「マジ?」
とはいえ、来週は試験だから投稿出来なくて・・・恐らく6月の頭には。長かったような短かったような・・・
「とりあえず、本編をどうぞ!」
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19:42
no side
UH-1Yヴェノムが2機、東シナ海を航行する大型貨物船に接近する。
「ヴィンペル2-1からユニオン4-1、ターゲットのエンジン止まってないか?」
「ん〜・・・止まってるな。フォートレス、ユニオン4-1だ。目標の貨物船のエンジンが停止している。オーバー。」
「作戦を続行せよ。」
「だそうだヴィンペル。」
「了解。」
ユニオンとヴィンペルの計9人はロープで甲板に降下する。
「コンタクト! コンテナの間にタンゴ!」
キリルが敵を発見し、全員に注意を飛ばす。
敵は1人。リーンショットで応戦するが、宮間の放った弾丸が眉間を貫き、壊れた人形のように倒れた。
「また敵!」
チャーリーが敵を見つけた。数は3。すぐに仕留める。
「ブリッジを制圧するぞ!」
ウラッドが先頭に立ち、全員をまとめる。
「ん? こいつ殺ったのって俺達だっけ?」
キリルが敵兵の死体を見て言う。傍らには56式自動歩槍(AK-47のコピー)が落ちている。
「こんな所に敵なんていたか?」
ヴィクトルが首を傾げながら言う。
「いや、ここにはいませんでした。それに、頭を綺麗に撃たれてますね。素人のやることじゃないですよ?」
「ん? なんか蜂の巣にされてる奴もいるが?」
宮間の近くでバーンズが無数の銃弾を食らった死体を見つけた。
「仲間割れか?」
ジェームズは仲間割れと考えた。
「いや、それにしては変だろ。この銃創だってこいつらの
ユーリは銃創を見て、56式で使われている7.62×39mmによるものではないと判断する。
「じゃなんだ? この船には幽霊でもいるのか?」
「んなわけないだろバーンズ。」
「じゃ、キリルは分かるのか?」
「分からないから聞いてるんだろうが。」
あたりには覚えのない敵の死体が転がっている。そして船のエンジンは停止している。
「フォートレス。ヴィンペル2-1だ。船には敵の死体が転がっている。俺達が殺ったやつじゃない。オーバー。」
「どう言うことだ? 仲間割れか?」
「いや、違うようだ。どうする?」
「ブリッジの制圧後、調査しろ。」
「了解。ヴィンペル2-1アウト。」
ウラッドは通信を切る。
「ブリッジを制圧してから調査だとよ。」
「ん? 今のなんだ?」
キリルがなにかを見つけた。
「なんだ? 幽霊でもいたのか?」
ユーリが冗談めかして言う。
「なんか、誰かを追っかけてブリッジへ向かったぞ?」
「なら、俺達も行くぞ!」
ウラッドに続いて全員がブリッジへと向かう。
「おい待て!」
ウラッドが人影を見つけて叫ぶが、人影はブリッジの中へと消えていった。
「追うぞ!」
操舵室前の扉に到着する。ウラッドが合図し、ヴィンペルチームが突入する。
「何やってるんだお前ら!?」
ウラッドが驚きの声を上げた。
突入より前
side 函南
ここは一体どこなんだ?
っと、前方に敵が2。ベッカーにハンドサインで合図する。
俺のUSPもベッカーのUMPもサプレッサー付きだ。
タン!
タン!
2つの小さな銃声。敵は頭を.45ACP弾で撃ち抜かれて倒れる。
「なあ、ベッカー。そこの牢って誰が入ってるんだ?」
「分からない。そこの覗き窓から見て見たらどうだ?」
俺は小さな窓を覗くと
「鷹見!? そして長谷川もいる!」
「よし、助け出すぞ!」
ドアには鍵が掛かっているが、ベッカーがドアノブごと撃って壊した。俺はドアを蹴って開ける。
「生きてたか! 本当にしぶとい奴らだな!」
「「函南! ・・・ってベッカーの幽霊!?」」
「なんで同じ反応なんだよ。生きてるっつーの。」
2人は立ち上がる。
「さて、ここから逃げるぞ。お前らここがどこだか知ってるか?」
「俺、奴らに殴られたけど狸寝入りしててな。俺達は貨物船の最下層に作られた簡易牢獄にぶち込まれたみたいだぜ。」
長谷川の奴、変なところでファインプレーしやがって。さっき揺れてたのはここが海の上だからか。
「脱出ルートは?」
「覚えてる。奴らに取られた武器のありかもな。」
俺達は長谷川に道案内をさせることにした。
タン!
「クリア。」
見張りをしていた敵を射殺。ロッカーの鍵を破壊して開ける。俺達の装備が入っていた。タックゴーグルはあの時壊れたのでここにはない。ディスプレイもひしゃげてたし、敵に奪われても解析されることはないだろう。
G36Cを取る。ん? アングルフォアグリップにレーザーサイトとリフレックスサイトが付いてる。俺のカスタムじゃない。
「これってベッカーのか?」
「あ、そこにあったのか。ほら、お前のだ。」
ベッカーから受け取ったG36Cにはグリップライト、ホロサイト、マグニファイアが付いている。俺の銃だ。
タクティカルベストとハンドガンも取り返し、装備はオーケー。服もBDUのままだったので着替える必要はない。
さあ、反撃と行こうじゃないか。
奴らには俺達の
「キリルのヤツ、何を見たんだ?」
ちょっと待て函南。お前はそれをまだ知らないんだから知らないフリをしていて(汗)
「悪りい。にしても、ベッカーが幽霊と勘違いされたことに吹き出しかけたんだが。」
ベッカーは死んだと思われていたから仕方ない。
「さあ、ぶっ放す用意は出来た。にしても、東方の方でもこっちでも色々あって正直疲れたのだが(苦笑)」
ガマンして。さて、それでは
「「次回もよろしく!」」