函南「厄介な事に・・・」
かなーり進行が遅くなります。ご容赦を。
それでは本編をどうぞ!
ホテル前の道路、敵が車両を盾にして応戦している。
「長谷川! あいつらにアツアツのポテトをくれてやれ!」
長谷川はグレネードを取り出し、車の裏側に投げる。
グレネードを見て、敵は後退するが、爆発の方が早く、3人が吹っ飛ばされた。
「GOGOGO!」
長谷川、ヴィクトル、バーンズが激しい弾幕で敵を押さえつけ、他の面々がホテルの正面玄関へ猛ダッシュする。
「道を開けな!」
バーサーク入っちゃった宮間は片手にカランビット、もう片手にマシェットを持ち、入り口付近にいた敵兵2人の喉を切り裂いてそのまま駆け抜ける。
「暢! ヴィクトル! バーンズ! もういいぞ!」
ベッカーの合図で3人が合流する。
「張り合いのない連中だ。ビビって逃げやがったぜ!」
バーンズが高笑いしながら言う。
「ザコめ。もうちょっと抵抗しろよな。」
ヴィクトルも多少、変なスイッチが入っている。
「アヒャヒャヒャヒャヒャ! 弾幕は数の暴力だぜぇ!」
長谷川は・・・
「平常運転だな。」
「平常運転だ。」
「平常運転ですね。」
函南、鷹見、宮間は慣れているので動じない。
「さて、ここのホテルの大広間が会議場になってる。そして、VIPはそこに拘束されてる。いいか、全員助け出すぞ。」
『ウーラー!』
非常階段を猛ダッシュで駆け上がる。
そして会議場前。函南達はドアの前に陣取る。入り口は全部で4つ。各分隊はそれぞれドアの前に立つ。ベッカーはバルチャーと同じ所だ。
「各員、モーションスキャンで室内をチェックしろ。」
全員がタックゴーグルのモーションスキャン機能を使い、室内の動体をチェックする。
動体の輪郭を浮かび上がらせる。姿勢も良く分かる。
「跪いてるのがVIPだな。」
函南は敵の位置を確認。
「よし、爆薬を仕掛けて突入するぞ。」
ベッカーの指示で長谷川がドアに爆薬を設置。他の分隊も同じように爆薬を設置した。
爆薬がドアを粉々に粉砕し、突入部隊が怯んだ敵に襲いかかる。
函南はホロサイトを覗き、敵兵の頭だけを正確に撃ち抜いていく。撃ち漏らしは鷹見が始末。
敵は怯んで反撃出来ない。VIPを撃とうとした者もいたが、トリガーを引く前に頭を撃ち抜かれて倒れた。
「クリア!」
ベッカーが叫ぶ。他の分隊も上手いこと敵だけを排除した。
「これで全員か?」
アランが叫ぶ。
「まて、3人ほど足りないぞ!」
ジェームズが異変に気づく。
「マジかよ!? フォートレス、アクチュアルだ。VIPが既に3名連れて行かれたと思われる!」
「連れて行かれたのは誰だ!?」
「アメリカのハーグ大統領、ロシアのポルナレフ大統領、日本の竹岡首相だ!」
「捜索、救出しろ!」
「よし、全員! 手分けして探せ!」
『ウーラー!』
その時、後続部隊が到着した。ベッカーはVIPの保護を後続部隊に任せ、3人を捜索することにした。
「なあ、どこにいると思う?」
キリルが言う。
「そうだな、スカイバーかスカイブリッジだろ。」
「スカイバーってのは屋上にあるもんだぜベッカー。」
「そうなのか。というか面倒だから各隊はエレベーターで上へ上がれ! 9階のバーで待ち伏せする!」
エレベーターホールで、4つのエレベーターに分かれて9階へ向かう。
「なあ、今度の敵はなんなんだ?」
エレベーターの壁によりかかりながら鷹見は言う。
「分からねえ。SLFの残党だったりしてな。」
函南も同じように壁に寄りかかっている。
「どの道、俺達は・・・」
その時、7階でドアが開いた。
そして、ものの見事に敵と鉢合わせになってしまう。」
「のわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
咄嗟に長谷川が叫びながら激しい弾幕で敵を倒す。
「なんでこの階で止まったんだ!?」
慌てながらベッカーはドアを閉じる。
どうやら、敵がエレベーターを呼んでいたらしい。
「あー、全部隊。悪い。敵に見つかった。」
『ヴァーカ!』
無線からバルチャーとベッカー以外の面々の声が聞こえる。
チン!
エレベーターは9階に到着。降りた瞬間、バルチャー以外の全員のゲンコツがベッカーを襲う!
「痛えな!」
「お前が悪い。」
ウラッドがベッカーを睨みつける。
「で、9階のバーから上に行くには?」
ベッカーが話を逸らす。
「話を逸らしやがって・・・VIPルームへ行くには電子ロックを破る必要があるぜ。」
アランが答える。
「弘行。出番だ。」
「久々の出番だぜ!」
鷹見は久々のハッキングと聞いてワクワクしている。
「あー、全員。悪い知らせだ。モーションスキャンに反応。お出ましのようだ。」
ジャックが言う。
「どこから来る!?」
アランが聞く。
「上。」
「最悪だな! 総員戦闘配置! 弘行はさっさと上のフロアのドアを開けろ!」
ベッカーの指示を聞いた鷹見はダッシュで上のフロアに移動し、ドアのハッキングにかかる。
他のメンバーは下のフロアで敵を待ち構える。
バルコニーへロープが垂れていた。敵はラペリングで突入する気なのだろう。
「長谷川。容赦はいらん。叩き潰せ。」
長谷川はニヤリと笑い、M249のチャージングハンドルを引く。
敵の姿が見えた。降下してくる。
「死ねっ!」
長谷川がトリガーを引いて降下中の敵へ弾幕を見舞う。
弾幕に巻き込まれた敵兵は落下し、そのままバルコニーに転落した。
「うわ・・・」
函南は思わず呟く。
さらに敵が降下してくる。数攻めにする気だ。
函南達も降下して来た敵と交戦する。カウンターやテーブルを盾に、隠れながら撃つ。
函南はテーブルからテーブルへ、素早く移動を繰り返しながら射撃。正確に敵の脳天を撃ち抜いていく。
他の面々も、敵の数攻めに怯まず、返り討ちにしていく。
「オッケー! 開いたぞ!」
ドアを開けた鷹見が上のフロアから狙撃支援を開始。正確に隠れている敵の頭を撃ち抜いていく。
これには堪らず敵は全滅。
「クリア! 屋上へ向かえ! 上から来たって事は敵は屋上にいるって事だ!」
ベッカーが素早く指示を出す。
階段を登って、さらに上を目指す。もうすぐ屋上だ。
トリガーハッピー3名に暴れていただきました!
函南「あの歩く破壊兵器に暴れさせるな!」
いいじゃん!
そして、鷹見のハッキングも・・・
鷹見「あまり出番のない能力だったけどな。」
さて、今回はこの辺で
((ネタが思いつかなかったな・・・))
次回もよろしく!