私が殺した彼女の話   作:猫毛布

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布仏本音? 知らない子ですね……
あの子を書くと漏れなくルアナから離すルートに入るか、のほほんさんが大変な事になるか……。
ルアナとのほほんさんの相性が悪すぎるのが悪い。


36.否定する心、先送りにする勇気

 何は、ともあれ。

 そういう言葉がついてまわる程、一部を除いた【ルアナ・バーネット】という存在への理解は早かった。もっと言えば、理解することを止めたのである。

 それが頭のいい方法だ。なんせ、当事者たる彼女へ疑問を聞けば罵倒をされてしまうのだ。加えて彼女自身も「よろしくする気はない」と明言している。

 別の開発者であるのは、その【ルアナ・バーネット】を串刺しにして、疑問を問う口を封じている。

 つまり、生徒達は【ルアナ・バーネット】という存在を許容しなくてはいけない。けれども認めている、とは決して言えないのだ。

 なんせ、相手はISなのである。人ではない。自分とは違う存在だ。

 

 そんな当事者であるルアナは生徒達の塊から離れて、たった一人で海で浮いている。

 足先を海面へと着け、まるで海面が硬さを持ったようにつま先立ちをして、誰も近づけさせてはいない。

 もう一人、この事態を起こした天才は千冬にガミガミと説教を食らっている最中でもある。

 時間はないけれど、各自の心の整理をさせない程余裕がない訳ではない。

 

「一夏は……知ってたのよね?」

 

 ルアナを一番知っているハズの一夏に鈴音は聞いた。一夏とその横にいた顔色の悪いシャルロットはそんな鈴音の問に顔を上げる。

 

「ああ、知ってたよ」

「なら、どうして言ってくれないのよ!」

「鈴音さん、いけませんわ」

 

 怒りにも似た感情を露わにして鈴音は一夏に食ってかかる。その鈴音を止めたのは先ほど束に詰め寄っていたセシリアである。

 鈴音とて分かっているのだ。

 こんな事、言える訳がない。それこそ、自分は機械だと、自分は兵器だと、自分はISだと、言える訳がないのだ。

 

「……ごめん、一夏」

「いや、言えなかった俺も悪かった」

「いいえ、一夏さんは何も悪くなんてありませんわ」

「一夏はどうして……」

「ん?」

「一夏はどうして、あの時……あの時冷静だったの?」

 

 シャルロットから聞かれた事に一夏は言葉に詰まる事なく、スラリと言葉が出てくる。

 

「だって、束さんがルアナを殺すことはないからな」

 

 だから、俺は冷静でいられた。

 そう付け加えた一夏。けれども、それだったとしても、シャルロットは一夏の事がわからなかった。

 あの狂人がルアナを殺さない……壊さない保証がどこにあると言うのだ。一体、一夏は何を知っているのだろうか。

 

「……でも、驚きはしたよ」

「そっか」

 

 シャルロットは無理に笑顔を作り上げて、一夏の支えから離れる。

 そして息を吐き出して、どうにか落ち着いた心を動かす。どうしようもなく、ショッキングな光景で、胃が空っぽになるほどの出来事だったけれど、自分はもう大丈夫である。

 大丈夫でなくても、動かなくてはいけない。

 

「大丈夫なのか?」

「うん。僕よりもきっとひどい人がいるから、ちょっと行ってくるね」

「お、おお」

 

 シャルロットはなるべく急ぎ足で、けれどもフラフラとした足取りで歩く。砂浜に足が取られつつも、移動する。

 きっと、こういう時の為に僕が彼女に引き合わされたのだろう。たぶん。

 

 

 

「簪さん」

「…………シャルロット……」

 

 簪はただ直立して、シャルロットの問いかけにようやくと言うように反応した。その反応も普段は敬称を付けているというのに、忘れてしまったようだ。

 近くにはシャルロットと同じクラスの布仏本音が労わる様に簪の元に居たけれど、シャルロットと視線を合わせて、少しだけ引き下がる。

 どうやら任してくれるようだ。

 とシャルロットは感じる。シャルロットから見ても交友は少ないだろうルアナ。そのルアナと繋がりが無いであろう本音よりも、今はルアナと繋がりのあるシャルロットの方がいい筈だ。

 

「ルアナが……」

「うん、大丈夫だから、落ち着いて」

 

 虚ろな瞳でシャルロットを見つめた簪。そんな簪を落ち着ける様に手を握るシャルロット。何度も手を撫でていれば、ようやく落ち着けたのか、虚ろだった瞳がシャルロットを映しこんだ。

 

「る……ルアナ、は?」

「あそこにいるよ」

 

 シャルロットが顔を向けた先には海面に直立している人形がいた。名称、【ルアナ・バーネット】。つまり、簪の親友である。

 ソレはISなどの装甲が一切展開されて居らず、それが余計に彼女を異端的に見せた。串刺しの出来事さえなければ、その容姿も含めて水の精霊だなんて言われてもオカシクはなかったのだが……。

 ソレを見た簪は息を飲み込んで、握られていた手を振りほどきルアナへと一歩目を踏み出す。

 

「待った」

 

 振りほどかれた手を伸ばし、簪の腕を掴んだシャルロット。振り解こうとする簪を止める為に少しだけ強く腕を掴む。

 

「離して、シャルロット!」

「落ち着いて、簪さん」

「きっと嘘だよ、嘘なんだ……ルアナが人間じゃないだなんて……」

 

 その言葉を聞いて、シャルロットは少しだけ歯を食いしばった。自分を騙す為に頭の中で置き去りにしていた問題。

 その問題を否定する様に簪は呟いている。否定はしているけれど、その可能性を捨てきれていない。きっとこのまま簪をルアナの所へ行かせてはいけない。きっとルアナはその言葉すら否定してしまうだろう。

 

「簪、ごめんね」

 

 シャルロットは簪の腕を離して、そのまま簪の頬に手を振るった。

 バチン、と乾いた音が鳴り、辺りの生徒がそちらを向いたがシャルロットにとってはどうでもいい事である。

 ビンタされた事により、一度思考を停止させてしまう簪。その簪に対してシャルロットはなるべく優しい声色で、再度言う。

 

「簪、落ち着いた?」

「…………」

「簪。君の中のルアナはどういう人だったの? そんなに機械的な女の子だったの?」

 

 その問いかけに簪は首を小さく横に振った。

 簪の中のルアナは自分勝手で、お菓子を強請ったりしていて、笑顔でお菓子を食べていたり、色々と教えてくれたり、優しくて、でもその優しさは実はお菓子の為だったり……結構散々な印象だった。

 けれども、そんな散々な印象であるからこそ、決して、機械などではない。ISではない。人間臭すぎる、そういう人物である。

 

「じゃあ、今はソレでいいんじゃないかな?」

「え?」

「今は混乱して、答えを急いじゃうけど……これはそんなに急ぐような問題じゃないと思うんだ」

「…………」

「急いで、ルアナさんを独りにはしたくないんだ」

「…………うん」

 

 急いで答えを出したところで、答えは決まっている。だからこそ、結果を変える為に、問題を後に考える。シャルロットはそういう提案をした。

 きっと急いで、今のルアナに答えを求めても上手く逃げられるか、或いは現実を突き付けて関係を終わらせてしまうだろう。それだけはシャルロットにとって避けなくてはいけない事だった。

 ルアナと関係が途絶えてしまえば、自分に提示された選択肢が途絶えてしまう。そういう打算的な部分も当然ある。あるのだけれど、そんな理由なんて心の小さな部分だ。

 それよりも、ルアナと簪との関係を好ましく思う自分がいることの方が大きかった。だからこそ、簪へと向かったし、簪を止める事にした。

 

 なんとか止める事が出来たシャルロットは小さく息を吐き出した。これでルアナが変に刺激しない限り、おそらく簪は今の状態を保とうとするだろう。

 ルアナはルアナ。そういう気持ちを強くすれば、ルアナが例え兵器だろうと、機械だろうと、人間だろうと、ISだろうと、今は関係なくなる。それこそ、ルアナが直接言うまでは。

 

「シャルロットさん」

「さん、はもういいよ。さっきまでなかったし」

「あ……ごめんなさい」

「いいって。僕も簪、って呼んじゃったし」

「うん……シャルロット」

「簪。きっとルアナが僕たちに言ってくれるまで、待ってあげよう」

「うん。大丈夫。ルアナは、ルアナだもん……うん、大丈夫」

 

 何度か自分に言い聞かせる様に呟いた簪。その瞳は先ほどまでの虚ろな瞳ではなくて、キチンとした光の灯った色へと変わっていた。

 シャルロットはその様子に苦笑してしまう。意外に簪は強い。そう自分の中の簪の評価を書き換える。そして、冷静だったならば、きっと彼女はこの結果に至っただろうし、もっといい結果を得たかも知れない。

 

――まあ、あんな事があったし……

 

 仕方ない。と頭に浮かべた所でシャルロットは身震いをしてしまう。どうやら簪にはバレていないようだ。

 バレてない、というよりは今の簪に他人を見れる余裕がない、というだけなのだけれど。

 

「じゃあ、僕はアッチに行くね」

「うん……ありがとう、シャルロット」

「……そうだね、じゃあお礼はお菓子でよろしくね」

「ふふふ、わかった。三人でね」

「そう三人で」

 

 そう、シャルロットと、簪と、そして食いしん坊さんと。たったそれだけでいい事なのだ。

 問い詰めるにしても、話し出すにしても、きっと、ソレだけでいいのである。

 

 

 シャルロットが専用機持ちの集まりに戻った所で、というよりは既に説教が終わり、溜め息を吐き出していた織斑教諭とどこか楽しそうに演説している篠ノ之博士。そしてその演説を耳にしている箒とその横に一夏がいる。さらに言えば、その箒の目の前には紅色の装甲を持ったISが鎮座しているのだ。

 

「あら、おかえりなさい、シャルロットさん」

「うん。えっと……どうなってるの?」

「篠ノ之が専用機を持つそうだ」

「……あ、なるほど」

 

 ラウラの言葉にそう言葉を零したシャルロット。だからこそあれだけ箒を見ている生徒達が非難的な目をしているのだろう。

 けれど、何も言わないのは先ほどの串刺し事件があったからなのだろう。

 不満の一つも言いたいだろう。不公平だと糾弾したいだろう。けれど、ソレすらも許さないのだ。

 

「どうやらルアナさんに……その、あんな事をしたのはコレの為なのでしょうね」

「別にあんな事しなくてもよかったんじゃない?」

「不平不満を言って殺されるよりはマシだろう」

「それでルアナにあんな事する理由にはならないわよ」

「……鈴音さんはルアナさんの事」

「別にルアナがISでも私は親友に変わりなしっ! 以上!」

「おー……」

 

 思わず感嘆を漏らしてしまったシャルロット。無い胸を張っている鈴音はその言葉を吐き出している。

 

「? 胸を張っても大きく見えな、」

「はいはーい、ラウラはちょっと黙ってようねー」

「何をするシャルロット。私はふがふが」

 

 当然の事を正直に口にしようとしたラウラの口をシャルロットが塞いだ。正直なことはいい事だが、それは言う言葉を選べる人間に適応される言葉だ。

 そしてラウラはその選べる人間とやらではないのだ。

 貧乳を貧乳と言える人間でもない。

 

 

 そんなコント地味た四人組はさておき。

 紅色の装甲を持つIS、【紅椿】。ISの生みの親、篠ノ之束の作り上げたどの現行ISをも上回るスペックを所持しているIS。それが、【紅椿】のコンセプトであり、同時に望んだ者の願いでもある。

 

「さあ、箒ちゃん。さっそくフィッティングとパーソナライズをしようか。だいじょーぶ、お姉ちゃんがやるからスグに終わるよ!」

「……それでは、頼みます」

「いやん、頼まれちゃった☆」

「…………」

 

 いつもよりも、二割増しで眉間に皺を寄せている箒は目の前にあった紅色に触れた。同時に【紅椿】は元々の主を知っていた様に、自然に箒に纏われた。

 箒の視界がクリアになる。常に使っていた【打鉄】よりも更にクリアに、そして馴染んだ。

 使い込まれた『刀』よりも、自分の為に作られた『刀』が、実に馴染んでしまった。

 作った人間が面倒な人、という点を除いては箒にとってソレは喜ぶべき事だった。

 

「元々箒ちゃんの為だけに作ったISだからねぇ、情報更新だけなんだよねー」

「そうですか」

「うんうん。お、また剣の腕が上がったんだねぇ! お姉ちゃんとしても鼻高々だよ」

「そうですか」

「当然だよ。お姉ちゃんは箒ちゃんの事が大好きだからねッ!」

「そうですか」

「うん。あ、ツンデレ風な方がよかったかな? べ、別にお姉ちゃんは箒ちゃんの事が好きだからこのISを作った訳じゃないんだからねッ」

「そうですか」

「嘘だよ!? 嘘だからね箒ちゃん、本気にしちゃダメだよ!?」

「そうですか」

「うわーん、箒ちゃんに嫌われちゃったよぉ……」

「そうですか。終わりましたか?」

「あ、うん! さっすが箒ちゃんだね! 私が終わる時がわかったかの様なタイミング! いやぁ、姉妹愛が強いんだね! 嫌われてない!よかった!」

「そうですか」

 

 いやんいやんと体を捩っている姉を放置している妹。これがこの姉妹にとって当然になってしまっている。当然になってしまった、と言うべきなのだろうか。

 ともかくとして、【紅椿】はより一層箒へと馴染んだ。

 ふわりと宙へと浮かんだ箒は顔を驚きに染める。

 

「どう箒ちゃん。 箒ちゃんが思っている以上に動くでしょ?」

「え、ええ」

「むっふっふ。でも大丈夫だよ。箒ちゃんなら出来るよ」

 

 何かを確信するようにそう言った束。ソレは姉として妹の成長を願う言葉ではあったが、まるで予言を吐き出す予言者の様な口ぶりだった。

 

「箒ちゃん、少し慣れるまで飛んでてよ。きっと【紅椿】を気に入るよ!」

「…………」

 

 その言葉と同時に箒は宙を駆けた。

 今までとは違いすぎる速度。そして扱いやすさ。手に余る、という感情などソレに比べてしまえば些細なモノだった。

 

 飛ぶ時間に比例して、扱いやすくなっていく【紅椿】。だからこそ、箒は勘違いしてしまうのだ。

 あれだけ自分の手に余るだったモノが、今はまるで自分の手足の様に動く。私は、成長している。確実に、下積みは活きている。

 そう、感じてしまう。箒が【紅椿】に慣れている訳ではない。【紅椿】が箒に合わせているのだ。

 

 

 そうして勘違いをしている箒が空高く上がったのを見送って、束は視線を地面へと戻す。そしてISを纏わずに立っている一夏を見た。

 

「さってと、次はいっくんの番だよー」

「え? 【白式】の改造とかするんですか?」

「違うよー。まあ、いっくんがそう望むならそうしてもいいよー。ランプの魔人だって三つ願いを叶えるしねぇ」

「いや、いいです」

「うんうん。そうだね。お願いは一つだけの方がいいよー」

 

 うんうん。と頷いた束はまたニッコリと笑っている。

 その隣で千冬が眉間を寄せているけれど、そんな事もお構いなしである。

 

「さて、いっくん。【白式】を見せておくれよ。」

「あ、はい」

 

 一夏はガントレットに触れて、【白式】を纏う。白色の装甲が光を反射して眩しい。

 

「さーて、ちょいとごめんよー」

 

 ブスリと【白式】の装甲にコードを刺した束。その空中にディスプレイが数個浮かび上がる。

 流れる文字列を目だけで追いながら、手元に出現した半透明のキーを打っていく。

 

「ふんふん。なるほどねー。不思議なフラグメントマップだねぇ。いっくんが男の子だからかな?」

 

 自己進化をし続けるISにおける、その進化過程と結果を示した図。それがフラグメントマップである。

 人間で言えば遺伝子であり、ソレを辿っていけばISがどのように進化したのかがわかるのだ。

 束は特別である一夏のソレを見て不思議だと言った。何かしらの法則があるのか、それとも自分が思ったような進化過程ではないのか。どちらにせよ、一夏が特別であることは確かなのである。

 

「その、俺がISを使える理由って何かわかるんですか?」

「さぁ? 【白式】もいっくんも分解したらわかるかもねー」

「それはやめてください」

「私も勘弁だよぉ」

 

 あはは、と笑った束。言っている事はえげつない事である。

 粗方の調査も終わったのか、データを取り終わったのか、【白式】からコードを抜いてディスプレイ達を消失させた束は空に向かって声をあげる。

 

「おーい、箒ちゅぁああああん!! 武器の説明するからおりといでー」

 

 まるで夕食の完成を知らせる親の様に、それぐらい気軽に束は箒を呼んだ。

 空から高速で地面に向かって飛んできた箒は地面よりも三十センチ程上で急停止をした。

 

「うん、随分と馴染んだみたいだね。お姉ちゃんも嬉しいよ!」

「そうですか」

「当然じゃないか。さて、じゃあ、刀の説明をするね」

 

 相変わらず嬉しそうに箒へと教えていく束。その説明を受けて、実際に使用して箒は確信する。

 これならば、この【紅椿】ならば。セシリア・オルコットにも、凰鈴音にも、シャルロット・デュノアにも、ラウラ・ボーデヴィッヒにも、

 

 そしてルアナ・バーネットにも勝てる。

 

 なんせ現行IS以上のスペックを持っているのだ。

 これで私もあの舞台へと上がる事が出来る。

 これで私の力を認めてくれる。

 これで私は一夏に認められる。

 これで……あの夢でルアナに負ける事はなくなる!

 

 ソレは何度も繰り返された、恋する箒の夢である。同時にソレは苦い敗北の夢でもあるのだ。

 しかし、それも今日で終わるだろう。不安などもうありえない。箒は力を手にしたのだから。

 箒には、過ぎたる、愚かさを際立たせる、そんな力であってもだ。

 

「織斑先生ッ! 大変です!」

 

 そんな慌てた様子の山田先生が来るまで、箒の過剰すぎる思い違いは止まらない。ソレは仕方ない事なのかも知れない。

 羨んで、望んだ舞台に、ようやく足を乗せれたのだから。




>>【紅椿】の武装解説
 する気はありません。

>>自惚れる妹
 やったね箒ちゃん! これでいつかの表彰台にいたルアナを蹴落とせるよ!
 あ^~自惚れていくんじゃ^~

>>現行IS最強
 なお操縦者はお察し

>>アカンザシちゃん
 ダメだと分かっている行動をしてしまいそうになる。

>>問題の先送り
 実際、ルアナは変わってないし、擬似ISであったとしても、元々そうだったんだから今解決すべきことではない。
 というか串刺しからの正体明かしで冷静を保てって方が無茶。

>>シャルロット様
 友達の為なら友達を叩ける素敵な人。

>>【ルアナ・バーネット】視点
 お腹空いたなぁ。こうやって浮いてるだけでもエネルギー消費してるけど向こうに行くと面倒だしなぁ。お腹空いたなぁ。あの雲食べたらお腹膨れるかなぁ。水蒸気かぁ……お腹空いたなぁ

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