実況パワフルプロ野球~転生者は努力する天才型~   作:インフィニティー

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、、、遅くなりましたが。

明けましておめでとうございます。

言い訳させて下さい。

、、、入院してました。
しかもインフルエンザで。

2日に何か怠いと言うことで救急病院に行ったらインフルエンザと診断されました。

そして、昨日退院して今日から仕事です。


長く成りましたが今年も「実況パワフルプロ野球~転生者は努力する天才型~」を宜しくお願いします。


後、今回めちゃくちゃ長くなったので前後編にしました。


第14話「パーティーと未来設計と明かされた真実 part1」

前回までの三つの出来事。

 

一つ、雅が尚哉に恋をした。

 

 

二つ、尚哉のサヨナラアーチで試合に勝利した。

 

 

三つ、尚哉に興味を持った二つの勢力(笑)が動き出した。

 

 

 

 

 

尚哉side

 

 

どうも皆さん。

 

尚哉です。

 

初めての練習試合は俺達の勝利で終わりました。

 

ん?何で敬語なんだ?と思いますがそれは後で説明します。

 

 

そして

 

 

月日が流れて今日は12月24日クリスマスイブです。

 

 

今俺が何をしているのかと言いますと。

 

 

『本日は私の息子、猪狩 守と猪狩 進の誕生日兼クリスマスパーティーに御越しいただき誠にありがとうございます。

今日は思う存分楽しんで行って下さい。』

 

 

守と進の誕生日兼クリスマスパーティーに来ています。

 

 

何故今俺が此所に居るのかと言うのは今から6時間前まで遡ります。

 

 

正午

 

 

俺が何時ものように野球の練習を終えて夜にやるクリスマスパーティーに向けての準備をしようとしたら親父が

 

 

「皆!今日のクリスマスパーティーは中止だ!!」

 

 

その時、家族の時間が止まった。

 

 

数秒後桃香と鈴々が大号泣。

 

 

愛紗が唇を噛んで泣くのを我慢している。

 

 

母さんがそんな桃香達を見て親父に襲い掛かり現在親父をフルボッコにしていた。

 

 

因みに流石の俺もショックの余り未だに動けずにいた。

 

 

その後、モザイクの掛かった親父が何やら訴えていた。

 

 

「んー!ん!んんん!んーんー!」

 

 

漸くして動けるようになった俺が通訳に入った。

 

 

何々?

 

 

「違うんだ!此れにはちゃんとした理由が有るんだ!、、、だそうだよ。」

 

 

「一体どんな理由ですか進一さん?事と次第によっては只ではおきませんよ?」

 

 

「うっく!ひっく!」(涙)

 

 

「ん~!」(涙目)

 

 

「うえ~~ん!」(大号泣)

 

 

未だに泣いている桃香達の頭を撫でながら更に通訳をした。

 

 

「んんん!んん!んーん!んーーんーん!」

 

 

「何々?「実は父さんの知り合いの息子さんの誕生日が今日らしくて、クリスマスパーティーも兼ねて良かったら家族の皆さんをご招待したいから是非参加して欲しい!

流石に家族とクリスマスパーティーをしたいから断ろうとしたんだがどうしてもと頭を下げられては断ろうにも断れなくて、でもでも明日のクリスマスは絶対家族皆でクリスマスパーティーをするから今日はどうか許してください!!」だそうだよ。」

 

 

どうやら親父は友達の誘いで今日のクリスマスパーティーを中止にせざる終えなかったんだな。

 

 

しかし、あの短い叫びで良くこんなに訴えたよな。

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

母さんと桃香達が互いに顔を見合わせている。

 

 

「、、、それならそうと言って下さい。」

 

 

「「「やったーー♪」」」

 

 

母さんがそう言い、桃香達が大喜びだった。

 

 

「ん!んんん!んーんー!」

 

 

「ん?「今日の夕方5時に迎えが来るから其れまで着替えるからな!」?着替える?普通の服装じゃあ駄目なの父さん?」

 

 

「ふぅ~漸く戻った。あぁ、今回のパーティーは少し特殊でな、スーツもしくはドレス着用でないと駄目なんだよ。」

 

 

成る程そう言う事なのね。

 

 

「父さん、因みにその友達の名前ってなんて言うの?」

 

 

「ん?なんだ尚哉、お前は知っている筈だぞ?其れに桃香達もこの前会って居ると思うんだが?」

 

 

「「「「ん?」」」」

 

 

はて?一体誰の事だ?

 

 

「なんだ?思い出せないのか?試合の時会って居ると向こうは言って居たぞ?」

 

 

試合?試合何てこの前の練習試合しか無い、、、ん?ま、まさか!

 

 

「お!漸く気付いたみたいだな!」

 

 

「と、父さん。もしかしてソイツの名前って。」

 

 

「うむ!、、、猪狩兄弟の事だよ。」

 

 

その後、5時丁度に迎えの車が来たのだが、その迎えにきた車がなんとリムジンだった。

 

 

親父は苦笑いをしながら「相変わらずだな。」と言っていた。

 

 

母さん含む俺達は呆けを取られた。

 

 

その後、30分移動して猪狩コンツェルンの本社ビルがある東京に移動した。

 

 

本社ビルに着くと最初に驚いたのが高いビルが建ち並ぶ中でも特にデカイビルの前に止まった。

 

 

降りると真っ先に飛び込んできたのが、深紅のレッドカーペットだった。

 

 

次にその周りを取り巻くSPの数でざっと見て40人居た。

 

 

どんだけ厳重何だよ!

 

 

そして、エレベーターに乗り最上階のある階迄移動して扉が開く。

其処には、豪華絢爛に飾られた絵画の数々に見た感じ「これ高いだろ!」って思う壺やら像に良く目立つシャンデリアに俺達は又しても驚かされた。

 

 

更に奥にはBar迄ある始末。

 

 

そして、何より周りを見渡すと各世界の有名人が揃い踏みだった。

 

 

ある人はミュージシャン

 

 

ある人はアスリート

 

 

ある人は俳優、女優と言った有名人が沢山いた。

 

 

「まぁ、その、アイツはそんなに飾らない奴何だが、子供の事になると歯止めが聞かなくてな。」

 

 

成る程、要するに親父と同じで親バカだって事だな。

 

 

俺がそう思って居ると一組の男女が近づいてきた。

 

 

「おお!進一さんじゃないか!良く来て下さいました。」

 

 

「やぁ、茂君久し振りだね。

元気にしていたかい?」

 

 

「其は勿論ですとも!今の私が有るのは妻と息子其れに進一さんのお陰なのですから!」

 

 

どうやらこの豪快な人が守と進の親父さんみたいだな。

だとしたら隣の淑やかな女性が母親だな。

 

 

「そうですよ進一さん今の私達が有るのは紛れもなく進一さんのお陰なのですよ。」

 

 

昔何か有ったのかな?

 

「ん?おお!此方のお子さんが?」

 

 

「ああ、俺とちーちゃんの息子と娘達です。」

 

 

「初めまして、長男の黒崎 尚哉です。」

 

 

「長女の黒崎 桃香です。」

 

 

「次女の黒崎 愛紗です。」

 

 

「鈴々は黒崎 鈴々なのだ!」

 

 

「まぁ、礼儀正しいお子さん方ですね。

私の名前は「猪狩 静(いかり しずか)」です。

この前は息子達の練習試合にお世話になりました♪」

 

 

「あ、その、どうもです。」

 

 

「おお!そおだったのか!其れでは此方も自己紹介をせねば!私の名前は「猪狩 茂(いかり しげる)」だよ。

進一さんには昔からお世話になっていたんだよ♪此れからも息子達と仲良くしてくれるかい?」

 

 

そう茂さんが俺達に聞いてきた。

 

 

「「「「はい♪」」」」

 

 

俺達は笑顔で答えた。

 

 

「ん?進一さん達が居ないな?何処に行かれたのかな?」

 

 

「あぁ、気にしなくて良いですよ。

多分、母さんとOHANASHIをしているだけだと思いますから。」

 

 

 

 

あ、ちーちゃん!ちょ、ちょっとま、ま、、、、ぎょわーーーーー!!

 

 

 

 

何やら聞こえて来たけど無視することにした。

 

 

見たら猪狩夫妻も苦笑いをしていた。

 

 

「所で、守君達の姿が見えないですけどどうかしたんですか?」

 

 

「ん?あぁ、守と進ならもうすぐ来ると思うから少し待っててくれるかい?」

 

 

「そうでしたか、分かりました。」

 

 

「ありがとうね。」

 

 

「社長そろそろ。」

 

 

「ん?おお!もうそんな時間か!では尚哉君、桃香ちゃん、愛紗ちゃん、鈴々ちゃん今日は楽しんで行ってね♪」

 

 

「「「「はい♪(おーなのだ♪)」」」」

 

 

そう言い茂さんと静さんがSPの人に囲まれながらステージの方に歩いて行った。

 

 

 

 

と、そんな感じで冒頭に戻ります。

 

 

 

 

『其れでは本日の主役のご登場です。

猪狩守さんと猪狩進さんどうぞ!!』

 

 

パチパチパチパチパチパチ!!

 

 

拍手喝采で本日の主役の守と進がステージに上がった。

 

 

『皆さん本日は僕達兄弟の誕生日兼クリスマスパーティーにご参加頂き誠にありがとうございます。』

 

 

『今日は楽しんで行って下さい。』

 

 

パチパチパチパチパチパチ!!

 

 

そう言い、守達の挨拶が終わりステージから降りた。

 

 

『其れでは猪狩コンツェルン社長の猪狩 茂様から乾杯の音頭を頂きます。

皆様お飲み物をお持ちください。』

 

 

そう司会の人が言って周りの人がワインやらシャンパンを持っていた。

当たり前だが俺達子供はオレンジジュースにリンゴジュースにコーラ更にはマムシドリンクを持った。

 

 

ん?何でマムシドリンク??

誰が飲むんだろ?

 

 

『其れでは皆さん今日は食べて飲んで楽しんで行って下さい。乾杯!!』

 

 

『『『『『乾杯!!』』』』』

 

 

そう言い皆様各々が持っていた飲み物を飲み始めた。

 

 

パチパチパチパチパチパチ!!

 

 

そして、また拍手をし若い人は飲み食いを始めお偉いさん方は名刺交換をし始めた。

 

 

親父達も顔見知りの人の所に挨拶回りをしているから俺達は今のところフリーだ。

 

 

因みに鈴々は拍手が終わると同時に食べ物が有る方に走って行った。

 

 

「まったく、鈴々はどうしてあぁも落ち着きが無いのでしょうか!」

 

 

愛紗が若干怒り気味に言った。

 

 

「まぁまぁ愛紗ちゃん今日は楽しいクリスマス何だから良しとしようね♪」

 

 

そんな感じで桃香が愛紗を宥めていた。

 

 

「しかし姉上、周りの目が凄く気になります。」

 

 

「、、、さぁ私も食べようかなぁ♪」

 

 

「姉上!!」

 

 

どうやら無視することにしたらしい。

 

 

「まぁ、良いじゃねぇか愛紗。

折角のパーティー何だから楽しもうぜ。

俺何か持って来るけど愛紗は何が良い?」

 

 

「そんな!兄上に行かせるなど持っての他です!!私が行きます!」

 

 

「う~ん、なら二人で行くか?

流石に一人だと不安だし。」

 

 

「ふ!二人でですか!!///」

 

 

「ん?嫌か?」

 

 

「是非!ご一緒します!!///」

 

 

「お、おう。

んじゃ、行きますか。」

 

 

「はい♪///」

 

 

そう言い、愛紗が俺の腕を自分の腕を絡んできた。

 

 

またかよ。

 

 

「レディをサポートするのは男性の役目ですよ♪///」

 

 

「、、、はぁ、そう言う事にしておくよ。」

 

 

「はい♪///」

 

 

何か愛紗の機嫌がやたら良いな。

そんな感じで料理の有るテーブルに移動しようとしたら見覚えの有る奴を見かけた。

 

 

「悪い愛紗、ちょっと知り合いが居たから少し待っててくれるか?」

 

 

「お知り合いですか?」

 

 

「ああ、俺のクラスメイトの奴なんだけど。」

 

 

そう俺が愛紗に了解を得ようとしたら。

 

 

「其れでしたら私もご一緒します。

よろしいですよね?」

 

 

「ん~まぁ大丈夫だよな。

んじゃ、行きますか。」

 

 

「はい♪」

 

 

そう言い俺と愛紗がそのクラスメイトの近くに行った。

 

 

「よぉ、偶然だな。篠ノ之!」

 

 

其処には、愛紗と同じポニーテールで大和撫子風の女の子「篠ノ之 箒」がいた。

 

 

尚哉side end

 

 

 

篠ノ之side

 

 

初めまして篠ノ之 箒だ。

今日は良く家の神社を利用してくれている猪狩コンツェルンの社長の息子さん達の誕生日兼クリスマスパーティーに招待されて此所に居る。

 

 

本日は家族と久々にクリスマスパーティーをする予定だったのだが折角の招待なので断るにもいかず此所に来ている。

 

 

「(しかし、大人は嫌だな。)」

 

 

私はそう感じた。

下心丸出しの笑みでよってたかって名刺交換やら何やらでまったく楽しくない。

 

 

「(はぁ~こんな事だったらアイツの家に遊びに行けば良かった。)」

 

 

そう私は思った。

 

 

アイツは何時も野球の事ばかりの野球バカで困って居る奴はとことん助ける奴だ。

 

 

私も男勝りな部分のせいで他の男子にちょっかいを出されていた時にアイツに助けて貰った。

その時から私の中でアイツは少し気になる奴だと思った。

 

 

その後から少しずつ話をしていくうちにアイツと居ると楽しくて堪らなくなっていた。

 

 

「(今頃アイツは家族とクリスマスパーティーをしているのかなぁ。)」

 

 

そんな事を考えて居ると後ろから声を掛けられた。

 

 

「よぉ、偶然だな。篠ノ之!」

 

 

其処には私が気になって居る男

 

 

黒崎 尚哉が見知らぬ女と腕を組んでいた。

 

 

篠ノ之side end

 

 

 

尚哉side

 

 

俺が声を掛けると篠ノ之が此方を見て一瞬笑顔だったのが一気に不機嫌顔になった。

 

 

「どうしたんだ?篠ノ之もお呼ばれされたのか?」

 

 

「、、、あぁ、此所の社長が家の神社を良く利用してくれているからその関係で招待された。」

 

 

どうやら篠ノ之も招待されたみたいだ。

しかし、何でこんなに不機嫌なんだ?

 

 

「其れより黒崎。

その隣の女の子は誰なんだ?」

 

 

其れを聞いた愛紗がちょっとムッとしたが直ぐに抑えた。

 

 

「初めまして、黒崎 尚哉の「妹」の黒崎 愛紗です。

宜しくお願いします。」

 

 

ん?何か妹の部分を強調したけど何かあったのか?

 

 

「な!い、妹だと!」

 

 

「ん?ああ、そうだよ。

愛紗此方は俺のクラスメイトの篠ノ之 箒だ。」

 

 

「そうでしたか、此から宜しくお願いします。「篠ノ之 先輩」。」

 

 

「此方こそ、篠ノ之 箒だ。

黒崎の妹か宜しく頼む。」

 

 

バチバチ

 

 

ん?何やら二人の間で火花が散っているような。

 

 

「其れより、今から料理を取りに行く所何だが篠ノ之も一緒に行かないか?」

 

 

俺がそう言うと篠ノ之が笑顔で「ああ!」と返事を返した。

その時、愛紗が少し嫌そうな顔をしたが其処はちょっと話をして了解を得た。

 

 

そしたら。

 

 

「、、、何で篠ノ之まで腕を絡んでくるんだ?」

 

 

そう。篠ノ之が愛紗の反対側の腕を絡んできた。

 

 

「よ、良いではないか!男が女をエスコートするのが男の役目だと妹が言ってたからな!///」

 

 

愛紗ぁ~

て言うか篠ノ之の顔が少し赤いけど風邪か?

 

 

「、、、分かったよ。」

 

 

あ~周りの視線が生暖か過ぎる。

 

 

俺達は桃香達が居る料理コーナーに行くと其処には更に見知った顔触れが揃っていた。

 

 

「え?何でお前等が此所に居るんだよ。」

 

 

其処に居たのはリトルの後輩のあおい、みずき、聖、雅そして、これまたクラスメイトで中国からの留学生の「凰 鈴音(ふぁん りんいん)」がいた。

 

 

尚哉side end

 

 

 

凰side

 

 

皆初めまして中国からの留学生凰 鈴音よ!

今日は母さんの同級生だった 人の息子の誕生日兼クリスマスパーティーに来ています。

 

 

正直私こう言う堅苦しい所は余り好きではないのよねぇ。

だってドレスって何か歩き辛いし、周りが有名人ばかりだと、緊張しちゃうもの。

 

 

「(あ~あ、こんな事ならアイツと遊んでいた方が良かった。)」

 

 

アイツとは、私が日本に来て初めて心を許した日本人だ。

 

 

私が馴れない日本語で自己紹介をしたらクラスの奴等が小声で笑っていた。

 

 

正直悲しくなった。

馴れないとは言え一生懸命練習した日本語をバカにされた事に泣きそうになった。

 

 

 

そんな時

 

 

 

「お前ら!何笑って居るんだよ!アイツは馴れない日本語で一生懸命話をして居るのに小声で笑って恥ずかしくないのか!!」

 

 

『『『『『、、、』』』』』

 

 

 

アイツは私の為に怒ってくれた。

 

 

「凰!気にする事は無いぞ!お前の日本語俺は通じたぞ!此から宜しくな!」(ニカッ)

 

 

そう言いアイツは私に笑顔で言ってくれた。

私は嬉しさの余り泣いてしまった。

その時、アイツは私の頭を優しく撫でてくれた。

 

 

凄く暖かくて優しかった。

 

 

その後、クラスの奴等が私に謝って来たけどもう気にしていないと言ったら皆が宜しくと言ってくれた。

 

 

その時からかも私がアイツの事が好きになったのは。

 

 

ちょっと喋っただけなのに。

 

 

ちょっと撫でてくれただけなのに。

 

 

私はアイツの事が好きになった。

 

 

「(今頃アイツは何やって居るのかな?)」

 

 

クリスマスだから家族とクリスマスパーティーをしているのかな?

 

 

も、もしかして女の子とクリスマスパーティーをしているのかな?

 

 

そ、そんなことないわよね!

私は自分に言い聞かせた。

 

 

すると、近くから女の子の笑い声が聞こえた。

其処には同じ小学校で一つしたの、確か早川あおい、橘みずき、六道聖、小山雅が桃色の髪の女の子と楽しく話していた。

 

 

ん?あの桃色の子何処かで見たような?

 

 

私はそう思い彼女達の方に向かった。

 

 

「こんばんは。」

 

 

「?あれ、確か留学生の?」

 

 

「凰、凰 鈴音よ!宜しくね♪」

 

 

「はい♪僕は早川あおいです。」

 

 

「私、橘みずきです♪」

 

 

「私は六道 聖だ。

宜しく。」

 

 

「あぁ、ごめんなさい聖は口下手でどうしてもこうなってしまうので。

あ、僕は小山 雅です。」

 

 

「ああ、全然構わないわよ。

後、一様一つ上だけど普通に話して全然OKだからね♪」

 

 

「「「「はい♪」」」」

 

 

私が言うと皆良い返事を返した。

 

 

「あ、まだ私達の自己紹介をしていませんでした。

私の名前は黒崎 桃香です。」

 

 

「鈴々は黒崎 鈴々なのだ~♪」

 

 

そう言い桃色の子と口元にソースだらけの女の子が答えた。

 

 

「ん?黒崎?」

 

 

私が其れを聞き考えていると後ろから声を掛けられた。

 

 

「え?何でお前等が此所に居るんだよ。」

 

 

振り向くと其処には私の初恋のアイツがクラスメイトの篠ノ之と見知らぬ女と腕を組んでいる黒崎 尚哉が其処にいた。

 

 

凰side end

 

 

 

尚哉side

 

 

何か皆が凄い顔で俺を睨んで来ているけど大丈夫だよな?

 

 

「所で、何であおい達に凰が居るんだ?」

 

 

俺が皆に聞いた。

 

 

「其れはね私が誘ったんだよ♪」

 

 

と、みずきが答えた。

 

 

「ん?どういう事?」

 

 

「実はね、私の親が此所の社長さんと友好関係で今回はその招待できたの♪」

 

 

「僕達は偶々その時、一緒にいたから誘われました。」

 

 

と、みずきに続いてあおいが答えた。

 

 

「私の場合は母さんの同級生の息子の誕生日兼クリスマスパーティーに招待されたから来ただけよ。」

 

 

「静さんの?」

 

 

『『『『『『!!』』』』』』

 

 

俺がそう言うと桃香達を除く全員が此方を見た。

 

 

え?何?

 

 

「せ、先輩。静さんって一体?」

 

 

「ん?ああ、守達の母さんだよ。

さっき自己紹介した。」

 

 

そう雅が聞いてきたのを俺は返した。

 

 

「そうだったの。

それで?何で箒とそっちの子と腕を組んで居るのかしら?」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

 

な!なんだ!このプレッシャー!D〇Oか!

 

 

 

「あ、いや、そのだな。最初は愛紗が腕を絡んできてその後、篠ノ之に会って現在こう言う状態ですはい。」

 

 

俺は本当の事を話した。

 

 

その後、凰達は鬼の形相で愛紗と篠ノ之を追いかけ回している。

 

 

「何だったんだ一体?」

 

 

俺がそんな事を考えて居ると。

 

 

「やぁ、楽しんでいるかい?」

 

 

「こんばんは先輩。」

 

 

本日の主役の守と進がやって来た。

 

 

「よう二人とも、誕生日おめでとう。

それとメリークリスマス。」

 

 

「ありがとう。

メリークリスマス。」

 

 

「ありがとうございます。

メリークリスマス。」

 

 

「しっかし、お前等の誕生日って毎回こんか感じなのか?」

 

 

「大体はね。」

 

 

「でも、今回は特に多いですね。」

 

 

「そんなにか?」

 

 

「そうですね、何時もだと200人位なんです。」

 

 

おいおい!見た感じざっと400位居るぞ!

 

 

「ま、まぁ今日はライバルではなく良き友達として楽しませて貰うよ。」

 

 

「そうしてくれると此方も嬉しいよ。」

 

 

「はい、楽しんでってください♪」

 

 

そんな感じて話をして居ると守が

 

 

「ん?そう言えば妹さん達が見当たらないけどどうかしたのかい?」

 

「あぁ、あいつ等は何かリアル鬼ごっこをし始めている。」

 

 

「「?」」

 

 

「まぁ、気にしなくて良いよ。」

 

 

すると、守達の後ろから2グループの女の子がやって来た。

 

 

「こんばんは猪狩君、本日はお誕生日おめでとう。そして、メリークリスマス。」

 

 

「おめでとう守君進君。

メリークリスマス」

 

 

「来たぞ!守!進!メリークリスマスだ!」

 

 

「だから!耳元で叫ばないでよ脳筋!!

コホン、おめでとう守君進君。

メリークリスマス。」

 

 

「何だと!!誰が脳筋だと!桂花!!」

 

 

「あんた以外誰が居るのよ!!」

 

 

「あらあら、あっちは相変わらず元気ね。

は~い♪守君進君お誕生日おめでとう♪

それとメリークリスマス♪」

 

 

「こんばんは守君進君お誕生日おめでとう。そして、メリークリスマス。」

 

 

「こんばんは♪守お兄ちゃん進お兄ちゃん♪お誕生日おめでとう♪

メリークリスマス♪」

 

 

「ふむ、守君進君お誕生日おめでとう。そして、メリークリスマス。」

 

 

「おお、守君進君誕生日おめでとう。

メリークリスマスじゃ。」

 

 

最初に挨拶したのは俺より少し背の低い金髪ロールの女の子、水色の髪の女の子、黒髪のロン毛の女の子、猫の頭巾を被った女の子だった。

 

 

次に俺と同じくらいの背の桃色の髪に褐色肌の女の子、桃香達と同い年位のこれまた桃色の髪に褐色肌の女の子、次に鈴々と同い年位の女の子、黒髪に眼鏡の褐色肌の女の子、最後に俺より高い背の桃色の髪で褐色肌の美人が守達に挨拶した。

 

 

名前で呼んでいるから知り合いだよな?

 

 

「やぁ、曹乃さん四季崎さん花形さん、それに孫魅さん片桐さん風祭さん、ありがとうございます。それとメリークリスマス。」

 

 

「メリークリスマス。

今日は僕達の為に来てくださってありがとうございます。」

 

 

「此方こそご招待ありがとう。」

 

 

「本当本当♪気にしなくて良いのよ♪」

 

 

何か俺要らない子?

 

 

「ああ、忘れていた。」

 

 

「やっぱり忘れられてたのか。」

 

 

「彼女達の紹介をするよ。

先ずは右の女の子達の紹介するよ。

彼女は「曹乃 華琳(そうの かりん)」さん

父さんの知り合いで「曹乃グループ」のご令嬢だよ。

その隣の2人は「四季崎 春蘭(しきざき しゅんらん)」さんと「四季崎 秋蘭(しきざきしゅうらん)」さん二人は双子なんだ。

最後に「花形 桂花(はながた けいふぁ)」さん3人は曹乃さんの付き人だよ。」

 

 

「次は僕が説明します。

彼女は「孫魅 雪蓮(まごみ しぇれん)」さん

「孫魅 蓮華(まごみ れんふぁ)」さん

「孫魅 小蓮(まごみ しゃおれん)」三人は姉妹で「孫魅財閥」のご令嬢なんですよ。

次に「片桐 冥琳(かたぎり めいりん)」さんこの人は雪蓮さんの幼なじみで雪蓮さんの付き人なんですよ。

最後に「風祭 祭(かざまつり さい)」さん

この人は孫魅さん達の昔からの付き合いのあるお姉さんです。」

 

 

曹乃グループと孫魅財閥って言ったら世界中に支部がある有名な所じゃないか!

 

 

「そして皆、彼は黒崎 尚哉で僕の永遠のライバルです。」

 

 

すんげぇ簡潔だなおい!

 

 

「初めまして黒崎 尚哉です。

どうぞよろしくお願いします。」

 

 

『『『『『『『『『、、、、、』』』』』』』』』

 

 

俺が挨拶すると何か皆無言になった。

 

 

解せぬ。

 

 

尚哉side end

 

 

 

華琳side

 

 

こんばんは曹乃 華琳よ。

 

 

今日は猪狩君達の誕生日兼クリスマスパーティーに招待された私達は猪狩コンツェルン本社ビルに来ていた。

 

 

私はパパと春蘭、秋蘭、桂花と挨拶周りを終えて一段落して居ると猪狩君達を見かけた。

 

 

主役に挨拶をしないなんてこの曹乃 華琳が許すはずもなく直ぐに春蘭、秋蘭、桂花で挨拶しに向かった。

 

 

すると、隣に孫魅財閥のご令嬢達がいた。

どうやら彼女達も猪狩君達に挨拶しに行く所のようだ。

 

 

一通り挨拶をし終えると猪狩君が一人の男の子を紹介してくれた。

 

 

その男の子はこの前猪狩君達と試合したリトルのピッチャーだった。

 

 

名前は「黒崎 尚哉」。

 

 

私達が探していた男の子だった。

 

 

華琳side end

 

 

 

雪蓮side

 

 

ど~も~♪雪蓮よ♪

 

 

今日は守君達の誕生日兼クリスマスパーティーに招待されて本社ビルのパーティー会場に来ているわ。

 

 

最初は父上と妹達に冥琳と祭で挨拶周りをした。

やっと挨拶周りを終えて漸く食事にありつけると思ったら冥琳が守君達に挨拶しに行くぞとのことで少しお預けにして挨拶しに向かった。

 

 

すると、隣に曹乃グループのご令嬢さんがいた。

この子も守君達に挨拶しに行く所なのは一目瞭然だった。

 

 

挨拶を終えると守君が一人の男の子を紹介してくれた。

 

 

その男の子はこの前守君達と試合したリトルのピッチャーで私達の夫にしようとしていた男の子だった。

 

 

男の子の名前は「黒崎 尚哉」

 

 

まさかこんな所で会えるなんてやっぱり運命よね♪

 

 

雪蓮side end

 

 

 

尚哉side

 

 

なんだ?何で皆無言なんだ?

 

 

「ん?どうかしたのかい皆?」

 

 

守も心配そうに声を掛けた。

周りを見ると他の来賓も心配そうに此方を見ていた。

 

 

すると、孫魅 小蓮ちゃんが此方によって来た。

 

 

「ん?どうかしたのかい?」

 

 

俺が声を描けると小蓮ちゃんがガ〇ー少佐張りのアトミックバズーカを発射した。

 

 

「初めまして♪私の名前は孫魅 小蓮だよ♪

よろしくね旦那様♪」

 

 

え?

 

 

「え?」

 

 

「ん?」

 

 

「お?」

 

 

『『『『『『『『は?』』』』』』』』

 

 

その時、俺は言葉の意味が解らなかった。

 

 

「旦那様?」

 

 

「そうだよ♪」

 

 

「誰が?」

 

 

「貴方が♪」

 

 

「誰の?」

 

 

「私達の♪」

 

 

「達?」

 

 

「うん♪」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、冗談、、だよな?」

 

 

「真剣と書いてマジと読む♪」

 

 

「、、、、、」

 

 

「、、、、、」

 

 

そして、時は動き出す。

 

 

『『『『『『『『『『ヱ、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』

 

 

「は?ま、ちょっと、うぇーー!!」

 

 

な!何を言っているんだこの子は!!

だ!旦那様!!何かの冗談だろ!!

 

 

「そ、それってどうい『『『『『『兄さん(兄上)(お兄ちゃん)(黒崎先輩)(尚先輩)(尚哉先輩)(尚哉先輩)(黒崎)(尚哉)これは一体どういう訳(事)なんですか!!(なのだ!!)(ですか!!)(なの!!)(だ!!)(よ!!)』』』』』』のゎーーー何か来たーーー!!」

 

 

其処には先程までリアル鬼ごっこをしていた桃香、あおい、凰達がいた。

 

 

「どういう事兄さん!!」

 

 

「何故その様な事に!!」

 

 

「何でなのだ!!」

 

 

「先輩答えて下さい!!」

 

 

「事と次第によっては!!」

 

 

「只では!!」

 

 

「済みませんよ!!」

 

 

「黒崎お前は年端の行かない女の子を!!」

 

 

「よし!!殺そう!!」

 

 

桃香、愛紗、鈴々、あおいが説明を求め。

みずき、聖、雅が見事なコンビネーション。

篠ノ乃が何やら違う想像をした。

最後の凰!!お前恐いよ!!

 

 

「ま、孫魅さん!これはどういう事!!」

 

 

「そうだ!どういう事なのだ!」

 

 

「うむ、これは気になるな。」

 

 

「そうよ!一体どういう訳よ!!」

 

 

曹乃達が孫魅達に尋問すると。

 

 

「何って、私達は彼「黒崎 尚哉」を我が孫魅財閥の正式なお婿に迎え入れようと考えたのよ♪」

 

 

姉は姉で黒歴史張りの月光蝶を放った。

 

 

『『『『『『『『『『な、なんだってーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』

 

 

周りの来賓も此れには驚きを隠せなかった。

 

 

「あ、姉上!それはまだ極秘事項の筈ですよ!!」

 

 

「そうだぞ!!雪蓮!!まだ旦那様方にお話して居ないのを此所で言うなんてどういう事なのだ!!」

 

 

「だって、小蓮も「尚哉」の事気に入っているんだし、それにこの前も言ったけど今のうちに私達の事を知って貰えば其れだけ有利になるのよ。」

 

 

いつの間にか呼び捨てですか。

 

 

「だからと言ってこんな所で言う事ではないでは在りませんか姉上!!それに小蓮も何で言うのよ!!」

 

 

「え~だって、私尚哉の事「好き」だもん♪」

 

 

又しても小蓮が爆弾を投下した。

 

 

『『『『『『『『『『す、すすすす好きだってーーーーーーーーー!!!!//////////////////』』』』』』』』』』

 

 

「そうだよ♪シャオもう尚哉の虜だよ♪」

 

 

何かとんでもない事になって来たぞ!!

 

 

「ははは!尚哉!!大人気だなおい!」

 

 

そんな笑い声が聞こえたので振り向くと親父と母さん、茂さんと静さんそれに見知らぬ老父に3組の男女と一人の女性がいた。

 

 

「と、父さん!母さん!」

 

 

「父さん!母さん」

 

 

「お爺ちゃん!パパ!ママ!お姉ちゃん!」

 

 

「父上!母上!」

 

 

「パパ!ママ!」

 

 

「よう尚哉!ちょっと見ない内にもうお嫁さんが出来たのか!父さん嬉しいぞ!」

 

 

「あらあら、尚哉お嫁さんを泣かせてはいけませんよ?」

 

 

「は、は、は、!!尚哉君大人気のようだね!」

 

 

「ふふふ♪尚哉君頑張ってね♪」

 

 

「ふむ、お主が黒崎君の息子さんの尚哉君だね。

私はみずきの祖父で「タチバナ財閥総帥」の「橘 源之助(たちばな げんのすけ)」だよ。

話はみずきから聞いとるよ何時もありがとうの。」

 

 

「タチバナ財閥」とは日本を代表する財閥の一つで様々な分野で活躍している。(オリジナル)

 

 

「私はみずきの父で「橘 優(たちばな まさる)」です。

いつもみずきがお世話になっています。」

 

 

「私はみずきの母で「橘 薫(たちばな かおる)」です。

此からもみずきをよろしくお願いします。」

 

 

「私はみずきの姉の「橘 聖名子(たちばな みなこ)」です。

私からもみずきの事よろしくお願いね♪」

 

 

「私は曹乃 華琳の父で「曹乃グループ総帥」「曹乃 孟(そうの はじめ)」です。

よろしくね尚哉君。」

 

 

曹乃グループとは日本を本社に世界各地に支部がある超有名グループである(これまたオリジナル)

 

 

「私は曹乃 華琳の母で「曹乃 梓(そうの あずさ)」です。

よろしくお願いします。」

 

 

「最後は私達だね。

私は孫魅 雪蓮達の父で「孫魅財閥会長」「孫魅 徹(まごみ とおる)」だよ♪

宜しくね尚哉君。いや、義息子と呼んだ方が良いかい?」

 

 

孫魅財閥とは此れも日本を本社に世界各地に支部がある超有名財閥である。(オリジナル)

 

 

「あらあら、徹さんたら気がお早いですね。あ、ごめんね。私は雪蓮達の母で「孫魅 飛鳥(まごみ あすか)」です。

宜しくね尚哉ちゃん♪」

 

 

ヤッベ~世界クラスのお偉い様ご降臨なされた~

 

 

「あ、此れはどうもはじめまして黒崎 尚哉です。

よろしくお願いします。」

 

 

って!俺も俺で何呑気に挨拶してんだ俺は!!

 

 

「おお!なんて出来たお子さんなんだ。」

 

 

「今時ちゃんと挨拶出来る子はそう居ないのにしっかり挨拶出来るなんて。」

 

 

「流石は進一さんの息子さんです!」

 

 

やべぇ~どないしょ。

 

 

「所で尚哉君。」

 

 

「は、はい!」

 

 

徹さんが話し掛けてきた。

 

 

「君は雪蓮達とはどういう関係なのかね?」

 

 

ど、どうと言われても。

 

 

「しょ、初対面でふ!」

 

 

か、噛んじまった~~!!

 

 

「(ヤバイ!恥ずかしい!!めっちゃ恥ずかしい!!そして、口の中が鉄の味がするーー!!)」

 

 

俺はそんな事を考えていた。

 

 

この時、俺を見ていた女子は揃って。

 

 

『『『『『『『『『『(か、可愛い//////)』』』』』』』』』』

 

 

そんな事を思っていたとか居ないとか。

 

 

「ん?初対面?では何故雪蓮達はあのような事を発言したのかね?」

 

 

「それは私達も気になりますな。」

 

 

「確かに。」

 

 

徹さんに続き優さん、猛さんが続いた。

 

 

「どういう事だい雪蓮?」

 

 

「はい、其れにはちゃんと理由が有ります。」

 

 

どんなだよ?

 

 

「実は昨日彼「黒崎尚哉」が所属するリトルが猪狩君達のリトルとで試合が行われました。

その試合の最終回、彼「黒崎尚哉」の活躍で試合は尚哉のリトルが勝利して終わりました。」

 

 

見てたのかあの試合。

 

 

「その時からです。

私「孫魅 雪蓮」が彼に惹かれ始めたのは。

その後、色々考えて私達は彼を我が財閥の跡取りにしたいと考えました。

父上、母上!誠に勝手ながら私達は彼を過大評価しているつもりはありません!どうか私達の願いを承諾してください!」

 

 

そう言い雪蓮達は頭を下げた。

 

 

え?何でそんな事すんの?

他かが練習試合で勝っただけだよ?

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「「「、、、」」」

 

 

え?本当に何なのこの空気?

 

今日誕生日だよね?

 

クリスマスだよね?

 

だよね?だよね?

 

 

「、、、成る程。」

 

 

「父上」

 

 

「だが、此れは私の意見だけでは決定は出来ない。」

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

「先ずは重役達が認めないと思う。

いくら私達の娘の願いとは言えまだ社会も知らないうちに跡取りなど持っての他だ。」

 

 

「「「「「、、、」」」」」

 

 

「、、、しかし」

 

 

「「「「「?」」」」」

 

 

「其れは雪蓮達の此れからの頑張り次第では重役達の反応が変わるかも知れない。」

 

 

「父上!それってつまり。」

 

 

「私達的には大賛成だよ♪な、飛鳥。」

 

 

「そうですね♪私もよろしいかと思います。」

 

 

「「「「「や、やったーーー!!」」」」」

 

 

 

何だかとんでも無いことになって来たぞ!!

 

 

「しかし、本当に大変なのは此れからだぞ雪蓮。」

 

 

「そうですよ、貴女達は此れまでの倍頑張って貰わないといけませんよ?」

 

 

「それでも、彼を婿にしたいのかね?」

 

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

 

何か話が纏まろうとしてるけど。

 

 

「待ちなさい!!」

 

 

突然の声に俺達はその声のする方を向くとそこにはジョジョ立ちをした曹乃がいた。

 

 

「ど、どうしたのだ華琳?」

 

 

猛さんが伺った。

 

 

「そんな事認められないわ!尚哉は私達「曹乃グループ」の次期総帥にするのだから!!」

 

 

今度は総帥っすか!!

 

 

「な!華琳!どういう事だね!パパ全然知らなかったんだけど!」

 

 

猛さん、自分の事をパパって呼ぶのはどうかと思うぞ。

 

 

「パパ、私達もその時尚哉達の試合を見ていたの。」

 

 

 

曹乃達も見てたのかよ。

 

 

 

「その時尚哉の才能が素晴らしい物でした。

彼は我がグループには必要だと。

だから私「曹乃 華琳」は彼を我がグループの総帥に相応しいと考えました。

パパ!ママ!どうかお願いします!」

 

 

 

そう言い今度は曹乃達が頭を下げた。

 

 

だから!何でそんな事すんの!!

 

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「「「、、、」」」

 

 

 

この沈黙も止めてー!周りがめっちゃ見てるからー!

 

 

 

「、、、さっきの孫魅財閥の話にも有ったが私だけの意見では決定は出来ない。」

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

「、、、だが、私も個人的には大賛成だよ♪」

 

 

「と言うことは!」

 

 

「此れから大変だが頑張るのですよ♪」

 

 

「「「「やったーーー♪」」」」

 

 

だから!早いって!何でそんな大事な事を簡単に決めちゃうの!

 

 

う、何か気持ち悪くなってきた。

トイレ行こう。

 

 

「ふふふ、曹乃さん此れからお互いに大変ですがよろしくお願いしますよ。」

 

 

「ええ、でも尚哉は私達が頂くわ。」

 

 

「其れは此方も同じことよ♪」

 

 

 

バチバチ

 

 

 

「そうだ!尚哉君の意見を聞いていなかった。」

 

 

「そうですな、尚哉君どうかね君の、、、尚哉君?」

 

 

「あれ?尚哉君は何処に行ったのかな?」

 

 

 

 

其処には俺の姿はなかった。

 

 

 

 

『『『『『『『『『完全に私達蚊帳の外ですね。』』』』』』』』』

 

 

 

 

そんな声が聞こえたか聞こえないかは誰も知らない。

 

 

 

 

「ふぅ~スッキリした。」

 

 

しっかし何であんな事になったんだろうな?

俺ってそんなに凄いのかなぁ?

 

 

止めよ、考えただけで疲れるし。

つぅか戻りたくね~

 

 

俺がそんな感じで歩いていると。

 

 

ドンッ

 

 

「痛っ!」

 

 

「「キャッ!」」

 

 

誰かにぶっかってしまった。

俺は何とか踏ん張ったが相手は尻餅をついてしまった。

 

 

「あ、ごめん。

考え事をしていたので。」

 

 

俺が謝ると。

 

 

「だ、誰ですの!この私達にぶつかる不届き者は!」

 

 

「まったくですわ!」

 

 

倒れた二人の女の子がそんな事を言ってきた。

 

二人とも金髪で一人は凄いロール髪でもう一人もロール髪だが青いカチューシャに先っちょだけの髪型をしている。

 

 

姉妹か?

 

 

「本当にごめん手を貸すよ?」

 

 

「当たり前、、です、、、わ。」

 

 

「そうですわ!早く貸し、、、なさ、い。」

 

 

ん?何か二人の反応が可笑しいぞ?

 

 

「お~い、大丈夫ですか?」

 

 

「ハッ!だ、大丈夫ですわ!」

 

 

「そ!そうですわ!」

 

 

そんな感じで俺は二人に手を差しのべ立たせて上げた。

 

 

「ごめんな。

ドレス汚れたかな?」

 

 

「え!いや!大丈夫ですわ!///」

 

 

「そ、そうですわ!このドレス安物ですし!問題有りませんわ!///」

 

 

そうなのかな。

見た感じ結構高そうだけど?

 

 

「そっか、でも本当にごめんな。

何処か痛い所はないか?」

 

 

「「は、はい!!大丈夫ですわ!///」」

 

 

どうやら怪我も無いようだ。

 

 

「そっか、俺の不注意で転ばせてしまって本当にごめん。」

 

 

俺が深く頭を下げると。

 

 

「そ、そんな!頭をお挙げ下さい!」

 

 

「そうですわ!私達も話ながら歩いていたので貴方だけが悪い訳では有りませんことよ!」

 

 

どうやら許してくれるみたいだ。

 

 

「そっか、ありがとうな。」(ニコッ)

 

 

「「ズキューーーン!!//////」」

 

 

「ん?顔が赤いけどやっぱり何処か痛いのか?」

 

 

「い、いえ!大丈夫です。(貴方の笑顔が素敵だからでしてよ!)///」

 

 

「そ、そうですわ!問題無いですわ!(み、見れない、あの笑顔が眩し過ぎて!)///」

 

 

どうやら大丈夫みたいだ。

 

 

「そうだ!自己紹介をしていなかったな。

俺は黒崎 尚哉だ。

私立羽和歩留小学校四年生だ。」

 

 

「「よ、四年生!!」 」

 

 

「ん?そうだけど。」

 

 

「「(ど、どう見てももう少し上かと思いましたわ。)」」

 

 

ん?どうしたんだ?

 

 

「あ、申し訳ありません。取り乱した見たいで。」

 

 

「いや、構わないよ。」

 

 

「では、私からご挨拶を私は「お~い!姫~!何処ですか~!」「姫~どちらに居られるんですか~!」」

 

 

ん?誰かが誰かを捜しているみたいだな。

 

 

「まったく、アイツらは何処に行ったのだ。」

 

 

「まぁまぁ、直ぐに見つかるよ。」

 

 

「お嬢様~!どちらに居られるんですか~!」

 

 

また誰かが誰かを捜しているみたいだな。

 

 

「まったく、あの人達は!」

 

 

「ん?知り合いなのか?」

 

 

「はい。」

 

 

「そうですわ。」

 

 

何でテンション下がってるんだ?

 

 

「あー!姫発見!」

 

 

「姫~何処に行ってたんですか?」

 

 

「はぁ、やっと見つけたぞ。」

 

 

「本当何処に行ってたの?」

 

 

「お嬢様ご無事でしたか。」

 

 

何か更に女の子が増えた。

 

 

最初の女の子は緑色の髪の女の子でもう一人は青い髪のボブカットの女の子。

 

 

次の女の子は金髪に中性的な顔立ちの女の子でもう一人は銀髪のロン毛に左目に眼帯を着けた女の子で最後の女の子はメイド服を着た女の子だった。

 

 

うん、凄い眺めですね。

 

 

「ん?、、、!!///」

 

 

ん?何か銀髪の子が俺を見たとたんに顔が真っ赤になった。

 

 

「?どうしたんですか?r、、、あ///」

 

 

今度はボブカットの子が赤くなった。

 

 

「おいおい二人とも顔が赤くぞ?一体どうし、、、え///」

 

 

何々!次は緑髪の子が赤くなったぞ!

 

 

「皆どうしたの?、、、へ///」

 

 

「お嬢様方どうかなさい、、、///」

 

 

は~い此れで此処にいる子達全員赤くなりました~

 

 

「初対面だけど、、、お前ら風邪か?」

 

 

俺は彼女達に聞いてみた。

 

 

「「「「「あ、いえ、その、、、だ、大丈夫です(だ)(よ)(です)//////」」」」」

 

 

本当かよ?

 

 

「あ、貴女達!一体どうして此処に!」

 

 

「そ、そうですわ!どうしてですの!」

 

 

何やらドリルシスターズ(勝手に命名)が怒っている。

どうしてだ?

 

 

「其れは此方のセリフですよ姫。」

 

 

「そうですよ。

あれほど御一人で何処かに行かないように旦那様に言われていたでは有りませんか。」

 

 

「そうだぞ。我等はお前達の護衛でもあるのだからな。」

 

 

「今度からは一言言った方が良いと思うよ?」

 

 

「そうですよ。お嬢様。」

 

 

上から緑髪の子、ボブカットの子、銀髪の子、中性の子、メイド服の子がそれぞれ言った。

 

 

中性の子が何かお母さんっぽかった。

 

 

「と、所で、そちらの方はどちら様ですか。///」

 

 

「「「「うんうん!///」」」」

 

 

と、ボブカッ子が聞いてきた。

 

 

「あ、自己紹介がまだだったよな。

俺の名前は黒崎 尚哉小学四年生だ。」

 

 

「「「「「よ、四年生!!」」」」」

 

 

「あ、あぁ、そうだけど。

そんなに老け顔かなぁ俺。」

 

 

と、俺がそう言うと

 

 

「「「「「「「ち、違い(誤解)です(だぜ)(です)(だ)(だよ)(ございます)!!貴方様(アンタ)(お前)(君)が余りにも大人びた雰囲気を出していたからもう少し上かと思ったのです!!」」」」」」」

 

 

との事でした。

 

 

「なんだそうだったのか。

其れならそうと言ってくれれば良かったのに。」

 

 

「いえ!私達が勝手に思い込んだだけですので///」

 

 

「「「「「「うんうん!///」」」」」」

 

 

金髪ロールの子が言うと他の子も頷いた。

 

 

「ん!んん!、、、そう言えば我等の自己紹介がまだだったな。

私の名前は「ラウラ・ボーデヴィッヒ」だ!聖ジャスミン大学付属初等部四年でドイツ人留学生だ!、、、よ、よろしく///」

 

 

銀髪の眼帯娘はラウラか。

 

 

「そうだったのか。それじゃ、ボーデヴィッヒって読んだ方が良いか?」

 

 

「いや、ラウラで構わないぞ。そ、その代わり私も尚哉と呼んで、い、良いか?///」

 

 

、、、そんな涙目+上目遣いは駄目だろうー!

 

 

「あ、あぁ、それで構わないぞ。宜しくな「ラウラ」。」

 

 

「!!あ、あぁ、よろしく//////」

 

 

下向いちゃたよこの子。

 

 

「あー!ラウラばかりズルい!僕の名前は「シャルロット・デュノア」だよ♪ラウラと同じ聖ジャスミン大学付属初等部四年でフランス人留学生だよ♪気軽にシャルロットって呼んでね尚哉♪」

 

 

此方の中性の子がシャルロットね。

 

 

「ああ、宜しくな「シャルロット」」

 

 

「う、うん!!///」

 

 

此方は笑顔で返してきた。

 

 

「シャルロットもちゃっかりしてるな~。あ、あたいは「文春 猪々子(ぶんしゅん いいしぇ)」てんだ!聖ジャスミン大学付属初等部三年だぜ!宜しくなアニキ♪」

 

 

「あ、アニキ?」

 

 

何故に?

 

 

「そうだろ?そっちは四年なんだからアニキで間違いじゃあ無いだろ?だから、アニキはアニキだ♪」

 

 

あぁ、そう言うことか。

 

 

「そうか。だったらよろしくな「猪々子」」

 

 

「お、おう///」

 

 

「もぉ、文ちゃんは~ごめんなさい。

先輩。

私の名前は「良津 斗詩(りょうつ とし)」です。

文ちゃんと同じ聖ジャスミン大学付属初等部三年生です。

宜しくお願いします先輩。

後、私の事は斗詩と呼んで下さい。」

 

 

「私は「チェルシー・ブランケット」です。聖ジャスミン大学付属初等部四年でイギリス人留学生でお嬢様の専属メイドをしております。

私の事はチェルシーとお呼び下さい。」

 

 

ボブカッ子が斗詩でメイドさんがチェルシーね。

 

 

「んじゃ、宜しくな「斗詩」「チェルシー」」

 

 

「「は、はい///」」

 

 

此れで全員「「ちょっと!お待ちなさいですわ!」」じゃなかったな。

 

 

「何故貴女達が先に自己紹介なさってますの!!」

 

 

「納得いきませんわ!!」

 

 

「「「「「あ」」」」」

 

 

「な、何ですの!その「あ」は!」

 

 

「まさか私達の事をお忘れでした何て事はございませんわよね!!」

 

 

「「「「「、、、そんな事ありませんよ。」」」」」(サッ)

 

 

「「此方を見ながら返事なさーーい!!」」

 

 

中々面白いなこの二人

 

 

「ぷっ」

 

 

「「な、何をお笑いになられてますの!」」

 

 

やべっ怒らせちゃったな。

 

 

「ごめんな。中々おもしろかったからつい笑っちまったよ。」(ニカッ)

 

 

「「「「「「「!!//////」」」」」」」

 

 

また真っ赤になった。

 

 

「ハッ!そ、そうでしたわ。

まだ私達の自己紹介がまだでしたわ。

私の名前は「袁堂 麗羽(えんどう れいは)」ですわ!聖ジャスミン大学付属初等部三年生ですわ!!

私の事は麗羽とお呼びになって下さいまし///」

 

 

「私は「セシリア・オルコット」ですわ!

聖ジャスミン大学付属初等部四年でイギリス人留学生ですわ!!

私の事もセシリアとお呼びなられて結構でしてよ///」

 

 

どうやら姉妹では無いようだ。

 

 

「わかった、宜しくな「麗羽」「セシリア」♪」

 

 

「「は、はい//////」」

 

 

暖房利いているよな?

 

 

「所で、尚哉も今回のパーティーに招待されたの?」

 

 

と、シャルロットが聞いてきた。

 

 

「ん?ああそうだよ。

父さんが此処の社長さんと知り合い見たいでその関係でだよ。

皆もか?」

 

 

俺が聞くと。

 

 

「私は父上猪狩社長と友好関係が有りましてその関係でご招待頂きました。」

 

 

と麗羽が言うと

 

 

「私は両親が猪狩社長との取り引き相手の関係ですわ!」

 

 

セシリアが言った。

 

 

「私はセシリアお嬢様の専属メイドですので、お嬢様有るところ私有りです。」

 

 

とチェルシーが言った。

 

 

「だとするとセシリアは何処かのお嬢さんなのか?」

 

 

「はい!私はイギリスのオルコット社の娘なのですわ!」

 

 

「オルコット社ってヨーロッパで人気の野球メーカーのオルコット社か!」

 

 

「はい!その通りですわ!」

 

 

驚いたなまさかあのオルコット社の娘だったのか。

 

 

「アタイと斗詩は姫の付き添いかなぁ。」

 

 

因みに「オルコット社」とはヨーロッパ全土に展開する野球メーカーである。

 

 

「あ、姫って言うのは麗羽様の事でして麗羽様は日本貴族の末裔で私と文ちゃんは麗羽様の分家の関係なんですよ。」

 

 

と、斗詩が説明してくれた。

 

 

「へぇ~麗羽って貴族なのか。」

 

 

「そ、そんな大した事ではありませんでしてよ///」

 

 

あらら、また顔を赤くなっちゃたよ。

 

 

「あ~姫~顔真っ赤だ~♪」

 

 

「、、、猪々子さん?」(ゴゴゴゴゴ)

 

 

「すんませんでしたーー!!」

 

 

麗羽の放った威圧オーラで猪々子が素早く土下座した。

 

 

「ん?だとするとシャルロットとラウラも矢張何か関係有るのか?」

 

 

「うん、僕の父さんと母さんが猪狩社長とお友達でその関係でご招待されたんだ。」

 

 

「私はドイツ軍の軍人でもあってな麗羽とセシリアの護衛兼招待されたのだ。」

 

 

「え!ラウラは軍人なのか!」

 

 

「うむ!階級は曹長だ!」(ドャ)

 

 

おー!生の軍人か!スゲー!!

俺が尊敬な眼差しで見ていると。

 

 

「あ、余り見ないでくれ///恥ずかしい///」

 

 

と言うと再び顔を下げてしまった。

その時、此所にいた人全員が「「「「「「「(可愛い///)」」」」」」」

と思った。

 

 

そんな感じで歩いて至らまた誰かにぶっかった。

 

 

「痛っ!!」

 

 

「「「「「「「尚哉(さん)(アニキ)(先輩)!!」」」」」」

 

 

「あ!ごめんなさい!!怪我は有りませんか!」

 

 

どうやら此処のSPの人だった。

 

 

「ちょっと!貴方!何処見て歩いてらっしゃいますの!!」

 

 

「そうですわ!!貴方は何処に目が有りますの!前では有りませんか!もっとちゃんと周りを見て歩いて下さいましてよ!!」

 

 

「貴様!尚哉に怪我させたら只ではおかぬぞ!!」

 

 

「やいやい!一体どう言った了見でアニキにぶっかったんだよ!!」

 

 

何か麗羽を始めにセシリア、ラウラ、猪々子がSPに文句を言っている。

 

 

「止めろ皆!ちゃんと前を見て居なかったのは俺なんだ。

この人は悪くない!」

 

 

俺が言うと皆が静かになった。

 

 

「ごめんなさい。

俺の不注意でぶっかったてしまって。」

 

 

「いやいや、私の方こそ申し訳ない。

怪我も無さそうなので私は任務に戻るね。

本当にごめんね。」

 

 

そう言いSPは任務に戻って行った。

 

 

 

 

だが、この時気付かなかった。

 

 

 

 

去り際にSPの顔が悪意に満ちて居たことに。

 

 

 

 

そして、この後に起こる自分の真実に気付く事に俺はまだ知らなかった。

 

 

その後、俺達はパーティーが行われている会場に戻った。

 

 

「まったく!なんなんですのあのSPは!」

 

 

「まったくだな。」

 

 

「まぁまぁ、セシリアにラウラ今回はお互いに不注意だったんだから仕方ねぇよ。」

 

 

俺はセシリアとラウラを宥めていた。

 

 

「そう言えば俺何か忘れているような?」

 

 

其は突然起こった。

 

 

「しょ~う~や~♪」

 

 

ドゴッ!!

 

 

「アヴァランチェ!!」

 

 

ゴロゴロ、、、ピタッ

 

 

「「「「「「「尚哉(さん)(アニキ)(先輩)(様)!!」」」」」」」

 

 

ぐぉ~~~!!イデ~~!!

な、何かが突撃してきたぞ!

 

 

俺は突撃してきた正体を確認すると。

 

 

「し、小蓮ちゃん?」

 

 

「もぉ~尚哉今まで何処に行ってたの?シャオ達皆探したんだよ?」

 

 

そうだったのか。

 

 

ん?

 

 

「皆って?」

 

 

『『『『『『私達の事(だよ)(なのだ)(です)(だよ)(ですよ)(だ)(よ)(だぞ)』』』』』』

 

 

俺は錆びたブリキ人形見たいになった。

 

 

「よ、よぉ、皆さんお揃いで。」(ギギギギ)

 

 

其処に居たのは笑顔なのだが目が全然笑っていない黒崎姉妹にあおい達後輩ズに篠ノ之と凰のクラスメイトに曹乃達と孫魅達だった。

 

 

「今まで何処に行ってたのかなぁ?」

 

 

桃香が言い

 

 

「探したんですよ?先輩。」

 

 

あおいが言い

 

 

「本当に何処に行ってたのだ?」

 

 

「ふふふ、尚哉は私のだよ?」

 

 

篠ノ乃と凰が言い

 

 

凰!どうしたんだ!

 

 

「尚哉、一体何処に行ってたのかしら?」

 

 

曹乃が言い

 

 

「本当よ探したんだから。」

 

 

と孫魅が言った。

 

 

あ、あれ?何で皆笑顔なのにそんなに怒っているの?

後もう一度言うけど凰お前に一体何が起こった!

 

 

「い、いやね、ち、ちょっとお手洗いに、、、」

 

 

「のわりには遅かったですね?」

 

 

「確かに少し長すぎではないかの~?」

 

 

愛紗に風祭さんが言った。

 

 

「い、いや、だから、その、、、な。」

 

 

やべっ~下手な事言ったら俺カチコロされる~!

 

 

「あら?貴女方は曹乃さんに孫魅さんでは有りませんか。」

 

 

と此処で女神のご降臨なされた。

 

 

「麗羽!何で貴女が此所にいるのよ!」

 

 

「あら?本当だどうしてなのかしら?」

 

 

「聞き捨てなりませんわね。

私の父上は猪狩社長とは友好関係で有りましてよ。

其で今回のパーティーにご招待されましてよ。

そう言う華琳さんと雪蓮さん達こそどうしてですの?」

 

 

「私も招待されたからよ。」

 

 

「私もよ。」

 

 

「まぁそうでしたの。」

 

 

「ん?麗羽は曹乃達と知り合いなのか?」

 

 

『『『『『『麗羽!』』』』』

 

 

「ん?どうしたんだ皆?」

 

 

『『『『『いえ、何でも。』』』』』

 

 

「えぇそうでしてよ。

私の父上と曹乃さんと孫魅さんの両親が学友でいらっしゃいましてその関係で華琳さんと雪蓮さんとは幼なじみの関係ですわ!」(ドャ)

 

 

「所でそっちの子達は何方?」

 

 

「初めまして。

私はセシリア・オルコットと申します。

今回は猪狩社長のご招待で参上しました。」

 

 

「僕はシャルロット・デュノアです。

僕も猪狩社長にご招待されました。」

 

 

「私の名はラウラ・ボーデヴィッヒだ!

私はセシリアと麗羽の護衛で招待されたドイツ軍人だ!」

 

 

「私はセシリアお嬢様の専属メイドのチェルシー・ブランケットと申します。」

 

 

そんな感じでお互いの自己紹介が終わった。

その時、セシリア達が桃香達が俺の妹だと説明したら驚いていた。

 

 

「ん?みずきは何処に行ったんだ?」

 

 

俺は聖に聞いた。

 

 

「ん?みずきなら其処に、、、いない。」

 

 

「あれ?さっきまで居たのに。」

 

 

「どこ行ったんだろ?」

 

 

雅、あおいが言い。

 

 

「さっきまで一緒に居たんだけど。」

 

 

「一体何処に。」

 

 

「う~ん分からないのだ。」

 

 

桃香、愛紗、鈴々が言った。

 

 

 

 

そして、事件が起こった。

 

 

 

 

「全員動くな!!」

 

 

 

 

その声のする方を見ると其処には体格の良い男が拳銃を持ちみずきを人質に取って居た。

 

 

 

 

尚哉side end

 

 

 

第14話 「パーティーと未来設計と明かされた真実 part1」(完)




はい!と言うことで前半は此処までです。

どうでしたか?感想待ってます。

誤字有ったらよろしくです。

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