【完結】CombatZone   作:Allenfort

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時間が欲しい・・・

函南「どうした?」

また火曜日から課外授業が始まる・・・小説を書く時間とBF4やる時間が・・・

函南「歩兵だと雑魚なのにエアシューベリオリティはスコア1位って何なんだお前は?」

フライトシューティングは小3からやってるので慣れです。

函南「・・・とりあえず更新停止にならないようにな?」

了解!それでは本編をどうぞ!


mission14 強行突破

(函南視点)

5階病室

 

ドアを開けると、廊下は逃げ惑う人々で溢れかえっていた。

 

「ったく!キャーキャー騒いだら奴らが寄ってくるだろうが!」

 

リッパーは音に寄ってくるからな。

 

「今それを知ってるのは俺らだけだと思うぞ?」

 

鷹見の言うとおりだろう。

 

「確かにそうだな。」

 

鷹見はおもむろにケータイを取り出すと、アイツに電話する。

 

「長谷川!俺だ!函南を確保したけど、病院に奴らが出た!支援を要請する!」

 

「函南無事か?」

 

スピーカーから長谷川の声が聞こえる。

 

「ピンピンしてるぜ!」

 

本人が返事するのが一番手っ取り早いだろう。

 

「支援したいのは山々だが、街でも奴らが湧いてる!熊井さんの店で立て籠もってるから自力で来てくれ!」

 

「しゃーねぇな。俺らの装備用意しとけ!」

 

鷹見は軽く舌打ちしてから言う。

 

「分かった!」

 

鷹見は通話終了ボタンを押すと、ケータイをポケットに仕舞う。

 

「熊井さんの店なら立て篭もるには持ってこいだな。」

 

長谷川が熊井さんの店から弾幕を張っている光景が思い浮かび、つい笑ってしまう。

 

「だな。熊井さんあの事件以来、弾薬とか買い込んでるぞ?」

 

「マジかよ。」

 

一体どこからそんなもん買っているんだ?

 

取り敢えず人混みについて行く。

 

その時、誰かがエレベーターを呼んでいるのが見えた。

 

「おいおい、こんな時にエレベーターは死亡フラグじゃねぇか?」

 

某ホラゲーのワンシーンが浮かぶ。そういう系のゲームのエレベーター

にはロクな思い出がない。

 

チン!

 

案の上、エレベーターからリッパーが2体出て来て、エレベーターの正面にいた人を2人餌食にした。

 

「クソッタレが!!」

 

俺はすぐさまSOCOM Mk.23を抜き、2体のリッパーの頭をぶち抜く。

 

入院中もトレーニングをしていたので反動を抑え込めた。

 

リッパーは頭に風穴が空き、崩れ落ちる。

 

「Target down!!」

 

「Nice shot!!」

 

鷹見は見ているだけだった。どうも鷹見の場所からだと、置いてある木が邪魔で射角が取れないらしい。

 

「さて、鷹見。エレベーター来てるけどどうする?」

 

「使おうぜ。階段はめんどい」

 

「あいよ。」

 

俺らはエレベーターに乗り込み、1階へ向かう。

 

上からこないよな?

 

1階

 

「こりゃ酷いな。」

 

思わず口が開く。待合室には、幾つもの死体と血溜まりがあった。

 

「いこう。この死体はいつまでも"死体"じゃいてくれないからな。」

 

そう言って鷹見は死体を飛び越えて行く。

 

「ああ。」

 

返事してからそれに続く。

 

病院を出ると

 

街のあちこちから黒煙が上がり、乗り捨てられた車がそこらじゅうに停まっていた。

 

「あの時以上だな。」

 

病院の窓から見ると、ただの渋滞にしか見えなかったのに。

 

「ああ。酷すぎるぜ。」

 

そういえば熊井さんの店ってここからどう行くんだっけ?

 

「ここからはお前が先導してくれ。奴らは出来るだけ無視しろ。」

 

無駄に撃って奴らをおびき寄せるのはゴメンだ。

 

「了解。」

 

鷹見に続いてガードレールを飛び越え、ひたすらに走る。

 

リッパーが生存者を襲っているが、今の俺達には救う事は出来ないと判断し、ただ目をつぶって走り続けた。

 

「あそこだ!」

 

熊井さんの店が見えてきた。

2階の窓枠に長谷川がM249のバイポッドを固定している。

 

「入口開いてるから入れ!早く!」

 

長谷川が俺達に怒鳴る。何を慌てているのかと思ったら、後ろからリッパーが数体来ていた。

 

俺達はリッパーを無視。店のドアを開けて中に入ると、

 

「くたばりやがれぇぇぇぇ!!!!!」

 

長谷川が2階からM249を乱射し始めた!

 

鷹見の言うとおり、連射速度が上がっていたし、どう見ても命中精度が終わってる。

 

弾幕の嵐の前にリッパーはなす術なく倒れる。あいつは低い命中精度を数でカバーするからな。

 

長谷川を敵に回さなくて良かったと心の底から思う。

 

「やっと来たか。」

 

レミントンM870を持った熊井さんが出て来た。

 

「これでも全力で来たんですよ。」

 

鷹見が息を切らしながら答える。

 

「ま、少し休め。」

 

熊井さんからペットボトルの水を受け取り、俺はその辺の椅子に腰掛けた。

 

すると、長谷川が2階から降りて来た。

 

「よっす。函南。」

 

「おう、長谷川。どうした?その装備?」

 

長谷川はウッドランド迷彩の戦闘服とヘルメット、フェイスガードゴーグル、タクティカルベストを装備していた。

 

「戦闘服なら熊井さんが用意してくれたよ?」

 

「2人の分もあるぜ!」

 

「え!?いいんですか!?」

 

マジか!?それは嬉しいな!

 

「お前らの方が必要だろ?」

 

感謝します。熊井さん。

 

数分後。

 

俺はデジタルフローラ迷彩の戦闘服(しっかりボーダーシャツも)と、ヘルメット、ゴーグル、フェイスガード(スカル)、銃と一緒に頂戴したタクティカルベスト、ミリタリーブーツ、バックパックを装備した。

 

鷹見はMARPAT迷彩に黒のフェイスガードか。(他はだいたい同じ)

 

「ほら、お前らの武器だ!」

 

俺は熊井さんからG36Cを受け取る。

 

あの事件のどさくさ紛れに頂戴したものだ。でもなんか違う?

 

「ん?どっかいじりました?」

 

「ああ、連射速度犠牲に命中精度を極限まで上げておいたぞ。長谷川の逆だ。」

 

ワーオ!熊井さんグッジョブ!

 

しかもEOTech製3倍マグニファイアが付いている!

 

「俺のはいじりようが無いしな。強いて言えばスコープをACOGにしてオフセットアイアンサイトが付いた位か。」

 

鷹見がMk.11mod0をいじりながら言う。

 

「代わりにこれやるよ。」

 

ソードオフしたM870を熊井さんは鷹見に渡す。

 

「!?ありがとうございます!!」

 

鷹見のやつ、跳ねて喜んでるよ。

 

「そういえば長谷川のやつ、M4も連射上げてとか言ってきたぞ?」

 

「マジ?」

 

一瞬、俺は血の気が引いた気がした。

 

「安心しろ。M4は命中精度ちょっと上げたくらいだからたいして変わりない。」

 

長谷川のM4はソードオフしたM870とレーザーサイト、ACOGスコープとその横にオフセットアイアンサイトが付いている。

 

「長谷川にACOGは無駄だと思うが?」

 

俺は率直な感想を述べる。

 

「「同感」」

 

鷹見と熊井さんは同時に答える。

 

「俺だって精密射撃位出来る!」

 

「「「嘘こけ!」」」」

 

3人からの総ツッコミを受ける長谷川。こいつの精密射撃は信用ならないからな。




熊井「久々の登場だ!」

荒ぶってますね。

熊井「おう!張り切って店を要塞化したぜ!」

鷹見「それに長谷川の機銃掃射・・・近寄りたくない。」

言えてますね。ミンチにされますから。

長谷川「弾幕とは数の暴力だ!」

函南「弾の無駄遣いはやめろよ?」

ちなみに弾の消費量は

長谷川>(越えられない壁)>函南>鷹見

函南「おい、俺と長谷川の間に越えられない壁があるぞ?」

そりゃ、LMGとARの差ですから。それに函南くんは無駄弾撃たないじゃないですか。

函南「まあそうだな。」

さて、それぞれの銃が改造され、この先どうなるのか?それでは

「「「「「次回もお楽しみに!」」」」」

熊井「あれ?俺あんま喋ってない?」


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