【完結】CombatZone   作:Allenfort

25 / 93
ACT.2突入!

函南「今度は何が起こる?」

それはまだ言いません。それでは本編をどうぞ!


ACT.2 TaskForce148との出会い
mission24 謎の監視者


(⁇?視点)

 

「2-1、エルグランドがコンビニに止まったぞ。」

 

俺はインカムのマイクに向かって言う。

 

「確認した。2-2、そっちはどうだ?」

 

「ああ、署の中は暴徒どもが占拠しちまってる。」

 

別の場所から監視していたキリルからの報告が入る。

 

「分かった。2-4、その車を見張れ。2-3、アメリカの奴らにも知らせろ。」

 

「分かった。ホバードローンを使う。」

 

俺は通信を切ると、エルグランドを見張るため、ホバードローンを飛ばした。

 

13:14

コンビニ内

(函南視点)

 

やっと雨があがった様だ。太陽が出ている。

 

「さてさて、あそこの押収物保管庫だな?」

 

「弾薬をとっとと補充したい所だな。」

 

「無駄撃ちしなければいいんですけどねぇ。」

 

無理ですよ宮間さん。長谷川のM249は連射速度をガン上げしたせいで命中精度が絶望的なんだから。おかげで5.56mm弾の消費が早い早い。1回の戦闘で弾帯1つ2つは無くなる勢いだ。

 

「お!ラムネがある!」

 

ゲ!ドリンクコーナーにラムネがあるなんて予想外だ!

 

「止めろ!」

 

全員に長谷川を止めるよう指示。その時、

 

「スナイパー!伏せろ!」

 

鷹見の叫び声。振り向くと、中央署の中層階が一瞬光る。

 

マズイと判断した俺達は素早く伏せた。

 

次の瞬間、弾丸が店の商品やら何やらを破壊した。

 

「50口径!?」

 

「いや、スラッグ弾だ!」

 

「危ないですね。」

 

「まったく厄介な・・・」

 

長谷川が破壊された飲み物の方を向いて、黙り込んだ、と思った次の瞬間、

 

「野郎!ぶっ殺しゃぁぁぁ!!」

 

!?

 

そこには、1本残らず破壊されたラムネがシュワシュワいいながら零れていた。長谷川がキレる訳だ。

 

「攻撃だ!反撃開始!」

 

交戦開始。やられたらやり返せだ。

 

「暴徒共が署を占拠してるみたいだ!」

 

鷹見がスコープを覗きながら言う。

 

「じゃ、銃器保管室から取ってきたのか?」

 

「いや、スラッグ弾は自前だろ。」

 

俺の問いに鷹見は冷静に答える。

 

「何でもいいから奴らをミンチに!」

 

長谷川の怒りが収まらない模様。

 

「鷹見!スナイパーを片付けろ!」

 

俺は双眼鏡をバックパックから出し、スナイパーを探す。

 

「中層階!距離150!」

 

鷹見がトリガーを引く。

 

放たれた7.62mm弾は、敵のスコープごと右目をブチ抜いた。

 

「ヒット!スコープをブチ抜いて右目に当たった!」

 

「ワーオ!!ナイスショット!」

 

宮間さんが鷹見に言う。

 

「残党狩りじゃぁぁぁ!!」

 

「「「1人で行くな!」」」

 

暴走してコンビニを飛び出した長谷川を追って、俺達は外へ出た。

 

(???視点)

 

「2-1、署からコンビニへ銃撃だ。」

 

奴らを監視して数分か?ドローンのカメラに署にいる狙撃手の姿が写る。

 

「暴徒共め、何を狙った?」

 

ウラッドの問いに答える間も無くコンビニからも銃撃。

 

「今度はコンビニからだ。」

 

そして、迷彩服を着た4人組が出てきた。

 

「あー、2-1?さっきコンビニにいた奴ら迷彩服着てるぞ?」

 

「自衛隊じゃないよな?自衛隊はもう集結してると聞いていたが?」

 

「いや、自衛隊の迷彩服じゃないな。署に突入する気らしい。」

 

「追いかけるぞ。2-2!2-3!聞いてたな!」

 

「ああ。」

 

「俺もだ。」

 

「なら合流地点Eへ来い!」

 

「「「了解!」」」

 

俺は傍らに置いてあるAK-74uを手に、合流地点Eへ向かう。

 

(函南視点)

署の入り口

 

「Ураааааааааааа!!!」

 

長谷川はガラスのドア(押し戸)に飛び蹴りを入れ、その勢いでスライディングした。

 

「無駄にダイナミックというかスタイリッシュというか・・・」

 

やれやれ。

 

「まさに無駄が無い位無駄に洗練された無駄な動きですね!」

 

「結局無駄じゃん!」

 

鷹見が宮間さんにツッコミを入れる。

 

というか、よくM249を持ってあんな真似できるな。長谷川ってそんなに力あったっけ?

 

「・・・ストックが腹に・・・」

 

前言撤回。やっぱやらかした。

 

「全く。」

 

その時、

 

「動くな!」

 

俺の後ろには黒い戦闘服に身を包んだロシア人が4人、銃口を向けていた。詰んだな。

 

(???視点)

ちょっと前

 

「何やってんだアレ。」

 

ヴィクトルが笑いをこらえている。

 

奴らのマシンガン持ちがドアにドロップキックを入れて突入したと思ったら、ストックが腹に直撃して悶絶している。かなり痛そうだ。自業自得だが。

 

「統率が意外と取れているな。気をつけろ。」

 

ウラッドは冷静に奴らを観察する。

 

「どうする?」

 

殺すか?いや、いい即戦力になるだろう。

 

「捕まえる。もしかしたら仲間に引っ張り込めるかもしれん。」

 

「ならチャンスは今だな。」

 

キリルはAEK-971を構え直して言う。

 

「行くぞ。撃つなよ?」

 

ウラッドの指示で俺達は署の入り口に向かう。

 

あいつら、本当に何者なんだ?

 

取り敢えず、とっ捕まえよう。

 

俺達はウラッドに付いて行く。

 

気付かれない様にカラムフォーメーションで接近。後方10mの所へ接近する。

 

そして、ウラッドが行けとハンドサインを出し、俺達は4人の拘束にかかる。

 

「動くな!」

 

デジタルフローラ迷彩を着た奴にウラッドがAK-12を突き付けた。

 

残りの3人にも銃口を向け、動きを封じる。

 

何者なんだろう?こいつらは?




函南「俺達死ぬのか?」

いや、そんな事はしませんよ。

長谷川「まだ腹が痛い。誰か湿布持ってない?」

あんな無茶をするからですよ。

長谷川「あいつらが俺のラムネを撃ったのが悪い!」

((((撃った奴グッジョブ。))))

鷹見「で、あのロシア人は何なんだ?」

それは次回に。それでは

「「「「「次回もよろしく!」」」」」

ウラッド「あ、遅刻しちまったか?」

お前が出るのは次回だ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。