【完結】CombatZone   作:Allenfort

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ヤバい・・・スランプに陥ったかもしれない・・・

函南「厄介な事に・・・」

かなーり進行が遅くなります。ご容赦を。

それでは本編をどうぞ!


File03 強行突破

ホテル前の道路、敵が車両を盾にして応戦している。

 

「長谷川! あいつらにアツアツのポテトをくれてやれ!」

 

長谷川はグレネードを取り出し、車の裏側に投げる。

 

グレネードを見て、敵は後退するが、爆発の方が早く、3人が吹っ飛ばされた。

 

「GOGOGO!」

 

長谷川、ヴィクトル、バーンズが激しい弾幕で敵を押さえつけ、他の面々がホテルの正面玄関へ猛ダッシュする。

 

「道を開けな!」

 

バーサーク入っちゃった宮間は片手にカランビット、もう片手にマシェットを持ち、入り口付近にいた敵兵2人の喉を切り裂いてそのまま駆け抜ける。

 

「暢! ヴィクトル! バーンズ! もういいぞ!」

 

ベッカーの合図で3人が合流する。

 

「張り合いのない連中だ。ビビって逃げやがったぜ!」

 

バーンズが高笑いしながら言う。

 

「ザコめ。もうちょっと抵抗しろよな。」

 

ヴィクトルも多少、変なスイッチが入っている。

 

「アヒャヒャヒャヒャヒャ! 弾幕は数の暴力だぜぇ!」

 

長谷川は・・・

 

「平常運転だな。」

 

「平常運転だ。」

 

「平常運転ですね。」

 

函南、鷹見、宮間は慣れているので動じない。

 

「さて、ここのホテルの大広間が会議場になってる。そして、VIPはそこに拘束されてる。いいか、全員助け出すぞ。」

 

『ウーラー!』

 

非常階段を猛ダッシュで駆け上がる。

 

そして会議場前。函南達はドアの前に陣取る。入り口は全部で4つ。各分隊はそれぞれドアの前に立つ。ベッカーはバルチャーと同じ所だ。

 

「各員、モーションスキャンで室内をチェックしろ。」

 

全員がタックゴーグルのモーションスキャン機能を使い、室内の動体をチェックする。

 

動体の輪郭を浮かび上がらせる。姿勢も良く分かる。

 

「跪いてるのがVIPだな。」

 

函南は敵の位置を確認。

 

「よし、爆薬を仕掛けて突入するぞ。」

 

ベッカーの指示で長谷川がドアに爆薬を設置。他の分隊も同じように爆薬を設置した。

 

爆薬がドアを粉々に粉砕し、突入部隊が怯んだ敵に襲いかかる。

 

函南はホロサイトを覗き、敵兵の頭だけを正確に撃ち抜いていく。撃ち漏らしは鷹見が始末。

 

敵は怯んで反撃出来ない。VIPを撃とうとした者もいたが、トリガーを引く前に頭を撃ち抜かれて倒れた。

 

「クリア!」

 

ベッカーが叫ぶ。他の分隊も上手いこと敵だけを排除した。

 

「これで全員か?」

 

アランが叫ぶ。

 

「まて、3人ほど足りないぞ!」

 

ジェームズが異変に気づく。

 

「マジかよ!? フォートレス、アクチュアルだ。VIPが既に3名連れて行かれたと思われる!」

 

「連れて行かれたのは誰だ!?」

 

「アメリカのハーグ大統領、ロシアのポルナレフ大統領、日本の竹岡首相だ!」

 

「捜索、救出しろ!」

 

「よし、全員! 手分けして探せ!」

 

『ウーラー!』

 

その時、後続部隊が到着した。ベッカーはVIPの保護を後続部隊に任せ、3人を捜索することにした。

 

「なあ、どこにいると思う?」

 

キリルが言う。

 

「そうだな、スカイバーかスカイブリッジだろ。」

 

「スカイバーってのは屋上にあるもんだぜベッカー。」

 

「そうなのか。というか面倒だから各隊はエレベーターで上へ上がれ! 9階のバーで待ち伏せする!」

 

エレベーターホールで、4つのエレベーターに分かれて9階へ向かう。

 

「なあ、今度の敵はなんなんだ?」

 

エレベーターの壁によりかかりながら鷹見は言う。

 

「分からねえ。SLFの残党だったりしてな。」

 

函南も同じように壁に寄りかかっている。

 

「どの道、俺達は・・・」

 

その時、7階でドアが開いた。

 

そして、ものの見事に敵と鉢合わせになってしまう。」

 

「のわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

咄嗟に長谷川が叫びながら激しい弾幕で敵を倒す。

 

「なんでこの階で止まったんだ!?」

 

慌てながらベッカーはドアを閉じる。

 

どうやら、敵がエレベーターを呼んでいたらしい。

 

「あー、全部隊。悪い。敵に見つかった。」

 

『ヴァーカ!』

 

無線からバルチャーとベッカー以外の面々の声が聞こえる。

 

チン!

 

エレベーターは9階に到着。降りた瞬間、バルチャー以外の全員のゲンコツがベッカーを襲う!

 

「痛えな!」

 

「お前が悪い。」

 

ウラッドがベッカーを睨みつける。

 

「で、9階のバーから上に行くには?」

 

ベッカーが話を逸らす。

 

「話を逸らしやがって・・・VIPルームへ行くには電子ロックを破る必要があるぜ。」

 

アランが答える。

 

「弘行。出番だ。」

 

「久々の出番だぜ!」

 

鷹見は久々のハッキングと聞いてワクワクしている。

 

「あー、全員。悪い知らせだ。モーションスキャンに反応。お出ましのようだ。」

 

ジャックが言う。

 

「どこから来る!?」

 

アランが聞く。

 

「上。」

 

「最悪だな! 総員戦闘配置! 弘行はさっさと上のフロアのドアを開けろ!」

 

ベッカーの指示を聞いた鷹見はダッシュで上のフロアに移動し、ドアのハッキングにかかる。

 

他のメンバーは下のフロアで敵を待ち構える。

 

バルコニーへロープが垂れていた。敵はラペリングで突入する気なのだろう。

 

「長谷川。容赦はいらん。叩き潰せ。」

 

長谷川はニヤリと笑い、M249のチャージングハンドルを引く。

 

敵の姿が見えた。降下してくる。

 

「死ねっ!」

 

長谷川がトリガーを引いて降下中の敵へ弾幕を見舞う。

 

弾幕に巻き込まれた敵兵は落下し、そのままバルコニーに転落した。

 

「うわ・・・」

 

函南は思わず呟く。

 

さらに敵が降下してくる。数攻めにする気だ。

 

函南達も降下して来た敵と交戦する。カウンターやテーブルを盾に、隠れながら撃つ。

 

函南はテーブルからテーブルへ、素早く移動を繰り返しながら射撃。正確に敵の脳天を撃ち抜いていく。

 

他の面々も、敵の数攻めに怯まず、返り討ちにしていく。

 

「オッケー! 開いたぞ!」

 

ドアを開けた鷹見が上のフロアから狙撃支援を開始。正確に隠れている敵の頭を撃ち抜いていく。

 

これには堪らず敵は全滅。

 

「クリア! 屋上へ向かえ! 上から来たって事は敵は屋上にいるって事だ!」

 

ベッカーが素早く指示を出す。

 

階段を登って、さらに上を目指す。もうすぐ屋上だ。

 




トリガーハッピー3名に暴れていただきました!

函南「あの歩く破壊兵器に暴れさせるな!」

いいじゃん!

そして、鷹見のハッキングも・・・

鷹見「あまり出番のない能力だったけどな。」

さて、今回はこの辺で

((ネタが思いつかなかったな・・・))

次回もよろしく!

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