Scarlet Busters!   作:Sepia

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新規レモンTUEEEEE!!!
元キン……ジャックには、王者としての力の差というものを見せつけて欲しいものですね!!
それはそうと、絶望神アンチホープに絶望しました。
あの、エクシーズメタの効果は……?
あんなのがレベル1デッキの救済になると思うなよコンマイッ!
あれならヲーの方がマシだ!
あれ正規召喚で出せるのダストンぐらいだよ!私のレベル1デッキじゃ虹クリボーもフェーダーも除外されて使えないからまず出せないんだよッ!!
しかも、アベルズケインズやデュラハン二体出した方がいい気がするという。

ただでさえ私のレベル1デッキは切り札のライオンハートがホープライトニングとかいう化け物のせいで、ライフ4900がキル圏内になってしまったというのに……。

あ、カオスソルジャーと暗黒騎士ガイア新規おめでとう。


Mission93 Episode Haruka③

 

 確か私が学校というところに通い始めて半年くらいたったころだったか。

 今まで一度も学校に行ったことなどなかった私は、集団行動というものにはどうしてもすぐに馴染めなかった。

 中学三年生という中途半端な時期からの転入はタイミングが悪かったというのもあるだろう。

 まだ見知らぬ人ばかりでみんな緊張している入学式の日とは違うのだ。 

 友人関係はとっくの昔にみんな出来上がっているし、生憎と私は周囲とそう簡単に打ち解けるだけの話術も持っていなかった。最初のころは気を使ってか話しかけてくれた人もいたけれど、私はというとその心遣いにまともに答えられるだけの余裕もなかったのだ。

 

 いつご飯を食べていいのかだとか、左手を使ったて箸をもったら怒られないかとか。最初はそんなことすら分からなかったのだ。それでも半年もしたら何とか学校生活に慣れることができた。

 

「葉留佳。ボクがいいことを教えといてあげるよ。まず、学校ということころに希望を見いだす必要なんてないんだよ。あそこはリア充とイケメンがクラス内でトップに君臨し、ぼっちがそれに従わざるを得ない空気をかもしだす明白なヒエラルキーを形成している社会なんだ。だからいい?決して自分からは絶対目立つようなことはしないこと。弱みを自分からは見せないこと。逆らえばぼっちになる。ソースはボク。仲良くするなとは言わんから、うまくやりすごして行動するべきだね。そして、佳奈多のことだ好きなら家にいる時間を増やすんだ。なんだかんだ言って、あいつはキミにおかえりって言ってもらうのがすごくうれしいんだ」

「……ねぇ、いくら自分のクラスで居場所がないからって私の葉留佳に変なことを吹き込まないでくれないかしら」

「なにさ。友達いないのはキミだって同じじゃないか。キミがまともに授業を受けてることなんてあったっけ?クラスメイトとの思い出話の一つもないのはお前だって変わらないくせに」

「ほっといて頂戴。仕事で忙しくて授業なんて受けている時間が取れないのだから仕方ないじゃない。はっきりとクラスでハブられているあなたよりはマシよ」

「いいや、ボクには相棒(パートナー)がいるだけどう考えてもボクの方がマシだね。……いや、それはどうでもいいか。より困難な立場に立てばたつほど、人を支える愛情の力の輝きが見られるんだから、それはそれですばらしいことだった!ごめん、ボクが間違っていたよ!キミは間違いなく恵まれた人間だ!」

「喧嘩打っているの?いい度胸してるわね、ツカサァ」

 

 最初はどうしても不安で、学校に通っている身近な二人に相談してみたけど、お姉ちゃんもツカサ君も二人して学校生活がなにやらとても残念なことになっているようなので参考にできることなど何もなかった。立場的には主人と従者と言った感じのはずなのに、なにやら悲しい言い争いをし始める。図らずも、学校生活は私が一番充実しているようだった。こんなので本当にいいのかと思ってしまう。

 

「葉留佳。あなたはどう?学校はどうかしら?」

「楽しいよ。いろいろ大変なこともあるけれど、やることがあるというのは家でじっとしているよりはいい」

「そう。それはよかった」

 

 私が学校に行きはじめると、公安0として日々忙しく働いているお姉ちゃんとは時間の都合上会う機会が以前よりは少なくなった。悲しかったけどこればっかりは仕方ない。お姉ちゃんは実質学校には行っていないとは言っていたけど、武偵中学の生徒でもあるのだ。インターンとして武偵高校にも行っているみたいだし、公安0のお仕事がないからと言って家でずっと休んでいるわけにはいかないのだ。私にはお姉ちゃんしかいないけど、公安0の仕事でいない時は補佐役であるツカサ君がいろいろ助けてくれたから、なんとかやってくることができた。

 

 まだまだよく分からないことばかりだけど、ちょっとずつ前へと進んでいこう。

 

 家で震えて縮こまっていたばかりの私だけど、ようやくそう思うことができたばかりの頃だった。

 でも、そんな生活もすぐに壊れてしまうことになる。

 

 あれはひどい土砂降りの雨の日だった。今でもよく覚えている。公安0の仕事もないし、家で休みにしたというお姉ちゃんに学校の宿題を見てもらっていたら、四葉の屋敷の玄関の方から怒鳴り声が響いてきた。土砂降りの雨の音をすべて打ち消すほどの大声が屋敷中を震撼させたのだ。 

 

「出てこい佳奈多ッ!!話があるッ!!!」

 

 この四葉(よつのは)の屋敷に来てからは親族連中とは顔を合わせることは少なくなっていたとはいえ、居間だって私は会いたいとは思えない。二度と顔を合わせないでいられるのならそうしていたいと思う人間たちの怒鳴り声は私を一瞬にして気を凍らせるには十分すぎるものだった。ビクビクと震えが止まらない私の手をお姉ちゃんが握り、ここで待っていろと言った。その後は、はぁ、と真底嫌そうな顔をして佳奈多は玄関の方へと向かっていった。私はここで宿題の続きをしてろと言われたけれど、どうしても様子が気になってこっそりとついて行った。どうして様子を見に行こうとしたのかはわからない。そもそも雨の日にはいい思い出がないし、何より謝罪のための無理矢理飲まされた泥水の味が忘れられない。決して好奇心なんかではなかったはずだ。理屈では説明できないけど、この時の私はどうしても嫌な予感を振り切れなかったのだ。

 

「これだけの土砂降りの中、わざわざお越しいただいてご苦労様です。用件があるなら電話でいいと思いますが、いったい何の用でしょうか」

「佳奈多。お前に聞きたいことがある。四葉(よつのは)(ツカサ)はどこにいる?」

「ツカサですか?私が知っているわけはいでしょう」

「あのガキはお前の補佐役だったろう!!」

「それが何か?別に四六時中一緒にいるわけでもありませんし、一体何があったのですか?」

 

 佳奈多に怒鳴っている人物は私にも見覚えがある。確か、四葉公安委員会に所属している超能力者(ステルス)の一人だ。確か名前は、三枝葉平(ようへい)……だったか。

 

「ツカサと連絡が取れなくなって一週間たつ。この一族にとって大事なこの時期に、だ」

「それで?ツカサと連絡が取れなくなったからってわざわざみな様おそろいでここまでやってきたのですか?おかしなものですね。超能力者(ステルス)にあらずんば人にあらずと、この一族の中で超能力者(ステルス)でないからというだけで彼を見下してきたのはあなたたちでしょうに」

「ふん。普段ならお前に一からわからせてやるところだが、あいにくとそんなことも言っていられなくなったのでな。佳奈多。お前は一体何を考えている?」

「と、言いますと?言っている意味がよく分からないのですが」

 

 とぼけるな、と親族の一人は佳奈多を怒鳴りつけた。

 

「あのガキが青森行きのチケットを駅で先日購入したことが分かっている。何をしに行ったのか聞いてないか?」

「案外単に指名で秘密依頼(シークレットクエスト)が入ったのかもしれませんよ。あいつ、戦闘能力皆無ですけど腐っても尋問科(ダキュラ)ではSランクですからね」

「そうだといいがな。だが、青森にはあの星伽神社もある。警戒するにこしたことはない。そして何より、この大事な時期に依頼なんぞ受けるわけがない。佳奈多、とぼけるのもいい加減にしろ。お前は一体何を企んでいる?」

「別に何も。言いたいことが言い終わったならさっさと帰ってもらえませんか」

 

 ここからでは佳奈多の顔を見ることはできなかった。

 でも、ものすごく不機嫌だろうことは分かる。

 佳奈多は喜怒哀楽を表情いっぱいで表現するようなタイプではないけど、ずっと一緒にいたから雰囲気だけで分かるのだ。帰ろうとする三枝の家の叔父たちが、傘をさして出ていこうとしたときに、一言だけつぶやいた。

 

「佳奈多。一族を裏切ってみろ。ただで済むと思うなよ。このことさえ忘れてしまったなら、もう一度お前を教育する必要がある」

 

 それからのことは一瞬だった。

 気が付いたときにはもう、押しかけてきた親族たち三人は土砂の中に叩き付けられていた。

 

「―――――教育、ですって?」

「あぁ、なんども言わすなよ、クソガキ」

「笑わせないでちょうだい」

 

 親族たちも佳奈多が自分たちに刃向うとは考えていなかったのか、今自分たちが何をされたのかいまいち状況がすぐにはつかめていないようだった。

 

「アンタたちこそいい加減理解した方がいい。この私がいつまでもアンタらのいいなりのままだと思わないことね。大体、一体誰がこの私を教育するって?汚物にたかる虫けらどもが人様に向かって教育ですって?面白い冗談を言うものね」

 

 この人は一体、誰だ?

 私は目の前に映る人が一体誰であるのか一瞬わからなくなった。

 私はお姉ちゃんのこんな様子は見たことがない。私の名前を呼びながら微笑んでいた時からは想像もできない。

 

「そうだ叔父様方。私、この間学校で魔術を一つ学んだの。見てもらえるかしら?」

 

 お姉ちゃん自身、土砂降りの雨に打たれながらのあまりにも場違いな発言に、何をするつもりだと親族たちは警戒心を強めている。わたしだってそうだ。佳奈多が何を考えているのか、全く理解できないでいる。楽しげに微笑む姿はまるで魔女。

 

「それではこれより、錬金術をお見せしましょう」

「錬金術……だと?」

「ええ。私は生憎と未成年なので、自分では確認を取ることができないで協力してくださいね」

「な、なにをするつもりだ?」

「そう心配しなくてもいいですよ。昔叔父様たちが教育と称して見せてくれた簡単な錬金術です」

 

 佳奈多は笑っていた。愉しげに笑っていた。タノシクッテオカシクッテショウガナイ。

 けれど、そこには私に向けてくれていたような温かさは微塵もなく、あるのはただ残虐性があるだけだ。

 

「レディースエーンドジェントルメーン。それでは皆様お待ちかね。『泥水を酒へと変化させる錬金術』をお目にかけましょう」

 

 宣言と同時、佳奈多の姿が一瞬で別の場所へと移動する。そして、倒れたままの親族の髪を無理やりつかみ、土砂降りで出来た水たまりに顔面を押し付けた。プハッ!!と叔父が咳き込む様子を見せるが、佳奈多はそんなことには気にも留めない。そのまま窒息死しても意に介さないとばかり、お姉ちゃんは親族を泥水に押し付けたままアハハハハハと笑っている。

 

「ねえ、どうです?おいしいですか?酒になりました?私は未成年だから酒の味ってものがよくわからないんですけどねぇ」

「か、佳奈多!お前、こんなことしてただで済むと……」

「こっちは酒になったかって聞いてんでしょうがッ!!!」

 

 佳奈多はもう一度頭を叩きつけた後、今度は足頭部を踏みつけた。

 誰も叔父の一人を助けようとしない。

 数では圧倒的に勝っているはずなのに、佳奈多が怖くて何もできないでいる。

 

「お、おちつけ佳奈多!!」

「お前、自分が今何をしているの分かっているのか!?四葉公安委員会をそのまま敵にまわすことになるんだぞ。いくらお前が公安0の一員だからと言って、何でも許されると思うなよ!!」

 

 傍観していた親族連中の静止の声も、今のお姉ちゃんには全く聞こえていない。

 耳障りだと感じたのか、超能力を使って一瞬で消えては親族たちを水たまりに放り投げていく。

 全員を叩きのめした頃には、佳奈多を止める声はもう出てこず、謝罪する声が聞こえてきた。

 俺たちが悪かった。言いすぎだった。だからもうやめろ。

 それは私が初めて聞く叔父たちの弱気な声である。

 

「―――――――一体何を言っているの?おかしなことを言うものね。私はあんたらが昔やったことをやっているだけじゃない。何の罪もなければ三枝の神様が助けてくれるんでしょう?ほらほら、せいぜい三枝の神様に祈りなさい。かつて私や葉留佳がそうさせられたように!!教育(しつけ)と称してアンタらが私達にやったみたいにッ!!」

 

 佳奈多は叔父の顔面を押し付けた泥の水たまりの泥水を救い上げ、口に含んだ。

 そして、ギラリと叔父たちをにらみつける。

 

「なーんだ。まだお酒になっていないじゃない。本気で謝罪したら三枝の神様が助けてくれるんでしょう?酒に変わるのでしょう?私はアンタたちから教わったのよ。ということは、アンタたちは反省なんてこれっぽっちもしていないようね。それとも私の錬金術が失敗したか。まぁどっちでもいいか。こういうものは練習あるのみよ。付き合ってくださるわよね、オジサマ」

 

 これ以上は止めてほしかった。確かに私は親族たちのことが嫌いだ。だけど、お姉ちゃんの今の姿はこれ以上は見たくはない。だからお姉ちゃんを止めないといけないと、そう思うのに怖くて何も言葉を口にすることができなかった。佳奈多を止めるための音を出したのは私ではなかった。パアンッ!!という銃声が鳴り響いた。いきなりの音に怖気づいてしまったが、すぐに音の発生源については気が付いた。

 

「もうよせ佳奈多。いったい何だというんだ」

 

 幹久叔父さんが帰ってきたところだった。叔父さんの手には銃が握られている。

 

「お前、最近ちょっと変だぞ。公安0の方で何かあったか?」

「……幹久(みきひさ)叔父様。言いたいことはそれだけですか?」

「何がだ?」

「私に言うべきことは、それだけですか?」

「質問するのはこっちの方だ。こんなことをして何のつもりだと聞いている」

 

 アハ。アハハハハ。

 佳奈多はまた壊れたように笑い出す。

 今の佳奈多の笑った顔は、とてもじゃないが痛々しくて見ていられなかった。

 

「幹久叔父様。ツカサのことは聞いていますよね」

「ああ、失踪したんだってな。お前、一体何を企んでいる?」

「あなたが私を前に今言うべきことは!!ツカサについて問い詰めることじゃないのか!!それが親ってもんじゃないのかッ!!それができないから見切りをつけられるッ!!血が繋がっていても家族だと思われなくなるッ!!この際だからはっきりと言っておくわ。私はあなたたちが大嫌いよ。一族、一族、一族とアンタらは呪いのように一族という言葉を口にして、家族という言葉を全く口にしないし大切にもしない。どうせ私のことだって、一族にとって有意義だからもてはやしているだけでしょうに。もう私は知っているのよ。三枝一族をつぶそうとした公安0の裏切り者、三枝(しょう)がいったいどうして―――――」

「佳奈多ッ!!それ以上は口にするなッ!!」

 

 三枝昌。私の実の父親の名前が出たことに、思考が止まってしまう。

 今、お姉ちゃんは何を言おうとした?

 言葉こそ幹久叔父さんにとめられたものの、何を言おうとしたのかは推測できてしまう。

 

 三枝(しょう)

 私にとって、こいつこそが私を不幸へと叩き込んだ元凶だ。いままでそう教えられてきた。

 私がお姉ちゃんと違い超能力者(ステルス)ではないのは、こいつが一族を裏切った罰当たりな人間だから、私には三枝の神様は超能力を奪ったのだと。でも佳奈多の言い方を聞くに何か違う。親族の言うことを信じているわけじゃない。でも、信じていないとやっていられないというのはあった。そうじゃないと超能力者(ステルス)ではないということで蔑まれ、犯罪者の娘だと罵られて生きてきたのは一体なんだったんだ。罰が必要だと、執拗に殴られ続けたのは何のためだ。

 

「もう我慢ならん。幹久!!拘束の命令をくれッ!!」

「拘束?私を取り締るか。やれるものならやってみなさい。私が超能力だけで公安0が務まってきたと思っているのなら大間違いよ」

「佳奈多。一体何が不満なんだ。お前が欲しがったものはすべて与えたはずだ。公安0就任祝いになんでもやると言ったとき、お前は妹との生活以外何も求めなかった。そして、これからわれら三枝一族は何もかも手に入れることになる。手に入らないものが逆に何もない時代が待っているんだ。それなのに、お前は何が不満だというんだ!!」

「……じゃあ聞くけど、アンタらが一体私に何をくれたというの?アンタたちといて私の心が一度でも安らぎを感じたとでも思っているのかしら。私が欲しいものはアンタらはすべて取り上げたじゃない!!この一族がこの先どうなろうと正直どうでもいい。でも、それに私達(・・)を巻き込まないでッ!!私から葉留佳を奪わないでッ!!」

 

 その言葉を聞いた瞬間、私は傘もささずに土砂降りの雨の中走り出していた。裸足のまま冷たい地面を蹴り、佳奈多の背中から抱き付いた。私は怖かったのだ。このまま続けたら、お姉ちゃんが全くの別人のように変わってしまいそうで怖かったのだ。

 

「……何をしているの葉留佳。こんな雨の中外に出てきたら風邪をひくわよ」

 

 そして、お姉ちゃんの口から出てきたのはそんな言葉だった。

 雨に打たれて徐々に身体が冷たくなっていくのに、どうしてか私が抱きしめる力だけは一向に落ちる気がしなかった。

 

「もう、やめて。これ以上はもうやめようよ」

「……温かいお風呂を用意しないといけないわね。先に戻って用意しておくわ。早く来なさいね」

 

 この時お姉ちゃんが何を思ったのかはわからない。けどそう言った途端、お姉ちゃんはその場から消えた。

 きっと超能力で移動したのだろう。

 

「待て。俺たちはまだあいつから謝罪の言葉を聞いていない!ここまでなめられて引き下がれるか!」

「……佳奈多には俺からきちんと言っておく。だから、お前たちも今日はもう帰ってくれ」

「幹久!!」

「佳奈多のことは俺が責任をもって監視する。きっとあいつも公安0での仕事に忙殺されて疲れていたんだ。俺たちが佳奈多にやらせていることを考えればストレスがたまるもの無理はない」

「しかしッ!!」

「……頼む。この通りだ」

 

 幹久おじさんが頭を下げる。幹久叔父さんは四葉公安委員会の委員長。さすがにここまでされると顔を立てないわけにはいかなかったのか、仕方なしとはいえ他の叔父たちも引き下がる。

 

 でも、私はどうしても、何かが変わってしまう前触れような感じを気のせいだなどと思えなかった。




三枝一族が滅ぼされたということはアドシアード編の時点で判明していたことですが、あれから印象が結構変わったのではないかと思っています。いろんなことがわかってきましたしね。

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