思い付いたこと書いたけど意味わからない。
それほどまでに狼狽えていると言っても過言ではない。霊夢にきつく中られて神社から逃げ出した。家に帰ると言うより宛もなく逃惑った。気がつけば湖にいて、紅魔館も目前に迫っていた。
今の私は手ぶらで、持ってきた物は何処かに忘れた。記憶の片隅にもない。本当に何処にやったのか。……そうか、これが俗に言う、天狗の仕業かっ! おのれ。……いや、天狗が態々私に嫌がらせするはずないか。もしされてても中身食べてくれるなら嬉しいし、感想を頂けるのなら追加をしてもいいくらいだし。ただ、アリスのように好き嫌いを言わずに頑張って食べるなんて事をしないでくれるなら尚更いい。
そうだ、気分転換に美鈴と話そう。せっかくここまで来たのだし。空気というか、側に居ると落ち着くのだ。お姉さん気質というか、居心地がいい。多分これは咲夜もわかってくれると思う。
門に迫ると何故か空気が重い。美鈴は居るには居る。が、いつものニコニコとした顔ではなく、厳つい表情で警戒していた。私が最初に謝りに来たときよりも空気が重い。何かあったらしい。
「……美鈴?」
「おや、魔理沙さん。こんな時に何故此処に?」
「こんな時ってのがよくわからないんだが。……相談というか、愚痴というか、ちょっと話せるか?」
「……だいぶ波長が乱れてますね。貴女は関係無さそうですし構いません。けれど警戒しながらでよろしいですか? お嬢様方からの頼み事があるので」
「ありがとう。仕事の邪魔しない程度に話すね」
警戒しながら、と言っていたが私の話に終始返事をしてくれて嬉しかった。話した内容は、霊夢に謝りに行ったら怒鳴られて、持ってたバスケットを放って、逃げ惑ったこと。とても辛かった。けどスッキリした。弾幕勝負よりも肉体言語の雰囲気過ぎて涙目だったこと。(本当に泣いたけど)
美鈴の側は落ち着くと言ったら暫く居てもいいと了承を得た。とてもありがたかった。彼女が神様なら信仰モリモリだ。それくらいありがたかった。
そして心構えから落ち着けて気付くことがあった。なにかがおかしいのだ。というか、地震は普通に起きることだと思うのだが、その頻度だった。
霊夢に会いに行くとき揺れていた気がしたが、揺れる(地震で)だったらしい。物理的に揺れていたのに気づかない私、本当に落ち着けよ。
美鈴が警戒しているのもそのせいだったようだ。霊夢の神社が壊されている事は伝えので、もうすぐ解決するだろう。謝るのはそれからで。今は逃げたい。や、それがダメなのは理解してるけど、反射的に逃げるのだ。喧嘩ダメ絶対。イタイのヤダ絶対。
駄々をこねてたら、美鈴に少し日が下がるまで一緒に居ませんかと誘われた。天使か。
そろそろ忘れられた頃かなって思って必死に仕上げました。短編なのに11も続いてびっくり。
美鈴は天使。
つづけ!