咲-Saki- 至高を目指す魔神   作:神田瑞樹

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第一話

         Ⅰ

 5月下旬、長野県某所。

 初夏を迎え、並木道の桜が緑の葉を生い茂らせつつある頃。

 都会では中々目にすることのできない自然を色濃く残す通りの一角にそれはあった。

 雀荘『roof-top』。

 世にも珍しいメイドがいる雀荘として地元住民に知られるこの店は、ノーレートという気安さもあってか、ネット麻雀が普及しても尚一定の客層をしっかりと確保し続けている。

 さほど広くない店内には5台の自動卓が設置され、それぞれでの卓では思い思いの熱戦が繰り広げられている。

 とは言え、ここにいるのは麻雀をギャンブルではなく将棋や囲碁の様に一つの遊びとして捉えている者が殆ど。それぞれが互いに顔馴染ということもあって、その空気は一般の雀荘に比べればしごく和やかなもので、麻雀を打ちながら会話に花を咲かせている。

 地元住民の憩いの場。

 それがここでの日常。

 しかし、この日だけは少し様子が異なった。

 壁際3つの雀卓は普段と変わらない。

 室内の中央。

 番号にして4と数字が振られた卓が、ピンと張りつめられた空気に覆われていた。

 

           ◇

 

「ロン」

 

 張ったわけではない、されど力の籠った声が空気を揺らす。

 えっと上家から聞こえてくる驚きの声を尻目に、彼女は静かに牌を倒した。

 

「断幺九・ドラ2………3翻40符の1本場で5500」

「なっ!」

「半荘終了。これで4連続、私がトップね」

 

 ふふっと女性が意味ありげな笑みを浮かべると、声を上げた少女はきつく唇を噛みしめた。偶然ではなく、またしても回った所を狙われた。

 しっかりそう理解していることを、エプロンドレスを握りしめる両手が物語っている。

 

……さて

 

 これでトータルスコアは+119。

 半荘4回、ウマなしの勝負ではまぁまぁと言った所。

 

……もっとも、この二人はそう思ってはいないようだけど

 

 ちらりと、女性は左右に座るメイド服に身を包んだ少女達の顔色をうかがう。

 そこにあったのは困惑と驚愕、そしてある種の畏れ。

 そんな強張った顔で自分を見つめる者の心境を読み解くことなど、長年闘牌の世界に身を投じてきた彼女にとっては相手の待ち牌を見抜くよりもはるかに簡単な作業だった。

 

――――いったい何者?

 

 今の二人の気持ちを代弁するとしたらこんな所だろうか。

 ただわかってしまうがゆえに、少々思う所がないわけでもない。

 

……それなりに顔が売れている自信はあったんだが。 

 

 藤田靖子。

 年齢不詳。

 職業、“プロ”雀士。

 

 専門誌とは言えちょくちょく雑誌にも顔を出しているし、最近ではお菓子のおまけのカードにもなった。麻雀を知らない一般人ならともかく、麻雀に携わる人間が自分を知らないというのは中々に靖子の心に刺さるものがあった。

 

……しかし、どうしたものか。

 

 新しく入ってきた部員二人をへこませてくれと顔馴染の少女から靖子の元に電話があったのがつい一昨日のこと。

 麻雀部、それも久の後輩なら自分のことは知っているだろうと勝手に思い込んでいただけに(特に片方は同じ雑誌に載っていたこともあるだけに)、あなたは誰なんですかという反応は正直予想外。

 別に口止めされているわけでもないのだから教えても問題はないのだが、靖子自身の口からプロだと名乗るのは何となく決まりが悪い。

 表面上は澄ました顔、内心少し困りながら靖子が煙管に口をつけていると、

 

「藤田さんはプロなんじゃよ」

 

 アツシボ(アツいおしぼりの略称)を交換に来た少し癖っ毛のメイド――――染谷まこが救いの手を差し伸べた。

 

「実業団時代からまくりの女王と呼ばれとって、プロの中でも有名な雀士なんよ」

「プロ雀士……」

「じゃけえ」

 

……ナイスタイミングだ。

 

 心の中で賞賛しながら、靖子はふっと煙を吐き出した。

 

「そっか。プロじゃ仕方ないよね……」

 

 下家に座る茶髪のショートカットの少女はプロという言葉に驚くも、どこかほっとした様な安堵の表情を見せた。一方、そんな彼女の言葉にピクリと反応した人物がいることを靖子は見逃さなかった。

 

「そうだよね。高校生の私たちがプロに負けるのは……当たり…前だよね」

「っつ!」

 

 上家から椅子を跳ね除ける音が聞こえると同時、荒々しい音と衝撃が雀卓を揺らした。

 

「当たり前なんかじゃないですよっ!!」

「は、原村さん?」

「なんで諦めるんですかっ!?」

 

 興奮と怒りで赤くしながら、スタイルのいい(特にある一部分が)少女――――原村和は声を荒げた。対する少女はびくびくと体を小動物の様に体を震わせ、

 

「だ、だって……相手は、その、プロだから……」

「プロだから負けてもいいと? そんなの、言い訳でしかないですよ! プロだからなんだっていうんですかっ!?」

 

……私の前で随分ないいようだな。

 

 恐らくは無意識の内に出た言葉だろう。

 思わず苦笑が浮かぶが、靖子の心に不快の念はなかった。

 いつでもどこでもどんな分野でも、最後に勝つのは諦めない者達である―――――とは言わない。青臭い考えを持っていた学生の頃とは違うのだ。

 どれだけ努力しても、どれだけ諦めなくても負ける時は負ける。

 特に麻雀ならなおさら。

 そのことを靖子はこの数年で嫌と言うほど身に染みている。

 しかし、それでもなお思ってしまうのだ。

 

……諦めなければ活路が見えるかもしれないというのは、いささか非現実的か?

 

 ただ、感情を見せないデジタルな打ち方をしていた原村和がここまで声を荒げるとは正直意外だった。

 

………少し試してみるか。

 

 頼まれごとからは少し外れるかもしれないが、まぁ問題ないだろうと勝手に結論付ける。

 これを聞いた後、一体二人はどんな反応をするのかと靖子はそっと口元に弧を描いた。

 

「――――去年プロアマの親善試合があってね。半荘18回を戦って私は2位だった」

 

 いきなり何をという視線は無視。

 まさか自慢ですかというジト目も黙殺。

 

「優勝したのは、当時15歳の高校生―――――龍門渕高校の天江衣」

 

 虚を突かれたとは正にこのことか。

 二人は言われた言葉の意味を理解し、

 

「プロに勝ったのが……高校……生? 私と同じ?

「龍門渕って確か、県予選に出てくる相手じゃ……」

「あら? あなた達も県予選に出るの?」

 

 本当は久から聞いていたのだが、勿論そんなことは言わない。

 

「残念ね。わかっていると思うけど」

 

―――――絶対に勝てないわよ、あなた達

 

「「っつ!!」」

 

 冷たい言葉に片や俯き、片や拳を握りしめた。

 これで終わるようなら、所詮はそこまでだったということ。

 

……だがそれでいいのかもしれないな。

 

 昨年の県予選で見せた天江衣の圧倒的な強さ―――――というには、オカルトか呪い染みていた気がするが――――――の前に何人もの学生が戦意喪失し、中には麻雀を辞めた者もいると聞く。

 それを味わうぐらいなら、戦わない方が賢明なのかもしれない。

 

……毎年一人か二人現れるんだよな。

 

 こんなことを記者に言えば恐らくは一笑にふせられるだろう。

 靖子とて、出来れば信じたくはない。

 しかし、そうとしか思えない人物がいることもまた事実。

 そう。

 

―――――牌に愛された人間というものが

 

……一昨年は西東京の宮永照、去年は鹿児島の神代、そして天江衣。

 

 どいつもこいつも常識では量りえない何かを秘めている。

 今年もそういった常識に囚われない打ち手が現れるかもしれない。

 ちらりと、靖子は視線だけを下家で俯く少女へと向けた。

 

……最初の半荘で見せた『西』大明槓からの嶺上開花。

 

 ドラ1の聴牌形とは言え、役がない地獄単騎のあの形からなら面前でより良い形を目指すのが常道。

 だが、彼女は副露した。

 ドラだったわけでもなければ、翻牌だったわけでもない。

 どう見ても無駄な大明槓。 

 役を失くし、ドラが乗ることだけを頼みにした初心者の選択。

 

……が、実際にあの娘はあがった

 

 王牌から最後の『九萬』を引いて。

 嶺上開花、ドラ1。

 偶然と言ってしまえばそれまでだろう。

 しかし、嶺上開花を成立させた時に見せたあの表情。

 

……あれは偶然和了れたという顔じゃなかった。

 

 至極当然。

 まるで嶺上牌が当たり牌だとわかっていたかのよう。

 宮永咲。名字からすれば、あの宮永照と何らかの繋がりがあるかもしれない。

 もしかしたらくるかも知れない。

 そう思わせる何かを靖子はあの嶺上開花から感じ取っていた。

 

……とは言え、まだまだ私の敵じゃないが。

 

 原村和も含めた両人とも光るモノは感じるが、ただそれだけ。

 原村和は集中しきれていないのか打ち筋にところどころ粗が目立ち、宮永咲は場の空気に呑まれて自分の麻雀が打てていない。

 そうなるように靖子が仕向けたとは言え、それでも余りに脆すぎる。

 県予選まであと10日。

 それまでにどこまで修正できるやらと考える靖子の脳裏に、ふと別のことが浮かんだ。

 

……そういえば、“あれ”も今年で高校一年だったな。

 

 昨年、突如として中学麻雀界に現れた怪物。

 基本中学麻雀、特に関わりのない男子部門など殆ど興味を抱かない靖子が唯一その名を覚えた――――――否、刻み込まされた生徒。

 夏のインターミドルを最後に音沙汰がなくなったため現在の消息がつかめないが、そのまま進学していれば確か今年で高校一年のはず。

 強豪校に入っていれば嫌でも噂になるはずなので、やはり中学時代同様どこかの無名校にでもいるのかもしれない。

 

……しかしこの時期になっても高校の名前さえ聞かないのはいささか妙だな。

 

 容姿の端麗さとマスコミへの露出度の差から一般の認知度では女子部門王者である原村和に劣るとは言え、それでも麻雀界であれだけ噂されたのだ。

 例え麻雀部のない高校に進んだにしろ、地元である東京の高校であれば行方をリークしている雑誌が一つぐらいあってもおかしくない。

 だが事実としてそんな話はどこの週刊誌にも載っていない。

 

……もしや東京から離れたか?

 

 だとすれば向かったのは激戦区の大阪か、あるいは独特の打ち手がひしめく沖縄か、それともいっそ世界を目指しての海外か。

 最早完全に当初の路線から脱線しつつある靖子の思考の渦を止めたのは、これまで会話に参加していなかった対面の中年男性だった。

 

「藤田さん」

「うん? あぁ、長い間中断していてすみません。確か次でラス半でしたね?」

 

 頼まれごとは果たした。

 これまでは両面二人からの直撃を主として狙っていたが、もう自由に打っていいだろう。

 靖子はサイコロのスイッチに手を伸ばしかけるが、少し慌てた声がそれを遮った。

 

「いやそうじゃないんですよ」

「はい?」

 

 話を聞くところによると、何でも家族から今すぐ帰ってこいとのメールがあったらしい(その顔にはやけに哀愁が漂っていたが)。

 なので、突然で悪いがここで抜けるとのこと。 

 突抜けはマナー違反だが、金を賭けているならまだしもここは純粋に麻雀を楽しむノーレートの場。申し訳なさそうに頭を下げていることもあり、お疲れ様ですと靖子は小さく頭を下げた。

 男性はほっと安堵の息をつくと立ち上がり卓を後にした。

 

「じゃあ、お疲れ」

「お疲れ様です……宮永さん!」

「あっ。お、お疲れ様でした!」

 

 自分の立場を忘れていたのだろう。

 せかされる形で小さなメイドは慌てて頭を下げた。

 そんなやり取りを視界に収めつつ、靖子は頭を捻った。

 

 ……さて。どうするか。

 

 目的は果たしたとはいえ、もう一局と意気込んでいた矢先のことだ。

 何となく片手落ちの感は否めない。

 時間的に見てももう半荘は打ちたいところだが、生憎と他の卓で空いている面子はなし。

 唯一どこの卓にもついていないメイドは現在レジの真っ最中の上に、接客のためにも卓に着くことは出来ない。

 仕方ない、ここまでにしようと靖子が口を開きかけたその時だった。

 カランと、入り口につけられた鐘の音が鳴り響く。

 

「うん?」

 

 先の男性がレジを終えたにしてはいささか早い。

 誰か入ってきたのかと自然と靖子の視線は扉に向けられ――――

 

「っつ!?」

 

 その感覚を一体何と表現すればいいのだろうか。

 寒気でも、圧迫感でも、ましてや恐怖でもない。

 ただただ言いようのない何かが靖子の全身を貫いていく。

 

……これは

 

 動けない。

 まるで体が鉛か鉄にでもなったかのよう。

 これに近いものを彼女は知っていた。

 自分が自分でなくなるような、遥か天空から見下ろされているようなこの感覚。

 そう。三年前、初めて世界トップランカーと戦った時に感じたものと同じ――――

 

「宮永さんっ!?」

「っつ!」

 

 呪縛を解いたのは悲鳴染みた甲高い少女の叫び。

 はっと我に返った靖子は、声につられるように下家に目を向けた。

 

―――――震えている。

 

 確かに、先程まで打っている時もこの少女は小刻みに体が震えていた。

 そのことは靖子とて気付いていた。

 だが、これは違う。

 幼子の様に赤みを宿していた頬は白魚の様に青白く、目元には隠し切れない大粒の滴。

 メイド服に包まれた華奢な肢体が痙攣したかのようにガタガタと大きく震え、まるで雪山で遭難した登山者を思わせた。

 

……この娘も感じたのか。

 

 それも恐らくは、自分よりもずっと強く。

 必死に友人の名を呼ぶ原村和の叫びを耳に入れながら、静かに靖子は肺の空気を入れ替えた。大きく息を吐き出すと共にざわつく心音を落ち着かせ、改めて入ってきた“それ”を見た。

 分厚い黒地の学ランに同色のズボンという男子学生の典型的な制服。

 帰宅途中だったのか手には平べったい学生鞄が握られている。

 タオルを頭から被っているせいで殆ど顔は見えないが、ちらりと隙間から見えた感じでは恐らく十代前半から中盤。背丈はさほど高くなく体も決して大きくはないのだが、不思議と華奢という印象はなかった。

 

……さっきのはあいつが?

 

 世界トップに感じたのと同種の感覚を、プロどころかたかだか学生に覚える。

 ありえないと理性が否定するが、雀士としての直感が痛いほどに警告を鳴らしている。

 少年は会計を終えて出ていく中年男性と入れ違いになる形でレジに立つメイドに話しかけると、メイドは少年を――――正確にはその服を見て困ったように形の良い眉を顰めた。

……まぁ。当然か。

 日本の法律では雀荘に入ることができるのは18歳以上と法律で決まっている。

 麻雀の全国的な普及によって多少形骸化しつつあることは確かだが、それでも法律は法律。いくらノーレートとは言え、制服姿の学生の入店を許可するのは流石に不味い。

 

……これは追い出されるか。

 

 しかし靖子の予想に反し、一言二言会話をかわすと少年は入り口近くのソファーへと腰を下ろした。

 店のことに関しては比較的厳格な対応を取る染谷にしては意外な対応。

 あの少年が気になることもあったのだろう。

 思わず靖子は声を上げていた。

 

「染谷」

「うん? どうかしました、藤田さん?」

「いいのか?」

 

 声量を抑えて視線をソファーへと向ける。

 それで察したのだろう。

 まこはあぁと頷き、

 

「よくはないんですけど、理由が理由なんで」

「理由?」

「雨宿りゆーやつですよ。どうも急に降り出しよったみたいで。夕立ちなんですぐに止むとは思うんですけど、まぁ。それまでは」

「なるほどな」

 

 言われてみれば、確かに傘代わりに使ったであろうタオルや制服が薄らと湿り気を持っているのが見て取れる。この辺りは昔ながらの民家が多く雨宿りできるような場所が少ないため、雨宿りできる場所としてここを選んだのもわからなくはない。

 ただ妙に場馴れしている様子が気になるが。

 

……しかしそうなると、ここで打つのは無理か。

 

 そこにあの少年が麻雀を打てないという考えはない。

 彼は間違いなく雀士―――――それも、超一流の存在だという確信が靖子にはあった。

 

……出来ることなら一度打ってみたいところだったが。

 

 面子も足りないことだし、是が非にでも戦ってみたいという気持ちはある。

 しかし自分はプロ。

 自身の欲求にかまけ、店に迷惑をかけるような行為だけは決してしてはならない。

 

……ここは運がなかったと諦めるか。

 

 悔しいが仕方ない。

 だがせめて名前ぐらいは聞いておくかと靖子が席を立とうとしたその時。

 ぱさりと、少年の頭からタオルが零れ落ちた。

 

「っつ!?」

 

 それまで白布に隠されていたものが露わになり、靖子は思わず息を呑んだ。

 お洒落とは無縁のざっくばらんに切られた黒髪に、見る者に不快感を抱かせないほどには整った容姿。悪くはないが、かといって特別良いわけでもない。

 少し街を歩けば彼より容姿の整った男は幾らでもいる。

 だがその顔を見た瞬間に心臓が一際大きく鼓動を打つのを靖子は確かに感じた。

 恋――――では勿論ない。

 年下は趣味じゃないし、そもそも今は男よりも麻雀。だがずっと気になっていたという意味では、ある意味で似たようなものかもしれなかった。

 

「……噂をすれば影とはよく言ったものだが、まさかこんな所で出会うことになるとはな」

「なんや? 藤田さんの知り合いですか?」

「知り合いというほどのものじゃない」

 

 実際、あっちは靖子のことなど知りもしないだろう。

 靖子とて、画面越しでは何度となく見ていたが直接会うのはこれが初めて。

 それでも見間違えるはずなど無い。

 単に顔が似ている者ならば世の中にいくらでもいる。

 だがあの眼を――――吸い込まれそうな澄んだ瞳を持つ存在が他にいるものか。

 

「青山……茂喜」

 

 前年度インターミドル男子部門覇者。

 様々な記録を塗り替え、遂には競技ルールさえも変えさせるに至った魔物。

 その打ち筋を見た者は口を揃えてこう言った。

 

――――魔神、と。

 

「……染谷」

「はい?」

「少し、頼みがある」

 

 

 


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