【完結】CombatZone   作:Allenfort

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さて、時間が出来たので土日以外にもちょこっと投稿します!

函南「先生がどっさり出した宿題を忘れるなよ?」

り、了解。それでは本編をどうぞ!


mission17 新たな仲間

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08:32

(函南視点)

 

「・・・い、・・・きろ、」

 

「ん〜」

 

「おい、起きろ!朝飯作ってくれ!」

 

「はいはい。」

 

俺は後ろの座席に横になって寝ていたところを鷹見に叩き起こされた。

 

アウトドアショップで入手した寝袋を布団の代わりにして。

 

寝ぼけ眼を擦り、迷彩服を着る。

 

寝てる間、上はボーダーシャツだけしか着ないことにしている。寝相悪いから上着着てると動きにくくて仕方ない。

 

そして、外に出て料理の準備をする。

 

数十分後

 

朝飯はシンプルにピザトーストにした。

 

長谷川の奴、まだ寝てやがる。

 

「しゃーねぇ。起こしてくる。」

 

「お、頼む。」

 

俺は寝ている長谷川のとこへ向かう。

 

「おい、とっとと起きろ!さもないとお前の飯を俺らが食っちまうぞ。」

 

「そいつは一大事だ!」

 

あのバカ。勢い良く跳ね起きたおかげで、お互いの頭をぶつけるハメになった。

 

ヘルメット被っておけば良かったな。

 

9:21

 

「さて、あの人を迎えに行くんだよな?」

 

長谷川に聞いてみる。

 

「いたらな。」

 

「一体どんな人なんだよ?」

 

鷹見は知らないだろうな。

 

「とりあえず駅前の科学館へ向かってくれ。」

 

「了解。乗りな。」

 

「長谷川、街に行くからM249引っ込めとけ。」

 

「はいよ。」

 

鷹見と長谷川にちゃっちゃと指示を出す。

 

車に乗り込み、俺達は強力な助っ人のいるであろう駅前の科学館へ向かう。

 

 

10:00

 

ようやく着いた。

 

全く。渋滞にハマるとかツイてねぇ。

 

「さて、22階まで行くワケですが。」

 

俺はビルを見上げながら言う。

 

科学館は23階建てのビルの21〜23階にある。

 

22階が受付で23階がプラネタリウム、21階が展示ゾーンとなっている。

 

「電力生きてるか?」

 

「死んでたら非常階段だな。」

 

「頼む、電力生きててくれ。」

 

長谷川は真顔で電力が生きてる事を祈る。どうやら歩きたくないらしい。

 

科学館前は誰もいない。

 

「装備をチェック。長谷川、M249とM4の両方持ってこい。」

 

「何?その罰ゲーム?」

 

「じゃM4は鷹見に渡せ。」

 

「そいつは助かるな。CQBでMk11はキツイんだよな。」

 

鷹見はM4とマガジンを受け取る。

 

「行くぞ。俺が前衛、長谷川が中衛、鷹見は後衛だ!」

 

「「了解!」」

 

俺達はフェイスガードとゴーグルを装着し、隊列を整え1階に突入する。

 

床は見事に血で染められている。

 

「エレベーターをチェックしろ!」

 

「動くぞ!」

 

長谷川はエレベーターのボタンをやや乱暴に押す。

 

俺は左、長谷川は右の壁に張り付くと、鷹見はドアの正面に陣取る。

 

チン!

 

エレベーターが到着。

 

ドアが開くが誰もいない。

 

「クリア!」

 

正面に陣取っていた鷹見がエレベーター内の安全を確認する。そして鷹見、長谷川、俺の順でエレベーターに乗り、上を目指す。

 

チン!

 

ドアが開く。

 

「こりゃひでぇな。」

 

顔をしかめ、呟く。床は血が流れ、死体があちこちにある。

 

長谷川がうつ伏せの死体を足でひっくり返す。

 

「おい、このリッパーの頭に釘刺さってるぞ!」

 

それを聞いた鷹見が他の死体を確認する。

 

「こっちもだ!」

 

「こんな事やるのは、あの人くらいだ「そこを動くな!」

 

後頭部に何かを突きつけられた。万事休す?

 

「武器を置いて両手を挙げなさい!」

 

鷹見と長谷川が気付いて飛んできた。

 

「ちょ!落ち着いて下さいよ宮間さん!俺です俺!」

 

長谷川がフェイスガードとゴーグルを外す。

 

「へ?長谷川さん!?じゃ、このデジタルフローラのは・・・」

 

「俺っすよ。」

 

フェイスガードとゴーグルを外してやっと気付いて貰えた。

 

「もう少しで頭を吹っ飛ばしてましたよ?」

 

「笑顔で怖いこと言うなし!」

 

この人なら本気で撃ってたな。ヘルメットがなきゃ即死だった。(撃たれてないがこのネタやりたかったんだよ!)

 

「函南、この人か?(おっかねえ女だ)」

 

「そそ。強力な助っ人の宮間さん。」

 

「始めまして。宮間愛良です。」

 

「鷹見弘行です。その手のモノは何ですか?」

 

鷹見は宮間さんが持ってる銃のようなものを指差し、言う。

 

「倉庫にリベットガンがあったんでお守り代わりに持ってたPK-ASとタクティカルライトをくっ付けたんです。」

 

「そのストックは?」

 

「その辺の物で作りましたよ!」

 

どっかのエンジニアかよ。なんでお守りがPK-ASなのかも分からんし。

 

「因みに他の人達はどうしたんですか?」

 

長谷川が話を切り替える。ナイス。

 

「逃げたんですかね〜?ちょっとトイレで世界の特殊部隊を読んでたら非常放送入って、トイレを出たら誰もいないし、」

 

「仕事中に何やってるんすか?」

 

「平日で余り人が来なくて暇だったんです!それより、長谷川さんのマシェット見せて下さいよ!」

 

「はいはい。」

 

長谷川からマシェットを受け取り、ニヤニヤしてる。ヤバ、背筋が凍りそうだ。

 

「それはそうと、とっとと脱出しません?」

 

とりあえず本題に入る。

 

「へ?でもどこへ?」

 

「詳しくはWeb・・・じゃなくて車の中で!あとそのマシェット使っていいですよ。」

 

長谷川、ここでそのネタ使うのは予想外だったぞ?

 

「お供させていただきます!」

 

即答!?

 

「鷹見、M4も渡しとけ。」

 

「あいよ。」

 

鷹見はM4を宮間さんに渡す。

 

「これ本物!?一体どこで!?」

 

その時、どこからかリッパーが現れた。

 

「詳しくは後ほど!」

 

俺はそう言い、戦闘態勢に入る。

 

長谷川がリッパーに接近。弾幕を張る。

 

「リロード!!」

 

長谷川がリロードと叫ぶと同時にしゃがむ。

 

俺は長谷川の背中に左手をつき、背中を飛び越え、空中でG36Cを乱射する。

 

着地と同時に右肩を床に叩き付ける様にローリング。

 

そして、さっきまで俺の頭があった空間を鷹見の7.62mm弾が切り裂き、最後のターゲットに命中。

 

と同時に俺は起き上がり、銃口を前方へ向ける。

 

「クリア!」

 

「凄い・・・」

 

宮間さんは驚きと言った表情を浮かべている。

 

「さ、とっとと逃げるよ。」

 




今回は新キャラの、

宮間「宮間愛良です!」

函南「なんでいきなりリベットガン装備なんだよ?」

( 圭)「武器より工具だろ!」

なんかよく分からない人にセリフ取られちゃいました・・・

鷹見(なんでこのネタを?)

まあ、これくらいたくましい仲間の方が安心できるでしょ?

函南「まあそうだな。」

宮間さんの設定をキャラ設定に追加しておきます。さて、今回はこの辺で

「「「「「次回もよろしく!」」」」」


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