函南「国語のテストで80文字以内で書けって言うのは必ず後回しにするよなお前。」
だって必要な部分探すのに時間かかるんだもん!
それは置いといて本編をどうぞ!
(函南視点)
「そう言えば何でここにいるんだ?ユースケ?」
あ、ウラッドの質問すっかり忘れてたな。
「ここの地下にある押収品保管室にデパートでのテロの時置いてあった弾薬があるかと思ったからだ。」
「本当か?」
「予想だ。事件の管轄はここの署のはずだからな。だよな?鷹見?」
「確かに管轄はここのはずだ。事情聴取受けたのもここだったからな。」
「じゃ、暴徒共の武器は?」
キリルが俺に聞いてくる。
「多分自前か銃器保管室のものだと思う。」
「なぜそう思う?」
と、今度はヴィクトル。
「あの時あった武器は拳銃から機関銃までよりどりみどりだったからな。それなのにスラッグ弾で狙撃してきたからだ。」
「成る程。もしその武器を見つけてたなら迷わず機関銃を使うはずだからな。どっかの弾幕魔みてぇに。」
「「弾幕と聞いて。」」
ユーリの弾幕魔と言う言葉に反応する長谷川とヴィクトル。落ち着け!
「そういうこと。」
ん?何か足音?
「ヤバい!5人位来てる!」
長谷川が警告し、咄嗟に隠れる。何で足音だけで人数分かるんだよ?
本当に5人だし。廊下にいる。
俺と鷹見、ウラッド達は廊下入り口の左側、残りは右側に隠れている。
トカレフのコピーとショットガンで武装してる。ショットガンは2人か。なら、ショットガンを優先して殺ろう。
俺はハンドサインで鷹見にショットガン持ちを狙えと指示。俺もマグニファイアをセット、セレクターをセミオートに合わせ、もう1人を狙う。
そして、長谷川と宮間さんに俺と鷹見が撃ったら残りを殺るよう合図する。
準備完了。ハンドサインでカウントする。
3、
2、
息を吐く。
1、
心拍数が下がり、照準のブレが収まる。
そして、カウントしていた左手はグリップを握り、右人差し指がトリガーを引く。
しゃがんだ俺の頭上では鷹見がほぼ同時にトリガーを引いた。
5.56mm弾と7.62mm弾は、それぞれの目標の頭に吸い込まれる様に命中、血飛沫が上がる。
次の瞬間、長谷川と宮間さんの弾幕が残りの奴らを覆う。
廊下には銃声と悲鳴が反響し、何かが倒れる音と共に、廊下に再び静寂が訪れる。
「クリア。」
「なあ、ウラッド、」
「どうした?キリル?」
「あいつらをただの民間人と侮ってた事を反省するよ。」
そんな事を喋っているキリルの横で俺はマグニファイアを外し、ウラッドに一つ聞く。
「ウラッド達はどうする?」
「俺達は上で情報収集だ。」
内容は聞くまい。聞くまでも無い。
「了解。俺達は下へ行く。」
「なら周波数を合わせよう。トランシーバーを貸してくれ。」
俺はウラッドにトランシーバーを渡すと、ウラッドは周波数を合わせた。
「これで通信できる。何かあったら知らせてくれ。」
「了解。幸運を!」
「そっちもな!行くぞ!」
「やだやだ私もロシア軍と行く〜!」
「宮間さんはこっち!」
ウラッドについて行こうとする宮間さんを鷹見が必死に止める。
ウラッド達は廊下を走っていく。
「俺達も行きますか。」
「アイアイサ。」
「マガジンが残り1つなんだ。早く補給しよう。」
鷹見はマグポーチを漁りながら言う。
「私なんて装填してある分だけですよ?」
「何発?」
とりあえず聞いてみる。
「多分10発。」
マジかよ。俺は残り1つと5発だ。次の戦闘で無くなるだろう
.45ACPは予備マガジン2つと胸ポケットの1発か。胸ポケットのは非常用だ。
さっきのコンビニで腹ごしらえしてからマガジンに弾を込めるつもりだったからなぁ。大誤算だ。
俺はSOCOM Mk.23に持ち替える。
「行くぞ!」
どうもブレーカーが落ちてる様だ。廊下の電気は点いていない。
廊下をちょっと行った所に地下へ続く階段があった。横の地図を見ると押収物保管室は地下だ。
「俺がポイントやる。付いて来い。」
「なら、後衛は俺か?」
「そうだな。」
その場で隊列を整る。先頭はライト持ちの俺。後衛は弾幕魔の長谷川だ。
地下へ降りる。長谷川の奴、後ろ歩きで階段降りてるが大丈夫なのか?落っこちて巻き添えはゴメンだぞ?
Mk.23に装備したフラッシュライトで先を照らしながら進む。不気味なまでに静かだ。
そんな事を思っていたら地下へ到着。辺りは暗い。
「ロウソク持ってきたがいるか?」
ナイス!鷹見!
「お、いいものを!その辺に設置しろ!」
「アイアイサ。」
鷹見はライターを取り出し、等間隔でロウソクを設置する。
ガタ!ガタ!
!?
何かいるな。換気口からか?
「換気口みたいですね・・・」
「あの時も換気口から来たよな。」
長谷川がデパートでの事を思い出す。そういや、リッパー初登場の時も換気口から奇襲してきたな。長谷川の勘が当たって躱せたけど。
イヤァァァァァ!!!
ん?何か奇声を上げてる?
「あ〜、レポートにあったな。確かクロウラーだっけ?」
長谷川が呟く。
「どんなやつ?」
「感染者の肉を食ったお陰で生きたまま化け物になった奴だ。」
えーと、ご愁傷様です。
ガタガタ!!
上の換気口からクロウラーが降ってきた!しかも宮間さんの真上!
グサ!!!
・・・うん。宮間さんマシェットで降ってきたクロウラーを串刺しにしちゃったよ。
「一体何が?」
鷹見が呆然としながら聞く。
「上から降ってきたのでその重力加速度を利用しただけですよ?ほら、私か弱い女の子ですからそういうのは最大限利用しないと〜。」
「「「どこがか弱いだ!」」」
総ツッコミだ。今までの戦いっぷりを見てか弱いとは思えない。
(あれ?俺は放置?)byクロウラー
それから暫く・・・
この部屋だな。押収物保管室と書いてあるが、やっぱり鍵が掛かってる。ならば、
「長谷川、物理ピッキング!」
ダン!ダン!
長谷川が最近影薄くていじけ気味なG17C(そういや持ってたな。)で鍵をぶっ壊す。いつも通りの荒療治だ。
「イヤァ!!」
長谷川がドアに蹴りを入れ、勢いよくドアが開く!
「ゴハッ!!」
・・・説明しよう。
思い切りドアを蹴ったところ、このドアが勢いよく開いた。そして勢いに乗ったまま、元の位置に戻ってきて、1歩踏み出していた長谷川の顔面を強襲したのだ。
「普通に開けろよ・・・」
俺は普通にドアを開く。
さて、鷹見がロウソクを設置すると、
「ビューティフォー・・・」
あったよ武器。宮間さんがにやけている。
「わーい!AN-94!!」
宮間さんはいきなりダッシュしたかと思えば、AN-94に飛びついて頬ずりしてる。なんか怖いんすけど・・・
「あ、いいもの発見!もーらいっと。」
ゲ、宮間さんがカランビットを手に取った。
「お、BarrettM82A1じゃん!」
「鷹見、それって確か1.5km先の敵の胴体を真っ二つにした化け物ライフルだよな?」
「よく知ってるな函南。だけど13kgあるし持ち運びには不便だな。やめとこ。」
とりあえずトランシーバーを取り出す。
「ウラッド、聞こえる?」
「聞こえてる!ちょいと取り込み中だがどうした!?」
暴徒とドンパチやってんのか。まあ正規軍が負けるはず無いけど。
「あったよ弾薬が!」
「何だと!?どの位?」
「よりどりみどり。5.45×39mmもバッチリあるぜ!」
「そいつは朗報だな!で、今5階で足止め食ってるんだがちょいと手を貸してくれないか?」
「お安い御用。弾を込めたら行く!」
ウラッド達が手こずるって何があった?
「さ、とっとと弾込めな。ウラッドから救援要請だ。」
全員がマガジンに弾を込める。
宮間さんはニヤニヤしながらMP-446いじったり、AN-94にPSO-1やらアングルフォアグリップを付けてる。何か怖い。
「よし!出来た!」
「完了です!」
「弾帯2つ取った!これで勝つる!」
「なら行くぞ!」
とっととウラッド助けに行かなきゃ。
さて、新しいタイプの感染者が出たので紹介します。そのうちまとめようかな。
Type03 クロウラー
毒性の高いMk.2型ウイルスに感染したものを食べてしまい、生きたまま脳を乗っ取られ、感染者になったタイプ。(感染した肉は黒ずむので分かりやすい。熱を加えるとタイプに関係無く死滅する)
満たされない飢えに苦しめられる。その飢えを満たす為に人を襲う。
また、半分生きているため、腐敗しない。
こんなとこですね。
「宮間さんに串刺しにされたがな。」
函南だったらどうしてた?
「ククリでぶった切る。」
単純明快ですね。とりあえずこの辺にしときますか。
「「次回もよろしく!」」
「またみんな休み?」
武器のカスタマイズを楽しんでる最中だったんで声掛け辛かった。