かなり短いですね。戦闘ばかりだったからどうも日常シーンが思い浮かばなくて・・・
「もっと頑張れよ。それでは本編をどうぞ!」
8/15
12:30
福岡市街地
side函南
今日は珍しく休暇が入った。バルチャー、ジャッカル、ヴィンペル、ユニオンは休みだ。
で、俺は自転車を借りて少し街を走る事にした。ガソリンは軍用車に使うからな。ハンビーとかエイブラムスとかは軽油だが。
長谷川と鷹見は基地に家族がいたらしい。折角の再会を邪魔するなんて出来るか。
福岡空港周辺は避難して来た人が住んでおり、そこそこ活気がある。実は給料も貰っているのだ。なぜか日本円だが。(モリソン将軍曰く、ここに日本円があるから使った。後悔は無い。とのこと。)まあ、経済というより物々交換に近いかな。
ちなみに、食料調達部隊は農業と狩猟の2つに分かれており、軍と民間の両方に供給している。養魚場も無事だったのである程度の食料は確保出来てるそうだ。足りなければオーストラリアの食料基地から持ってくるらしい。
そういや、熊井さんが食料調達部隊にいた。最近、戦闘部隊に志願したらしいけども。
「おやっさん、これ幾ら?」
「お、函南曹長か!ニジマスの塩焼きなら200円だ。」
「1本で。」
「毎度!」
ちょっと腹が減ったのでニジマスの塩焼きを買い食い。休みの日にはいつもこの店に寄る。
食い終わってから、俺は自転車を走らせ、川を越える。その辺には公園がある。何と無く寄ってみる気になった。
すると、キリル、アラン、バーンズが街の子供達と鬼ごっこをして遊んでいた。全員私服だ。あ、アランがすっ転んで捕まった。鈍臭い奴だ。
ユーリは木陰で読書。膝で子供が寝てる。何か平和な光景だな。
こんな日常を取り戻せるように、俺達が頑張らなきゃ。
基地に戻り、レストランを覗くとジャックがいた。
「何してんだ?」
「コーヒーのブレンド。飲むか?」
「1杯。」
ジャックからカップを受け取り、飲む。いつも通りのジャックのコーヒーだ。
「サンキュー、ジャック。」
「別に。そういやアランは?」
「公園で鬼ごっこしてた。派手にすっ転んで捕まってたぞ?」
「鈍臭いな。」
「まさに。それじゃ。」
「ああ。」
そうして俺はレストランを後にする。ジェームズもいたが、窓際で小説を読みながらティータイムを満喫していたので邪魔しないでおくことにした。
格納庫では
「ヘンリー、何やってんだ?」
「祐介か。ちょっとガラクタ集めて発電機をな。どっかに自転車のホイールないか?」
俺の横に立てかけてあったので、ヘンリーのとこまでの5m程を転がして渡す。
「サンクス。これをここにっと。」
「お前本当に機械いじるの好きだな。」
「実家が電器屋でね。バイクもそこそこいじれるぞ。」
「マジかよ。」
「んっ!ここをこうして・・・よし!これで動く!」
ヘンリーが発電機を起動させると、コンセントで繋いであった電球が光りだした。
「100Wで安定してるな。これで完成だ!」
「お疲れ。そういえばレストランでジャックがコーヒー淹れてたよ。」
「お!1杯もらってこよ。」
ヘンリーはその場にあった移動用のママチャリでターミナルへ走って行った。
その時、ゴーグルにテロップが表示された。
『航空部隊はスクランブルに入れ。これは訓練ではない。』
こいつは只事じゃないな。そう思い、その辺にあったスケボーに乗り、ターミナルへ急行した。
念のために
「最後の最後で出動かよ。」
まあ、海軍の航空部隊ですけどね。次回は航空戦になります! スカイクロラ見たり、BF4で戦闘機に乗りまくってたら書きたくなったので。
「カオスな事にならなきゃいいけどな。」
そうそう、バルチャーの3人のイラスト描いてみたのですが・・・正直イラストはど素人なのであまり上手くありません。
【挿絵表示】
「ちなみに、左から鷹見、
それでは
「「次回もよろしく!」」