【完結】CombatZone   作:Allenfort

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今回は前回の暗号の答え付きです。

「やっと怪我が治った・・・死ぬかと思ったよ。」

ちゃんと周りを見ないから・・・それでは本編をどうぞ!


mission50 海上の攻防

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9:10

USSポセイドン

side 函南

 

やれやれ、やっと終わった。あの資料の解読の手伝いは地味に疲れる。

 

あれの読み方は数字を2つずつに区切ってA〜Zのアルファベットに当てはめるのが正解なんだ。だから、

 

20251605γ04052119052413010308091401

 

20 25 16 05 γ 04 05 21 19 05 24 13 01 03 08 09 14 01

 

アルファベットに変換して、

 

Type γ Deus ex machina(デウスエクスマキナ)

 

となる。意外に単純だったから逆に分からなかったとギャリソンは語った。

 

で、今からブリーフィングだ。

 

「さて、レーダーで敵輸送船を確認した。バルチャー、ジャッカル、ヴィンペルは3隻の敵輸送船を制圧しろ。ユニオン、ブラックホークからM134で援護してやれ。」

 

そして、俺達はブラックホークに乗り込み、攻撃に向かった。

 

10:00

太平洋上

side ジェームズ

 

「降下開始!」

 

合図と共にバルチャーがザイルで甲板へ降り立つ。俺は今回バルチャーの支援だ。ジャッカルの援護にはジョン、ヴィンペルにはバーンズが。ちなみにチャールズは留守番だ。

 

輸送船にはコンテナが積んである。船首に部隊を降ろしたが、ブリッジ近くに降ろした方がよかったのでは?

 

とりあえず、バルチャーの周囲を右回りに飛び、いつでも援護出来るように準備しておく。

 

また、支援のためにAH-64とMi-24が来ている。ロシアとアメリカの攻撃ヘリだ。勝ったな。

 

「バルチャー3-1からユニオン4-1! コンテナの影からタンゴ! 援護射撃を要請する!」

 

「了解バルチャー。確認した。流れ弾に気を付けろ。」

 

ターゲットを狙い、M134を撃つ。毎分2000発という脅威の連射速度で、食らうと痛みを感じる前に死ぬと言う事から無痛ガンと呼ばれているだけあって、7.62mmの濃密な弾幕で次々敵兵を斃していく。

 

「ユニオン4-2から4-1、こっちも敵!」

 

「4-3から4-1! こっちも交戦中!」

 

まさかとは思うがこれもトラップなのか? いや、そんな事は無いだろう。あったら困る。

 

「バルチャー3-1からユニオン4-1! コンテナから感染者! 数が多い! 後退中だ!」

 

ざっと20はいる。いくらバルチャーでもこれはキツイだろう。

 

「コンテナの影に隠れろ。吹っ飛ばす。」

 

M134をまたしても撃ち、甲板を感染者の血で染め上げる。銃身が回転しながら7.62mm弾を撃ち込み、ひき肉の山を築きあげていく。

 

「うわぁエグイエグイ。バルチャーは前進する。」

 

確かに感染者共は見る影無い肉片になってる。確かにエグいな。流石無痛ガンだ。

 

バルチャーがブリッジへ接近する。

 

「ブリッジに敵多数! RPGまでいやがる! 長谷川! ぶっ飛ばしてやれ!」

 

RPGか。さっさと始末しないとこっちもやられるな。

 

「バルチャー、支援する。」

 

「RPGはブリッジの左舷側に集中してる! そこからやれ! じゃないとそっちが落とされるぞ!」

 

「分かった。ありがとう。」

 

「RPG! 回避する!」

 

ヘリにRPGが飛んできた! パイロットがどうにか回避する。

 

ブリッジの左舷側に銃口を向け、弾幕を張る。血飛沫が上がり、体の一部が宙に舞う。

 

「クリア! 中へ突入する!」

 

「了解。」

 

バルチャーがブリッジに突入し、俺は支援出来なくなった。

 

「こちらシューター2! 甲板中央から敵歩兵!」

 

「了解、ユニオン4-1は攻撃に移る。」

 

甲板中央の階段から敵歩兵が出てきた。

 

こっちに撃ってきた。小銃ごときでブラックホークを落とそうだの愚かな考えを無痛ガンで打ち砕く。

 

甲板は血に染まり、赤くコーティングされて行く。

 

「敵のハインド!」

 

敵のハインドが飛んできた! マズい! 7.62mmじゃ落とせないぞ!

 

「下がれ! 俺がもらう!」

 

ブラックホークとハインドの間に味方のハヴォックが割り込み、ハインドにロケットを叩き込んで撃墜した。

 

「助かったよ。」

 

「これは俺達の仕事だからな。」

 

「敵! 漁船からRPG! 奴ら、輸送船ごと沈める気か?」

 

シューター1が敵に気付く。

 

「シューター1、一緒に吹き飛ばそうぜ!」

 

「よし来た。ロケットの雨を降らせるぞ!」

 

アパッチとハヴォックが並んでロケットの雨を漁船に降らせる。敵は一瞬で壊滅した。

 

「こちらバルチャー! ブリッジクリア!」

 

「ジャッカルだ! こっちもクリア!」

 

「ヴィンペルだ。ブリッジには誰もいなかった。」

 

ヴィンペルの奴、全滅させたな。

 

「こちらフォートレス。後続部隊が到着次第、襲撃部隊は帰還せよ。」

 

一方的な試合運びで終わった。コンテナの中身は弾薬のようだ。他に何かあるのかな?

 




「ジェームズの視点とは珍しい。」

折角キャラを作ったのに空気化してるようだったので(汗)

「まあ、あまり目立って無いな。」

で、前回で鷹見が16歳になりました。というわけでキャラ設定をちょっと更新しますね。

「そういや俺達って少年兵だったな。忘れてた。」

まあ、忘れもしますよ。で、とある計画も同時進行してましてね・・・

「なに企んでるんだ?」

既に伏線は張ってます。アレ?って思った人が多分いると思いますが。

「デウスエクスマキナか?」

そっちじゃない方。

「何する気なんだろう。とりあえずこの辺で」

「「「次回もよろしく!」」」

「あれ?ジェームズ?」

「折角来たのに終わってた・・・」

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