読んでくれた皆さん、ありがとうございます!
そして、学校が冬休みに入ったので平日にもちまちまUP出来ると思います。
函南「課外とかあるんだろ?あと、勢いに乗り過ぎて書き溜め全部出すとかやめろよ?」
了解。(書き溜め分かなりあるから大丈夫だとは思うけど。)
それでは本編をどうぞ!
1/3 台本形式から書き直しました。
(函南視点)
一階エレベーターホール付近
走りまくってどうにか3人は合流。
中身を預け、空になったバックパックを背負っている。
「さて、どうしようか。」
鷹見がつぶやく。ちゃんと考えてから動け!
「2階からどんどん制圧して・・・やべ、コンタクト!!」
俺が叫ぶと同時に、全員が棚や机、柱に身を隠す。柱には銃弾が当たりまくっている。←柱「俺に任せな!」←柱先輩!!
2人か。
俺はすぐさま長谷川と鷹見に奴らを引きつけろ、とハンドサインで合図する。
2人は理解したようで、首を縦に振った。
3人ともMP7のロングマガジン3本しかない。長期戦になったら確実に負ける。
俺は姿勢を低く、机や棚に隠れて進む。
そして、側面に回り込んだ。足音は、銃声で聞こえて無いらしい。
頭を狙い、並んでいる敵2人をなぞるように狙い、撃つ。
放たれた弾丸に敵は反撃する間も無く、頭をブチ抜かれ、その場に崩れ落ちる。
「クリア!」
さて、弾が無いなら話にならない。急いで8階で武器を入手せねば。
あ、
「また一人!」
鷹見が警告すると、長谷川がいきなり新手の敵にブラインドファイアを見舞う。乱射すんなバカ野郎!
「あぶね!こっちに飛んで来た!」
トリガーハッピーこと長谷川は、速攻で全ての弾を撃ち尽くした。俺に当たりそうになったしな。後でOHANASIだ。誤射は許されない。
敵は足に弾幕が命中したようで、かなり痛がっている。
「やべぇ弾がねぇ!アパム!弾!弾持って来い!!」
うるせぇ!こんな非常事態にそのネタ使う奴いるか!!
その間に鷹見が狙いを定め、敵を撃つ。腹に当たり、敵は崩れ落ちた。
すかさず俺が頭を撃ち抜き、トドメを刺す。
だが、
「下がれ!グレネード!」
2人に注意を飛ばす。あの敵が死に際にグレネードを鷹見と長谷川に投げた!何しやがる!
長谷川は柱の裏に身を隠す。
鷹見は机に身を隠すが、爆風を少し食らって仰向けに倒れた。
俺は直ぐに鷹見の所へ駆け寄る。
「大丈夫か?」
「ああ。」
鷹見は右手を伸ばす。無事なようだ。
俺がそれを掴み、立ち上がらせる。
そして首をエレベーターホールの方へ振る。行くぞ。という合図だ。
鷹見はそれを理解したようだ。
「あ、忘れてたな。ほら、弾をくれてやる。このタマナシ野郎。」
と、マガジンを1つ長谷川に投げ渡す。
「待った、ソレ別な意味に聞こえるからやめれ!」
とか言いながら、マガジンをいそいそと交換する長谷川。
「すまん函南。被弾した。」
「どこだ?」
「脇腹だ。皮を抉られたよ。」
脇腹を押さえながら鷹見が言う。ベストを貫通したようだ。
「そうか。任せろ!」
念のため、バックパックに入れていた治療道具を使い、手当てする。治療道具は脱出の途中でパチっておいたものだ。
幸い、出血は少ない。
傷をガーゼで覆い、包帯できつく縛った。
応急処置位出来る。保健体育の授業で応急処置とか救急救命の授業だけは真面目に受けていたからな。(他は寝てるかぼんやりしてるかのどっちか。ノート提出の前に焦るのが基本。)
「すまん。助かった。」
「礼なら後だ。行くぞ!」
とりあえず、階段を駆け上がって行く。
かなりキツイ。
「函南〜ボルダリングやってるクセにもう息切れか?」
そういう長谷川も息切れしてるがな。
「いや、ボルダリングやっててもキツイって!」
8階に着く頃には、全員息切れしていた。
階段ダッシュ休み無しで8階まで何て陸上部でもやらないだろ?
「ハァハァゼェゼェ・・・」
「・・・・・」
「ハァハァハァ・・・」
バックヤードに着いた瞬間、俺達はぶっ倒れた。
最初の3倍の時間をかけ、装備を整える。
酸欠になりそうだ。長谷川なんかフラフラしてるし。
あ、俺も意識がブッ飛びそうだ。丁度授業中に眠くなるみたいな気分だ。
とりあえず、俺はメインをMP5A5(ホロサイト)に変更。狭いとこではサブマシンガンが一番。
長谷川 メインをMININI M249E4に変更。こいつに1番持たせたくないモノだった。誤射するなよ?
鷹見は別のMk.11mod0を取った。それが一番安心だ。ACOGスコープとフォアグリップか。完全中近距離用だな。
サブは変更無し。 マガジンに弾をチャッチャと込める。これ結構指先が痛いんだよな。
マガジンに弾を込め終わり、ベストのマグポーチにマガジンを突っ込むと、バックヤードを出てエスカレーター付近に着く。
「そこの自販機で何か飲も〜」
喉が渇いたのか、そこにあった自販機を指差して長谷川が言う。
「自腹切るならいいぜ」
「構わん。」
長谷川はドヤ顔だ。なんか殴りたい。
「ドヤ顔使い所ちげぇ。」
鷹見は苦笑いだ。
と、長谷川はそこにあった自販機で缶ジュースを買う。
俺はコーラ、鷹見はコーヒーを買う。
そして、一気に飲み干す。
炭酸が喉に効く。イテェ。
「生き返るぅ!!みなぎるうぅぅぅ!!!」
少し落ち着け!長谷川!
その時、
「敵だ・・・ッ!」
敵のアサルトライフルから放たれた弾丸が、俺の頬を掠り、左の頬に、一本の傷を残した。
「イテェなこの野郎!!」
「ああん?誰だぁ?俺の休息を邪魔する野郎はぁ?」
明らかに長谷川の口調が変わっている。まるで酔っ払い・・・
長谷川の足元に落ちた缶をみて、俺は硬直した。
鷹見も凍りつく。
その缶には、
ラムネ
そう書いてあった・・・
「眠れる獅子が興奮剤を・・・」
俺と鷹見は背中に何か冷たいものを感じた。最悪だ。
「眠れる獅子が興奮剤を一気飲み・・・」
どうか流れ弾が飛んで来ませんように。
俺と鷹見はすぐさま後ろの柱に隠れる。
ラムネで酔っ払ったトリガーハッピー野郎がLMGを持つ。
もはや長谷川以外は隠れるしかない。
どっちに弾が来ることやら・・・
函南「やっぱり待ち伏せされてたな。」
長谷川君が乱射して弾薬使い果たしちゃいましたもんね。
長谷川「異議あり!ちゃんと当てただろ!」
函南&鷹見&主「ちゃんとトドメを刺してから言え!」
函南「そして長谷川、俺に当たりそうになったよな?(黒い笑顔)」
鷹見(函南の目が死んでやがる。長谷川、骨は拾っといてやるよ。」
長谷川「頼む勘弁・・・ギャァァァ!!!」
函南 祐介[ストレート]長谷川 暢
あ、フレンドリーファイアをオンにしてた。
鷹見「そう言えば長谷川、お前ラムネ飲んだ?」
長谷川「もちろん!」
函南&鷹見(あ、次俺ら死ぬんじゃね?)
函南(なあ、主、なんで長谷川にあの設定を?)
主(モデルになった友達がラムネ飲んで酔っ払うトリガーハッピーだったから。)
鷹見(せめてそれは抜いとけよ!)
長谷川「さーて締めるぞ!」
函南「そうするか(最後かも知れないし)」
鷹見(函南の考えてることが読めた気がする。)
それでは、
「「「「次回もよろしく!!」」」」
函南「生きてたらな(ボソッ)」
長谷川「ん?なんか言った?」