実況パワフルプロ野球~転生者は努力する天才型~   作:インフィニティー

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今回は初めて桃香達のsideが有ります。

そして遂に尚哉のポジションが決まります。

それじゃ本編スタートです。


第5話 「ポジション決定」

尚哉side

 

 

 

 

 

オッス!尚哉だ!!

 

 

昨日、一昨日で野球の要素と各々の役割を再認識した。

 

 

前世では其なりに認識していたつもりだったが親父の説明で改めて野球は難しいスポーツだと言うことが分かった。

 

 

そして、今日から本格的なポジション適性検査が始まった。

 

 

 

 

 

「おはよう尚哉。」

 

 

 

 

 

「おはよう父さん。」

 

 

 

 

 

「今日から本格的なポジション適性検査を初めて行くぞ!!」

 

 

 

 

 

「はい!!宜しくお願いします。」

 

 

 

 

 

「んじゃ、早速始めて行く訳だが尚哉、今やってみたいポジションは有るか?」

 

 

 

 

 

「う~ん、やっぱりピッチャーがやってみたい!」

 

 

 

 

 

「お!尚哉もピッチャーが良いのか?」

 

 

 

 

 

「うん!! いつか父さん見たいな球を投げてみたいから!!」

 

 

 

 

 

「成る程な、なら其れを踏まえたうえでポジションを決めて行こうか!!」

 

 

 

 

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

「んじゃ、やろうか。」

 

 

 

 

 

其れから5時間掛けて一通りのポジション適性検査が行われた。

 

 

 

lesson 1 「ピッチャー」

 

 

 

「先ずはピッチャーからだ。

父さんもピッチャーからだ最初は父さんの出来るだけ真似をしてみよう。」

 

 

 

 

 

「はい!!」

 

 

 

 

「んじゃ最初はゆっくり投げるから、見ていろよ。」

 

 

 

 

 

そう言って親父は投球モーションに入った。

先ず、少し腰を引いて腕を上げ体を反らす。次に右足を軸に左膝を腰の少し上で止め腕を胸の前に持っていき左足を前に持っていき地面を強く踏んだ、同時に右腕をバネのようにしならせ右足を前に持ってい来ながら左足の前へと持っていき全体重を前の方にボールを放り込んだ。

 

 

バッシーーーン

 

 

(音がゆっくりの域を越えている。)(汗)

 

 

ボールはストライクアウトの5番の的を貫いて粉々になった。

 

 

えぇ~ゆっくりって言うたやん。

 

 

「ん? あらら、とうとう壊れたか。流石に2年使い込んだら脆くなるか。」

 

 

 

 

 

「な、な~んだ~。父さんの球威が有りすぎて壊れたのかと思ったよ~。」

 

 

 

 

 

「ふむ、大体152㎞位かなぁ?」

 

 

 

 

おいおい!!ゆっくり投げて152㎞ってどんな化け物だよ!!

 

 

 

 

 

「んじゃ、尚哉もやろうか。今父さんが投げた見たいにやってみような。」

 

 

 

 

 

「は、は~い。」

 

 

俺はその後20分位ストライクアウトに投げ込みを行った。

 

 

「よし、止め~。」

 

 

 

 

 

「ふぅ~疲れた。」

 

 

 

 

 

「(ふむ、中々良い形だな。)よし、10分後、捕手の検査を行うから少し休もう。」

 

 

 

 

 

「は~い。」

 

 

lesson 2 「キャッチャー」

 

 

 

10分後

 

 

 

「よし、次は捕手の適性検査を始める。」

 

 

 

 

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

「先ずは、尚哉、お前には子供用の防具を着けて立ち座りをしてもらう。その後軽いキャッチングを行うからな?」

 

 

 

 

 

「げっ!!」

 

 

 

 

 

「な、なんだよその「げっ!!」って!!」

 

 

 

 

 

「だ、だってさっきのボードの二の舞のなると考えると、、」(チラッ)

 

 

粉々~♪

 

 

「大丈夫だからね!!流石に自分の子供にあんな球投げないからね!!そんな事したら俺がちーちゃんに粉々にされちゃうからね!!」

 

 

確かに、母さんならやりかねないかも?

 

 

 

その頃。

 

 

 

「へくちゅ!!」

 

 

 

 

 

「(可愛いくしゃみ。)風邪ですか黒崎さん?」

 

 

 

 

 

「いえいえ、多分夫が噂しているのかと思います。」

 

 

 

 

 

「本当にお暑いですね♪」

 

 

 

 

 

「ありがとうございます♪」

 

 

 

母は新作映画の撮影の真っ最中でした。

 

 

 

「(コホン) んじゃ着けたな尚哉?」

 

 

 

 

 

「うん!!(まぁ、あの亀の甲羅よりは動きにくいけどな。)」

 

 

 

 

 

「それじゃ早速立ち上がり、座り込みの練習を始める。」

 

 

 

其処から15分この二つの練習を行った。

 

 

 

「よし、止め~。」

 

 

 

 

 

「あ、足が痺れる。」(涙目)

 

 

 

 

 

「だいじょうぶ?おにいちゃん?」

 

 

 

 

 

「あにうえ、むりはいけませんよ?」

 

 

 

 

 

「だ~じょ~ぶ?」

 

 

 

うう~妹達の心配が身に染みるぜ。

 

 

 

「大丈夫か尚哉?少し休もうか? 」

 

 

 

 

 

「ううん!! 大丈夫だよ父さん!!」(カクカク)

 

 

 

 

 

「いやいや!!ダメだからね!!もう足が生まれたての小鹿になっているからね!!

少し休憩!!異論は認めません!!」

 

 

 

 

 

「うう~、分かった。」(シュン)

 

 

 

 

 

「慌ててやっても怪我するだけだから休みを挟みながらやっていこうな♪」

 

 

 

 

 

「は~い。」

 

 

 

 

 

「それじゃ、父さんは飲み物と汗拭きタオルを持ってくるから休んでいるように。」

 

 

そう言って親父は一旦家の中に入って行った。

 

 

「ふぅ~。本当に奥深いな~野球って。」

 

 

そんな事を呟いていたら桃香達が寄ってきた。

 

 

「どうした? 桃香、愛紗、鈴々?」

 

 

 

「おにいちゃんなんでそんなにつかれてるのにやきゅうをやりたがるの?」

 

 

と桃香が

 

 

「そうですよあにうえ、なぜそこまでなされるのですか?」

 

 

と愛紗が

 

 

「ど~ちて~?」

 

 

と鈴々が聞いてきた。

 

 

「う~ん、やっぱり好きだからかな?

父さん見たいな速い球や凄く曲がる球を投げてみたい。

守って見たい、色んな選手の球を打ちたい。

そして何より、僕やファンの皆が父さんを尊敬してるみたいに僕も尊敬されるような選手になりたいからかなぁ?

勿論、桃香、愛紗、鈴々にも僕を見てもらいたいからね♪」(ニカッ!)

 

 

「「「ぽ~~///」」」

 

 

ん?何か三人とも顔が赤いけど、どうかしたのか?

 

 

「ん?どうかした?」

 

 

 

 

 

「「「(ハッ)な、なんでもない(よ。おにいちゃん)(です。あにうえ)(にーたん)///!!!!」」」

 

 

 

 

 

「?」

 

 

何だったんだろう?そんな事を考えながら俺は親父が戻ってくるのを待った。

 

 

尚哉side end

 

 

桃香side

 

 

はじめまして、「とうか」です。

きょうもおにいちゃんは、おとうさんといっしょにやきゅうのれんしゅうをやっています。

このまえ、おにいちゃんがおとうさんにどけざして、でしいりしていました。

 

なんでそこまでするのかきになった。

だから、いまおとうさんがおうちにはいったあとおにいちゃんにきいてみた。

 

 

「おにいちゃんなんでそこまでつかれてるのにやきゅうをやりたがるの?」

 

 

「そうですよあにうえ、なぜそこまでなされるのですか?」

 

 

「ど~ちて~?」

 

 

あいしゃちゃんとりんりんちゃんもおんなじことをかんがえていたんだね。

するとおにいちゃんが

 

 

「う~ん、やっぱり好きだからかな?

父さん見たいな速い球や凄く曲がる球を投げてみたい。

守って見たい、色んな選手の球を打ちたいそして何より、僕やファンの皆が父さんを尊敬してるみたいに僕も尊敬されるような選手になりたいからかなぁ?

勿論、桃香、愛紗、鈴々にも僕を見てもらいたいからね♪」(ニカッ!)

 

 

「「「ぽ~~///」」」

 

 

わたしはおにいちゃんがとってもかっこよかった。(//////)

 

みてみたら、あいしゃちゃんとりんりんちゃんもおかおがあかくなっている。

なんだろうこのきもち、こんなこといままでなかったのにおにいちゃんのおかおをみているとだんだんとあつくなってくる。

おかあさんがかえってきたらきいてみよう。

 

このときわたしはまだこのきもちが「すき」ということだということをおかあさんにおしえてもらうまでしるよしもなかったのでした。

 

 

桃香side end

 

 

愛紗side

 

 

みなさんはじめまして、わたしのなまえは「あいしゃ」ともうします。

いま、わたしたちはあにうえのれんしゅうをみています。

なぜ、あにうえはそこまでするのかわたしたちはわからなかった。

するとあねうえがあにうえにきいていたのでわたしもきいてみた。

 

すごいとおもいました。まさかそのおとしでそこまでおかんがえをおもちだったとはおもいもしませゆでした。

 

それに、あにうえのせつめいをなさっているときのおかおがとてもりりしかったなぁ。(//////)

 

あねうえもりんりんもわたしとおなじくらいおかおがまっかでした。

 

なんだろうこのむねをしめつけるようなかんかくは?

 

なにかのやまいか?

 

あとでははうえにきいてみよう。

このときわたしはまだこのきもちが「恋」だということをまだしらなかった。

 

 

愛紗side end

 

 

鈴々side

 

 

りーりーだお!(りんりんだよ!)

 

いま、とーしゃんとにーたんのれーしゅーみてるよ!

 

りーりーむずいことわかないけお(わからないけど)なーでやるかわーない?(わからない?)とーかねーたんとあーしゃがにーたんにきいてた。

りーりーもきーたお。

 

???

 

やっぱりわーない。

 

でもにーたんかっくいー(//////)

 

にーたんがーばー!

りーりーおーえーするお!! (おうえん)

 

鈴々side end

 

 

それから、数分後に親父が戻ってきた。

 

 

「おーい!お待たせー♪ん?どうした?桃香達顔赤いが風邪か?」

 

 

「だいじょうぶだよ!おとうさん!///」

 

 

「そうです!なんらしんぱいありませんちちうえ!///」

 

 

「(コクコク)///」

 

 

「?そうかだが余り無茶してはダメだからね。」

 

 

「「「はーい///」」」

 

 

「うむ、よし尚哉次はキャッチングをするからな。」

 

 

「うん!!よろしくお願いいたします!!」

 

 

「んじゃ先ずは、立ったままでボールを取って貰う。その後に実際座って取って貰うからな。」

 

 

「はい!!」

 

 

「いくぞ~!(ピューン)」

 

 

「ほっ!(ポスッ)取れたよ父さん!」

 

 

「おお!!まさか一球目から取れるとは流石にこれは父さんも驚いたぞ。」

 

 

「そんな事無いよちゃんとボールを見て取っただけだよ?」

 

 

「そんなに謙遜することはないぞ尚哉。

確かに、見て取るのは当たり前かも知れないけど実際プロはその「見て取る」を「見て感じて取る」にするからな。」

 

 

「見て感じて取る?」

 

 

「ああ、打たれた後その打球の予測落下地点やもしイレギュラーバウンド何かが起きた時の対応とかを予想しながらプレイするからな。」

 

 

「成る程。」

 

 

「よし、次々いくぞ~!」

 

 

「はい!!お願いいたします!!」

 

 

それから15分のキャッチング(立ち)が行われた。

 

 

15分後

 

 

「よし、次は座ったままでキャッチングするぞ。」

 

 

「はい!!」

 

 

「だが、此れは飽くまで適性検査だから無理に取れない球を取る必要はないからな。

座った状態だと予想以上に体力を使うからな。」

 

 

「分かった。」

 

 

「よし、いくぞ~!(ピューン)」

 

 

「(パシッ)(ポロッ)くっ!!此れは結構辛い。」

 

 

「そうだろ。だから無理したさないで取れるやつだけ取るように。」

 

 

「はい!!」

 

 

「次いくぞ~!」

 

 

「よし来い!!」

 

 

それから更に15分キャッチング(座り)を行われた。

 

 

 

15分後

 

 

「よし、止め~!」

 

 

「はひ~疲れた~。」

 

 

「(ふむ、此れも良いな。)んじゃ次は、、、と言いたいけどそろそろお昼時だから昼食を食べて午後から次は内野手の適性検査を行う。」

 

 

「「「「やったー(たー)♪」」」」

 

 

「今日はお母さん特製弁当だ!!朝ちーちゃんが作ってくれたんだぞ。」

 

 

「「「「おーー♪」」」」(キラキラキラ)

 

 

やっと飯だー母さんのご飯めちゃくちゃ旨いんだよな。

メニューは{おにぎり、甘い卵焼き、タコさんウィンナー、鳥唐揚げ、プチトマト、ハンバーグ、ワラビ和え物、そしてフルーツヨーグルト}皆大好きな物だ。

 

特にフルーツヨーグルトは{苺、リンゴ(一口サイズ)、バナナ(一口サイズ)、キウイ、ミカン、パイナップル(一口サイズ)、ナタデココ、マンゴー}っと言ったフルーツたっぷりのフルーツヨーグルトである。

 

特に俺はこのフルーツヨーグルトが一番好きだ。(作者も良く作ってます。)

 

それから俺達は母さんが作ってくれた弁当を食べて午後の適性検査に備えた。

 

お昼のひとコマ

 

「(モグモグ)ウマイ!!」

 

 

「そうだろ、なんたってちーちゃんが作ってくれたんだ。うまくない訳がない!」

 

 

相変わらずですね親父は。

 

 

「おいしいね、おとうさんおにいちゃんあいしゃちゃんりんりんちゃん!!」

 

 

「そうだな桃香。」

 

 

「はい!!おいしいですねあねうえ。」

 

 

「(ハグハグモグモグ)まーーい!!」

 

 

鈴々はその体にどんだけ入るんだよ。(汗)

 

 

「あ、鈴々頬っぺたにご飯粒がついてるぞ。」

 

 

「ん~~?」

 

 

「しょ、ほら取れたぞ。(パクッ)」

 

 

「~~~!!//////」

 

 

「「あーー!!」」

 

 

「ん?どうした二人共?」

 

 

「「あ、な、なんでもないよ(です)。」」

 

 

「?」

 

 

う~りんりんちゃんずるい。

あ、そうだ、わたしも。

 

 

む~りんりんずるぞ。

いや、まてよ、わたしも。

 

 

((ごはんつぶをつけていればおにいちゃん(あにうえ)にとってらってたべてもらえ る!!))

 

 

何か桃香と愛紗が思い詰めていると思ったら。

 

 

「「おにいちゃん(あにうえ)!!わたしのほっぺた(ほお)にごはんつぶがついているの(ですが)だから(どうか)とって(ください)!!」」

 

 

「うお! 何事だ二人共!」

 

 

「「いいから(おねがいです)!!とって(ください)!!」」

 

 

「あ、ああ、分かったから近すぎて取れないから。」

 

 

「やったー♪」

 

 

「ありがとうございます♪」

 

 

「(ヒョイ ヒョイ)取れたぞ二人共。(パクッ)」

 

 

「「、、、、きゅう~~~//////」」(パタン)

 

 

「お、おい!!どうしたんだ二人共!!父さん二人共凄い熱だよ!!早く病院に行かないと!!」

 

 

「あ~尚哉二人は大丈夫だからお前は鈴々の面倒見ていてくれ。」

 

 

「わ、分かった。」

 

 

「んじゃ鈴々おにいちゃんと待っててね♪」

 

 

「あーい!」

 

 

「(もしかしてとは思っていたが、まさか桃香達がなぁ。

此れから尚哉も大変だなぁ。)」

 

 

そんなこんなで午後の適性検査が始まった。

 

 

lesson 3 「ファースト」

 

 

「んじゃ午後は内野手と外野手の適性検査を始める。」

 

 

「うん!! 所で桃香達は大丈夫なの?」

 

 

「ああ、今家で眠って居るから心配無いぞ。」

 

 

「結局何が原因だったんだろう?」

 

 

「(こりゃあ桃香達も大変だなぁ。)それじゃ始めぞ。」

 

 

「はい!!」

 

 

「ファーストって言うより内野、外野は打撃、守備、走力に長けているポジションだ。

特にファーストは打撃を重視している。

なので、ファーストの適性検査はトスバッティングとバッティングコントロールをするぞ。」

 

 

「トスバッティング、バッティングコントロール」

 

 

「先ずは、トスバッティングをするぞ。

父さんが軽くトスするから尚哉はそのトスされた球を打つ。

野球は球を打つスポーツでもあるからな。」

 

 

「はい!!お願いします!!」

 

 

「ん、それじゃ上げるぞ。」(ヒョイ)

 

 

「えい!(ポ~ン)やったー♪当たったよ父さん!!」

 

 

 

「うん!!中々筋が良いぞ!!よし、次々いくぞ~!」

 

 

 

「はい!!」

 

 

 

其処からまた15分が経過した。

 

 

 

15分後

 

 

 

「よし、止め~!」

 

 

 

「ふぅ。」

 

 

 

「良いぞ尚哉。この打力だったら一個上の球でも打ち返せるぞ。」

 

 

「本当!!」

 

 

 

「ああ、後はその打力にコントロールを着ければ更に上達するぞ。」

 

 

 

「やったー♪父さん早く教えて。」

 

 

 

「まぁまぁそう急かすな、んじゃ次はバッティングコントロールを着けるんだが此れは結構難しくてな此ればっかり練習して身につけるしかないんだ。

流し打ちは投げられた球を引っ張って打つ方法でタイミングが必要だ。

だから今から、父さんが投げるから尚哉はその球を打つそれだけで良いぞ。」

 

 

 

「打つだけで良いんだね。」

 

 

 

「そうだ、んじゃまいくぞ~!」

 

 

 

「はい!!」

 

 

それ後15分が経った。

 

 

15分後

 

 

「よし、良いぞ。」

 

 

「ふぅ。」

 

 

「大分良い感じだぞ。」

 

 

「ありがとう。」

 

 

「(凄いな尚哉)次は、セカンド、サード、ショートの適性検査を始める。」

 

 

「はい!!お願いいたします!!」

 

 

lesson 4「セカンド、サード、ショート」

 

 

「この三つは打撃もそうだがセカンドは守備、走力でサードは守備、肩力でショートは守備、走力、肩力を重点的にやっていく。」

 

 

「はい!!」

 

 

「先ずは、セカンドだが、セカンドはプロの世界ではショートの次にボールが飛んでくる。

だから先ずは、父さんが軽く打つから其れを出来るだけ素早く捕球する。」

 

 

「はい!!」

 

「そんじゃあ、いくぞ。」

 

 

15分後

 

 

「よし、良いぞ。」

 

 

「ハァハァ。」

 

 

「大分来ているみたいだが大丈夫か?」

 

 

「す、少しキツイけどまだ大丈夫だよ!」

 

 

「そうか、じゃあどんどん行くぞ。

次はサードの適性検査を始める。

さっき言ったがサードは守備、肩力が必要だ。

相手のゴロを取って素早い動作でファースト、セカンドに送球する。

サードはセカンド同様出来るだけ素早く捕球して投げる動作迄を行う。」

 

 

「はい!!」

 

 

「よし、いくぞ~!」

 

 

 

15分後

 

 

 

「よし、止め~!」

 

 

「ハァハァ。」

 

 

「よし少し休憩だ。」

 

 

「ハァハァ。 は、はい!!」

 

 

「(本当に尚哉は何でも出来るな)少し休んだらショートの適性検査を行うからな。」

 

 

「は、はい!!」

 

 

「ほら、パワリンだ。」

 

 

「ありがとう父さん。」

 

 

「しかし、尚哉は凄いな。

もしかしたら、尚哉は野球をする星のもとに生まれたのかもな。」

 

 

「(その通り!!、、とは言えないよな~。)(クピクピ)ぷはー! そんなこと無いよ父さん。」

 

 

「いや、飽くまでもしかしたら、の話だよ。

それじゃ次行くぞ!」

 

 

「はい!!お願いいたします」

 

 

「ショートは守備、走力、肩力三つの要素を備えたポジションだ。

なので、ショートの適性検査は走り込んでからの素早く捕球して投げる動作迄の検査だ。」

 

 

「はい!!お願いいたします。」

 

 

それから15分後

 

 

「よし、止め~!」

 

 

「キ、キツイ。」

 

 

「そうだな、ショートは特に打撃が来るから何時でも動ける状態にしておく必要があるからな。」

 

 

「は、は~い。」

 

 

「んじゃ最後に外野手の適性検査を始める。」

 

 

「はい!!宜しくお願いします。」

 

 

lesson 5「外野手」

 

 

「外野は、特に肩力と走力が必要不可欠だ。だから今から尚哉には少し離れた所から遠投、その後に走り込みをしてもらってスピードをチェックするからな。」

 

 

「はい!!」

 

 

「んじゃ、尚哉は少し離れた所に移動してくれ。

それから無理な投げ方をするなよ。

したら怪我の原因になるからな。」

 

 

「はい!! 行くよ父さん。」

 

 

「よし、来い!」

 

 

それからまた15分後

 

 

「よし、止め~!」

 

 

「ふぁ~。」

 

 

「(肩自体はピッチャーと同じ位かな。)それじゃ次は走り込みをしてもらう。」

 

 

「はい!!お願いいたします!!」

 

 

「此れは最近ランニングしているから良い線迄行けると思うぞ。」

 

 

「そうかな?」

 

 

「多分だけとな。

それじゃ早速行って見ようか?」

 

 

「はい!!」

 

 

そして最後の適性検査が始まって15分後

 

 

「よし、止め~!」

 

 

「ハァハァ。やっと終わった。」

 

 

「(まさかここまでやるとは思っても見なかった。)尚哉、此れで適性検査は全部終わった訳だが。」

 

 

「、、、、」

 

 

「、、、、」

 

 

「、、、、」

 

 

「、、、、尚哉お前には全部のポジションの才能が有る。

おだてとかじゃなく本当の事だ、特に尚哉にはピッチャーの才能が有ることが分かった。

従って、尚哉には投、打、走、守のピッチャーに為って貰う。」

 

 

「!!本当なの父さん!!」

 

 

「ああ、嘘じゃないぞ。

だが投球、打撃、走力、守備を全てこなせるピッチャーは父さんは見たことがない。

だから尚哉!!お前がそのピッチャーになるんだ!!」

 

 

「父さん、僕頑張るよ!!絶対全部こなせるピッチャーに為って見せるよ!!」(キラッ)

 

 

(!!この目は初めて尚哉を拾った時に見た目だ。まさか本当に尚哉は野球をする為に生まれた?)

 

 

「父さん、どうしたの?急に喋らなくなったけど。」

 

 

「あ、ああ、何でもないぞ心配掛けてすまないな。」(ガシガシ)

 

 

「あ~や~め~て~!」

 

 

(まさかな。まだそう決め付けるのは早いか。だが尚哉、此れから更にきつくなるからへこたれるなよ♪)

 

 

親父が何を考えているか分からないけど俺は絶対に為って見せるぜ。

 

 

「よし、最後に今日のランニング行って見ようか。」

 

 

あ、やっぱりやるのね。

だけど

 

 

「うん!!行こう父さん!!」

 

 

「お、今日は素直だな尚哉。」

 

 

「だって、少しでも早く父さん見たいな選手になりたいもん!」

 

 

「そっか♪ よし、んじゃ行きますか!」

 

 

「はい!! 宜しくお願いします!!」

 

 

 

 

こうして、俺のピッチャー生活の幕が上がった。

 

 

 

 

第5話 「ポジション決定」 (完)




如何でしたか。

今回は結構簡潔にしたつもりですけど。

感想待ってま~す。

それでは。(*^ー^)ノ♪

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