深緑の火星の物語   作:子無しししゃも

159 / 161
第100話 昏き底

 ルメリア・H・ニュートン。

 

 英才、が当たり前どころか大前提である一族の中にあってなお“才媛”と謳われた彼女の名を知る者は、その功績に対して不自然な程に少ない。

 

 2570年代にアフリカで起こっていた数多くの内戦を和平にまで持ち込んだ、辣腕な交渉人(ネゴシエーター)

 ニュートン本家に生まれながら、一族全体とは別の方向で世界征服を成そうとした奇人。

 

 

 彼女は正義の人だった。

 

 どこまでも人の良心を信じ口と身振り手振りだけを武器に戦場へ身を投じ、当然のようにそれを治めてみせた。

 

 命以外の殆ど全てを失った人々へと手を差し伸べ、当然のように救ってみせた。

 

 止まぬ戦禍の根本に在った悪性の根源を突き止め、それを切除しようと新たな戦場に向かい。

 

 

 

 

 

 そして当然のように死んだ。

 

―――――

 

 

「……えっと」

「……いやはや」

 

 気まずい空気が、オペレーターたちを失った管制室を覆っていた。

 俊輝と健吾の襲撃に対しても咄嗟に対応し、利用を防ぐべく監視モニターのシステムにロックをかけられたため、今この部屋は光源も少なく暗い。

 縛り上げられ口と目耳を塞がれた職員たちの呻き声だけが、空しく部屋に響いていた。

 

 

 ほんの数分前のことだ。

 クロヴィスの唐突な離脱、という想定外の事態こそあったものの、事は予定通り進んでいるはずだった。

 問題が発生したのは、予定通り管制室を制圧し、防衛システムの停止と監視システムの復旧を頼むべく、俊輝がノンナへと連絡した、という時である。

 

 このまま施設内部のどこに標的がいるのか監視カメラで捕捉し、奇襲をかけて叩く。

 目標完遂のため、独断行動を取ったクロヴィスを急ぎ追う。はず、だったのだが。

 

「迅速な制圧、感謝する。俺たちが今回ローマ連邦(同盟国)から出向してきた――」

 

 そこに、駆けこんで来る人間がふたり。

 管制室を奪還しに来た新手か、と一瞬だけ戦闘態勢を取った俊輝と健吾だったが、その言葉でほっと息を付き手を止める。

 

 此度における共同任務相手、ローマ連邦……正確には、その裏から命を下したニュートンの一族。

 彼らから送り込まれてきたというMO手術被験者。

 

 なるほど、考えることは同じだったようだと俊輝は納得する。

 

 本来であればこの管制室を制圧した後、事前に共有していた暗号文を放送で流し合流の旨を伝える、という流れを想定していた。

 しかし、それをするまでもなくふたりはここにやって来た。

 彼らもまた、この場所を制圧し自分たちに連絡を付けようとしていたのだろう。

 偶然にもお互いの行動が嚙み合った、大変効率的な合流と言えた。

 

 

 俊輝の目に一瞬だけ映ったのは、男女ひとりずつ。

 さて、どんな人間だろうか。改めてその姿を見て。

 

「……げ」

 

 俊輝と男が、顔をしかめた。

 健吾と女は、そんな二人の様子に同時に首を傾げる。

 

 

 ふたりはこの世界の汚い部分を知ってしまった人間であった。

 人の命を奪い、表沙汰にできない任に身を置いてきた。

 己は人でなしである、という自覚も少なからずあっただろう。

 

 とはいえ、彼らもやはり人並みの感性がある青年ふたり。

 

「……この前はどうも、『裏切り者狩り』」

「……おう」

 

 なので、前に殺し合った相手と味方として顔を合わせるのは……流石にちょっと気まずい。

 

 

 

 

 

「じゃあ、改めて。俺はシロ。こっちのは――」

「エミリーですわ! 仲良くしてくださいまし!」

 

「U-NASA所属、第七特務支局隊長の山野俊輝だ。そっちの……シロは知ってるだろうが、一応な」

 

 気まずい空気が、健吾とエミリーの取りなしにより和らいだ後。

 俊輝の自己紹介に、シロはこくりと頷く。

 

「それらしい事をさっき言ってましたけど……知り合いですの?」

「あー。この前、なんだけど」

 

 エミリーの疑問に、シロは簡潔にその経緯を説明する。

 

 俊輝とシロの縁はおおよそ一月前に遡る。

 現在第七特務で身元預かりとなっている少女、エリンを巡った戦闘。

 彼女が捕まった、U-NASAに恨みを抱くテロ組織の掃討を任されたのが俊輝率いる第七特務であり、加えて囚われていたエリンと彼女が所持するデータ、槍の一族に関するものを確保するべく任務にあたっていた。

 

 一方のシロは、そのテロ組織に用心棒と言う体で潜入していた。

 目的は同じく、エリンが所持するデータを奪還するためだ。

 

 元々はローマ連邦のものである、と当の国は主張するデータを巡った、アメリカとローマ連邦の水面下での争い。

 当然ながら同じそれを狙う両者は激突し、その場で戦闘へと突入した。

 

 そして俊輝が勝利を収めシロが命からがら撤退……というのが彼らふたりの経緯であった。

 ははぁ、と納得する健吾。

 しかし、もう一人はなるほど、で済ませられない様子だ。

 

 

「つ、つ、つまり……シロ君を殺そうとしたんですのこの人!?」

 

 それを聞いたエミリーの動きは早かった。

 俊輝とシロの間に割って入るように体を滑り込ませ、シロを庇うように両手を広げる。

 

 

「いやな? 反論のしようがないくらいその通りなんだけどさ? 戦場で会ってお互い敵同士ってなら流石にしょうがなくないか?」

 

 反論する俊輝の態度は、どこかしどろもどろだった。

 エミリーの持つ裏社会の人間らしからぬ緩さに充てられてしまったのだろうか?

 彼自身もなんでこんな言い訳がましい感じになってんだ自分、と思うような態度であった。

 

「おいおい、こんな可愛コちゃんを未亡人にするつもりだったのかよちょっと引くわ」

「おい健吾お前なぁ……」

 

 助け舟を期待して隣の友をちらりと見たが、まさかの裏切りである。

 どうやらこの場に俊輝の味方はいないらしい。

 

「っと、悪ぃ悪ぃ。久々にバカやってた時みたいな空気だったからよ、ついからかっちった」

 

 しかし、その弛緩した空気も長くは続かなかった。

 

 

 場の雰囲気を変えたのは、壁に埋め込まれた液晶板から流れた、ザザ、というノイズ。

 停止していた無数の監視カメラ用映像モニター、その一つである。

 

『隊長、他の皆も! 聞こえる!?』

 

 そのシステムの復旧が終わったのか、壁一面のモニターに次々と光が灯る。

 そして内ひとつには第七特務のエンジニアの顔が映っていた。

 

「ああノンナ、ありがとな。クロヴィスがちょっとはぐれちまったけど、それ以外は──」

 

『生きてるなら大丈夫! それよりも、早く伝えないといけない事があるの』

 

 どこか慌てた、焦燥している様子だ。

 楽観的というよりは、仲間とはぐれたという事態すら、ひとまずは横に置いておくべきと判断せざるを得ないような緊急の連絡。

 ノンナの感情と向こうから直接に通信を繋げてきた理由を、俊輝はそう読み取る。

 

「聞かせてくれ」

 

 俊輝は短く答える。

 時間を取らず、かつノンナに余分な判断をさせないためだった。

 

 今この場には部外者であるシロとエミリーがいる。

 ノンナの内容が第七特務の作戦行動に関わる連絡か他の情報かはわからないが、機密性の高い情報を含む可能性が高いだろう。

 

 だからこそ、俊輝は先んじて「自分以外に聞かれても構わない」と伝えたのだ。

 クロヴィスを追って合流するためにも、今はほんの少しでも急ぎたいところである。

 

『あのデータの解析が、最後の一部分以外終わったんだ』

 

「――!」

 

 俊輝の意を汲み取ったノンナが端的に語った内容。

 それで、場にいる人間の顔色が変わる。

 健吾以外の三人が、隠し切れない驚きの感情を示す。

 

 解析が必要な、あのデータ。

 ただその情報だけで、シロとエミリーもまた、ノンナが言う内容が何であるのか理解した。

 

『Project:GoE』。

 エリンが槍の一族から偶然にも盗み出せてしまった、彼らについての情報が記されたデータファイル。

 シロが所在を追いノンナとエリンが二人がかりでプロテクトの解除を進めていたその内容が、ついに白日の下に晒されるのだと。

 

『……今からモニターに映すけど。隊長、これを見て判断してほしいの』

 

 ノンナの声は、俊輝にはどことなく気分を害しているように聞こえた。

 ただそれは、怒っている、や悲しんでいる、といった感情ではない。

“気持ち悪い”。そう考えているかのような。

 

 

『今回の任務、中止するか否か、って』

 

 その言葉と同時に、管制室のシステムが再び立ちあげられ、監視カメラによる各区画の映像が映し出されていく。

 モニターの数枚に、映像の代わりとしてノンナから共有された資料が表示される。

 

 

 ノンナの言葉を聞いた時、反射的に「何を馬鹿なことを」と俊輝は言おうとした。

 今更になって、ここまできて諦めるなど、U-NASAが納得しないだろうし自分も納得できない。

 

 だが。

 

「……は?」

 

 その資料を目で追って零れたのは、ただ唖然とした一文字だけだった。

 何を、言っている。

 理解が追い付かず……否、そこに記された内容がどういうものであるか理解したからこそ、俊輝は茫然と佇む。

 

「……これは」

「シロ、君」

 

 そしてそれは、シロとエミリーも同じだった。

 判断を迫られる状況であるというのに、頭の中が空白に蝕まれるような、気味の悪い感覚。

 

 

「……おい、お前ら!」

 

 彼らの硬直は、健吾の声により破られた。

 彼が他の三人ほど硬直していなかったのは、データファイル云々の事情に深く立ち入っていなかったからなのか、彼生来の周囲をよく見る性格というべきなのか。

 ただ一人、他より早く立ち直った健吾が指さしたのは、ノンナが表示した資料ではなく、監視カメラの映像が表示されたモニターの内、二枚。

 

 そこに映っていたのは、二つの人間。

 

「ノンナ、ありがとう……任務は中止だ」

 

 僥倖というべきなのだろう。

 先に見た資料のおかげで、彼らは普通であれば不可解な光景の意味を理解する事ができたのだから。

 

「急ぎクロヴィスの所に向かい、あいつと共に撤退するぞ」

 

 もはや一刻の猶予もない。

 それは、全員に共通した認識であった。

 

 そして四人は、一秒をも惜しみ施設の奥部へと向けて駆けていく。

 

 

――――――

 

 通路を、最短経路で駆け抜ける。

 時に壁を蹴り、宙に身を躍らせ。

 曲がり角でちらりちらりと見える人影を、決して見失わぬよう。

 

 徐々に地下に降りている。

 つまり、施設の深部へと進んでいる。

 

 これは罠だ。

 自分を分断し誘い込み、確実に殺すための。

 わざわざ状況を深く分析せずとも、クロヴィスには確信があった。

 

 

 だがそれでも彼は足を止めない。

 そうしなければならない、理由があったから。

 

 

 

 慌てた様子の兵士が三人、道を阻もうとする。

 戦闘訓練を積んだ衛兵なのだろう。

 

 彼らは慣れた動きで散開し、ある者は防弾性の重盾を構え、ある者は銃をクロヴィスへと向け、またある者は高圧電流を保った特殊警棒を振るい、この侵入者を排除せんと交戦を開始する。

 

 

「退け」

 

 彼らが最期に聞いたのは、暗く冷たい、憎しみに満ちた言葉であった。

 

 

 一片の油断もならぬ相手だと理解していたのだろう。

 黒衣の老人へと、制圧射撃により行動を封じるべく、兵士は自動小銃の引き金に手を

 

「……え」

 

 銃を構えた彼の額には、既に穴が穿たれていた。

 ガァン、という轟音が、弔鐘のように響く。

 

 何も、見えなかった。

 クロヴィスが背から狙撃銃を抜き放つのも、引き金に指を引くのも。

 

「っ!」

 

 血と脳漿を垂れ流し崩れる屍を背に、特殊警棒を手にした衛兵が肉薄する。

 再装填が間に合う間合いではない。

 このまま飛び込めば──

 

──刹那。死神の鎌のように空を切って迫る長物が、彼の頭部を強かに打ち据えた。

 引き金と銃全体を支えていた手を先端部へ握り替え振るい、堅固な銃床を即席の打撃武器としたのだ。

 

 明滅する視界に、だが彼は食い下がる。

 回復した視覚に映ったのは、目前まで迫る骨ばった指。

 

「いぎぃぃぃ!?」

 

 グジュリ、と水分を含んだものを潰す音と共に、彼の視界は永遠に失われた。

 

 眼前の殺戮劇に、三人の内最奥に控えていた防弾盾を持った兵士は身をすくませる。

 既に彼は戦意を失っている。

 まるで覚悟を決めて盾を構えたかのようなその姿は、恐怖による本能的な逃避行動であった。

 

 そして、角度を付けた盾を踏み台にされる感覚。

 自身の上空を通り、背後へと影が跳ぶ感覚。

 

 

 冷たい銃弾が、自分の頭へと入り込む感覚。

 

 

 

 それはもはや、数秒の時間稼ぎにしかなっていなかった。

 鏖殺の痕を振り返ることすらせず、クロヴィスはさらに己の脚に力を込め突き進む。

 

 もう少しだ。もう少しで届く。 

 そう、己の中の衝動をどうにかすんでのところで抑え込みながら。

 

 

 

「さて、と」

 

 そして、彼の追跡行は突然に終わりを迎えた。

 通路を曲がってすぐにクロヴィスを迎えたのは、これまで通りの複雑に分岐したさらなる通路ではなかった。

 

「この辺りでいいかな」

 

 いくつもの筒型の水槽が外周に立ち並ぶ、気味の悪い一室。

 奥には通路へと続く出口が見えるあたり、ここが最奥部というわけではないのだろう。

 

「……ふう。童心に返り追いかけっこというのも、たまには悪くないものだね」

 

 その部屋の中央に、クロヴィスが追い続けていた男は悠然と佇んでいた。

 金の長髪に、白の一枚布を巻き付けたような時代錯誤の衣装。

 その手に持つのは、一本の長槍。

 

 

 此度の暗殺任務の標的、オリヴィエ・G・ニュートン。

 

「久しぶりだね、クロヴィス君。最後に会ってから、50年は経っただろうか」

 

 クロヴィスから向けられる感情も、どこ吹く風というように。

 のんびりと、旧知の仲に向けて挨拶するように、オリヴィエはにこやかに手を振る。

 

 

 

 再開の挨拶に答えたのは、銃撃だった。

 会話の間、意識の空隙を巧みについて挟まれたそれを、しかしオリヴィエは体を逸らして回避する。

 だが、その回避行動で生じた一瞬の隙。

 

 それを突いて、クロヴィスは懐から取り出したカプセルを飲み下す。

 

「ようやく、目的を果たすことができる」

 

 空を裂いて、長槍が喉へと迫る。

 かつてであれば、ただそれだけで死を迎えていたであろう一閃。

 

「ずっと、だ」

 

 だがその槍は、その頬を掠めるだけに終わった。

 反撃に構えた銃の予測軌道に、オリヴィエは大きく姿勢を下げ回避を試み。

 

「ずっと貴様を殺す事だけを考えて生きてきた」

 

 しかしクロヴィスから放たれたのは、銃ではない。

 銃を囮として手で投擲した、中空のガラス管のような生物組織だ。

 

「おや、おや……これは」

 

 脇腹に突き立ったそれへと目を向け、オリヴィエの表情が僅かに歪む。

 死の瞬間でさえも平然としていた男が、痛みに苦しみを見せている。

 

 

「何故私が、独りで追ってきたかわかるか」

 

 彼には独断行動をする理由があった。

 俊輝たちと共に戦ったのでは、果たせないという確証がある目的が。

 

「普通に始末するなど、生温い。苦しめた末に殺すためだ」

 

 地獄の底より響くかのような冷たく暗い声で、クロヴィスは目の前の男へと告げる。

 ただ殺すなどという安寧を与えるつもりなど、無いのだと。

 

 

「……千秋一日の思いでしたぞ。長らくお待たせしてしまい、悔恨の極みです」

 

 その口調が、声色が、普段通りのものへと一瞬だけ戻る。

 まるで、この場にいない誰かへと話しかけるように。

 

「ですが、ようやく。我が悲願はここに叶う」

 

 思い返すのは褪せて久しい過去の記憶。

 あの日あの時から、クロヴィスは復讐に人生の全てを捧げると誓った。

 

 

 似合わない、と散々言われた拷問の技術を学んだ。

 如何に人を殺さず苦しめることができるのかが知りたかったから。

 その末に、最も相応しいと思える生物の特性を己の身に取り込んだ。

 

 

 独自の情報網を駆使し、眼前の男の情報を集め続けていた。

 真偽が定かではない情報こそ含まれているが、その執念はニュートン一族の上位でさえ知り得ぬものさえ含んでいた。 

 

 

 神のスペア。

 一族黎明期の当主であり、ゲガルドという家系の始祖。

 そして──歴代当主のクローンへと意識を移し替え生き続けた、魔物。

 

 

「処刑の時だ、オリヴィエ・G・ニュートン。その身を刻み、あらゆる苦痛と責苦を与えた後──」

 

 

 クロヴィスは真正面に標的を見据え、その武器を構える。

 

 650年以上前に使用されていた旧式を模った銃。

 かつて彼が生涯の忠誠を捧げた主より贈られた、何よりも大切な宝。

 

 

 その銃床には、今は無数の傷により覆い隠された下には、かつてひとつの英文が記されていた。

 

 

「──お嬢様の墓前に、貴様の首を膾切りにして供えてやる」

 

 

“We are the cosmos”と記されていたそこには、もはや憎しみしか刻まれていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロヴィス・アルバ・ゲガルド

 

 

 

 

 

 

 

 

国籍:ローマ連邦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

68歳 ♂ 188cm 86kg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MO手術“植物型”

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――ギンピ・ギンピ―――――――――――――――

 




ご観覧、ありがとうございました!

なんと今回で(ナンバリングしてる話数換算で)100話です!
記念すべき話数がなんか暗い話になっている!!


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。