接物語   作:貝木

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アニメ「物語シリーズ」再始動します。
範囲は「オフシーズン・モンスターシーズン」とのこと。
「オフシーズン」1冊目「愚物語」の3話目「つきひアンドゥ」終了直後から始まる設定の【8】 愚物語「つきひアンドゥトロォワ」をこの作品には収録しています。
さらに2話目「するがボーンヘッド」の続きの設定の【6】 愚物語「するがボーンヘッドリターンズ」も収録してます
★【8】「つきひアンドゥトロォワ」だけでも良いので読んでいってください。(8年前に書きました) 損はさせません。




【25】「アキバ冥途戦争」の挫折を超えてアニメ「物語シリーズ」再始動を祝して!

本文は「つきひアンドゥ」と「するがボーンヘッド」よりアニメ化が嬉しい、『撫物語』の感想などいろいろです。

オフシーズンは「愚物語」「業物語」「撫物語」ときてやっと長編です。

『撫物語』「なでこドロー」好みに合いました。『愚物語』でも「つきひアンドゥ」が一番好きでしたので、はっきり言ってど真ん中です。中編だと物語が1~2転ぐらいしかしないので、ほんの少しですが物足りず、一人で一冊の長編だったので大満足。

特にツボだったのは、原作「なでこドロー」では「つきひアンドゥ」のラストを引き継いで「つきひアンドゥ パート2」が実行されいるらしいこと。(そうしないと、「なでこドロー」の内容と、つじつまが合いません)(原作物語内では『正義の魔法少女、パート2。次は死んでも失敗しない』という事態になっているからです) つまり、たぶん原作パート2内では、予定どおり月火は死亡せず、撫子の絵を使わないで、斧乃木ちゃんがでっちあげたモンスターは退治され、斧乃木ちゃんは『任務完了だ。さようなら!ガク、バタン』と元の次元への魂の召還を、糸の切れた操り人形よろしく熱演したのに、いまひとつ月火は元の次元へ、本当に正義の魔法少女☆斧乃木ちゃんの魂が召還されたとは思っておらず、思いつくたびに、サラダ油は使わないにしろ、『ほんとは、正義の魔法少女☆斧乃木ちゃん、まだいるんでしょ』とチキンレースを仕掛けて来ていて、それに耐えられない斧乃木ちゃんが、月火の愚痴を言うために、千石のところに週4で通ってるって裏設定なのではと思えたことです。

 

(既に書かれている事象の中で、月火の愚痴を言うために、千石のところに週4で通うほどのことに発展しそうなエピソードがこれしか無いのです。愚痴の具体的な内容は書かれず、斧乃木ちゃんの「月火は酷い奴なんだよ」という証言しかないのですが、消去法でいくとこの結論になりそうな気がします)

(斧乃木ちゃんが月火にチキンレースを仕掛けれるたびに、ターミネーターのT-1000を真似た『アンリミテッド・ルールブック・T-1000・剣版』を使って月火の頭を串刺しにしていたら、千石のところに週4で通うことにはなってないような……)

 

(逆読みすると、そんな処理法がありえることを西尾さんも承知で、そんなことはしていない伏線としての千石への愚痴なのかも知れません。まあ、そんな処理が臥煙さんにばれたら怒られるので斧乃木ちゃんはしないというより、嫌いだけどそこまでのことはしない式神童女だと思います)

 

 

『撫物語』「なでこドロー」は刊行後、外部情報をシャットアウトしていて読み始めたので、懐かしい「ドラえもんだらけ」のオマージュもので、どこまでいくのだろう~と、読み進めたのですが、話は膨らみ、登場人物も多数になり、幸せな一冊となりました。

 

 




物語シリーズ最新巻-2023年刊行-『戦物語』のあとがきには、
この戦物語でスタートした、ファミリーシーズンの次に書くとしたら、『接物語』でしょうか。などと書いている西尾さんですが、
嘘あとがきが多いことで知られているわけで、すんなり
『接物語』とはならないと思います。
事象として面白いのは、『戦物語』のラストで公に存在できない家族となった阿良々木暦・ひたぎ・忍は"証人保護プログラム"により、偽名を名乗ることになったのですが、あからさまにそれらしい家族が、
『忘却探偵シリーズ』に登場しており、クロスオーバー以上の展開になりそうで、掟上今日子と羽川翼の関係性が語られそうな予感がします。

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