【完結】CombatZone   作:Allenfort

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危ない危ない。

函南「何が起きた?」

いや〜、この話を間違って削除しそうになった。

函南「危ないな。気をつけろよ?」

前下書きしたのを丸ごと削除した痛い思い出がありますからね。同じミスはもうしない!

函南「ならいい。今回は長谷川視点からだな。」

はい!ちょっと暴れて貰うとしますか。

長谷川「それでは本編をどうぞ!」

函南「うおっ!いつの間に!?」

1/13 台本形式から書き直しました。


mission7 迎撃

(長谷川視点)

「Ураааааааа!!!!!!!!!!!」

 

イキナリ突撃かまして来た俺にびびったのか、敵がアサルトライフルを乱射して来た。

 

そんなの無駄だ。物陰に隠れ、やり過ごす。

 

ヤベェ。今すげぇ気分イイ!弾幕張りたい気分!

 

後ろで少しだけ頭を出して様子見していた2人は、流れ弾が来たので、咄嗟に隠れる。

 

心なしか、顔が青ざめているように見えた。

 

「誰だよ!自販機にラムネなんか入れたやつ!」

「俺に聞くなよ!」

 

なんか騒いでるし。

 

いっちょ派手に!

 

腰だめでM249を構え、回転しながら乱射する。すっげぇ楽しい!!!

 

「どわ!あいつ何考えてやがる!?」

 

「頭を出すな鷹見!あんなのに撃たれて死ぬなんて死んでも死に切れん!うおっ!」

 

「クソッタレ!覚えてやがれ長谷川!あとでOHANASHIだ!」

 

「「どわぁぁぁぁぁ!?」」

 

なんか後ろから悲鳴と不穏なセリフ聞こえてくるがどうでもいいか。あいつらは死なないだろうし。

 

そして、敵がリロードするために物陰に隠れた。そのスキに、

 

「死にやがれぇぇぇぇ!!」

 

回り込んで、5.56mmNATO弾を容赦なく浴びせた。

 

敵が俺を見た瞬間、そこの世の終わりでも来たかの様な表情をしたように見えた。

 

ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!

 

弾幕を張り、マガジンが空になる頃、敵兵は見る影無い肉片と化していた。おお、エグいエグい(棒)

 

「長谷川〜その辺にしとけ〜。」

 

鷹見がビクビクしながら遮蔽物から少し顔を出している。

 

「あいよぉ〜」

 

「完全に酔っ払いだこいつ。なんとかしなきゃ。」

 

そうつぶやく函南は頬の止血を終えていた。

 

(函南視点)

 

長谷川がM249のフィードカバーを開けながら歩いて来る。

 

「ッ!今更撃たれたのに気付いたよ。」

 

そう言って長谷川は顔をしかめる。

 

「どこだよ?」

 

太ももと右腕をかすっていたようだ。(長谷川は左利きです。)

 

「擦り傷だな。」

 

と、鷹見の時と同じ様に包帯を巻く。

 

「被弾して気づかないのなんてオマエくらいのもんだぞ?」

 

「さすがゴキも真っ青の生命力だな。」

 

鷹見は苦笑いを浮かべる。

 

「羨ましいか?」

 

ドヤ顔で言ったのに、イラっと来たので、俺は腕の傷を軽くはたいてやった。

 

「ウギャャャャァァァァァ!!!!!」

 

長谷川は腕を押さえて悶絶する。ザマァ見ろ☆

 

のたうちまわっている姿は、チョット笑えた。

 

そしてエスカレーターを歩いて降り、家具売り場の中へ入る。

 

売り場中央。木目調のテーブルやらタンスやらが並んでいる。

 

その時・・・

 

「12時方向から来た!」

 

鷹見が敵を発見!

 

「クソが!8時方向から伏兵だ!」

 

こっちも来た!

 

「4時方向!こっちもだ!」

 

長谷川もか!

 

3方向から、俺らは囲まれてしまった。敵総数約9人。

 

すぐにその辺の家具を倒してバリケードを作り、俺達は背中合わせになる。

 

「覚悟はいいな?野郎ども。」

 

「ハハッ。予想はしてたさ。」

 

「ああ。目にもの見せてやる!」

 

3人で同時に3方向へ発砲。それぞれ1人ずつ仕留めたが、まだ1人あたり2人は残っている。

 

先に倒れる訳には行かない。もし、自分が倒れれば、仲間の背中が危なくなる。その事を自覚していたので、早々くたばる訳には行かなかった。

 

だが、絶望的な状況であることには、変わり無い。

 

俺はブラインドファイアで時間を稼ぐ。

その間、近くに着弾し、その度に俺は首をすくめる。

 

何かを感じる。

 

これが恐怖って奴か。

 

長谷川は制圧射撃で1人を肉片へと変える。敵は長谷川側の攻略を諦める。

 

あんなの近寄っただけでひき肉にされるんだから妥当な判断だろう。

 

鷹見はチャンスを伺う。まるで、獲物に狙いを定める鷹のように。

 

そして、長谷川がもう1人を乱射で倒すと同時に、俺の右肩に敵弾が命中、タクティカルベストのお陰で弾は防げたが、衝撃でMP5を落としてしまった。不覚だ!

 

それをチャンスと見て、突撃してきた敵は、鷹見の狙撃を受け、派手に血飛沫を上げながら倒れた。

 

俺は、手元に落ちている銃を取った。それは、

 

M1014だった。

 

そして、俺にトドメを刺そうと、近寄ってきたアホを12GA00バックショット弾でミンチにする。

 

だが、もう1人がこっちに銃口を向けた。バックショット弾の射程外。それ以前に弾切れ。あ、俺死んだな・・・

 

もはやホルスターからMk.23を抜く間も無い。ただ、目を見開いて奴が俺を狙うのを見ている事しか出来ない。

 

銃声がした。

 

倒れたのは、敵だ。

 

鷹見の7.62mm弾で頭を見事に撃ち抜かれた敵は、もの言わぬ屍となった。

 

だが、背後から撃ち漏らした敵と増援がさらにやって来た!マズイ!

 

と思ったら、そいつらのうち1人はいきなり背後から現れた化け物によって、心臓を串刺しにされ、息絶えた。

 

残りの奴らは、ラムネの効果が残っている長谷川の血も涙もない弾幕に巻き込まれてその場に倒れた。流石歩くひき肉メーカーだ。

 

まさか化け物に助けられるとはな。

 

「俺たち、生きてるのか?」

 

「なぜかな。」

 

「悪運強過ぎるぜ。」

 

手当てしながら、3人は笑っていた。

 

ちなみに、M1014は、弾が無いので置いて行きました。←ショットガン「俺の役目はここまでだ。」←とっとと退場してくれ!

 

10階、レストラン

 

ここの窓から、外の様子を伺う事にした。

ちょうど、パトカーが来た。たったの一台。

 

「警察は信じてくれなかったな。」

 

パトカーはデパートの前にちょっと止まると、Uターンしやがりました。適当過ぎるよ偵察部隊!

 

「コノヤロー!!!」

 

まだラムネの効果で酔っ払っている

長谷川が、窓枠にバイポッドを固定すると、パトカーに向けて乱射した!何やってんだ!?このアホが!

 

パトカーはスクラップになり、中から警官が飛び出して来た。

 

「これで信じただろ。」

 

「やり過ぎじゃアホ!」

 

長谷川に鉄拳を見舞う。

 

ともかく、事件が起きてるということは信じてもらえたはず。

 

パトカーをスクラップにすんのは予想外だったが。

 

「手を上げな。」

 

その時、長谷川の後頭部に銃口が突き付けられた。

 

「だが断る!」

 

長谷川は首を右に傾け、後頭部から銃口をずらすと、反転し、右手で敵の銃を押さえ、アッパーカットを顎に決める。怯んだ敵の頸動脈を俺が腰のベルトに差してあったククリでぶった切った。

 

その時、奥から敵が3名やって来た!

 

鷹見は咄嗟にテーブルを蹴り倒し、遮蔽物にする。

 

敵さんはアサルトライフル2人と機関銃1人という構成だ。マズいな。

 

俺はテーブルの右から銃を出し、アサルトライフル持ちの敵を狙う。

機関銃の制圧射撃のおかげで、上から身を乗り出すのは無理だ。ミンチにされる。

 

テーブルのあちこちを弾が貫通する。生きた心地がしねぇな。

 

暫くの膠着状態。どちらも当たらず、お互いを弾幕で押さえつけている。このままじゃ、ジリ貧の消耗戦だ。

 

「伏せろ!」

 

俺が取り出したモノを見た2人が伏せる。

 

そして俺はそのモノを敵に向かって投げる。

 

カッ!バン!!!

 

投げたのはスタングレネードだ。

 

激しい閃光と爆音で敵を黙らせる。この間に!

 

長谷川は敵が動けない間に、テーブルの上から身をのりだし、乱射攻撃を始めた!

 

その場で目を押さえている敵2人が乱射に巻き込まれ、もがきながらその場に倒れる。5.56mm弾のシャワーなんて浴びたく無い!

 

逃げようとした機関銃持ちは、鷹見に狙撃され、頭から派手に血やら何やらを噴き出し、ぶっ倒れた。

 

戦闘が終わる頃には、パトカーが続々とやって来ていた。

 

「さーて、とっとと脱出しようか!」

 

リロードしながら俺は言う。

 

「人質は?」

 

鷹見が言う。

 

「出来れば連れて行く。」

 

そして、俺達は階段を降りていく。

 

5階

 

なぜか人質は移動させられていた。

俺達がドンパチやりまくったせいだろうか?

 

「敵の歩哨3。同時にやるか。」

 

前方に敵発見。サプレッサー付きのハンドガンを持ち、接近する。

 

そして、

 

3

 

2

 

1

 

 

「Open fire!!!」

 

最初と同じように、銃弾に頭を貫かれ、敵は力無く倒れた。

 

「チェックメイト。」

 

ぼそりと呟く。

 

「脱出する!こっちだ!」

 

鷹見が人質を呼ぶ。最初より人数が少ないような気がする。

 

人質はパニクっていたが、とりあえずついて来てくれる様だ。

その時、

 

「化け物どものお出ましだ!」

 

長谷川が接近する化け物を見つけた!

 

「鷹見!人質の護衛頼む!長谷川!奴らを食い止めるぞ!」

 

「正気か!?」

 

「任せろ!鷹見、とっとと行け!」

 

「分かった。死ぬなよ。」

 

そう言うと鷹見は人質を連れ、階段へ向かった。

 

「さて、やるか。」

 

「ああ。」

 

長谷川は腰だめでM249を構えると、奴らの頭の辺りに弾幕を張る。

 

俺はMP5に弾が入っているのを確認すると、化け物の頭をセミオートで正確に撃ち抜く。

 

数が多い。

 

「あれってやっぱり元人間なのか?」

 

銃声よりデカイ声で長谷川は俺に聞く。

 

「だろうな!俺達が始末した敵兵の死体でも乗っとったんだろうな!」

 

MP5弾切れになり、コッキングレバーをラッチに固定、マガジンを交換し、コッキングレバーをはたいて元の位置に戻す。

 

長谷川も弾切れになり、Boxマガジンからちょっと出ている弾帯をフィードカバーを開けずに給弾口に突っ込み、チャージングハンドルを2回引いてリロードした。

 

「マズイ!押し切られるぞ!」

 

「撤退だ!クソッタレがぁ!」

 

最後の抵抗とばかりに、バックパックに入れてあったフラググレネードを投げる。

 

追っかけてきたクソ野郎どもの軍団の丁度ど真ん中で炸裂、肉片の山を作る。

 

「ザマァ見やがれ!」

 

だが、まだ3体残っている。

 

「どうすりゃいいんだよ!コノヤロー!!」

 

「仕方ねぇ。2手に分かれるぞ!俺は上行くからお前はここで!」

 

「了解!」

 

俺は直進し、止まったエスカレーターを駆け上がる。

そして、長谷川に1匹、こっちに2匹。どう考えてもおかしいだろ!何で俺に2匹来るんだよ!

 

「これでも喰らいやがれ!」

 

走りながらMP5を自分の後ろに向けて乱射する。

 

が、化け物の腹部に当たり、致命傷には至らなかった。乱射だから仕方ないが。

 

そして、バックパックにも弾は残っていなかった。うん。弾幕は長谷川の仕事だ。俺に乱射は向かないな。

 

しかも1匹増えたし。

 

どうする?長谷川なら、ねえねえ、今どんな気持ち?とか言っておちょくってくるんだろうな!

 

その時、前方にワイヤー。クレイモアだ!チャンス!

 

ワイヤーを飛び越える。

 

化け物はワイヤーに躓き、

 

ドガァァァァァ!!!!

 

大量の鉄球が化け物共の体に食い込み、無力化した。

 

でも2体残ってる。何で耐えるんだよ?

 

腰には2本のククリナイフとMk.23がある。Mk.23は万が一に備えて残して置きたかった。せめて1発は残しておきたい。

 

そう思い、俺は覚悟を決めて、MP5を捨てると、2本のククリを両手に持ち、反転した・・・

 

(長谷川視点)

函南と分かれてすぐ

 

「おーら、こっちだバカ野郎ども!」

 

以外と足が早いが、弾幕を張れば問題は無い。函南なら、流石弾幕狂とでも言うんだろうな。

 

すかさず反転し、腰だめで制圧射撃をする。

 

胴体に大量の弾がめり込み、腰の辺りが真っ二つになった化け物は倒れた。

 

胴体でも、撃ち込みまくれば効果アリなようだ。本当は汚物は燃やして消毒するのが1番なんだがな。ナパーム剤があるとなお良い。

 

ん?こいつ、他のより黒い?

 

色が他の奴より黒い気がした。

取り敢えず、頭を踏み潰しておく。

 

返り血が靴に付着する。嫌な匂いだ。

 

そして、M249の弾はもう無い。

 

(ハンドガンしか無いのか。じゃ、これもう要らねぇな。)

 

弾が無い以上、ただの重りとなったM249E4を捨てる。

 

そして、鷹見の待つ外へ向かう。

 

その頃函南

 

爪をしゃがんで回避し、首へ一撃見舞い、そのまま首を切り裂く。

が、左手に持っていたククリが、その一撃で駄目になってしまった。

 

「あ〜クソ!ついてねぇ!」

 

2匹目の爪を右手のククリで防ぐが、化け物の方が圧倒的に力が強く、押し倒されてしまう。

 

しかも、ククリはどっか飛んで行ってしまった。

 

仰向けに倒れ、化け物は俺を爪で串刺しにしようとする。

 

数ある死に方の中でも、こいつに殺されるのだけは絶対に嫌だ!

 

右に転がり、爪を避けると、腰に何かあった。

 

そう、忘れかけていたSOCOM Mk.23だった。

 

直ぐに腰からMk.23を抜き、もう片方の爪で腹を刺そうとしている化け物の脳天を撃った。

 

.45ACP弾を頭に受け、その化け物は、今度こそ物言わぬ屍となった。

 

念のため、頭を踏み潰しておく。誰かがそうしろと言った気がする。

 

瓦礫やらガラスやらであちこち傷だらけだ。

 

痛みを堪え、外へ向かう。

 

仲間の待つ場所へ。




函南「今回長くないか?」

もともと2つの話だったんですが、片方が1200文字くらいにしかならなかったんでまとめたんですよ。

鷹見「なるほど。」

函南「にしても長谷川?なんであんな真似を?」

長谷川「記憶にごさいません。」

長谷川君、誤射は許されないですよ?

函南「俺達生きてたのが不思議だな。」

鷹見「言えてる。」

ちなみにモデルになった友達の案です。俺なら絶対こうするって言ってました。

函南「そいつボコっとけ。」

いやだ!

鷹見「なら主を・・・」

へ?

ダン!

鷹見 弘行[Mk.11mod0]Allenfort

長谷川「マジで撃ったよこいつ・・・」

函南「さて、そういや長谷川、あの化け物が黒いってどういうこと?」

長谷川「他より肌が黒かったんだよ。」

鷹見「お前の腹とどっちが黒い?」

長谷川「ギリギリ俺が・・・って何言わす!」

まあ、腹黒設定使うかどうか微妙ですが。

函南(復活したよこの人・・・)

さて、締めますよ。

長谷川「了解。それでは!」

「「「「次回もよろしく!!」」」」

函南「長谷川、お前ちょっと居残りでHA☆NA☆SI☆A☆Iな?無論拒否権は無い。」

長谷川「え?」

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