実況パワフルプロ野球~転生者は努力する天才型~ 作:インフィニティー
調べる内に野球がもっと楽しくなっていく感じです♪
今回も前回は続きです。
其では本編スタートです。
尚哉side
お、おはようございます皆さん昨日何とか完走出来た尚哉です。
いくら野球選手に成るためとは言っても転生して5才迄追いかけっことかしかした事が無かった俺にとっての30㎞はまさに未知の領域でした。
んでもってまだ昨日の筋肉痛が収まらないまま今日は捕手、内野手、外野手に必要な能力に付いての説明が行われる。
本日は昨日の特訓見たいにならないように母さんと妹達が監視のもと行われる。
「尚哉、今日は捕手と内野手のポジション適性検査を行うぞ。」(ボロボロミイラ状況)
「はい!! でも父さん捕手は分かるけど内野手って同じように見えるけど何が違うの?」
「(今日もスルーですか。)ははは、確かに内野手は同じように見えるが、内野手には各々とても大切な役割が存在するんだ。
先ずは捕手に必要な要素に付いての説明をするぞ。」
「はい!!」
「んじゃ先ず捕手に必要な要素
一つ目は「統率力」
キャッチャーは扇の要と呼ばれていて、全体が見える唯一のポジションだ。
チーム全体への的確な指示が求められ、状況判断や様々な状況にも冷静に対象しなければならないんだ。
また、日本の野球は配球については捕手主導で決めていくことが多くてな、投手をリードしていく必要があります。
二つ目は「忍耐力」
捕手に求められる能力の1つに忍耐力がある。投手は熱くなりやすい選手が多くいてなここで、一緒に捕手が熱くなってしまっては目も当てられん。
熱くなっている投手をなだめ、一本調子にならないよう間を取ってやること。
捕手には観察力と判断力が求められ、熱くなっていてはこの能力が鈍る。
冷静さが常に求められるポジションであるが故、忍耐力が求められるのだ。
三つ目は「観察力」
この能力は主に打者に対して用いていて配球の時に重要になる。
どういった部分を見るかと言うとだなぁ、
一つは{打者の表情}
余裕があるか?緊張が見てとれるか?など表情の違いによって勝負すべきかの判断や大胆な配球、慎重な配球などを決める要素が一つ。
二つは{打席の立ち位置}
ホームベースから離れて立っていたら、アウトコースに強くインコースに弱い、またランナーがいる状況であれば右打ち狙いだから、アウトコースを見せ球にインコースで仕留めるなどの配球判断になる。
他にも、キャッチャーよりに立っていたらストレート狙いの可能性、ピッチャーよりに立っていれば変化球狙いの可能性[送りバントが想定出来る場合はバントのサインが出ている可能性]が疑える。
三つは{グリップエンドの位置}
送りバントなどが想定される場合に有効だな。
また、走者のリードの取り方でけん制を入れたり、第2リードが大きければ投球を捕球後にキャッチャーからけん制を投げたりする。
観察力は相手の行動を事前に予測したり、ピンチを未然に防ぐ役割を果たすものだな。
四つ目は「判断力」
キャッチャーはグラウンド上の監督だ。
そのため、キャッチャーの判断が試合を
左右することも多く分けて二つある。
一つは{配球面}
投手の調子、アウトカウントや走者の状況、打者や打順、天候など様々要因を考慮して配球を判断しておくこと。
二つは{全体への指示}
送球場所の指示はキャッチャーが中心となることが殆どだ。また、バックホームは得点に関わる部分だから、
特に判断が重要でカットorノーカットの指示、バックホームはあきらめて別の塁への送球の指示など一瞬で判断が求
められるケースが多くある。
五つ目は「記憶力」
試合前、試合中に得られる情報を記憶して配球や盗塁、作戦の警戒などが必要だ。
特に配球は前の打席を参考にして組み立てることが多く、キャッチャーは記憶力が求めらるものだ。
六つ目は「感性」
忘れてはならない重要な要素として感性がある。
ピッチャーをリードしていく上で、そのピッチャーの特徴、性格、試合での変化などを感じていくことが欠かせない。
特にピンチの場面ではピッチャーの性格によって切り抜け方が変わる。
強気に攻めるか?丁寧に投げるか?のリードに活かして行く。
また、バッターが打席に入った時の雰囲気を感じて、どうリードしていくかも変化を与えるんだ。
私生活においても感性を磨くことを心掛けり必要がある。
七つ目は「包容力/気配り」
投手が気持ちよく投げられるよう配慮し、調子が悪くてもその中でどうピッチングを組み立てていくか考えて行く。
そして、投手を時には褒めながら時には叱咤しまさに女房役と言える動きを心掛ける事だ。
それだけで無い。試合中では、返球の時間や球速を変化させ、良いイメージとリズムで投げられるように投手をコントロールして上げる。
他にも、背中にいる主審にも配慮する必要があってイニング毎に「よろしくお願いします」と挨拶し判定にはクレームをつけず
「このコースは、ずっとボール判定だから」と投手に伝え投手の投球も認めつつ、判定がゆれていないことを主審にも伝えて
者に配慮する。
まだ有るぞ。
八つ目は「キャッチング」
キャッチングが悪いとストライクのはずがボールになることがある。
こういったキャッチングをしてしまうとキャッチャーはピッチャーのメンタル面と技術面に悪影響を与え、ピッチング
そのものが崩壊してまう。
際どい球をボールにしない技術を磨いていくことが大切だ。
九つ目は「肩の強さ」
肩の強さも必要な要素だ。
盗塁がフリーパスではランナーが出れば簡単に得点圏に進んでしまい、ピンチが広がる一方だ。
逆に肩が強ければ、盗塁を刺しピンチを防ぐことが出来る。
但し、盗塁は肩が強くなければ防げると言う訳ではない、そこには捕球から送球までの動作の素早さとコントロールも求められる。逆に言えば、極端に肩が強くなくても動作の素早さとコントロールがあれば、補えることもあるんだよ。
2塁までしっかりと投げ切れる肩の強さまでは持つようにしないと捕手としてわは痛いからな。
十っ目は「体力」
やはりどのポジションでも体力は必要だ。キャッチャーは座ってボールを受けるだけのポジションと思われがちだが、防具をつけて座ったり立ったりするだけでも疲れる。そこにカバーリングも加わりピッチャーの次に体力が必要なポジション
と言える。
最後に「野球への知識」
キャッチャーはグラウンド上の監督だ。
チームを統率し相手の戦術を警戒し考えて行動する。
そのためには野球を深く幅広く理解しておく必要がある。
誰よりも野球を勉強しておく必要だ。
知識もキャッチャーには欠かせない技術の1つであり、知識がキャッチャーのレベルアップに繋がる。
以上の事が捕手として必要な要素だ。」
「う~ん。凄く深いポジション何だね、捕手って。」
「ああ、しかしこれを知っておけばもし捕手になった時に色々作戦や組み合わせとか出来るから他のポジションよりは断然楽しいらしい。」
「成る程。そう言う事なんだね♪」
「そうだな♪では、次に内野手の要素説明をするからな。」
「はーい♪」
「まぁさっき内野手には各々とても大切な役割が存在すると言ったが内野手はより相手の打球を取る、防ぐ、守るかが問われる。そして各々の内野手はそのポジションに長けた能力で評価される。」
「?」
「そうだな、先ず一塁手に必要な役割は
打力重視の選手が多く、送球の捕球が最も多く、絶対的な捕球のうまさが求められる。
そのためには、グラブのハンドリングの絶対的な上手さが求められるんだよ。
難しい送球、特にショートバウンドやハーフバウンドを難なく処理することが、チームを救い、勝利へと導きく。
送球は少なく考えられがちだが、カットに入ることも多く送球力も求めらる。
更に最近では、左打者が増えてきているから強烈なゴロが飛んでくることも多く、ゴロの処理能力も必要なポジション何だよ。
次に必要なのが{信頼される}一塁手になることだ。
ファーストは送球を受けるポジションのだから、内野手からの信頼が重要だ。
ちょっと送球が乱れて取れないファーストでは他の内野手は不安になって、送球を必要以上に丁寧に投げる為に、捕球から送球までに時間が掛かってしまう。
これじゃあ、ギリギリのプレーはアウトに出来ない。
ショートバウンドなど多少送球が乱れても確実に捕球できるファーストになれば、他の内野手は安心して送球が出来る。
その心の余裕が安定した送球を生み出せるんだ。
これがランナーの出塁を抑えることに繋がる。
一塁手は捕球の技術を他よりも磨いて信頼される一塁手になる必要があるんだよ。
最後に{投手を元気付ける選手}になる事だ。
一塁手は内野ゴロの送球を捕球した後、ピッチャーに返球するんだが、その都度、しっかりピッチャーに声を掛けて常にピッチャーを元気づけて上げる必要があるんだ。
この前の父さんの試合の時ファーストの選手が父さんに声を掛けてくれてただろ?」
「うん、確かに声を掛けてくれてたね。」
「話を戻すな。また返球の時だけでなく、投球前も常に声を出す必要があるんだ。
ピッチャーに掛ける声は一言、二言だけどね、そのちょっとした声掛けがピッチャーの精神面に影響を与えるんだよ。
ピッチャーは孤独になりがちだが、常に声を掛けることでピッチャーは一人ではないことを改めて自覚し、バックを信頼して投球することが出来るのんだ。
以上が一塁手に求められる役割だ。」
「ふ~ん、ただ球を取るだけじゃないんだね。」
「次は二塁手の役割を説明するぞ。
セカンドは1塁ベースに近く軽視している者も居るが、実は非常に難しく体の切り返しやボディバランスが整った選手でなければこなせ無いポジションなんだ。
セカンドは小柄な選手が割と多く居るがが、これは軽視しているから小柄なのではなく、さっき説明したような能力が求め
られるため、切り替え返しやボディバランスの整った選手を選んだ結果が小柄になったんだ。
一二塁間のゴロはゲッツーの打球方向とは逆に送球するため、バランスが難しく容易では無いよ。
外野への打球も、右中間方向やライト線に抜けた当たりはセカンドがカットに向かうため、肩の強さも必要だな。
体のバランスだけでなく、肩の強さなど全ての能力が一定以上ある選手が守るポジションなんだ。
次もそうなんだが、二塁手は野球の知識を必要とするポジションだ。
ランナーがいる状況での右打ちやヒットエンドランなどはセカンド方向を狙い打ちするんだ。
また、盗塁のベースカバーもあり、相手の戦術に応じた守りが要求される。
更に、2つのベースカバー(一塁と二塁)を担当するのは、セカンドだけで、フォーメーションの把握と瞬時の状況判断が必要となるんだ。
瞬時にアウトの取れる、または進塁を防げる守備を見つけ出す能力と知識が求められるからな。
実際に起こってから行動していては確実な守備は出来ない。事前に予測して考えておく必要がある。
そのたに、セカンドには深い野球の知識が求められ、考えて行動することが不可欠だ。
プロ野球を見ていても分かる通り、セカンドにはクレバーな選手が多い。
セカンドを守る選手は守備、攻撃共に野球をしっかり学んで、その知識を十分に守りに活かす必要があるんだ。
次はプレイ時に{セカンドも見られている}と言う事だ。
相手チームはショートのレベルを内野守備の上限の判断基準にしがちだ。
そのため、ショートの動きを良く見ている。
しかし、見られているのはショートだけでは無いんだ。
ショートだけ守備能力の高い選手という場合もあるから、セカンドは内野守備全体の判断基準になるんだ。
セカンド軽視の考えもあるから、キビキビと動いて、「え?あんな良い選手をセカンドに回せる余裕があるのか?」と
相手チームに思わせ重圧を掛ける必要があるんだ。
二塁手の最後は{内野のリーダー}になることだ。
フォーメーションや状況の確認の為声を出して行く。すると相手が「え?リーダーができる選手をセカンドに回せる余裕があるのか?」と相手チームに思わせここでも重圧を掛ける必要がある。
また、ショートは打球処理の負担が大きい為、エラーの発生も多くなる。
エラーをすると確認の声が出なくなるから、打球処理の負担が少ないセカンドがリーダーとなりショートと互いに補い合いながら内野をリードして行く。
以上が二塁手の役割だ。」
「成る程、確かにそう考えるとその通りだね。」
「次は三塁手の役割を説明するな。
サードは右打者が引っ張ることが多いから、打球がよく飛んでくる。
特に打たせて取るピッチャーだとサードに打球が飛ぶことが多くなる。
アメリカでプロ野球チームが出来た1800年代後半では、サードへの強烈な打球が多く、ファーストへの長い送球が求められる
サードは当時は最も給料が高く花形のポジションだったんだ。
現代野球においては、動き自体は難しいことは少ないのだが、ボテボテの当たりやセーフティーバントなど前への動きが
強い必要性があるため前方へのダッシュ力が求められる。
特に高いバウンドの時はバウンドを合わせることが難しいから前に出るかどうかの判断を一瞬で行えるように経験を積む必要がある。
また、強烈な打球も多くその打球に対する素早い反応が必要となるため、反射神経も必要だぞ。
それだけじゃぁない、強い打球に対して、打球を恐れない強い気持ちと体を持った選手が必要になる。
守備機会が多い分スローイングの安定性も必要で距離も長いため肩の強さとコントロールの両方を求められる。
三塁手の最後は{内野のムードメーカー}になることだ。
サードは右ピッチャーの視界に入ることが多く、サードが元気を出せばピッチャーに勇気を与えられる。
ピッチャーへの声掛けはもちろん、ボールを呼んだり、アウトカウントを確認したり誰よりも声を出し内野守備陣を盛り上げる必要があるんだ。
以上が三塁手の役割だ。」
「成る程だからあのサードの選手凄く元気だったんだね。」
「まぁ、あいつの場合たまに滑る感じも有るけどな。」(汗)
「?」
親父が何かに浸って居るけど大丈夫か。
「んっん~。
では、次は遊撃手の役割を説明する。
ショートはバッターからも遠く1塁ベースまでも距離があり打球に対しての素早い反応、深い位置からの送球、攻撃的な守備、状況判断など守る上で必要な要素が多くある。
誰でも守れるポジションではなく内野手の中でも最も能力が高いポジションだ。
また、 ショートはその守備位置において内野手の中でも最も全体が見渡しやすいため、動きを取りすい点もある。そのため、常に周りを広くみることを意識する必要がある。
ショートは、{瞬発力}{肩の強さ}{瞬時の状況判断能力}{視野の広さ}などが求められ内野手の中でも最も守備に必要な能力が求められる。
次は遊撃手は常に{見られているという自覚}を持つ必要があるんだ。
相手チームは内野手のレベルを測る上でショートのレベルを判断基準にすることが多くある。
それは、ショートの能力が内野手のレベルの上限になることがあるからだ。
常に相手から見られているという自覚を持って、常にキビキビと動き、良いプレーを心掛ける必要があるんだ。
遊撃手の最後に{雰囲気や見た目}も必要があるんだ。
ショートは相手からも注目されるポジションであり、ユニフォームの着こなしなど雰囲気を出すことも重要だ。
当然プレーが伴わなければ意味が無いが、相手を必要以上に警戒させることも重要な作戦な一つだ。
その筆頭としてショートは大事な存在なのだ。
以上が遊撃手の役割だ。」
「やっぱり何事も見た目からなんだね。」
「そうだな、因みに父さんがちーちゃん両親に相手行った時の服装は小林〇子のコンサートの衣装で相手行ったら、ちーちゃんの両親が驚いて腰抜かしていたな~。」(シミジミ)
「その後、私が進一さんにマッスルミレニアムを食らわせましたよね♪」(ニコニコ)
その時の母さんの顔は笑っていたけど目が全然笑っていなかった。
多分、まだ根に持って居るかもね。
つうか、母さんって女優なんだよな?何であんな高等な技出来るんだよ。(汗)
「おにいちゃん、まっするみれにあむってなーに?」
「詳しくは、キン〇〇ン〇世第8巻を見てみような?」
「はーい♪」
桃香が聞いて来たので俺は優しく教えた。
「それじゃあ、尚哉最後に外野手の役割を説明するぞ。」
「はい!!」
「先ず左翼のことからなんだがこれは{競技者のレベルによって役割が変わる}んだ。
レフトは少年野球や中学野球ではライトよりもレフトに守備の上手な選手を配置することが多いと思いうんだ。
これは右打者が多く引っ張ってしまうため、レフトへの打球が増えるから必然的に外野手の中でも守備機会の多いポジションになるためだ。
しかし、高校野球以上になるとレフトは外野手の中でもやや守備力の劣る選手が守ることが多くなることがある。
必ずでは無いがな。
これは、高校野球以上になると左打者も増えてくる、右打者もセンター返しや右打ちなど状況に応じたバッティングをするため必ずしも守備機会の多いポジションではなくなるためだ。
また、右打者の打球が不規則に変化することが少ないためなんだ。
そして、送球面に関しても例えばランナー1塁のライト前ヒットは3塁までの距離の長い送球が求められるが、レフト前ヒットであれば3塁送球までの距離が短くさほど強い肩は要求されないためだ。
だから、打撃重視の選手がやや多くなる傾向がある。
但し、守備が下手では守れない。堅実に守れることは欠かせない要素だ。
そして、{肩が強く}{足が速い}ことに越したことはない。
特にレフト線の打球は素早く追いつき、ツーベースはシングルヒットに抑える、スリーベースはツーベースに抑えるための足の速さは重要だな。
レフトの役割としては三つある。
一つ目は{打球の処理}
自分のところに飛んできた打球の処理だ。堅実に守り、素早くコントロール良く返球をする。
距離が長い場合はショートやサードに確実に返球することが求めらる。
二つ目は{打球処理のバックアップ}
センター正面から左中間方向に飛んだ打球は必ずセンターの後ろに回ってバックアップすることだ。
ランナーがいる場合はバックアップをしつつ、送球場所の指示をセンターに伝達することを心掛けるようにする。
また、センターだけでなくサードやショートに飛んだ打球も必ずバックアップするようにしなくてはならない。
三つ目は{送球のバックアップ}
他の野手の3塁送球や3塁牽制が発生した場合は必ずバックアップすること。
また、二三塁間や三本間のランダウンプレーが発生したら、すぐに3塁方向に向かいバックアップをする。
こんな感じだな。
次に中堅手の役割を説明する。
センターの役割も大体三つだ。
一つ目は{打球の処理}
センターはレフト、ライトと違い左右の打球は全てフェアグラウンド上となるため、広い範囲の打球の処理が求められる。
また、本塁からフェンスまでの距離も通常の球場で120m程度あり、右中間、左中間も深くなっているんだよ。そのため、
打球に{素早く追いつく脚力}{深い位置から送球するための肩の強さ}が必要である。
捕球体勢が悪い場合はカットに来た内野手に正確に送球するのがオススメだ。
二つ目は{打球処理のバックアップ}
センターはレフト、ライト両方のバックアップが必要だ。外野に飛んだ打球は全て動くようにするのが必要だ。
バックアップだけでなくレフト、ライトが打球を処理している時に送球場所の指示を伝達すること。
また、ショート、セカンドの打球も基本的にはバックアップするようにすること。
センターはバックアップにおいても幅広い移動が必要となるから、{足の速さ}が求められる。
三つ目は{送球のバックアップ}
2塁牽制、盗塁での捕手からの2塁牽制、バント処理後の内野手の2塁送球のバックアップを行う事だな。
中堅手は以上だ。
最後に右翼の説明だ。
これも{競技者のレベルによって役割が変わる}んだ。
ライトはレフト同様に競技者のレベルによっ守る選手のレベルが変わるんだ。ライトは「ライパチ」と言う呼び方がある通り、少年野球や中学野球では守備の下手な選手が守ることが多いポジションだ。
これは少年野球などでは右打者の右打ちが少なく左打者も少ないため必然的にライトの守備機会が少ないためだよ。
しかし、高校野球以上になってくると「パチロー選手」(オリ)を代表とした俊足強肩で守備力の優れた選手が守ることの多いポジ
ションだ。
右打者の右打ちによるライト線へ切れていく打球や左打者の強烈な当たりの打球処理の難しさに対応する守備力、3塁までの長い距離を送球する遠投力、内野ゴロや1塁牽制のバックアップに向かう脚力が求められるポジションだ。
外野手の役割は以上だが外野手には各々注意点が有るんだ。」
「注意点?」
「先ずは左翼の注意点だが、バックアップを必ずすることはもちろんだが、打球処理において特に注意したいことがある。
それは左打者のレフトへの打球だ。
左打者が打ったレフトへの打球はレフト線方向に切れていくことが多く、切れていくことを頭に入れておかないと後逸やフライだった打球をヒットにしてしまうことが有る。
特にレフト線寄りに飛んだ打球は大きく曲がって思っていた落下点よりも前になることがあるので要注意だ。
左打者の打球には特に注意を払うことだな。
次に中堅手の注意点な。
センターはレフト、ライトのように打球が曲がるまどの変化が少なく、投球や打球が見やすいポジションでもある。
その中で、センターで最も難しい打球とされているのが、正面に飛んできたライナーの球だ。
正面に飛んできたライナーは距離感を掴むのが難しく目測を誤って前に出てしまい、頭を越されることがある。
一瞬判断に迷ったら一歩下がる勇気を持つことな。
頭を越されて長打にされるよりはシングルヒットに抑えた方が良いい。
最後に右翼の注意点だ。
右打者の右打ちによるライト線に切れていく打球は非常に処理が難しいため気をつける必要がある。
また、ライト線に落ちるポテンヒットもファールグラウンドに転がっていくことがあるから、頭に入れておくことが必要だ。
そして、1塁送球のバックアップを必ずすることを忘れ無いことだ!このバックアップがチームを救いう。
以上が捕手、内野手、外野手の必要な要素と役割の説明が終わったな。」
「、、、、」
「ん?どうした?そんな顔して?何か分からない事、、、有るか。大分専門的な説明が多かったからな。」
「ううん、そうじゃないんだ。
只、父さん達見たいな野球選手がこんなにも難しい役割を各々こなして居るんだなぁと思ったら昨日の僕の弱音がちっぽけに感じちゃってね。テヘヘ♪」
「、、、そんな事無いぞ尚哉。
尚哉は自分の意志で俺に弟子入りした。其だけでも凄い勇気ある行動なんだ。それにまだ始まったばかりなんだ。
少しずつ、本当に少しずつ自分に有効なポジションを探す必要があるんだ。だから、先ずは明日からのポジション適性検査をしっかりやっていこうな!」
「うん!! 此れから宜しくお願いします。!!」
「おう!! んじゃとりあえず今日も基礎体力作りで町内三週行って見ようか!!」
えっ?
「と、父さんまさか今日も走るの?」(汗)
「当たり前だ!! 何事も体力無い事には始まらん!!だから今日から、、、ってもう夕方だが先ずは走って体力を着けていく。そして、明日からは毎朝、毎夕に走り込みをやって夜は室内で筋力トレーニングと野球の基礎的の勉強をやるから覚悟しておけよ尚哉!!」
俺生きて行けるかな?
「進一さん流石に不味いのでは無いでしょうか?」
「ん?何がだいちーちゃん?」
おお!!母さん、俺の体を気遣って「流石に町内三週はキツイので先ずは二週から始めた方が体に負担が掛からない様な気がしますがどうでしょうか?」あぁ、母さんもそっちの方なのねぇ。orz
「それもそうだな!! 流石に昨日見たいに生きた屍状態は尚哉も可哀想だからな。
それじゃ尚哉早速町内ランニングに行くぞ!!」
親父はもう行く気MAXだな。
「はい!! じゃあ行こう父さん!」
俺も腹を決めて外に出ようとした時親父が
「あぁ、待て尚哉まだ「アレ」を付けていないじゃないか。」
俺は「アレ」という言葉を聞いて止まった。
「と、父さん ま、さか、、、「アレ」って「アレ」の事ですか?」(汗)
「おう!! この「もしもし♪カメよカメさんよ~♪あなたのポジション何処ですか?まっし~ん」を付けていないじゃないか。
此れを付けなければ特訓は始まらんぞ!」
やっぱ付けないといけないのねぇ~と、心の中で呟いていた。
「は~い。(ズシッ)やっぱり重い。」
「まぁ、馴れてしまえばどうにでもなるから。頑張るぞ!」
馴れてはいけない様な気がします。
「あら、似合うわよ尚哉♪」
「おにいちゃん、かめさんみたいでかわいい♪」
「あにうえとてもかわいいですよ♪///」
「かーいー♪」
何でそんな風に思えるの母さん?
桃香、カメさん見たいじゃなくてカメだからね。
愛紗は顔赤いけど大丈夫か?
鈴々も同じ感じだな。
「準備が整った見たいだな。んじゃ行きますか尚哉?」
「うん!!母さん、桃香、愛紗、鈴々行って来ま~す!!」
「気を付けるんですよ♪」
「いってらっしゃ~い♪」
「おきをつけてくださいませ♪」
「らーしゃーい!」
俺と親父は母さんと妹達の声聞きながら玄関のドアを開けた。
さぁ、此れから忙しくなるぞ。
取り敢えず今は体力を付けないとな。
宜しくな親父!!
第4話 「野球始めました。part2 捕手、野手編」 (完)
終われば一万文字越えていた初めてです。
流石に本日3時に寝て6時から仕事だったので疲れました。
感想待ってます。