特典を喰らう騎士   作:ボルメテウスさん

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EPISOOD09 新たな合体

俺達は、現在いるのはS.O.N.Gが管理している病院にいた。

 

というのも、今回の転生者に気になる事を言っていたので、聞く為に来たのだが、特典を与えたという謎の存在についてを聞いていたのだが、やはり記憶に関してはこちらが有利になる情報は消されていた。

 

これまでの転生者達もそうだが、この施設に連れてきた転生者のほとんどは記憶を無くしており、生前の記憶もほとんど残っていない。

 

その為、この病院である程度のリハビリや社会生活の保証など様々な事を行っている。

 

「ギャングラーではない転生者達の共通点の他にだが、ガイソーグの目的は」

 

転生者の力を取り込む目的については未だに分からないが、このままガイソーグが力を取り込むのを放っておいて良いのか、どうか。

 

「なんじゃ、考え事か?」

 

「まぁな」

 

「考え事とは、なかなかに余裕じゃな」

 

「別にそういう訳じゃないが」

 

現在、俺達が向かっているのはとある森の中だ。

 

今回は俺達の協力者の一人であり、ソーマの父親から、なんでも騎士竜の遺跡が発見され、その遺跡の近くから騎士竜らしき影を見つけたとの報告を受け、街の守りをマシュ達に任せて、俺達はその遺跡に向かっていたのだが

 

「本当にここなのか?」

 

「あぁ、親父の情報が間違いがなければな」

 

その日、俺達はソーマに連れられ、ある場所へと向かっていた場所、それは琵琶湖だった。

 

琵琶湖に出現した遺跡という事で普通は話題になるはずだが、その遺跡は通常では見つかりにくく、危険な罠があるという事で一般では侵入は禁止になっている。

 

「しかし、本当にここにいるのか?」

 

「・・・間違いないようじゃな。

お前達には聞こえないようだが、気味の悪い音で儂らを追い出そうとしている奴がな」

 

「なに?」

 

「どうやら、ようやく僕達の力を使いこなせそうな人達が来たね、相棒」

 

その言葉と共に飛び出たのは俺が知る限りだとパラサウロロフスに似ており、背中に様々な音を発生すると思われる背びれに角から、その音を出しているようだ。

 

「・・・うん」

 

その後ろの琵琶湖から出てきたのは首長竜なのか巨大な顔をこちらに向けており、その顔はまるで槍のように鋭かった。

 

「お前達は騎士竜なのか?」

 

「そうだよ、僕の名前はパラサウンド、こっちは相方のエラスピア」

 

「2体の騎士竜が一緒にいたとはな」

 

「騎士竜も色々といるんだ。

様々な方法でこの世界を守るのが、僕達の役目なんだ」

 

「それは知っているけど、どういう基準で選んでいるんだ?」

 

「僕達が認めた戦士」

 

「ぶっちゃけ、相性が良いと思った人だね」

 

なっなんと、曖昧な決め方なんだ。

 

「幾ら力が強くても、信頼できる相手じゃないとね」

 

「なるほどね」

 

ようするに、彼らは本当に一緒に戦える相手を相棒にしている訳か。

 

「それじゃあ、ディメボルケーノもか?」

 

「あの一番に人間と一緒に戦いそうにない彼がか!!

なるほど、確かに面白そうだなぁ」

 

そう言い、俺を二匹を見つめた後、各々がソーマと忍を見つめていた。

 

「そうなったら、僕達は」

 

「うん、ディメボルケーノが認めた君の仲間と一緒に戦うよ」

 

「ほぅ、儂らはおまけ扱いか」

 

「だが、後悔はさせないがな」

 

その言葉と共に各々の騎士竜から光が現れると共に、その光はそのままリュウソウルへと変わった。

 

「まったく、せっかくの騎士竜がいたって聞いたのに、もう先回りされたのかよ」

 

「お前は、なんだ?」

 

いきなり声が聞こえたので見てみると、なにやら緑色のキノコみたな奴が出てきたが

 

「あれって、確か証言にいた」

 

「どうもぉ、俺はクレヨン、まぁ今は変体野郎の下で働いているけどね」

 

「お前達は一体」

 

「ちょ辞めろよ、今日は騎士竜をゲットしにきただけなんだから。

まぁ失敗したようだけど」

 

「だったら、俺達に付き合ってもらおうか」

 

俺達はそのままリュウソウケンを取り出す。

 

「いやいや、お前達の相手は、こいつだよ」

 

そう言うと、クレヨンが指パッチンすると、後ろから出てきたのは巨大な炎と共に出てきたのは前回の転生特典と瓜二つの姿だったが

 

「マイナソー!?」

 

「そう、このバーニッシュ・マイナソーで、とりあえずは全部燃やさせてもらうぜぇ!

じゃあなぁ」

 

そう言い、クレヨンはその姿を消した。

 

「あぁ、あの野郎!!」

 

「ちっ、とりあえずはあのマイナソーから片付けるか!!

 

その言葉と共に俺達はリュウソウチェンジャーにリュウソウルを入れる。

 

「「「リュウソウチェンジ!」」」

 

【リュウソウSOCOOL!】

 

その音声と共に、俺達はリュウソウジャーへと変身を完了すると同時に後ろにいるパラサウンドとエラスピアの他に、俺が呼び出したティラミーゴとディメボルケーノが走ってくる。

 

「あっお前達は」

 

「ここにいたのか?」

 

「旦那にディメボルケーノ!!」

 

「本当に仲間になっていた、凄い」

 

「なんだか、馬鹿にされているような」

 

「とにかく、合体だ!!」

 

その一言と共にティラミーゴが走り出すのと同時に、ディメボルケーノは走り出すと、頭部が外れると共にキシリュウオーへと変形した胸部分に装着される。

 

そのままエラスピアは変形し、右腕に装着されると腕と一体化になった巨大な槍へと変わり、パラサウンドはそのまま変形し、左腕は巨大な盾になり、そのまま左手はティラミーゴの頭が装着される。

 

そうして、残りのパーツはキシリュウオーは背中に装着され、新たな姿へと変わる。

 

「誕生、キシリュウオー・ドライブ!!」

 

その声と共にキシリュウオーの周りには炎や水や風が現れながら、エラスピアに全てが集まるのと同時に振り払い、現れる。

 

「これは、凄まじい力だなっ!?」

 

「あぁ、この前のリュウケンドーと同じか、それ以上じゃないかっ!?」

 

「あぁ」

 

キシリュウオーはこれまでにない力を感じ、目の前にいるバーニッシュ・マイナソーに向けて槍を構えながら走り出す。

 

パラサウンドから出てくる突風により、瞬時に近づくと共に突き刺すように迫るとバーニッシュ・マイナソーはそのまま手に広げた炎を盾に攻撃を防ごうとする。

 

だが、槍から放たれる水を纏いながら突き刺した事によって事により、炎は瞬時に蒸発し、蒸発した蒸汽を振り払うと共に攻撃を行っていく。

 

炎と水のぶつかり合いは、街の中を瞬く間に煙に覆われている。

 

「だが、燃やさせるかよ!!」

 

そう言いながら、キシリュウオーの左腕から出てくる風と共にエラスピアの水を周りに散らしながら、消火を行っていく。

 

そして、正面から受けるバーニッシュ・マイナソーの攻撃は、ディメボルケーノの力である炎を吸収する力でキシリュウオーの力を高めていく。

 

「一気に決めるぜ!!」

 

その言葉と共に、後ろへと下がるのと同時に槍から炎、水、風のエネルギーを使い三角形のエネルギーをキシリュウオーの前に出す。

 

「「「キシリュウオー!カイザー・D・フラッシュ!!」」」

 

その言葉と共に、ティラミーゴの頭を突き出すと、そのエネルギーが目の前にいるバーニッシュ・マイナソーを包み込むのと同時に槍で一振りするのと同時に、今度こそバーニッシュ・マイナソーは無くなる。

 

同時に剥き出しになっている特典に向けて、ティラミーゴは大きく口を開き噛みつくと、特典を今度こそ飲み込む。

 

「今度こそ、倒せたようだな」

 

「あぁ、にしてもクレヨンなぁ」

 

見た目からして、明らかに人間ではない事や転生特典を与えてマイナソーにする事以外はまるで謎の存在である。

 

「とりあえず、新しく騎士竜が仲間に成功する事ができて、良かった」

 

未だに、この先で、何が起きるか分からない以上

 

「戦い続けるしかなさそうだな」

カリオストロ戦での連の姿は

  • リュウソウジャー
  • ルパンレンジャー

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