不定期更新となりますが、気長に待っていただけると幸いです。
函南「明日、明後日にテストの奴が何を・・・」
息抜き息抜き。
それでは本編をどうぞ!
File01 新たな任務
あの事件解決から半年以上
4/12
ある朝、長谷川は朝食を用意している。
結局、TF148海兵隊は横須賀基地を拠点として活動することとなった。そして、バルチャーの函南、長谷川、鷹見、宮間は基地の近くの家で共同生活をしている。
さて、料理を終えた長谷川はフライパンとおたまを洗い・・・
「君が!」
ガンガン!
「起きるまで!」
ガンガン!
「騒ぐのを!」
ガンガン!
「やー!」
ガン!
「めー!」
ガン!
「なー!」
ガン!
「いー!」
ガンガン!!
「「「うるせぇこん畜生が!」」」
フライパンをおたまで殴りまくって騒ぐ。すると2階の寝室で爆睡していた3人がブチギレて階段を猛ダッシュで降りてきた。
そして、それぞれが手に持っていた雑誌やらリモコンやらダーツの矢が長谷川目掛けてぶっ飛んで行った。
「危ねえ!? おい函南! ダーツの矢なんて投げるな!」
長谷川はそれらをフライパンで見事にガードする。
「お前のせいで最悪の寝起きだ馬鹿野郎。」
函南は朝に弱いので、無理矢理叩き起こされたことにご不満のようだ。
そんなこんながあったのち、4人は朝食を摂る。長谷川の料理はいつも美味い。今日はトースト、目玉焼き、サラダとシンプルなメニューだ。
「なあ函南。今日ってなんか予定あったか?」
長谷川がパンを齧りながら言う。
「基地で待機だ。トレーニングでもしようか。」
その時、函南のタックゴーグルにモリソン将軍から連絡が入る。
「はいよ。何事?」
「飯食ったらすぐに基地に集合しろ。任務だ。」
「了解。お前ら、支度して基地に向かうぞ! 飯食ったらな!」
会議室にはジャッカル、ヴィンペル、ユニオン、そしてベッカーが揃っていた。
「何事だ?」
「なあ祐介。4日後は何の日?」
ベッカーが言う。
「確か、燃えるゴミの日だったかな。」
「バカ! サミットだろ!」
「そういやそうだったな。で、そのサミットで対テロ部隊が出るような厄介事ってか?」
「半分当たりだな。」
声の主はモリソン将軍だった。その場の全員が敬礼する。
「諸君。4日後ハワイで開催されるサミット会場の警備のため、アメリカへ向かうぞ。USSポセイドンでな。なんか、また新しいテロリストが出てきたとか何とかでな。あの事件から1年経ってないってのに。何事もなく終わったらバカンスでもしようか。」
「賛成!」
「賛成!」
「流石将軍!」
「よっ! 太っ腹!」
「太っ腹! 本当に太い「訳がないだろう。パトルシェフ軍曹だけお留守番するか?」お許しください閣下!」
モリソン将軍痩せてるだろ。何言ってるんだキリル?
それから、俺達はロッカーからそれぞれの装備を取り出し、戦闘準備を整える。しばらくお別れだマイホーム。
4日後
サミット会場はハワイの海辺にある高級ホテルだ。俺達はUSSポセイドンに乗り、沖合で待機。時差ボケで頭が痛い。眠いな・・・
「へい函南。眠いのは分かるが見張り中だぜ・・・」
「分かってる・・・」
船外通路で見張り中。長谷川も時差ボケで眠そうだ。ああ、海面が眩しい・・・
「フカフカのベッドでゆっくり眠りたいな・・・」
長谷川の目が死んでる・・・
「我慢しろ。今寝たらカチカチの棺桶の中で永遠の眠りにつくハメになるぞ・・・」
ああ、潮風が目に染みる・・・意識が・・・
「祐介、交代だ・・・」
「ああ。頼むぜアラン・・・」
交代の時間になり、アランとジャックが死にそうな顔をして現れた。時差ボケこそ最大の敵だ。
俺と長谷川はよろけながらも仮眠室へ辿り着き、ベッドに飛び乗るとものの10秒で眠りについた。
まるで死んでいるかのように眠っていた。
今回はプロローグ。短いですな。
函南「うげぇ・・・時差ボケが・・・」
函南少尉が死にかけてる・・・
そして、今回もタスクフォースの愉快な面々が登場です。
今回はキャラの個性を活かせればなぁ・・・
それでは次回もよろしく!