銀河英雄ガンダム   作:ラインP

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第二十五話 今日も野良は糞

ミッターマイヤーは今日もApexで味方が糞だったことを毒づいていた。

彼は常に疾風のごとき早さで前線へと戦うことを神髄としていて、今日も船から最速で激戦区となる場所へと飛び出していった。

なのに味方は無謀だの危険だの臆病風に吹かれてこちらに付いてこようとせずにコソコソと隠れているばかり。

スナイパーの方はまだいい。名古屋城の天辺から堂々と敵を殺して回っているので男らしいと感じるが、衛生兵の方はダメだ。

逃げ回ってばかりで、こちらが倒れても一向に助けに来ずに、蘇生させるための行動すら取らない。

お前はなんで衛生兵をやっているのかと罵倒するも何も返事もしない。

挙げ句の果てに途中墜ちしやがった。マジでランクマをなんだと思っているんだよ。

戦いもしないで何でプレデターになれると思っている。

本気で正気を疑ったね。

しかもキャラ名が愛の狩人と来た。何も狩ってないじゃないか。

俺の方がよほど愛を振りまいているね。

何しろいろいろな戦場に行くたびに子種を蒔いて回ってるからな。

惜しむらくは男同士では子供が出来ないって事だ。

もし同性で出産できる技術が出来たら俺の子供は億を超えるね。

ホモを隠すために偽装結婚した嫁は子供が欲しいとねだってくるが、女相手におっ立てるのはキツいものがある。

毎回医務室からかっぱらってきた興奮剤をナニに注射して相手をしている俺の身になって欲しい。

俺に相手をして欲しければもっと筋肉を付けるんだな。そんなだらしなくブヨついた尻じゃ興奮なんてしないんだよ。

もっとキュッと締まった逞しい尻をなで回したい。

さりげなく筋トレジムのチラシを嫁の目につくところに置いているんだが、鈍いあいつは何も気づこうとしない。

いい加減頭が痛くなってくるぜ。早く皇帝キルヒアイス様が帝国を掌握して同性愛を義務化してくれることを祈ってるぜ。

 

 

それはそうとロイエンタールの奴も今日はなんだか苛ついていたな。名古屋を燃やし尽くすと息巻いてやがった。

おかげでナパーム弾はからっけつになってしまったぜ。

肉の焦げる匂いが艦内にまで匂ってきそうな盛大なバーベキューを名古屋でやったおかげで、向こう一週間は肉が食えそうにない。

食材調達班は肉がいっぱいで大喜びしてコンテナに焼けた肉の塊を詰め込んでいたが、それは一般兵用だよな?

まさか将校にそんな肉食わせるわけじゃないよな?

若鶏は肉が柔らかいから高級ですよとか言って赤子ぐらいの大きさのほどよく焼けた肉を大事に持ってたけど、それは鶏肉だよな?

俺は他の野蛮な奴らと違ってナイーブな人間だから同族を食べたりはしないぜ。

いくら帝国領から遠く離れた太陽系で補給がままならないからと言ってカニバリズムは勘弁してくれ。

シェーンコップの旦那にそういうのは全部任せたわ。

 

 

さて今日もApexを頑張るぜ!

あと少しで念願のシルバーだ!

 

 




キラ・ヤマトが参戦するまで後4時間18分。
ついイラッときたので勢いで書いてしまった。

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