特典を喰らう騎士   作:ボルメテウスさん

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EPISOOD16 最強タッグ!?レッド&ゴールド

ディノミーゴは時空を超えながら、連の身体は徐々に回復していく。

 

「おっおぉ、改めて見ると凄いデス」

 

「はぁ、助かった」

 

そこには、先程までの戦いにおける疲労とは別に身体の傷が回復していた。

 

「まったく、無茶ばかりするからの」

 

そう言った忍の身体は大人へと変わっていた。

 

忍は吸血鬼であり、彼女は連の血を吸う事で、連が血を吸うまでの間、完全体に近い状態になる。

 

その影響で連も一時的にだが、吸血鬼の力を使える事ができる。

 

「そろそろ目的地だな」

 

「そうじゃな、という事でお前達、向こうを向いておけ」

 

「はぁいデス」

 

「少し気になるけど」

 

その言葉を受け取るとソーマ、切歌、調は後ろを見ると、その間、連は忍から血を吸い出す。

 

そうして、忍の身体は大人から子供へと変わる。

 

「さて、目的地にたどり着くようだが、向こうの状況は」

 

その言葉と共に、時空の先にある光景を見てみると、とある戦艦での光景が映し出されていた。

 

そこではリュウソウグリーン、リュウソウピンク、リュウソウブラックが一体の怪人と戦っていた。

 

「ふんっ!!」

 

「がぁ」

 

「きゃぁ!!」

 

「ぐっ」

 

その怪人は全身から生えた砲台をリュウソウジャーに向けて放たれ、吹き飛ばされる。

 

「くっそぉ、負けてられるかよ!!」

 

その言葉と共にリュウソウグリーンは背中から生やした赫子で怪人に攻撃を仕掛けるが

 

「無駄な事を」

 

攻撃を全て受け止めると、怪人の砲台はたちまち破壊されるが、驚く程の速さで再生する。

 

「またかよ!!}

 

「このガチレウスの前ではどのような攻撃も無駄だ」

 

そう、ガチレウスを呟きながら、周りにはマイナソーが暴れており、キシリュウネプトゥーンと激闘を繰り広げており、響達は錬金術師と戦っていた。

 

「このままじゃ、やばいデス!」

 

「・・・ソーマと忍はマイナソー。

切歌ちゃんと調ちゃんは響達の援護。

俺はガチレウスとか言う奴をなんとかする」

 

「あぁ」

 

「了解デス!」

 

その言葉と共に空間を抜けた先でディノミーゴはキシリュウジンへと変わり、マイナソーの一体を切り裂く。

 

「なっ見た事のない騎士竜!?」

 

「えっ切歌ちゃんと調ちゃん!!」

 

「「「「助けに来た」」」」

 

その言葉と共に各々は戦いが始まる。

 

「ふっ所詮ワイズルーの策略だな。

余り長くは時間稼ぎはできなかったか」

 

「俺の仲間が世話になったな」

 

そう言いながら、リュウソウケンをガチレウスに向ける。

 

「だが、役立たず三人を抱えた状態で、どう戦う?」

 

「簡単な事だ、二人で戦えば良いだけだ」

 

その言葉と共に船へと乗り移ったのは

 

「司令!?」

 

その言葉と共にモサレックスが口を大きく開き、それを見たリュウソウブラックは二人を抱えて、モサレックスの口の中へと飛び込む。

 

「三人を頼むぞ」

 

それに応えるようにモサレックスは雄たけびと共に海の中へと飛び込んだ。

 

「ネプトゥーンは俺が動かさないといけなかったからな。

だが、彼らが来たのならば、俺も遠慮なく戦える」

 

「今回は許可は」

 

「あぁ、ばっちりだ」

 

そう言うと弦十郎はモサチェンジャーを取り出し、連もまたリュウソウルを取り出す。

 

そして、各々の変身アイテムにリュウソウルを挿入する。

 

【ワッセイワッセイ!ソレ!ソレ!】

 

【ドンガラハッハ!ノッサモッサ!エッサホイサ!モッサッサッサ!】

 

その音声と共に連と弦十郎は、リュウソウルが現れ周りで踊りだす。

 

「「リュウソウチェンジ!!」」

 

【リュウSOCOOL!】

 

その音声と共に二人の身体はリュウソウジャーへと変身する。

 

「勇猛の騎士リュウソウレッド!」

 

「栄光の騎士リュウソウゴールド!」

 

「「人々を守りし、炎と雷!騎士竜戦隊リュウソウジャー!」」

 

その言葉と共にガチレウスは笑みを浮かべる。

 

「最強の二人が相手か。

最強である証明には丁度良い!」

 

「悪いが、負けるつもりは毛頭ない」

 

「お前を、ここで倒す!」

 

「無駄だ、貴様らのデータは既に揃っている」

 

「データが揃っていたとしても」

 

「負けるつもりはない」

 

「その余裕、いつまで続くか!」

 

ガチレウスはその言葉と共に身体の様々な所から砲台が現れ、リュウソウレッド達に向かって放たれた。

 

ガチレウスの放たれた砲弾は連達の方ではなく、未だに避難ができていない職員の方へと向かっていた。

 

「ふっ、これは避けられない」

 

そうガチレウスは余裕の笑みを浮かべるがリュウソウレッドはその手に持ったリュウソウケンを逆さに持ち、砲弾を切り上げた。

 

切り上げられた砲弾は爆発する事なく、別の砲弾へとぶつかり爆発していく。

 

リュウソウゴールドはその手に持ったモサブレードから放たれる電撃の鞭によって、周囲の砲弾を全て纏め、海へと投げ捨てる。

 

「なっなんだ、その技は!?」

 

「「今、思いついた」」

 

「なっ!?」

 

その言葉と共にリュウソウゴールドはモサブレードをリュウソウレッドに向けて投げる。

 

リュウソウレッドはそれを受け取ると、リュウソウケンとモサブレイカーの二つの剣を重ねる。

 

同時に炎と雷の二つのエネルギーをリュウソウレッドは纏う。

 

それを見届けるとリュウソウゴールドはその手に持ったモサチェンジャーにビリビリソウルを挿入する。

 

【ビリビリソウル!ザバーン!】

 

その音声を確認すると、そのままモサチェンジャーを操作する。

 

【めっさ!ノッサ!モッサ!ヨッシャ!この感じ】

 

「はぁ!」

 

その言葉と共に引き金を引くと、同時にリュウソウゴールドの身体には黄金に輝く鎧を身に纏う。

 

「はあぁ!!」

 

同時にリュウソウゴールドは目にも止まらない速さでガチレウスへと接近すると、全ての砲台に向けて、殴る。

 

「おら!おら!!おら!!おらぁ!!!」

 

リュウソウゴールドの叫びと共にガチレウスの砲台はリュウソウゴールドの攻撃により、全てが壊されてしまう。

 

「ぐぅ、だが、すぐにでも再生をっ!?」

 

「無駄だ!!

貴様が俺達の事を知るように、俺達もお前の事を知っている!!」

 

「なに!?」

 

「再生がどういう仕組みか難しく考える必要はない。

だが、お前は見た目がどう変わろうと、人間なのは変わりない!!」

 

「まぁ単純に言うと、再生する時に必要な電気信号を止めただけだ」

 

「まさかっ、そんな無茶苦茶な」

 

「それが、俺達だからな」

 

その言葉を聞くと、リュウソウゴールドは横へと跳ぶと、空から来たリュウソウレッドは二つの剣を叩き込む。

 

「がぁ」

 

「はああぁ!!」

 

二つの剣から放たれる炎と雷の二つの斬撃はガチレウスは次々と切り裂いていく。

 

「ぐっ、なんなんだ、これは」

 

怒涛の攻撃を終えると共に、モサブレードをリュウソウゴールドに投げる。

 

それを受け取ると同時に二つの武器を一つに組み合わせたモサブレードにする。

 

「とどめだ、いけるか」

 

「勿論」

 

その言葉を受け取ると同時にリュウソウゴールドはリュウソウルをモサブレードに挿入する。

 

【いただきモッサ!来る!来る!来る!来る!どんと来る!】

 

リュウソウルを挿入した後、レバーを引きながら、その狙いはガチレウスへと向けた。

 

それと同時にリュウソウレッドはリュウソウケンにリュウソウルを挿入し、走り出す。

 

【それ!それ!それ!それ!その調子!】

 

「はぁ」

 

【モッサドーン!】

 

同時に引き金を引くと、モサブレードから巨大な騎士竜を模した雷が現れる。

 

リュウソウレッドはそのまま飛び上がり、雷の上に乗り、ガチレウスに突入する。

 

「こんな事がっ!!」

 

【剣ボーン!】

 

「おらぁ!!」

 

その一言と同時にリュウソウレッドのリュウソウケンの赤いエネルギーを纏ったリュウソウケンは雷と共にガチレウスを切り裂く。

 

同時にガチレウスの身体は一瞬亀裂を作り出すと同時に真っ二つに割れる。

 

そこから厳つい軍人のような男が現れ、倒れる。

 

「はぁ、倒せたか」

 

その言葉と共に連はその場で倒れる。

 

「うわっと」

 

そんな彼を受け止めたのは、先程まで錬金術師と戦っていた響だった。

 

「おかえり」

 

「あぁただいま」

カリオストロ戦での連の姿は

  • リュウソウジャー
  • ルパンレンジャー

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