ケツアゴ作品番外及び短編集   作:ケツアゴ

110 / 120
グランドオーダー 楽しかった

ラスボス戦、海賊姉御が優れた星生産能力と吸収力で礼装で強化されたクリ連打

強化切れるまでフレヘタクレに攻撃来なかった くそぅ NP貯まらない

最後は二十万ほどを邪ンヌ一人で削りきりました

ジャンヌは七章では大活躍だったけど、鯖が少ない最終章ではねぇ 火力不足ですし

柱や絆を曜日クエスト化求む


兵藤家のバグキャラ長男 ④

 久々に帰って来た実家は随分と様変わりしていたが、まぁ結構なこった。賑やかなのは悪くないしな。

 

「あ、後から辛さが一気に来ます。で、でも美味しいです!」

 

「その麻婆豆腐も美味しいけど、こっちの唐揚げも……。少しも油っこくないのにカリカリの衣を噛み切ったら肉汁と旨みが一気に溢れ出して……」

 

「このスープも絶品デース。フワフワの卵にトロミをつけた鶏ガラ出汁が絡んで……」

 

 今日のメニューは中華。お袋に久々に帰るなり晩飯を作るように言われたので張り切って作ったが、ハニー達はお気に召したようだ。育ちが良い様なので少し心配したが杞憂だったようだな。

 

「お代わり沢山有るから落ち着いて食いな。誰も盗りゃしねぇよ」

 

「兄貴は昔から何でも出来るんだよ。……音楽以外は」

 

「本当によく出来た息子よ。……どうして彼処まで音痴なのかしら?」

 

「万能な分、他の才能のツケを払わされているとしか。……音楽の神様に呪われてたりしてるのだろうか?」

 

 身内共が褒めてんのか貶してんのか分からねぇ事を言ってくる。一誠は後で拳締めの刑にでもしてやろうかと思いつつ、ハニーの皿にスープの追加を注ぐ。ああ、惚れた女の幸せそうな顔見るのは幸せなもんだな。

 

「本当に美味しいわ。……でも、少し食べ過ぎたかも」

 

「私も……」

 

 あ〜、暮尾もそうだけど、この年頃の奴ってそういうの気にするんだよな。細っこいのに随分食べるなとは思ったが、其れでも気にしつつ箸を止めないのは関心だ。お残しは許しませんってな。

 

「カロリーは計算してるから気にすんな。でも、気になんのならデザートの杏仁豆腐は止めとくか?」

 

「「食べます!」」

 

 かかっ! 素直で結構。人間、……悪魔か? まぁ、同じこった。人間、欲求に素直なのが一番だ。ただし一誠、オメーは駄目だ。お袋から話は聞いた。もー少し性欲自重しろ、ど阿呆。

 

 

 

 

 

 

「落ち着かねぇ。広すぎだろ」

 

 俺は大学進学にあたって家を出たんだが、ハニーが日本で暮らすにあたって家に戻る事にした。あの二人が同居してから少しの間は元の家だったんだが、色々と物を置いている俺の部屋に住まわせる訳にはいかないからって先に住みだしたアーシアちゃんと後から住みだしたリアスちゃんを同室にしたら、ある日家が豪邸になってたらしい。

 

 まっ、別に良いんじゃねーの? 俺の部屋も広くなってたからもっと物置けるしな。

 

「取り敢えず悪魔とは話付いたデース。その内ご両親に悪魔って話すから、今は互いに人間って思ってるって事になったネ」

 

 ハニーは何時の間にか俺に部屋で寛ぎながら隠されえていたエロDVDのパッケージを眺めている。……なぁっ!? おいおいおいおいおいっ!? 俺はそういったもんは部屋に置きっぱなしにゃしてねぇぞっ!?

 

「穢された白衣……こういうのが好きなの?」

 

「いや? どーせ一誠の阿呆が俺の部屋に隠したんだろ。ほれ、年頃のが二人居るしな」

 

 ったく、仕方ねぇ奴だよ。大体、俺はナース物よりも教師物……ただし、あの人は範疇外。色気の欠片もねぇからな。俺は一瞬頭に浮かんだ年上の幼馴染の姿にゲンナリし、ハニーも疑う事無く笑っていた。

 

「うーん。だったら防音はちゃんとするとして、夜中は……」

 

 更に何か考え出した時、ノックの音が聞こえて来る。ドアを開けると少し浮かない顔の一誠が立っていた。

 

「……取り敢えず使ってねぇ部屋行くか。其れ共散歩でも行くって言って出かけるか?」

 

「いや、家の中で良い……」

 

 こういった時、俺は此奴がどうして欲しいのか大体把握している。何やら企んでいるのか凶悪な顔芸してるハニーに不安を覚えつつも俺は部屋を後にした。……大丈夫だよな?

 

 

 

 

 

「ほれ、話せ。何があった?」

 

 前置きはこの程度でいい。俺は使っていない部屋の椅子に腰掛けると缶ビールの蓋を開ける。一誠にも適当に選んだジュースの缶を投げ渡したし、話を聞くにはこれで十分だ。ってか、畏まった場だと此奴は逆に話しにくくなるからな。

 

 

 

「俺、全然駄目な奴だなって思ってさ……」

 

 気持ちを押し殺したような似合わねぇ顔で一誠は悪魔になった経緯と今まで起きた出来事を話しだした。全く、俺が居ない間に随分と経験したじゃねぇか。……傍に居てやれなかったのは少し残念だな。じゃねぇとここまで追い詰められて無かっただろうによ。

 

 ……違和感は久々に会った時から感じていた。あの二人と仲良くやってる姿を見て、嬉しい半面、違和感は確信に変わっていた。

 

「……助けるって言ったのに、逆にアーシアに助けられた! ライザーとのゲームの時、俺の目の前で小猫ちゃんも木場もやられたっ! 俺は兄貴に近付こうと頑張って強くなったつもりだったのに、全然強くなってなかったんだっ!」

 

 今まで話を聞いて、今の様子を見て俺は確信した。確かに他の眷属やら主やらの事を仲間だと思ってんだろ。頼りにしてるし便りにされているんだろうよ。……だが、此奴は腹の中に溜まったモンを話せないでいる。信用していないわけじゃないが、話せないでいるんだ。

 

 ……まぁ、なら俺が聞いてやりゃ良いだけだ。小学校の道徳の時間じゃあるまいし、仲間なら何でも話すべきなんざ馬鹿馬鹿しい。互いに全部さらけ出さなくても其れで上手く行ってんならそれで良ーんだよ。

 

「俺は成長すれば何でも出来るって思ってたんだっ! 迷いも悩みもなくて失敗もしない完璧な奴になれるって信じて疑わなかったっ! なのに俺は弱いままだ! 皆は俺が強いって言ってくれるけど、本当の強さってのは相手を殴り飛ばして地面に叩き付けるモンじゃなくって、誰かを守れるって事なのにっ! 全然駄目なままなんだよっ!」

 

 堰が切れたみてーに一誠は感情を溢れ出し嗚咽を漏らす。意地か格好付けか仲間の前では弱さを見せねぇようにしてたんだろうな。ったく、世話の掛かる弟だよ。

 

「……阿呆()だら。何時か完璧になるヤローなんざ居るかよ。もっと迷え、もっと悩め。失敗したって良い。全部引っ括めてオメーなんだからよ」

 

 馬鹿の髪をグシャグシャと掻き回した後で軽く叩くと俺は部屋から出ていく。

 

「……兄貴、サンキュ」

 

 まだ一つあるけど吐き出したくなった時に

 

 

 

 

 

「へいへい。……あっ、忘れてた。テメー、俺の部屋に何隠してんだ。ハニーに誤解される所だっただろうがよー」

 

 振り返り、拳を鳴らしながら一誠に近付いて行く。さて、コブラツイストかドラゴン・スープレックスかパロスペシャルか選びやがれ。

 

「げっ! あ、兄貴、落ち着いて……ぎゃあああああああああああああっ!! 降参降参っ!」

 

 この後、騒ぎを聞きつけたアーシアちゃんが止めに来たが、これが日本の兄弟の正しいスキンシップだと言ったら信じやがった。……大丈夫なのかよ、アレ?

 

 

 しっかし赤い籠手から十数回妙な声がなっていたけど、少し力が上がったか、彼奴? まぁ俺には敵わねぇけどよ。ハニーと丸一日戦って長いこと寝てから調子が良いんだ。超回復って奴だなっ!

 

 

 

 

 

 

「さて、風呂も入ったし……寝るかっ!」

 

 寮でないから何時もより早く起きる必要があるし、俺は背中からベッドに倒れこむ。知らない天井だった。

 

「……おっふ」

 

 いや、俺はこの天井を知っている。ハニーと婚約を結んだ日の晩、夕食を食わせて貰った後で連れ込まれた部屋だ。

 

「ハーイ! 本体が直接行けませんので、夜だけこっちに来て貰いマース」

 

 声に振り向けば毛布に包まっているハニーの姿。髪飾りも付けていねぇし、薄い毛布の上からでも体のラインが分かる。

 

「アレか? あん時と同じ事する気か?」

 

 正直に言おう。その晩、俺は押し倒された。抵抗はしていない。魔法とかを使っての魅了ではなく、女神の美しさに魅了されたからだ。

 

 ……ちなみに俺は女友達は多いが、ハニーが初恋の相手だ。何が言いたいかは……言いたくねぇ。恥はかかなかったとだけ……。

 

 

「……うーん、其れも良いですケド、私ばかり攻めっていうのも面白くありまセーン」

 

 俺の問いにハニーは笑い、毛布を放り投げると誘うように手を伸ばしてくる。当然、服は着ていない。少しも隠そうとしない美しい裸体は目を離させず、俺は又しても魅了されていた。いや、既に俺は此奴に惚れていて、とっくに魅了されている。

 

 

 

「据え膳食わぬは何とやらよ? さあ、来て……」

 

 甘く囁かれる其の言葉に対し、当然の様に俺は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふふ。可愛くって愛しい人。また強くなってるわね。きっとこれからも強くなる。それこそ私を守れる程に。其れまでは守ってあげるわ」




意見 感想 誤字指摘お待ちしています

石手に入るたびに回すが来る気配なし ピックアップ礼装すらマトモに出ないコアトルガチャ 縁が無いな、これは

連打系には普通は微妙なダメージカット礼装有効だよね 何故かコアトルでジナコ来たよ、アンメアと玉キャットも 計40回回してジャガーマンが一枚

七章と最終章 最近来たばかりのジャックと邪ンヌ大活躍 孔明は殿堂入り

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。