バカ×オリ主
普通の学生として暮らしていた青年は呼び出されました。
異世界に勇者として。
一年半が経ちやっと魔王を倒しました。
勇者は元の世界に帰ろうとしました。
しかし、送還術が失敗しました。
勇者は気がつけば知らない部屋にいました。
その部屋で寝ている部屋の主を見つけました。
しかし自分よりも大きい少年に戸惑いました。
鏡があったので勇者は自分を見ました。
容姿がそこの少年に似ており耳に尻尾が生えていました。
勇者は驚きました。
自分の背丈が人間の頭ぐらいにしかなかったのですから……。
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「絶対、先生や友達に見つからないようにしててね!」
「おう、そんなヘマするもんか。」
「なら、いいけど…。」
俺は明久の鞄の入った。
「明久、一つ聞いていいか?」
「何っ?」
明久は走りながら答えた。学校に遅刻したので走っている。
「お前に呼ばれたら、瞬時にそこに行くのか?」
「解らないっ。でも、召喚獣なんだからそうなんじゃないっ…?」
「そうか。…明久。」
「今度は何っ?」
「俺が運ぼうか?」
「いいよ!」
「ちっ。」
「ちょっ、何で舌打ちしたのっ!?」
「いや…。なんとなく。」
「…………。」
もうすぐ、校門にさしかかった。すると一人の教師が見えてきた。
「じゃあ、あとでな。」
「うん!」
俺は鞄の奥に入った。
「おはようこざいます!鉄人!」
「西村先生と呼べ!」
そんな声が聞こえてきた。なるほど、鉄人がクラス発表担当だろう。
「鉄……西村先生、これは?」
「その中にお前のクラスが書いてある。」
「吉井お前は去年から筋金入りのバカだと思っていたが…」
「やだなぁ、先生。僕はバカじゃありませんよ?」
鉄人の言葉を明久が否定する。俺は鞄から少し覗いたら、明久が緑の封筒を開けていた。
「正真正銘のバカだったんだな!」
そこには、Fクラスと書いていた。
「んなああああぁぁ!!!」
やっぱり…。
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勇者 ヤヨイ
送還術で元の世界に帰ろうとしたが失敗。違う世界に飛ばされてしまう。飛ばされた先は同じ現代でも違う世界。「バカとテストと召喚獣」の世界。高スペックになってしまった彼は、普通の人間では存在できないため………そこの主人公の試験召喚獣となってしまった。そこで、彼はどう生きるのかは考えていない。どうにか、なるだろうと思っている。
「明久は、本当にバカだな。」
「うるさいっ! ヤヨイのバカっ!」
「どこの彼女だよ? 後、俺はバカじゃないぞ。」
「僕の召喚獣のくせにっ!」
「……それ、自分をバカと言っているようなもんだぞ…。」
「あっ………。」
本当に、明久はバカだ…。