【完結】CombatZone   作:Allenfort

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今回は短いです。

函南「少しは長く書く努力をしろよ。」

善処してます。2000文字が目標ですから。

それでは本編をどうぞ!

1/13 台本形式から書き直しました。


mission8 核心

(鷹見視点)

 

どうにか1階に辿り着いた。出口まで約10m。だが、あの2人は大丈夫なのか?

 

いくらタフネスな2人でも、あの化け物相手にして、本当に生き延びられるのか?

 

そんな不安がよぎる。

 

そんな時、

 

「鷹見!」

 

「長谷川!生きてたか!・・・函南は?」

 

「二手に分かれたんだが、函南がまだ出てこない!」

 

まさか・・・

 

「おい、嘘だろ?函南?」

 

「おいおい、まだ生きてるよ。」

 

声のする方を見ると、函南がいた。もう服があちこち破けて血が滲んでいる。

 

「刺されたか?」

 

「いや。ガラスでちょっと切れだけ。」

 

どこがちょっとだ。両腕包帯ぐるぐる巻きで言う事じゃないだろ。

 

「よかった!早く逃げよう!」

 

「俺は残る。お前らは逃げろ」

 

「どういう事だ?函南?」

 

何を言っているんだ?こいつは?

 

「取り敢えず、人質を外に出しな。」

 

取り敢えず、函南の指示に従い、人質に外に出るよう言う。

警察が人質に駆け寄って行くのを見届けると、函南が口を開いた。

 

「逃げている途中、スーツ姿の男が、敵兵に指示を出してた。恐らく、奴らのボスだ。」

 

「それがどうした?」

 

「あの化け物について何か知ってるはずだ。奴を捕らえる。俺1人で。」

 

「正気か!?死にに行くようなもんだぞ!?」

 

「元々、そのつもりだ。警察が突入するころには逃げてるかもしれない。こんな事する位だから逃げる方法くらい考えてるはずだ。」

 

「ふざけるな!今更1人ではないだろ!」

 

「行くなら俺らも行く!」

 

「いいのか?」

 

「何を今更。」

 

全員、ハンドガンを構え、元来た道を戻る。俺のライフルも、弾がほとんど残っていなかった。

 

8階

 

(函南視点)

 

敵は性懲りも無く、ここを武器庫に使っている。いい加減、移動したらどうだろうか。

「敵さんはアホなのか?」

 

俺はボソッとつぶやく。

 

「アホ確定だよ。」

 

「いいじゃん。俺達にこんなにプレゼントをくれたんだから。」

 

長谷川はやっぱり呑気だ。

 

「まあそうだな。」

 

が、

 

「H&K製が品切れじゃん!」

 

俺は悲鳴を上げた。

 

「イズマッシュ製ならまだあるよ?」

 

鷹見が武器を漁りながら言う。

 

「イズマッシュ製ならまだいい。どこぞのポンコツコピー品だけは何があっても使わん!」

 

「まあ、ハンドガードから火が出たりしなければ何でもいいさ。」

 

「それはシャレにならんぞ?」

 

鷹見が長谷川にツッコミを入れる。

 

と、しばらくして、

 

俺はAEK-971にPK-AS(ロシア製ホロサイト)とレーザーサイト、フォアグリップを付けた。ククリが無かったので、バヨネットを装備。

 

長谷川はAKS-74Mにレーザーサイトを付けた。まあ、スコープ殆ど覗かないで腰だめ撃ちするから妥当な判断ろう。

 

鷹見は珍しくAK-103にPSO-1である。ドラグノフじゃなくていいのか?

 

装備は整った。敵のボスを探す準備は出来た。

 

「なあ、10階の一部は会議室だったよな?」

 

「確かそうだが?」

 

鷹見の疑問に長谷川が答える。

 

「そこじゃないか?」

 

「そういえば、会議室の中は見て無かったな。試しに行って見よう!」

 

10階会議室

 

「もぬけの殻だな。」

 

誰もいない。血が壁に付着してるだけだ。

 

「PCあるけど?」

 

「どーせパスワード掛けられてるよ。」

 

「ほう。それならば・・・ニヤリ」

 

鷹見のやる気満々。勝ったな。

 

カタカタカタカタカタ・・・・・

 

「♪〜」

 

「うわ、もうセキュリティ破りやがった!?どこでこんなの覚えたんだ?」

 

鷹見は口笛を吹きながらキーボードを叩く。おいおいおい、何やってんだ!?

 

「それは企業機密♪」

 

「犯罪の香りがするぞ?」

 

とはいえ、鷹見がセキュリティ破ったので、色々情報を得る事が出来た。

 

「ほーう。生物兵器の試験か。ふざけたマネしやがって。でも、詳細が無いな。」

 

俺は画面を覗き見て言う。

 

「で、これらのメールとかを片っ端から警察にメールで送るっと♪」

 

「なあ、こいつ将来ハッカーにでもなるんじゃないか?」

 

「もうなってるよ・・・」

 

鷹見の技術にドン引きしていると、作業を終えた鷹見が頭にクエスチョンマークを浮かべていた。

 

「あいつら30分後にヘリで逃げるらしいよ。」

 

「その前に始末しよう。」

 

「狩りだな。」

 

やっぱりそんなことだろうと思った。

 

これだけの事をしたんだ。トンズラさせるわけには行かない。




函南「ここで黒幕発見か。」

そうなります。そして鷹見が真価を発揮!

鷹見「チート過ぎないか?」

実際、これはどうなの?と思いましたが、鷹見にもなんか特技を付けたくて・・・

鷹見「で、こうなったと?」

まさにその通り。鷹見は後方からの支援というポジションにしたかったので。

長谷川「ほーう。ちなみに俺は?」

長谷川君の場合、圧倒的な制圧力で仲間を援護する前衛ですね。

函南「その圧倒的な制圧力が俺達に牙を剥く時もあるがな。」

確かにアレはヒドいですね。

長谷川「で、話を戻すけど生物兵器ってあの化け物一体何で動いてんだ?大体予想は付くけど。」

まあ、それは奴を捕らえて聞いて下さい。

函南「洗いざらい言わせてやるさ。さて、締めよう。」

了解。それでは、

「「「「また次回もよろしく!」」」」

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