古代魔術師の第二の人生(修正版)   作:Amber bird

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誤字脱字修正報告有難う御座いました、助かりました。


第456話

 ウェラー嬢が、サリアリス様に弟子入りした。同じ水属性魔術師だから順当だ、土属性については僕が教える事にするので最高の教育環境だ。

 現役宮廷魔術師筆頭と第二席の個人教授など、王族以外では不可能な豪華さだろう。

 彼女のゴーレム、お人形さんと呼んでいたが中々の性能だ。僕は不死人形と呼ぶが、彼女は私のお人形さんって呼んだので感性が似ていると言われた。

 まぁ改良点は多いが年齢を考えれば破格な性能だ、何故ユリエル殿が彼女を後継者として指名したのに宮廷魔術師団員にしなかったんだ?

 

 総合力を考えれば今でも上位の席次になれた筈だ、それをしない意味を考えないと駄目かな。

 あの親馬鹿っぷりは酷かった、今の状況は理由を知らないと危険だ。

 誤解を招かない為にも早急にユリエル殿に親書を送ろう、僕は彼女に嫌われていた筈なのに懐かれたと知ったら怒りが爆発するだろう。

 

「リーンハルト兄様、何か課題を出して下さい。お願いします」

 

 子供特有の天真爛漫さで接してくる、悪意も下心も無いのが分かる。インゴに大好物をあげた時と同じ種類の笑顔なんだ、インゴの更正と再教育は進んでいるのかな?

 腹違いの弟の行く末が気になる、次期バーレイ男爵として恥ずかしくない教養と力を身に付けなければ破滅なんだぞ。

 

「ふむ、リーンハルトよ。兄弟子として、妹弟子のウェラーの面倒を見てやるのじゃ」

 

 サリアリス様の執務室に居座るのは気が引けるのだが、サリアリス様が認めた妹弟子なんだよな。

 壁際に控える侍女達がハンカチで目元を押さえているのは、人間嫌いと思われている主に新しい弟子が出来たからか?

 

「まさか、サリアリス様に良く出来た孫と可愛い孫が出来るとは!」

 

「血の繋がった子や孫とは絶縁中なのに」

 

「でも血の繋がり以上の絆を感じます」

 

「元々サリアリス様とリーンハルト様はお互いの事を大切にしていました」

 

「「「「これで後継者問題は解決ですわ、正副二人も揃ったのですから」」」」

 

 いや、解決なんて全くしてないぞ!

 

 相変わらず会話を分けて続けてくる侍女達だな、だが余計に混乱した。僕もウェラー嬢も、サリアリス様の弟子ではあるが後継者にはなれない。

 僕は自分の家を興した当主だし、ウェラー嬢はユリエル殿の大切な跡取り娘だ。だから御家的にはサリアリス様の後継者にはなれないし継げない。

 魔術師としての後継者なら問題は少ない、能力重視の魔術師の後継者なら実子や孫達より僕等の方が上だから貴族院も認める。

 

「課題ですか?そうですね、折角だから『自在槍』の改良魔法である『黒縄(こくじょう)』を覚えて貰おうかな。

これをマスターすれば『山嵐』も使いこなせるよ。はい、これが『黒縄』の魔導書だよ」

 

 元々はウェラー嬢が購入した魔導書を見せて貰っただけだ、対価として派生系の魔法を教えても構わない。

 最近は魔導書を書く事にしている、後継者育成じゃないけど魔導書を読んで独学で使いこなせる連中が必要なんだ。

 

「サリアリス様の弟子入りのお祝いだよ、彼女に認められて弟子となるのは非常に珍しく厳しいんだ」

 

 空間創造から実用的で一切余計な物を排除した魔導書を取り出す、皮表紙には金文字で『黒縄(こくじょう)』と僕の名前だけが書いてある。

 経歴なども一切ない、最初に『エムデン王国宮廷魔術師第二席リーンハルト・ローゼンクロス・フォン・バーレイ著。魔導の深淵を求める者よ、安寧と怠惰を捨てて邁進する事を望む』と一文を入れた。

 これは魔術師ギルド本部に渡したレジストストーンの魔導書にも書いてある、人の書いた魔導書で満足するなって意味だ。

 

「新規の魔導書?これって……」

 

 凄い勢いで読み進めている、目が真剣で怖い位だ。彼女も立派な魔法馬鹿だな、僕等と同類だな。

 だされた紅茶を飲んで黙々と魔導書を読み耽る彼女を見る、サリアリス様も嬉しそうに見ているのは努力する者が好きだからだ。

 

「リーンハルト兄様、大好き!」

 

 いきなり魔導書を閉じるとソファーの脇に置いてから飛び掛かって来た!

 

「ちょ、こら駄目だって!淑女が異性に飛び付くとか……」

 

 ユリエル殿に殺される、間違い無く手加減無しの全力で殺しに来るって!

 ソファーに座っていたのに、飛び上がって正面から抱き付いて来たのは結構身体能力は高いんだな。

 いやそうじゃなくて異性としては全く興味の欠片も無いとはいえ、年頃の淑女に抱き付かれるのは大問題だよ。

 

「凄い凄い凄い、凄いわ!本当に新規の魔導書よ、マテリアル商会から強奪した魔導書なんかゴミよ。

リーンハルト兄様は魔導書を書けるのね、私は魔法の改良は出来ても感覚に頼る事が多いから文章には出来ないの」

 

 僕の胸に頭をグリグリと押し付けないでくれ、結構痛いんだよ。これが兄妹の関係なのか?僕には転生前に腹違いの姉や妹は居たが、こんな過激な強制スキンシップは無かったぞ。

 強制的に引き離す訳にもいかず、かといって抱き締めるのは駄目なので万歳みたいに両手を上げてしまった。

 

「良いから離れてくれ、僕はユリエル殿に殺されたくないぞ!宮廷魔術師第二席と第四席の全面戦争とかお断りだよ」

 

 抱き付いたまま、キョトンとした顔で見上げられた。

 

「お父様と?リーンハルト兄様、冗談でも言って良い事と悪い事が有ります。いくらお父様が親馬鹿でも、それは有り得ませんわ」

 

 困った人を見る目でだな、見られても此方が困るんだよ。あの親馬鹿は間違い無く誤解して僕を抹殺しに来る、今だってウェラー嬢に近付く悪い虫を潰せって脅されているんだ。

 サリアリス様、孫同士の微笑ましいじゃれ合い位に思ってませんか?コレって結構な大問題ですよ……

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 彼女達と別れて前回の王命達成の御褒美である、王立書庫の特別室に有る王家秘蔵の魔法関連の禁書を読みに行く。

 空間創造から渡された入室許可の証の指輪を左手人差し指に嵌める、これを嵌めていないと特別室の防衛機能が働く。

 

 王宮でも奥の方に有る王立書庫に入る、何人か居る司書が視線でお互いに何かを牽制すると一番近い位置に居た一人が近付いて来る。

 

「リーンハルト様、何かお探しの本が御座いますでしょうか?」

 

 司書達からは魔力を感じる、知識の塊の本を扱うからな。魔術師の職業としても最適かな、それ程強力でもないから魔術師としては大成出来ず司書を選んだのかな?

 

「今日は禁書を読みに来た、これが入室許可の証だよ」

 

 左手人差し指に嵌めた指輪を見せる、一瞬だけ驚いたのは国王以外だと宮廷魔術師筆頭しか与えられない指輪だからだ。

 

「連絡は承(うけたまわ)っております、御案内致します」

 

 禁書の部屋は王立書庫の最奥に有った、重厚なオーク材の扉の前に暫し立って確認する。

 

「指輪をドアノブに近付けて下さい、開錠されます。安否確認の為に、二時間に一度は外に出て下さい」

 

「安否確認?ああ、僕等魔術師は知識の吸収に貪欲だからだね。確かに丸一日籠もって禁書を読み耽る心配も有るか……」

 

 ドアノブに指輪を近付けると、ガチャリと金属音が聞こえた。自動的に施錠出来るのは面白いな、今度研究してみるか。

 

「いってらっしゃいませ、リーンハルト様」

 

 司書がその場で深く頭を下げたので、此処からは僕一人らしい。

 扉を開けて中に入ると自動で天井に設えた照明器具に明かりが灯る、当然だが防犯上窓は無い。気温も湿度も一定に保たれているみたいだし固定化の魔法による保存も完璧か……

 継ぎ目が全く無い石積の壁、広さは10m四方と狭く本棚とテーブルセットが一組だけの簡素な部屋だ。

 

「さて、本棚は一つで魔導書は三十冊位か。少ないと思うか、古代魔法の魔導書を三十冊も集めたと感心するべきか?」

 

 本棚には隙間が多い、四段に分かれているのは四属性別に並べてあるからだ。

 上から火属性が九冊、風属性が六冊、水属性が八冊、土属性は……四冊しか無いぞ!

 

「おいおい、合計二十七冊の内に土属性は四冊か。水属性は八冊も有るが、思ったより風属性が少ないな」

 

 先ずは土属性の魔導書を全てテーブルに乗せる、全てを読んで何か新しい力を得られれば良いのだが……

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 王家秘蔵の魔導書も導入部分は著者の経歴から入るんだ、あと人生のあらましだけで全体の三割も使ってる。

 僕等魔術師って、こんなにも自己主張が激しかったかな?パラパラと捲って内容を確認する、必要なら二度目はゆっくり読むつもりだったが……

 

「参ったな、全て知ってる。いや、僕の使う魔法の方が改良されて威力も高い」

 

 『多重隔壁圧壊』に『山嵐』は僕が改良する元となった魔法の魔導書で、特に目新しい事も書かれていない。

 『各種金属の錬金配合表』は全て知ってる配合だ、これも目新しい物は無い。

 『魔力付加の考察』も同様だな、各種レジスト系魔法付加は自分で書いた魔導書の方が詳しい。

 その他の筋力や敏捷upに消費魔力軽減も知っている、僕は三百年前の魔法関連の最先端に居たんだ。

 魔法関連の色々な物が衰退した現代に伝わる数少ない技術の中で、僕の知らない事の方が少ないか……

 

 パタンと皮表紙を閉じる、確かに現代に生きる土属性魔術師ならば至宝かもしれない。

 だが僕にとっては既に知ってる内容だ、偽物ではないが有り難みは薄い。

 

「期待していたが外れだった、水属性の魔導書はどうかな?」

 

 土属性の魔導書は見るべきものは無い、ならば水属性の魔導書はと思い読み始める。

 此方も八冊有るが知らない魔法は『地吹雪(じふぶき)』と『凍雨(とうう)』だけだ、他は残念だが知っていた。

 広範囲の大地を一気に凍らせて、尚且つ吹雪で追撃する『地吹雪』はサリアリス様の得意な魔法だ。

 下半身が足元から凍らされるのに上半身には極低温の吹雪が襲う、数多の戦場を凍らせて敵兵を倒したんだ。

 

 『凍雨』は広範囲に霙(みぞれ)混じりの雨を降らせて対象を凍らせる、此方も広域殲滅魔法だ。

 しかも視界も悪くする効果も有る、この降らせる霙に麻痺毒を混ぜれば口や濡れた皮膚から浸透し影響を与える。

 広範囲に降る雨を防ぐ手立てなんか無いから効果は高い、天候まで変えられるのは凄い事だよな。

 

「むぅ、期待した程の物は無かった。だが、アウレール王の好意を無には出来ない。どうするかな……」

 

 土属性の魔導書で新規の魔法は無い、『多重隔壁圧壊』も『山嵐』も改良版を見せているから今更だ。

 『地吹雪』や『凍雨』を覚えたと言っても良いが、水属性を持つ事を秘密にしているので周囲には教えられない。

 アウレール王の好意に応えられない臣下になる、やはり『魔力付加の考察』を読んで新しいマジックアイテムの作成が出来ますが無難か?

 

「そろそろ時間か、有効な他人が書いた魔導書が読めたのは有意義では有った。だが得られた成果は無しとは少し残念だな」

 

 でも何回かは此処に通わないと駄目なんだよな、二時間程度籠もって新しいマジックアイテムが作れましたは変だ。

 これを理由に『魔法障壁のブレスレット』と『召喚兵のブレスレット』を作れた事にするか、王家秘蔵の禁書を参考にしたって言えば誰も疑わないよな?

 いや、召喚兵のブレスレットは不味いか?

 

 禁書の収められた特別書庫を出ると、直ぐに司書達が集まってきた。

 

「リーンハルト様、紅茶の用意が出来ております」

 

「む、そうか。有り難う、確かに喉が渇いたよ」

 

 二時間近く魔導書を読み耽っていたので、確かに喉が渇いている。貴重な魔導書を飲み食いしながら読む常識知らずは居ないし、当然の対応なんだろうな。

 

 案内されたのはテラスに設えたテーブルセットで、何故か既にリズリット王妃とセラス王女が座って居る。

 テーブルに乗っているカップには既に半分に減った紅茶が見えるので、もしかして少し待たせてしまったみたいだ。

 

「嵌められたのか?いや、何か話が有るから場所と機会を伺っていたと考えるべきか……」

 

 思考を切り替えて笑顔を浮かべる、この二人が一緒だと『王立錬金術研究所』の絡みか?

 

「急にお茶会に招いて、申し訳ないですわ」

 

「久し振りね、リーンハルト卿」

 

「ご無沙汰しております、お二方と同席出来る誉に預かり光栄です」

 

 貴族的礼節に則(のっと)り一礼し、侍女が椅子を引いてくれたタイミングで席に座る。リズリット王妃は柔和な笑みで、セラス王女は少し嬉しそうだな。

 暫くは時事ネタとして、パミュラス様と御子様の件などを話す。その後で今日初めて王立書庫に行き、王家秘蔵の禁書を読んだ件を報告する。

 

「貴重な魔導書を読ませて貰いまして、防御系のマジックアイテムの錬金の目処が立ちました。

ですが、王立錬金術研究所としての成果としては少々効果が高く問題が有ります」

 

 流石にコレを量産させるのは今の連中の技術では早い、それに魔導書を書いて広めるのも不味そうだ。

 

「そうですか、リーンハルト殿が問題にする程の効果を齎(もたら)すのですね?それに防御系のマジックアイテムは秘匿してこそ効果が高い訳ですから、当然の配慮です」

 

 リズリット王妃が考え込んでいる間に紅茶を一口、王妃と王女に饗(きょう)されるだけあり美味い。これはミルクや砂糖を入れるのは勿体無い、ストレートで味わうべきだ。

 

「セラス王女、王立錬金術研究所の次の希望は有りますか?」

 

「そうね、レジスト系は一段落したから何が良いかしら?」

 

 話したくてウズウズしていた、セラス王女に話を振ってみる。王立錬金術研究所のパトロンは彼女だから、希望を言って貰うのが一番良い。

 

「魔力付加で能力up系なら何が出来るかしら?」

 

 能力up系?つまり筋力upとか敏捷upとかだな、それなら可能だしup率でグレードを調整出来るな。

 この提案をリズリット王妃がどう思うかの確認で視線を送ると頷かれた、つまり錬金製作をしても問題は無いんだな。

 

「そうですね、筋力upとか敏捷up、知力upに耐久upも可能です。up率もレジストストーンと同じで、王立錬金術研究所の所員なら馴れて30%up。僕で初回で50%up、時間を掛けて80%upかな」

 

 因みにヴァン殿から貰った『剛力の腕輪』や、レティシアから貰った『疾風の腕輪』は300%upとか破格の性能だ。

 僕も頑張って150%up位迄なら錬金出来そうだが、それは段階を経て提供しよう。

 

「それは夢が広がりますわ、近衛騎士団員や聖騎士団員に装備させれば単純に即戦力upが期待出来ます。ですが流石に三ヶ月前後での実用化は出来ませんか?」

 

 む、リズリット王妃は無理でも次の戦争に間に合わせろと言ってるんだな。

 両騎士団員って言ったのは少なくとも五百個前後での製作が可能かって事だ、単純に戦力upが出来るから騎士団員に提供したいだろう。

 直接攻撃が基本の彼等なら、身体能力upは理想的な効果を生む。デオドラ男爵達に装備させたら、手が付けられないだろうな。

 少し考える、流石に五百個だと僕だけでは厳しい。近衛騎士団は全員に、聖騎士団には団長と副団長、隊長クラス迄で限度かな。それでも百五十個は必要で、残り三百五十個を所員達に作らせるか……

 

「それでは筋力up・敏捷up・耐久upの複合系の『戦士の腕輪』を錬金しましょう。所員達には同様だが低い物を僕は各50%up、所員達は20%から30%upが限界かな?」

 

 一ヶ月で雛型を作り魔導書を用意、リネージュさんがニーレンス公爵の領地から灌漑事業を終えて帰って来たら量産を任せる。

 試行錯誤で鍛錬し、約二ヶ月で量産を終えれば可能だと思う。

 現状でも単品の能力upのマジックアイテムは存在する、大抵は30%up程度だが重複装備が出来ない。

 なので得意分野を延ばすか弱点を補うかだ、同時三種類は滅多に手に入らない。

 

「それは次の戦争の大きな助けになるでしょう、武官達はリーンハルト殿に感謝しますわ」

 

「そうね、複合系とは驚いたわ。試作品は何時頃に見せて貰えるかしら?」

 

 やはりだ、リズリット王妃が無理にでも戦争に間に合わせたい理由にエムデン王国の武官達が絡んでいるな。

 将軍職の連中か、近衛騎士団絡みだな。聖騎士団員達は懇意にしてるし、ライル団長とは同じ派閥に属しているから情報は入るのに全く無かった。

 

「雛型と魔導書製作に一ヶ月、直接指導で一ヶ月で二か月後には量産体制に入れるかな?」

 

 満足そうに頷くリズリット王妃を見て、僕の見積が正しい事が分かった。

 新しい依頼の達成報酬として、グンター侯爵の娘にしてアウレール王の側室であるコッペリス様からの親書の話をするか……

 


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