【完結】CombatZone   作:Allenfort

2 / 93
はじめまして。Allenfortです。

とうとう自分の小説を投稿出来ました!

ですが、初投稿なので表現がイマイチな部分が多々あるかと思います。

それでも試行錯誤しながらもっといい作品に出来るよう頑張ります!

それでは本編をどうぞ!

12/29 台本形式だったのを書き直しました。


Prologue 悪夢の前哨戦
mission1 序曲


街を駆け抜ける3台の自転車が隊列を組んでアーケードを走り抜けて行く。

 

「ちゃんとついて来てるか〜?」

 

「バッチリ背後にいるぞ函南。」

 

「あ、鷹見。居たんだ。」

 

そう言って笑う。

 

「さっきからいただろうが!長谷川!」

 

鷹見が笑っていた長谷川へパンチを見舞う。

 

「やめい!俺まで巻き添え食らうじゃねえか!」

 

「あ、やべ!」

 

鷹見のパンチくらった長谷川がバランスを崩し、先頭を走っていた函南と左を走っていた鷹見を巻き添えにズッコケやがりました。メディック!早く来てくれ!

 

「あ〜クソ!!チャリに足挟まれた!助けてくれ!」

 

彼は函南祐介。高校1年。

 

そして今、函南は倒れた自転車3台に左足を挟まれ、身動きが取れなくなっていた。

 

「あいよ。鷹見、そっち持ってくれ!」

 

「よし、せーの!!」

 

「いてぇ!!」

 

2人が自転車を持ち上げ、函南が足を抜く。

 

1人は鷹見弘行。そしてもう1人は長谷川暢。学校は違うが仲のいい3人組だ。

 

「助かったよ。ちなみに負傷者は?」

 

「俺は無傷だ!」

 

函南の問いに対し、長谷川が答える。

 

「「よし。ならば今から負傷させてやる!」」

 

函南と鷹見の怒りのストレートが長谷川を襲う!

 

「解せぬ!」

 

バタッ!

 

腹にヒット。長谷川ダウン。いい気味だと2人はニヤリと笑う。

 

「チキショウ!腕に軽い切り傷。こけた時にガラス片で切った!」

 

函南の腕には、浅いが5cmくらいの長さの傷が出来ており、そこから少し血が流れていた。

 

「膝擦りむいてた。」

 

鷹見はちょっと涙目だ。

 

「打撲した(2人にやられて)」

 

「お前は自業自得だ!」

 

長谷川に対し、鷹見が素早くツッコミを入れる。

 

「治療道具は無いしホームセンターは遠い。どうする?」

 

函南はいつも絆創膏とかを持ち歩いているが、今日は持っていなかった。

 

「あー、一番近いのはそこのデパートだし、そこで治療用品買うか?」

 

「デパートにあんの?」

 

函南は鷹見に聞く。

 

「雑貨売り場にあったはずだ。」

 

「もちろん、長谷川の負担な」

 

「ウソだろ!?」

 

一行はデパートへ向かった。長谷川を無理矢理引っ張って。

 

「頼む!勘弁してくれ!ここで金使ったら今月新しいエアガンが買えないんだ!頼むお慈悲を!」

 

なんか騒いでいるが、無論無視する。

 

(函南視点)

 

数分後。デパート内のトイレにて

 

「あー酷い目に遭った・・・」

 

俺は傷口にガラス片が残っていないのを確認したのち、ガーゼを傷口に当て、包帯を巻いた。

 

全く、店員に傷見られてドン引きされたよ。ついてねぇな。

 

鷹見は膝に絆創膏を貼っている。

 

「ああ、my moneyがぁ〜新しいエアガンがぁ〜」

 

8階の日用品売り場で治療用品を買った次いでにトイレで治療した。

 

金が吹っ飛んだと長谷川が涙目で嘆いているが、無論無視している。

 

「ん?何か銃声しなかった?」

 

と、鷹見がバックパックを漁りながら言う。何を言うかと思えば。

 

「こんなとこで銃なんか撃つ奴いるかよ」

 

「聞き違いだろ?こんなとこでエアガンなんかぶっ放すの長谷川位だろうし。」

 

「そこまで弾幕狂じゃないぞ?」

 

とりあえず、治療も済んだ事だし、トイレを出た。だが、

 

「おい、何でレジ誰も居ないんだ?」

 

「エスカレーター止まってるよ?」

 

「エレベーターは?」

 

長谷川がエレベーターのボタンを押す。

 

「反応しない。ケーブルがイカれたか?」

 

俺はあちこち見回す。

 

「防犯カメラと蛍光灯も死んでるな。停電か?」

 

明らかにおかしい。なんか変だ。

 

止まっているエスカレーターを歩いて降りようとした。その時、

 

「待て、下に誰かいる!」

 

俺がなにかを見つけ、俺達は咄嗟に物陰に隠れる。

 

7階では、服屋の商品をどけ、そこのスペースに人が集まっていた。

 

鷹見がバックパックに入っていたライフルスコープで偵察する。ナゼそんな物を持ってた?

 

「あー、何か目出し帽被って銃持った奴らが人一箇所に集めてやがる・・・」

 

「映画の撮影なんてあったか?」

 

「ない。見た感じ本物くさいな。」

 

「なんでライフルスコープなんて持ってんだよ?」

 

マジかよ・・・長谷川、とりあえずスコープの件は置いとけ。

 

「俺たち丸腰オワタじゃん」

 

それはシャレにならんぞ長谷川。

 

「電気系統死んでるのは奴らの仕業だな?」

 

「何してんだあいつ?」

 

その場に銃声が響いた。次の瞬間には悲鳴が耳に入る。まさか!?

 

「クソが!人質1人殺しやがった!」

 

「何だと!?」

 

長谷川と俺も様子を伺う。

 

「死体に何かを注射したぞ?」

 

「何がしたいんだあいつら・・・」

そして、その死体はどこかへ運ばれて行った。

 

一瞬にして、俺達は窮地に陥ってしまったというワケだ。

 

間違いなく人生最悪の1日だろう。

 

だが、俺達はまだ知らなかった。

 

これが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんの前奏曲であることを。




CombatZone第1話を読んでいただき、ありがとうございます!

函南「ここでは登場人物を交え、ちょっとした座談会をやろうと思います!」

それではレッツトークタイム!

函南「改めてましてこんにちは!函南祐介です。」

長谷川「長谷川暢で〜す。」

鷹見「鷹見弘行です。」

この物語はこの3人を中心に進めて行きます。とりあえず、最初のデパートへ行くきっかけから。

函南「長谷川のおかげであんな事件に巻き込まれるハメになるとはな。」

鷹見「全くいい迷惑だな。」

長谷川「異議あり!殴った鷹見が悪い!」

いや、長谷川が余計な事言わなきゃよかったのでは?

長谷川「う......」

はい。論破。

函南「で?鷹見はなんでスコープ何で持ってるんだ?」

ちょっと言えない事情があるのでノーコメントで。

函南「なら、あいつらは何者なんだ?」

それは自分で調べて下さいな。

鷹見「ま、あれだけ武装してれば只者ではないな。」

函南「何持ってたの?」

鷹見「アサルトライフルとライトマシンガン。」

うわぁ、とんでもないものを......

長谷川「ピストルと猟銃の間違いだよな?」

鷹見「いや。しかも本当に撃ったからな。」

さて、彼らはこの先どうするのか?そして奴らの目的とは?

「「「「それでは次回もよろしく!!」」」」



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。