げぼ吐きそう(確信)
短いです。あとナデボしません。発狂しません。
チクタクチクタク。
時計の音。
チクタクチクタク。
どこから聞こえてくるのだろう。
チクタクチクタク。
耳を塞いでも聞こえてくる。
チクタクチクタク。
チクタクチクタク。
リリカルナデボ その5
私の頭の中の平行世界の私の皆さん、かーなりお久しぶりです。今日の私は真面目ちゃんモードです。管理局の制服に身を包む私はどこからどう見てもできる管理局員!いかす!
なーぜならチャット仲間3人組からお仕事を頼まれたからです。地上本部公開意見陳述会とかいうのに参加しろとのこと。
いやーお偉いさんがたくさん来るらしいから下手なことして怒られたくないしねー。キリッとした表情を心がけよう。キリッ!
なので現在私は既に地上本部にいます。いやーデバイス取られちゃったし暇でござるなー。ちなみに私のデバイスは一般局員に配られているのと一緒の物です。なんと暇がつぶせるゲームアプリがたくさん入っています。
ゲームができないのは辛いでござる。仕方ないので宇宙と交信でもするべー。むむむ電波が届くー。今日の運勢占いの結果は最高という電波を受信。素敵―。
席から周りを見渡してみるといつかの事件で助けた誘拐少女が、こちらを遠くから見つめていたので笑顔で手を振っておく。・・・顔を背けられた。最近の女の子は恥ずかしがり屋さんが多いね。可愛いから許す!
偉い人の話は長くて退屈ですな。これは一人しりとりで時間を潰すしかない。いくぞー殺人・・・終わった。なかなか白熱したしりとりだった。
ズズン
そんな音が会場に響く。おぉっと?なんだいなんだい?お祭りかい?
周りがざわめく。・・・ざわ・・・ざわ・・・。
外でお祭りがやっているなら今すぐ行かなきゃ(使命感)。転移しちゃうぞー。・・・できない・・・だと!?オサレ!!
「ふむ・・・ジャミングかね?用意周到なことだ。」
そう言って私は立ち上がり歩いて外に出ることにする。
「・・・ナイ一等陸尉どちらに行かれるので?」
いきなり金髪のシスターさんに話しかけられる。私の信者かな?
「どちら様で?私は今からお祭りに出かけなければならないのですよ、お嬢さん。用件は手短にお願いしますね。」
「・・・申し遅れました。私は聖王教会のカリムと申します。貴方は今回の事、何か知っているのですか?・・・陸の怪物さん?」
カリムちゃんというらしい女の子が、愛想笑いをしながら尋ねてくる。いや・・・お祭りがあるんでねぇの?ぼくちん金魚救いしたい。金魚すべてを救うのです。いえー。
「私の占いでは今日は私にとって最高の出来事が起こるようですが・・・貴方はどうですかカリムさん。本日の占いは当たりましたか?」
「・・・貴方は・・・。」
カリムさんは一瞬表情が凍るが、すぐに元の愛想笑いに戻る。
「質問に答えていただきありがとうございます。・・・行かれるので?」
「ええ、我が愛しきソウルフレンドがピンチのようでね。急がなければなりません。では失礼しますよ、カリム殿。後、夜天の姫君、八神はやて嬢によろしく言っておいていただきたい。」
そういって私はゆっくり歩いていく。トコトコ歩くのん。
「おやぁ?ボロボロじゃぁないか我がソウルフレンド。血が出ているよ。」
私がのんびり歩いていると、我がソウルフレンドギンガちゃんが女の子3人にボッコボコにされた姿を見かける。なんてひどいことをー。かわいそうでかわいそうで涙が出てくるよ。
ぷくくくくwwww
「・・・何者だ?まぁいい邪魔者は排除するのみ。」
3人の中で一番小さい女の子がこちらを睨み、構えをとってくる。この子もサイボーグ的な可愛さがあるなぁ。中身がメカメカしい。人間中身が大事だよね。
「・・・え?」
女の子3人と見つめ合っていると更に青い髪の女の子が現れる。その視線が我がソウルフレンドに向けられると同時に目が見開く。この子の目、こわっ!この子もサイボーグ臭い。つまり・・・この場に私以外生身の人間いないじゃないですかヤダー。
「・・・う・・・ああ・・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
青い髪の女の子から魔力が吹き出し、荒れ狂う。怒なの?
「返せ・・・!」
腕につけているデバイスがガッションガッションしている。すげぇ!この子ロケットパンチを打つ気だ!流石サイボーグちっくな少女。
「ギンねぇを・・・かえせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そう叫びながら、赤い髪の毛の胸元にⅨと書かれている女の子に突撃する青髪少女。ロケットパンチやないんかーい。期待して損したべ。
Ⅸの少女と青紙少女がぶつかり合う。
「どぉぉぉけぇぇぇぇ!」
ばきぃ
お互いが蹴りの衝撃で吹き飛び壁に叩きつけられる。
「・・・ノーヴェ、ウインディ、あれは私が抑える。お前たちは離脱しろ。」
小さい少女が撤退を指示し前に出ようとする。
「・・・あらら?もしかして私忘れられている?聖なお兄さんは悲しいぞ。」
そう言ってソウルフレンドがしまわれたボードみたいなのに乗ったⅪの少女に近づく。しまっちゃおうね~。悪い子はしまっちゃおうねー。
すると目の前の上空から、急にフードをかぶった少年が現れ槍のようなものを突き刺してくる。まぁ軽やかにバックステッポウでよけるのですがね。先程までいた場所は槍の一撃で破壊される。わおー、すごい威力。
「おっと。いきなり槍でつついてくるなんて礼儀がなっていませんねぇ。まずは挨拶と自己紹介からお願いしますよ。古事記にも書いているでしょう。」
私がそう言うとフードの少年は笑いながら槍を振り回し近づいてくる。
「ひひひ・・・俺の名が知りたいだって?教えてやるよぉ!俺の名はV。訳あってスカリエッティの野郎に協力してやっているのさぁ!」
そう言うと私に槍による連打を叩き込んでくる。それを私はひょいひょい避ける。ワザマエ!
「ふーむ。ソウルフレンドがこのまま連れ去られるのは本意ではないのだけどねぇ。君、なかなかできるから避けるので精一杯ですよ。・・・む?」
とかなんとかやってたらナイフがこっちに飛んできて爆発する。爆発四散!
ⅨとⅪの少女がその隙に離脱する。あちゃ~逃げられちゃった。・・・まぁいいや。
そしてよそ見をしていた私の肩に槍が突き刺さる。あいえー。
「ローブに血がついてしまったではないか。クリーニング代は出してくれるのかね?」
「随分余裕だなぁお前。まぁいい時間は稼いだ。俺は離脱させてもらうぜぇ。」
そう言って目の前のローブの少年は離脱する。
ありゃりゃ、逃しちゃったベー。青髪少女も小さい女の子逃しちゃって泣いちゃってるしなー。
とか考えてたら何か追加で女の子二人がやってくる。片方はエースオブエーなんたらの人じゃないか。しゅごいー。サインほすぃです。嘘です!
「スバル!大丈夫!?」
そう言って青紙少女に駆け寄るオレンジツインテールの少女。そしてエースオブエーなんとかの人がこちらに問いかけてくる。
「・・・私は機動六課所属スターズ分隊の隊長、高町なのは一等空尉です。貴方は?」
きちんと自己紹介するなんてエースオブエーなんとかの人はコミュ力もエースなのか!?ならばこちらもしっかり挨拶せねば。
「ドーモ。高町一等空尉。私はナイ一等陸尉です。今侵入者に逃げられてしまいましてね。いやー面目ない。」
フレンドリーに話しかける。みろ!これが私のコミュ力だ!当然笑顔も忘れない。
「ナイさん・・・ですか。デバイスは預けたままですか?見たところバリアジャケットを展開していないようですが・・・怪我もしているじゃないですか!?」
「・・・そういえば預けたままでした。いやー忘れていました。」
いやーやっちゃったぜ。デバイスなければかっこいいバリアジャケット姿になれないじゃないか!見た目って大事だよね。
「それより私は部屋のガスの元栓を締め忘れたのを思い出したので帰ります。そこの青い少女のことはお任せしますね。」
そういって私はここから出るため歩き出す。
結局ソウルフレンドがさらわれちゃったぜ。今日の占いはこのことを指していたのか。まったく、今日は運が良かったべ。最高ですた。
「・・・って帰っちゃうんですか!?」
そんな声が後ろから聞こえてくるので、手を上げて振っておく。ソウルフレンドが攫われちゃったのがショックで帰るんじゃないんだからね!ガスの元栓閉め忘れたから帰るんだからね!本当なんだから!
自分でやっておいてなんだけどキモかったでござる。
だがそれがいい。
地上本部・機動六課同時襲撃事件報告書
スカリエッティの戦闘機人・ガジェットによる地上本部公開意見陳述会を狙った襲撃が行われた。
地上本部にてギンガ・ナカジマが拉致される。
機動六課スターズ隊員スバル・ナカジマ負傷。デバイス大破。
ナイ一等陸尉負傷。
八神・ヴィータ負傷。デバイス中破。
エリオ・モンディアル、機動六課に向かう途中、フードをかぶった何者かに襲撃を受け、拉致される。
機動六課が壊滅。
保護されていた少女が拉致される。
リインフォースII、ヴァイス、シャマル、ザフィーラが負傷。
主人公:ナイさん(偽名)
ソウルフレンド:ギンガちゃん
ソウルフレンドの妹:スバルン
凡人:ランスターの弾丸はうんたらかんたら
エースオブエーなんたら:なのはさん19さい
シスター:カリムさん
ナンバーズの皆さん:サイボーグ
フードの少年:unknown