実況パワフルプロ野球~転生者は努力する天才型~   作:インフィニティー

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大変長らくお待たせしました。

え?待って無い?

、、、

さて今回はあの子と終決と新勢力の登場です。

勢力っても野球よりは恋方面に近いかもしれないです

それでは本編どぞ。


第13話「ショートの心と終決と新勢力(笑)」

前回までの三つの出来事。

 

 

一つ、聖の配球ミスでホームランを打たれた。

 

 

二つ、そんな落ち込んだ聖を尚哉を始めチームメイトが励ます。

 

 

三つ、そんな尚哉の優しさに聖の中で恋心が芽生える。

 

 

 

尚哉side

 

 

オッス!尚哉だ。

 

あの後、皆で六道を励ました後六道がヒットで出塁した。

それを見た皆が喜び、六道は小さくガッツポーズをとった。

その後、俺は六道に親指を立てて微笑んだ。すると六道もそれに答えて親指を立てて微笑んだ。

やっぱり、女の子は笑顔が似合うな。

 

 

『四番 阿散井君』

 

 

「オッシャー!ぜってー六道を返して見せるぞ!」

 

 

恋次が気合いと共に打席に入った。

 

 

「オネァシャース!!」

 

 

大分気合い入ってるな。

 

 

「頑張って下さーい!」

 

 

「私に繋いで下さい!」

 

 

「打つのだー!!」

 

 

「「「頑張って下さい(頑張れー)!!」」」

 

 

「「「「「行けよー(でやんす)!!」」」」」

 

 

上から桃香、愛紗、鈴々、早川、橘、小山、チームメイトが応援している。

 

 

「ふぅ~。まさか女の子に打たれるとわね。僕も麻生の事が言えないな。」

 

 

猪狩兄が何か言ったけど此処からじゃ聞こえないな。

 

 

「少し本気を出すか。」

 

 

カチン

 

 

「上等だ!!絶対打ってやんよ!!」

 

 

恋次が何か切れたけど大丈夫か?

 

 

猪狩が投球モーションに入った。

 

 

グヮーーン!!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ス、ストライーク!!」

 

 

『『『『『!!』』』』』

 

 

俺達、ましてや相手のベンチも驚愕した。

 

 

何だ!!今の球は!

俺はそう思った。

 

 

「フッ、驚いているみたいだね。」

 

 

「兄さんまだ早かったんじゃないの?」

 

 

「心配するな進この「ライジングショット」は簡単には打てないさ。」

 

 

『『『『ラ,ライジングショット!』』』』

 

 

両ベンチからそんな声が聞こえた。

 

 

しかし、俺は別の反応をとった。

 

 

(何か、、、中二っぽい。)

 

 

そんな事を考えていた。

 

 

「さぁ、早く抑えて僕達の攻撃と行こうじゃないか。」

 

 

「な、舐めるなよ!そ、そんな球軽ーく弾き飛ばしてやる!!」

 

 

あの球を見てあれだけ言えるなんて流石はキャプテンだよな。

 

 

「打てるものならね。」

 

 

グヮーーン!!

 

 

「うぉーー!!」

 

 

ブンッ!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライクツー!!」

 

 

「フッ、矢張この程度かな。」

 

 

「クッソ~。」

 

 

そして第三球

 

 

グヮーーン!!

 

 

「チクショ~!!」

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライク!!バッターアウト!!」

 

 

恋次は空振り三振に終わった。

 

 

「クッソ!!」

 

 

ガンッ!!

 

 

恋次がバットを叩きつけた。

 

 

「すまない。結局打てなかった。」

 

 

「いや、あれは仕方ない。

次頑張ろぜ。」

 

 

俺は恋次にフォローを入れといた。

 

 

『五番 黒崎さん』

 

 

「愛紗!無理に打とうとするな!打てそうな奴を絞って行けよ!」

 

 

「はい!兄上!」

 

 

そう言い愛紗は打席に入った。

 

 

「お願いします。」

 

 

猪狩の第一球

 

 

グヮーーン!!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライーク!」

 

 

一球目は見逃し。

 

 

第二球

 

 

ヒューーン!

 

 

パシーン!

 

 

「ボール!」

 

 

低めの変化球

 

 

三球目

 

 

グヮーーン!!

 

 

ブン!!

 

 

コスッ!

 

 

「「!!」」

 

 

「ファール!」

 

 

バットに当たった球はファールだ。

 

 

「、、、まさか兄さんのライジングショットを当てるなんて。」

 

 

猪狩弟が驚いていた。

 

 

「兄上の為にもチームの為にも勝たないといけないので。」

 

 

 

愛紗がそうはっきり答えた。

 

 

「、、、だったら兄さんの為にも僕が僕である為にも此処は抑えさせて貰うよ。」

 

 

第四球

 

 

グヮーーン!!

 

 

カーン!

 

 

『『『!!』』』

 

 

両ベンチ総立ち。

 

 

パシッ!

 

 

「アウト!!チェーンジ!!」

 

 

愛紗の打った球はサードライナーだった。

 

 

「申し訳ありません。」

 

 

「気にするな次にいかせば良いんだよ。」(ナデナデ)

 

 

「は、はい!!///」

 

 

此れはもう自分では抑えられないな。

 

 

「六道も良く打ったな。

次の回もしっかりリードしてくれよ。」

 

 

「うむ!、、、そ、それと。」

 

 

「?」

 

 

「い、何時までも名字だと落ち着かん。///此れからは///その、ひ、聖と呼んでくれ!///」

 

 

『『『『『!!』』』』』

 

 

六道の言葉にベンチが驚愕した。

 

 

何故に?

 

 

「ん~確かに何時までも名字だと他人行儀みたいだもんな。」

 

 

「で!では!!」

 

 

「そうだな、女房役だもんな。

此れから宜しくな「聖」!」

 

 

「に!女房だと!!//////」

 

 

『『『『『『エーーーーー!!』』』』』』

 

 

今度は俺の発言でベンチが驚愕した。

 

 

だから何故に?

 

 

「せ、先輩!!に、女房って言うとつまりは!//////」

 

 

聖が顔真っ赤だけど本当に最近風邪が流行してるのか?

 

 

「そりゃ勿論。」

 

 

「!!//////」

 

 

「、、、バッテリーとしてな!」

 

 

「(ピシッ)、、、」

 

 

『『『『『『『『『『、、、、、、』』』』』』』』』』

 

 

ん?何か一気にテンション下がったぞ?

 

 

「、、、!さ、さぁ今度は僕達の守備だよ!!皆守備に着こうか!」

 

 

「あ!そ、そうだよ皆!!早く守備に着こう!!」

 

 

「そ、そうですね!」

 

 

「お、おうなのだー!!」

 

 

「さ、さぁ僕は何時でも行けるようにアップしておこうかなぁ~。」

 

 

「あ!あおい私も行くー!!」

 

 

「ぼ、僕も守備に着こう~。」

 

 

「オ、オッシャー!!気合い入れて行くぞー!!」

 

 

「あ、待ってほしいでやんす~!!」

 

 

『『『が、頑張れよー!!』』』

 

 

お!皆やる気MAXだな!!

 

 

「皆やる気満々だな!よし!聖俺達も行こうぜ!!」

 

 

「、、、」

 

 

「?聖どうした?」

 

 

「、、、いや、何でもない。

私たちも逝こうか先輩。」

 

 

「ん?何かニュアンスが違うような?」

 

 

「気のせいだ。」

 

 

そう言い聖は防具を付けポジションに着いた。

 

 

「、、、黒崎。」

 

 

「?はい。」

 

 

監督が呼び止めた。

 

 

「、、、いや、矢張何でもない。

気を付けるんだぞ(色んな意味で)。」

 

 

「?」

 

 

どゆ事?

俺はそう思いながらマウンドに行った。

 

 

『四回の表

バッター四番 猪狩 守君』

 

 

「よろしくお願いします。」

 

 

猪狩が打席に入った。

 

 

「、、、よろしく。(さっきは進のささやきに引っ掛かったみたいだが今は自信に満ち溢れている感じだな。

此れは油断大敵だな。)」

 

 

「、、、此方こそだ。(もう迷わない。チームの為にも先輩の為にも此処は抑えさせてみせる!)」

 

 

俺の第一球

 

 

ビューーン!

 

 

ブン!

 

 

ズバーーン!

 

 

「ストライーク!」

 

 

「、、、バッティングも凄いがピッチングも良い。」

 

 

猪狩が誉めていた。

 

 

「ナイスボール!先輩!(よし!先程より球が走っている。此れなら抑えられる。)」

 

 

第二球

 

 

ヒューン!

 

 

ポスッ!

 

 

「ボール!」

 

 

「ナイスボール!(大丈夫球は来ている。)」

 

 

第三球

 

 

ビューーン!

 

 

ブン!!

 

 

コスッ!

 

 

「ファール!」

 

 

「、、、追い込んだぞ。」

 

 

「、、、逆に燃えてきたよ。」

 

 

そう言いお互い無言になった。

 

 

「(ラストは内角低めの変化球。

)」

 

 

第四球

 

 

ヒューン!

 

 

ブン!

 

 

ポスッ!

 

 

「ストライーク!バッターアウト!!」

 

 

「、、、クッ、タイミングがずれたか。」

 

 

「、、、もう打たせねぇよ。」

 

 

「フッ、、、今度は僕が打たれないようにしないとね。」

 

 

そう言い猪狩はベンチに戻って行った。

 

 

その後、五番、六番を連続内野ゴロで攻撃を終え俺達の攻撃になる。

 

 

「ナイスボールだぞ先輩。」

 

 

「いや、聖のリードが良かったからだよ。」

 

 

「そんな事は無い。先程は私のミスだったからな。」

 

 

「まだ気にしているのか?もう大丈夫なんだから頑張ろうぜ。」(ニコッ)

 

 

「う、うむ!///(あ~先輩の笑顔が眩しい。///)」

 

 

聖の様子が少し変だけどまぁ大丈夫かな。

 

 

『六番 黒崎さん』

 

 

「よーし!残り二回だ鈴々頼むぞ!」

 

 

「おう!なのだー!」

 

 

鈴々は気合いと共に打席に入った。

 

 

結果

 

 

「にゃ~全然当たらなかったのだ~」

 

 

空振り三振に終わった。

 

 

「大丈夫!鈴々ちゃん!スイングのタイミングはバッチリだったよ!」

 

 

桃香がフォローに入っていた。

 

 

「お兄ちゃんごめんなのだ。」

 

 

「気にするな鈴々今回は相手が悪かっただけだし鈴々なら次は打てるから自信持て。」(ナデナデ)

 

 

「ふにゃ~///」

 

 

鈴々は本当に猫みたいだよな。

 

 

「おい、何時までもイチャついてねぇで応援しろよ。」

 

 

「誰がイチャついている!」

 

 

『『『『『『『『『お前(兄さん)(兄上)(先輩)だよ!!』』』』』』』』』』

 

 

のわ!全員が口を揃えて言った。

 

 

『七番 小山さん』

 

 

「小山。」

 

 

「先輩?」

 

 

「もう大丈夫か?」

 

 

「はい。大丈夫ですよ!」

 

 

「、、、分かった。

気を付けるんだぞ!」

 

 

「はい!!」

 

 

そう言い小山は打席に入った。

 

 

尚哉side end

 

 

小山side

 

 

「お願いします。」

 

 

僕は挨拶をして打席に入った。

 

 

「(、、、先輩の発言と言い聖ちゃんに対する態度と言い気になる。)」

 

 

さっき、聖ちゃんが落ち込んだ時先輩が励ました事に対しての聖のあの変わりよう。

 

 

トクン

 

 

何だろう?先輩の事を考えると胸がきつくなる。

どうしてだろう?先輩の事を考えるとプレイに集中出来ないよ!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライクツー!!」

 

 

「、、、へ?」

 

 

え?ツーストライク?

、、、え~~!!

 

 

「タ、タイム!!」

 

 

僕は急いでタイムを貰った。

 

 

「(ど、どうしよ~!全然集中してなかったよ~)」(涙)

 

 

こんなんじゃ皆に顔合わせられない。

 

 

そんな事を考えていたらベンチから先輩が小走りでやって来た。

 

 

小山side end

 

 

尚哉side

 

 

小山の様子がおかしい。

 

 

俺は今の球の見逃しかたからそう判断できた。

 

 

どうしたんだ?

さっきのデッドボールの痛みが出て我慢しているのか?

 

 

「雅ちゃんどうしたんだろう?」

 

 

「桃香もそう思うか。」

 

 

「うん。」

 

 

桃香も他の奴も同じような反応だ。

 

 

「、、、尚哉君。」

 

 

「?監督、どうかしましたか?」

 

 

俺が考えていると監督が声を掛けてきた。

 

 

「すまないが小山さんにバットの交換を装って小山さんを励まして来てくれないか?」

 

 

「?」

 

 

何故そんな事を?此れは素直な感想だった。

だが

 

 

「、、、分かりました。」

 

 

「頼んだよ。、、、主審!」

 

 

「はい。」

 

 

「すみません。彼女間違えて違う子のバットを使っていたので交換させたいのですが。」

 

 

「、、、分かりました。」

 

 

そう言い俺は小山の元に変わりのバットを持ち向かった。

 

 

「、、、先輩。」

 

 

「どうした?矢張さっきの痛みが出たのか?」

 

 

俺は小山に聞いた。

 

 

「、、、違うんです。」

 

 

「?ならどうしたんだ?さっきから全然集中出来ないぞ。」

 

 

俺は出来るだけ小山に声を掛けた。

 

 

「、、、」

 

 

「まぁ、大丈夫なら何も言わないけど無理はするなよ。」(ポン)

 

 

「あ///」

 

 

俺はそう言いベンチに戻って行こうとしたら。

 

 

「せ、先輩。」

 

 

「ん?」

 

 

「ぼ、僕頑張ります!」

 

 

「、、、おう!」(ニカッ)

 

 

そして俺はベンチに戻った。

 

 

尚哉side end

 

 

小山side

 

 

やっぱり先輩は凄いな。

さっきまで慌てていたのにちょっと会話しただけでもう落ち着いちゃった。

 

 

トクン

 

 

もしかして、僕は先輩の事が好きなのかもしれない。

 

 

だとしても今はこの相手を打たないと!

 

 

猪狩の第三球

 

 

グヮーーン!!

 

 

「えーーい!!」

 

 

カーン!

 

 

『『『『!!』』』』

 

 

僕の打った球は。

 

 

ポスッ!

 

 

「アウト!!」

 

 

セカンドフライで終わった。

 

 

「(情けないなぁ。)」

 

 

そんな事を考えながらベンチに戻るとチームメイトが出迎えてくれた。

 

 

「凄いよ!雅ちゃん!」

 

 

「フライとは言えあの球を打たれるとは凄いですよ!」

 

 

「雅お姉ちゃん凄いのだ!」

 

 

「次も頑張ろうね雅♪」

 

 

「ドンマイ♪」

 

 

「ナイスだったぞ。」

 

 

「あぁ、雅も打ったか。キャプテンとしては嬉しいんだが俺自信としては少し凹む」orz

 

 

「雅ちゃんナイスでやんす!」

 

 

「すごかったよ。」

 

 

「次頑張ろう。」

 

 

「んだんだ!」

 

 

「ファイトだよ♪」

 

 

 

 

「小山」

 

 

「先輩」

 

 

「、、、ナイスバッティングだったぞ。」(ニコッ)

 

 

「!///」

 

 

あぁ、やっぱりそうなんだ。

僕、先輩が好きいや大好きなんだな。

 

あの野球に対する情熱

 

何時も人の倍練習をしているのに其れを棚にあげないその態度

 

何時も笑ってくれる先輩の笑顔

 

 

僕はそんな先輩が大好きなんだね。

 

 

此れが僕の素直な気持ちなんだ。

多分、先輩を好きになる人は増えるかも知れないけど僕頑張る!

 

先輩!絶対振り向かせて見せますから!

 

 

小山side end

 

 

尚哉side

 

 

その後、宮坂が三振で終わりこの回を終えた。

 

 

「今更だが今回の練習試合は五回迄だだからこの攻撃を凌いで裏で決めるぞ!」

 

 

『『『『『はい!!』』』』』

 

 

『七番 近衛君』

 

 

さて、抑えて行きますか。

 

 

俺が自分に喝を入れていると。

 

 

「先輩」

 

 

「小山?どうした早く守備に着かないと駄目だぞ。」

 

 

「あの、えっと。」

 

 

「?」

 

 

どうしたんだ?

 

 

「ぼ、僕の事、雅って呼んでください!」

 

 

「え?」

 

 

「聖ちゃんばかり名前はズルいです!僕も呼ばれたいです。///」

 

 

なんだそう言う事か。

 

 

「分かったよ。

そんじゃこの回しっかり守ってくれよ「雅」!」

 

 

「は、はい!!///」

 

 

何かチーム全体が風邪におかされているな。此れは後で監督に報告しないとな。

 

 

『『『『『『じ~~~~』』』』』』

 

 

また何か視線を感じる。

 

 

兎に角!今はこの回を抑えないとな。

 

 

「聖、頼むぞ。」(ヒソヒソ)

 

 

「、、、分かった。」

 

 

?今度は聖が少し変だぞ。

 

 

聖が守備に着いた。

 

 

「(まさかあの会話からして雅も、、、いや今はしっかり先輩をリードしなければな。)」

 

 

「(先ずは外角一杯のカーブだ。)」

 

 

外角一杯のカーブ

 

 

ビューン

 

 

ポスッ!

 

 

「ストライーク!」

 

 

「ナイスボール!」ヒュン

 

 

(コクン)パシッ

 

 

「(よし、次はなるべく見せる感じにしたい。

だから、今度は内角一杯のストレートだ。)」

 

 

内角一杯のストレート

 

 

ビューーン!!

 

 

ブン!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライクツー!!」

 

 

「(追い込んだ。最後は高めのチェンジアップ。)」

 

 

ビューン

 

 

ポスッ!

 

 

「ストライクバッターアウト!!」

 

 

「ナイス先輩。(完璧だ此れなら次も行ける。)」

 

 

残り2人

 

 

『八番 真田君』

 

 

「(さて、最初は低め一杯のチェンジアップ)」

 

 

ビューン

 

 

カン!

 

 

「オーライ」

 

 

ポスッ!

 

 

「アウト!!」

 

 

兼一のファーストフライでツーアウト。

 

 

残り一人

 

 

『九番 高坂君』

 

 

「(先程のこやつの足は驚いたがもう同じことはしない、先ずは外角真ん中のカーブだ。)」

 

 

ビューン

 

 

コン!

 

 

「サード!」

 

 

「任せろ!」

 

 

此れで攻撃が終わる

 

 

そう思った

 

 

スカッ!

 

 

「な!」

 

 

まさかのトンネルをしてしまった。

 

 

「レ、レフト!」

 

 

「はい!!」

 

 

愛紗がカバーに入った。

 

 

その間に高坂が二塁を狙う。

 

 

「ハァアーーー!!」

 

 

ビューーン!

 

 

愛紗の返球がきた。

 

 

パシッ!

 

 

ズサッーー!

 

 

「アウトか!」

 

 

「セーフだ!」

 

 

俺と猪狩が叫んだ。

 

 

「、、、セーフ!セーーフ!!」

 

 

だが、此れは無情にもセーフだった。

 

 

「おいおい、どんだけ足速いんだよ。」

 

 

兼一がそんな事を言っていた。

 

 

「タイムお願いします。」

 

 

「ターイム!」

 

 

聖が小走りできた。

 

 

「すまない先輩。また同じ奴に打たれてしまった。」

 

 

「大丈夫だよ点を取られた訳じゃないんだ。

其れよりも次は」

 

 

「ああ。」

 

 

「大丈夫だな?」

 

 

「勿論。」

 

 

「よし!奴を抑えて行くぞ!」

 

 

「うむ!」

 

 

パンッ

 

 

俺と聖がお互いのグラブをぶつけて戻って行った。

 

 

尚哉side end

 

 

聖side

 

 

『一番 猪狩 進君』

 

 

今私は先程油断させられた張本人である、「猪狩 進」と対峙していた。

 

 

「、、、さっきはどうも。」

 

 

この無邪気な笑顔がとても憎たらしいがもう迷わない。

 

 

「、、、」

 

 

「無視ですか。」

 

 

そう言い無言になった。

 

 

「(さて、先ずは内角高めのストレートだ。)」

 

 

そう先輩に要求した。

 

 

ビューーン!!

 

 

ブン!!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライーク!」

 

 

「ナイスボール。(よし!次は外角低めのカーブだ。)」

 

 

ビューン

 

 

ポスッ!

 

 

「ストライクツー!!」

 

 

「、、、追い込んだぞ。」

 

 

私は皮肉っぽく言った。

 

 

「、、、」

 

 

此れは奴でも打てない事が分かった。

 

 

「(先輩もう一度同じコースだ。)」

 

 

ビューン

 

 

カーン!

 

 

「!」

 

 

コーン!

 

 

「、、、ファール!」

 

 

「ふぅ~」

 

 

私は一安心した。

その後直ぐ先輩の方を向くと。

 

 

「、、、」(ニコッ)

 

 

まるで不安の無い感じで此方に笑い掛けてくれた。

 

 

「、、、余裕だね。」

 

 

「、、、もう同じ過ちは犯さない。」

 

 

私は奴に宣言した。

 

 

「(先輩此れは私のけじめです。

最後はこのコースだ。)」

 

 

「!」

 

 

私の出した要求に先輩は驚いた。

それもそうだその要求したコースは私が「ミスをして投げさせた真っ直ぐのど真ん中」なのだから。

 

 

「(先輩絶対抑えて見せます。だから、私の我が儘に付き合って下さい!)」

 

 

私の決意の視線に先輩は

 

 

「、、、」(コクン)

 

 

答えてくれた。

 

 

そして先輩は投球モーションに入った。

 

 

ワインドアップで。

 

 

聖side end

 

 

尚哉side

 

 

俺は今とても驚いている。

聖が要求したコースがさっきホームランを打たれたコースだったからだ。

 

だけど、聖のあの覚悟した目を見たら答えてやらない訳にはいかないよな。

 

なら俺もお前に、チームの皆に俺の覚悟を見せてやらないとな!

 

 

そして俺はワインドアップに入った。

 

 

「え!」

 

 

「な!」

 

 

「ワインドアップだと!」

 

 

「よし!走れ!」

 

 

そう言う声が両ベンチから聞こえた。

 

 

だが、関係ねぇ!

 

 

俺はこいつを抑える!!

 

 

「うぉーーー!!」

 

 

ビューーーン!!

 

 

「ふん!」

 

 

ブン!!

 

 

ズバーーーン!!

 

 

「ス、ストライクバッターアウト!!チェーンジ!!」

 

 

「ウオッシャーーーーー!!」

 

 

『『『『『ウオーーー!!』』』』』

 

 

俺の雄叫びに続いてベンチからも歓声が沸いた。

 

 

そして聖が俺の元にやって来た。

 

 

「先輩」

 

 

「何も言うな。お前の覚悟しっかり伝わったぜ。」

 

 

「、、、はい!!」

 

 

「よし!」

 

 

そう言いベンチに戻ると。

 

 

「凄かったよ兄さん!聖ちゃん!」

 

 

「流石は兄上に六道殿です!」

 

 

「お兄ちゃんも聖お姉ちゃん凄いのだ!」

 

 

「先輩!聖!凄いよ!」

 

 

「流石は先輩に聖ね♪」

 

 

「本当ですよ♪」

 

 

「しかし、彼処でワインドアップとは正直驚いたぞ。」

 

 

「だが、よくやってくれた。」

 

 

皆其々の労いの言葉を掛けてくれた。

 

 

「や、やんすー!!」

 

 

「うお!どうした矢部?」

 

 

何か矢部が驚いていた。

 

 

「先輩、『九番 黒崎君』」

 

 

お、どうやら俺の打順のようだ。

 

 

「矢部話は此れが終わってからな!」

 

 

そう言い俺はバッターボックスに向かった。

 

 

尚哉side end

 

 

 

浮竹side

 

 

ん?初めて僕の番みたいだね。

しかし、尚哉君には悉く驚かされるよ。

彼お陰でチームは良い方向に向かっている。

 

 

「所で矢部君さっき尚哉君に話掛けていたけどどうしたんだい?」

 

 

僕は少し気になって聞いてみた。

 

 

「さっき先輩が投げた球の球速が、、、」

 

 

「?どうしたんだい?」

 

 

「130㎞でやんした。」

 

 

『『『『『、、、エーーーーーーーーー!!』』』』』

 

 

ま、まさか!

 

 

「ホントなの矢部君!」

 

 

「嘘じゃないわよね!」

 

 

「う、嘘じゃないでやんす!!此れを見るでやんす!」

 

 

と言い僕達に先程の球速が表示されたスピードガンを見せてくれた。

其処にはしっかり130と言い数字が表示されていた。

 

 

「、、、あいつは本当に小学生かよ。」

 

 

阿散井君がそう言うとチームメイトが頷いた。

 

 

確かにこのスピードは小学生で出せるような球ではない。

速くても90~110㎞が精一杯のはずだが、彼は130㎞をマークした。

 

「(此れはとんでもない選手が入ってきたな。)」

 

 

僕はそう感じながら尚哉君の打席を見た。

 

 

浮竹side end

 

 

尚哉side

 

 

いよいよ最終回いくら練習とは言え色々濃密な試合だった。

だが、この試合は

 

 

「勝たせてもらうぜ。」(ニヤッ)

 

 

俺は猪狩兄弟に宣言した。

 

 

「確かに此方の勝ちはなくなったけど負ける気は無いよ。」

 

 

 

「そうですね、此処は抑えさせてもらいますよ。」

 

 

猪狩兄弟も負けじと宣言した。

 

 

猪狩の第一球

 

 

グヮーーン!!

 

 

ズバーーン!!

 

 

「ストライーク!」

 

 

ストレートか?それともライジングショットか?

 

 

「流石の君でも難しいかな?」

 

 

「ふん!誰が!」

 

 

第二球

 

 

ビューン

 

 

ポスッ!

 

 

「ボール」

 

 

此れは手を出さなくて正解だった。

 

 

第三球

 

 

グヮーーン!!

 

 

ブン!!

 

 

カーン!

 

 

「ファール!」

 

 

「、、、本当に当てて来るとは思いませんでした。」

 

 

「言っただろ。勝たせてもらうってな。」

 

 

「なら、尚更抑えたくなるよ!」

 

 

猪狩兄が燃えている。

 

 

「来な!」

 

 

「ああ!」

 

 

猪狩の第四球

 

 

「ウオーーー!!」

 

 

グヮーーン!!

 

 

「ハァアーーー!!」

 

 

ブン!!

 

 

カーーン!!

 

 

『『『『『『行けーー!!』』』』』』

 

 

『『『『『『入るなーー!!』』』』』』

 

 

猪狩の気合いの投球。

 

 

俺の気合いのスイング

 

 

チームメイトの声援

 

 

相手の悲鳴

 

 

この勝負の結果は。

 

 

 

 

 

「それではあかつきリトル対パワフルリトルの練習試合2-3でパワフルリトルの勝利礼!!」

 

 

『『『『『ありがとうごさいました!』』』』』

 

 

結果は俺の打った球がレフトスタンドに入ってサヨナラホームランで試合が終わった。

 

 

「良い試合だったぜ猪狩。」

 

 

「、、、」

 

 

「猪狩?」

 

 

「、、、守だよ。」

 

 

「は?」

 

 

「此れからは、僕のことを守と読んでくれ。此れから僕のライバルになる君になら名前を預けても良いと思うしね♪」

 

 

そう言い猪狩、、、守は笑顔で握手を求めて来た。

 

 

「分かった。なら、俺の事は尚哉で良いぜ。

此れから宜しくなライバル。」

 

 

「此方こそ宜しくライバル。」

 

 

ガシッ!

 

 

二人は熱い握手を交わした。

 

 

「先輩僕も宜しければ進って呼んでください。」

 

 

進もかだが

 

 

「ああ!宜しくな進。」

 

 

「宜しくお願いします。尚哉先輩♪」

 

 

進とも握手を交わした。

 

 

その後、各チームが解散しようとしたら。

相手の麻生が雅の元に来た。

どうやら先程の事を気にしていた見たいで謝りに来たらしい。

 

雅は最初困惑していたが理由を聞き気にしてないと言うことで解決した。

 

麻生が去り際に顔を少し赤くしていたが大丈夫か?

 

 

兎に角今回の練習試合は俺達の初勝利で終わった。

 

 

尚哉side end

 

 

監督side

 

 

「いやはや、今回は僕達の敗北かぁ。」

 

 

「いや、僕達も危うく負ける所だったよ。」

 

 

僕達は今回の試合の話をしていた。

 

 

「しかし、黒崎君には驚かせられっぱなしだったよ。

流石進一君の息子さんだねぇ。」

 

 

「確かに尚哉君は凄いよ。

此れは僕の予想なのだがもしかしたら更に化けるかもしれない。」

 

 

「?だとしたら、良い事じゃないのかい?」

 

 

「確かに、嬉しい事なのだが、、、もしかしたら最悪の形で化けるかも知れないんだ。」

 

 

「それはそれはまた随分と怖いねぇ。」

 

 

 

「ああ、僕は正直そんな形で彼には化けて欲しくは無いんだよ。」

 

 

「其れを阻止するのが僕達大人の役目だよ浮竹。」

 

 

「そうだな。

今回は本当に良い試合だった。また機会が会ったら宜しく頼むよ。」

 

 

「ああ、その時は一軍だけどね。」

 

 

「はは、その時はお手柔らかにね。」

 

 

「考えとくよ。」

 

 

「それじゃ。」

 

 

「ああ、またいつか。」

 

 

ギュッ!

 

 

僕達は握手を交わし其々のベンチに戻った。

 

 

監督side end

 

 

尚哉side

 

 

今俺達は勝利の祝賀会でパワ苑に来ている。

前回は鈴々がごねたが今回は涎を垂らして待っている。

 

 

「今回の練習試合は僕達の勝利だったけど反省する点も多かった。其れを今後の練習で克服してもらいたい。

今回は本当におめでとう。さぁ、待っている子もいるから始めるか。

それじゃ、乾杯!!」

 

 

『『『『『『『『『『乾杯!!』』』』』』』』』

 

 

其れから俺達はパワ苑の焼肉を楽しんだ。

その途中、聖と雅がやたらと「あーん♪」をしてきた。其れを見た桃香達が「私達も!」と言う事で「あーん♪」してきた。

 

その時に早川と橘が名前を呼んでください。と言って来たので名前で呼ぶことにした。

 

その時の他のチームメイトが睨んで来たけど何かしたか俺?

 

しかし、鈴々は相変わらずの食力だなぁ。

ファミリープレート(6人前)を5皿平らげていたから店の人が涙目で居たぞ。

 

まぁ、楽しいからそれはそれで良いか。

 

そんな感じで楽しい時間が過ぎて行った。

 

 

 

ピシッ

 

 

 

尚哉side end

 

 

???side

 

 

試合が終わって少したった三塁スタンド入り口。

 

 

「まさか、猪狩君が負けるとはね。」

 

 

金髪ロールの女の子が言った

 

 

「は!しかし今回は麻生のミスで負けたような物です。」

 

 

水色の女の子が答えた。

 

 

「そうですよ〇〇様!麻生が彼処で打たれなければあかつきリトルは、負けていませんですとも!」

 

 

今度は黒髪のロン毛の女の子が答えた。

 

 

「ちょっと!耳元で叫ばないでよね!此れだから脳筋は嫌なのよ!」

 

 

猫の頭巾?を被った女の子がロン毛の子に叫んだ。

 

 

「何だと!」

 

 

「何よ!」

 

 

お互いに睨み合っていると。

 

 

「止めなさい二人とも。」

 

 

「「、、、申し訳有りません〇〇様」」

 

 

どうやら、この金髪の女の子がこのグループ?を束ねる長らしい。

 

 

「しかし、あのリトルは良いわね。」

 

 

「と、申しますと?」

 

 

「何より良い逸材が多いわ。(それに可愛い子が沢山いたしね♪)」

 

 

「成る程そうでしたか。(多分相手の女の子が気になるんだな。)」

 

 

水色の女の子がそう感じていた。

 

 

「それに」

 

 

「それに?」

 

 

「あの投手の男子が欲しいわ。」

 

 

「「「え!?」」」

 

 

少女達が驚いていた。

 

 

「〇〇様!どういう事ですか!」

 

 

黒髪の子が聞いた。

 

 

「そのままの意味よ。

彼の能力が気に入ったのよ。」

 

 

「し、しかし、〇〇様、相手は男ですよ?」

 

 

今度は猫頭巾の子が聞いた。

 

 

「あら?嫌なの?」

 

 

金髪の子が少女達に聞いた。

 

 

「い、嫌と言うわけでは」

 

 

「流石に〇〇様の近くに居る男達の反応を見ていると。」

 

 

「私は賛成です。」

 

 

「「「え!?」」」

 

 

今度は逆に金髪の子が水色の子答えに驚いた。

 

 

「〇〇!どういう事だ!」

 

 

「姉者、そのままの意味だ私自身も彼が気に入った。

ただ、其れだけの事だ。」

 

 

「意外ね?貴女がそんな事を言うなんてね。」

 

 

「はい。私もそう思います。」

 

 

「、、、なら貴女がそう言うなら良いわ。」

 

 

「有り難う御座います。」

 

 

水色の子が頭を下げた。

 

 

「さて、後は貴女達だけよ。」

 

 

「「む~。」」

 

 

「そんなに深く考えなくて良いのよ♪」

 

 

「そうだぞ姉者、〇〇それに知って居るんだぞ二人とも。」

 

 

「「?」」

 

 

「あの投手が投げている時と打席の時に顔を赤く染めている事をな♪」

 

 

「「な!///」」

 

 

「あら?そうだったの?」

 

 

「いや、それは、その、あの。///」

 

 

「わ、私はその、えっと///」

 

 

黒髪の子はテンパり猫頭巾の子は恥ずかしくなり顔を下げた。

 

 

「ウフフ♪此れで決定ね♪」

 

 

「「〇〇様~///」」

 

 

「二人とも、諦めろ。二人の反応があの方にはもうばれているのだから。」

 

 

「「、、、はい///」」

 

 

「ふふふ♪二人とも可愛いわよ。」

 

 

「あぁ、赤くなっている姉者可愛いなぁ///」

 

 

何やら水色の子が少し危ないが其処はスルーしましょう。

 

 

「それじゃ、春蘭、秋蘭、桂花。」

 

 

「「「はい!!」」」

 

 

「我が、曹乃 華琳(そうの かりん)の名の元に命じる!直ちにあのリトルについて特にあの投手についての調査を命ずる!良いわね。」

 

 

「「「は!華琳様の命ずるままに!」」」

 

 

此処に一つ新たな勢力が誕生した。

 

 

華琳side end

 

 

???side

 

 

此方は反対側の一塁スタンドの入り口。

 

 

「ふ~ん凄いわねあの子。あかつきリトルに勝っちゃうんだもん♪」

 

 

桃色の髪をした褐色肌でグラマーは女性が言った。

 

 

「姉上、流石に「だもん♪」は、無いと思いますよ。」

 

 

此方も桃色の髪に褐色の女の子が答えた

 

 

「何よ~別にいいじゃない〇〇~」

 

 

「〇〇様の言う通りだぞ〇〇其れなりの言葉を使わないと色々不味いぞ。」

 

 

此方は黒髪に褐色肌に眼鏡を掛けたこれまた美人が答えた。

 

 

「ぶ~ぶ~何よ~皆して~。」

 

 

「お姉ちゃん」

 

 

今度はまた桃色の髪に褐色肌のツインテールの女の子が

 

 

「流石に無いと思うよ♪」

 

 

無邪気にそう言い放った。

 

 

「う~誰も味方がいない。orz」

 

 

相当ダメージが大きいらしい。

 

 

「それにしても、あの投手は凄まじかったな。」

 

 

ロン毛眼鏡が言った。

 

 

「だね~♪〇もそう思うよ♪」

 

 

ツインテールの子も絶賛していた。

 

 

「、、、///」

 

 

「ん?どうかされましたか〇〇様?」

 

 

「へ!い、いや何でもないわよ!///」

 

 

「「ふっふ~ん♪」」(ニヤニヤ)

 

 

「な、なんですか!二人とも!」

 

 

「いやいや。何でもありませんよ♪ね~〇♪」(ニヤニヤ)

 

 

「そうそう♪何でもないよね~♪」(ニヤニヤ)

 

 

「だったら!そのニヤニヤ顔を止めないか!///」

 

 

次女の子が騒いでいると。

 

 

「お~此方に居られたか〇〇殿〇〇殿〇殿〇〇。」

 

 

少女達が振り向くと其処には桃色の髪に褐色肌で母性が強調させた服装を着た美人が居た。

 

 

「あら?〇今日はお仕事休みなの?」

 

 

「ええ。流石に休み迄仕事していたら体が鈍ってしまいますゆえ少し休憩がてら此所でリトルの試合があると知り見ていたら〇〇殿達を見かけたゆえ今参上しましたぞ。」

 

 

「そうでしたか〇〇殿。して、その休憩は何時からですかなぁ?」(ゴゴゴゴゴゴ)

 

 

「〇、〇〇?どうしてそんなに笑顔なのに目が笑って居ないのだ?」(ダラダラダラ)

 

 

美人が滝のように汗を流している。

 

 

「そんな事は良いのです。仕事はどうしましたか?」

 

 

「え、えっと、その、、、、すみませんでしたーーーorz」

 

 

美人がとても綺麗な土下座をした。

 

 

「はぁ~今度からは気をつけてくださいね。」

 

 

「おお!忝ない〇〇!」

 

 

美人がとても喜んだ。

 

 

「う~ん」

 

 

すると、長女が何やらうめき声をあげていた。

 

 

「ん?どうかしたのですか姉上?」

 

 

次女が聞いた。

すると。

 

 

「ん~、、、よし!決めたは!」

 

 

「?何をだ〇〇」

 

 

「あの子を私達の夫に迎え入れるわ♪」

 

 

『『『『、、、、はいーーーーー!?』』』』

 

 

少女達が驚いていた。

 

 

「あ、姉上!それは一体どういう事ですか!」

 

 

「そうだぞ!〇〇!遂に壊れたのか!」

 

 

次女の子とロン毛眼鏡がそう言った。

 

 

「〇〇!壊れたってどういう意味よまったく、イヤね、あの子将来必ず良い男になるわよだから今のうちに色々知って貰えば将来有利になるじゃない♪」

 

 

長女が大分興奮気味だった。

 

 

「まったくまたそんな事言って。根拠はあるのか?」

 

 

「フッ、〇〇今更ねそんな事分かりきった事じゃない。それは」

 

 

「それは?」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、」

 

 

「、、、勘よ!」

 

 

「「「「(やっぱりか。)」」」」

 

 

「何よ~その「やっぱりか。」的なかんじ。」

 

 

「大体は検討はついていたからな。」

 

 

「私もそう来ると思いました。」

 

 

「まぁ、お姉ちゃんだし♪」

 

 

「うむ、〇〇殿であるからな。」

 

 

「私だからってどういう意味よ!」

 

 

長女が叫んだ。

 

 

「ん、ん~、、、とにかく此はもう決定事項だから拒否は認めないわ。」

 

 

「そ、そんな姉上!///」

 

 

「そうだぞ!〇〇!いくらなんでも!///」

 

 

「〇はあのお兄ちゃん良いと思うなぁ♪」

 

 

「うむ、〇殿もでしたか。実を言えば儂もあの子を見ていたら胸がキュンと来てのぉ。」

 

 

「「な!///」」

 

 

「お♪〇もそう感じた♪」

 

 

「うむ、やはり此ればかりは女が疼きますからのぉ♪///」

 

 

「〇もお兄ちゃんのお嫁さんになりたい!」

 

 

どうやら三人とも完全に恋する乙女状態になっていた。

 

 

「し、しかし姉上!」

 

 

「もぉ~〇〇も〇〇も素直になりなさい。さっきから顔が真っ赤よ♪」

 

 

「「!!///」」

 

 

「兎に角もう此は決定事項だから♪」

 

 

「「はーい(うむ)♪」」

 

 

「「む~///」」

 

 

どうやら話は纏まったらしい。

 

 

「それじゃ、蓮華、小蓮、冥琳、祭!

我が孫魅 雪蓮(まごみ しぇれん)の名の元に命じる此れからあの子とそのリトルの調査を命ずる!

此れから忙しくなるわよ♪」

 

 

「はーい♪」

 

 

「おう!」

 

 

「、、、はい///」

 

 

「やれやれ、また仕事が。」

 

 

こうして更に更にの勢力が誕生した。

 

 

雪蓮side end

 

 

尚哉side

 

 

ゾクゾク

 

 

「ウオッ!!」(ビクン)

 

 

『『『『!!』』』』

 

 

俺が肉を焼いていると急に悪寒が走った。

 

 

「兄さんどうしたの?」

 

 

「い、いや何でもない。」

 

 

「?変な先輩。

あ、焼けましたよ。はい、あーん♪」

 

 

雅があーん♪をしてきた。

 

 

「あーん。、、、うん旨い!」

 

 

「やった~♪」

 

 

「む~先輩!此方も焼けたぞ!」

 

 

そう言い今度は聖があーんをしてきた。

 

 

「あーん。、、、お、丁度良い焼き加減だな♪ありがとな聖。」

 

 

「う、うむ。///」

 

 

「兄さん此方も焼けたよ♪」

 

 

「兄上此方も焼けたよ♪」

 

 

「先輩あーん♪」

 

 

「あ、あおい!次は私の番でしょ!」

 

 

「お前ら先ずは自分等のを食えよ!」

 

 

 

俺の叫びが店内に響いた。

 

 

尚哉side end

 

 

第13話 「ショートの心と終決と新勢力(笑)」 (完)




以上です。

本当はクリスマスにちなんだ話を書こうと思いましたが、それはまた今後の流れでかいて行きます。

因みに本日12月24日は猪狩 守君のお誕生日です。
おめでとうございます。(///∇///)

クリスマスと誕生日が一緒だと更にテンション上がるよなぁ~♪

後、最近直接メールで意見って言うより文句や悪口が多発しているのでどうか止めて頂きたいです。
作者本当に「打たれ強さ2のガラスのハート」なので勘弁してください。

其れではまた。

頑張って今年後位置は1話位書けるようにします。


最後にMerryX'mas。

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