことです!」

早苗が吠える

正直、あんたよりこっちの体調の方がいつもと全然違うわよ

・・・・傷が開きそうだから体術は使えないわね、あと長時間弾幕を避け続けるのも厳しそうね

なら、遠距離戦で直ぐにケリをつけるしかない!

 

「いくわよ、早苗!」

「かかってきなさい!霊夢さん!」

 

私は早速スペルカードを発動させる

『霊符【夢想封印】!』

 

「やっぱりそれで来ましたか!読めてますよ!

『秘術【クレイソーマタージ】』!!」

早苗もスペルカードを発動させる

 

けれど、この勝負

・・・・早苗、貴女の負けよ

 

 

貴女は戦う前にスペルカードの枚数を確認していない!!

私のターン!ドロー!『霊符【夢想妙珠】』

ドロー!『夢符【二重結界】』

ドロー!『霊符【夢想封印 散】』

ドロー!『夢符【退魔符乱舞】』

ドロー!『霊符【夢想封印 集】』

 

「え、ええぇえええええええええええええええええええええええええええ!?」

 

と断末魔をあげて早苗は弾幕の嵐に飲み込まれていった

ずっと私のターン!!!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「神奈子は『地底』いるよ」

弾幕ごっこが終わった後、諏訪子は私に話しかけてきた

「どういうこと?」

「君が聞きたかったのは失踪した神奈子の居場所でしょ?

失踪したやつの近くには必ず八雲紫、もしくは異変の元凶が必ずいるって予測してここ、守矢神社に来たんでしょ?」

「勘よ」

私がそう答えると諏訪子はカラカラ笑って

「そうかい」

と言った

 

・・・・早速私は地底に行こうとしたのだけれど先程の弾幕ごっこの影響で身体が動かなくなったので、しばらく守矢神社にて足踏みすることになってしまった

 

続きます!続きは、私の奇跡の力で面白してみせます!

 


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