虹の軌跡   作:テッチー

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虹の軌跡内の人物ノートです。お暇つぶしにどうぞ。
※ 『虹の軌跡Ⅱ ~Prism of 《ARCUS》』にも引き継がれる内容です。


虹の軌跡 人物ノート

★リィン・シュバルツァー★

 

①『重心』……サラ曰く中心ではなく重心。その言葉の通り、日々の出来事は彼が起点になりつつも中心ではなかった。しかし不遇なことには大体巻き込まれる。

 

②『不可抗力』……己の意思とは無関係に、あれやこれやと引き起こす。女性陣を被害に合わすことが多いが、それはそれできっちりと報復される。

 

③『記憶喪失』……不可抗力の後の女子達からの報復や、ショッキングな出来事に直面することでこれに至る。失って取り戻し、また失うの悪循環。精神の均衡を保つ防衛反応のようなものらしい。

 

 

 

☆アリサ・ラインフォルト☆

 

①『マネキン』……マルガリータから逃れる為の策。即興で取ったお嬢様ポージングはフェリスと正反対だった。

 

②『じぇらしー』……リィンが他の女性の話をすると、なぜか苛立つ。責めて、攻めて、彼を追い詰める。

 

③『マルガリータ戦』……フェリスの為に、女性陣を率いて奮戦した。体育大会含め、計4回交戦しているが、完全に撃退するには至らなかった。

 

④『乙女の嗜み』……エマの部屋にあった禁忌の書の一端を見てしまう。危うくその道に踏み込みかけたが、エマに全力をもって阻止された。

 

 

 

★エリオット・クレイグ★

 

①『猛将』……たぎる男の代名詞。ミントとケインズの勘違いから、この称号を冠されてしまった。

 

②『疑惑』……ユミルを訪れた際、不幸な勘違いが重なって、Ⅶ組の仲間からも猛将疑惑をかけられてしまう。一応誤解は解けたが、女子達はまだ少し警戒しているようだ。

 

③『伝播』……叫び回るミントと、間の悪いケインズの掛け合いによって、猛将の名はトリスタ中に拡がりつつある。またミスティの手によって『猛将と愉快な吹奏楽部』が、アーベントタイムでも紹介された。

 

④『反撃』……体育大会での《M》との戦闘時、ケインズ諸共にセブンラプソディを食らわし、図らずも引導を渡した。

 

 

 

☆ラウラ・S・アルゼイド☆

 

①『特訓』……エマから借りた本に感化され、文化系男子のエリオットとガイウスを強制特訓に付き合わせた。その後、協力を頼んだポーラとは友人となる。

 

②『みっしぃ』……ブリジットとアランのデートを影ながら護衛する為の変装。着ぐるみはミヒュトから30000ミラで買い取った。

 

③『淡い想い』……密かに芽生えた小さな気持ち。ラウラ自身はまだその想いに気付いておらず、友人達から様々なフォローを受ける。

 

④『料理』……何かしらを心得た友人達に促されるまま、次々と攻撃料理を量産する。調理場にラウラが立つと男子達は部屋に退避するが、リィンだけは呼び出され、毎回試食をする羽目になる。

 

 

 

★マキアス・レーグニッツ★

 

①『お節介な眼鏡』……アランの男気をブリジットに見せる為に色々と策を弄するが、らっしぃ(ラウラみっしぃ)により、ことごとく失敗に終わった。

 

②『やさしい眼鏡』……魔獣にさえ手を差し伸べる、情に厚い男。そんな彼に魔獣達も心を開いた。

 

③『割れる眼鏡』……事ある毎に割れる。何とか防衛しようとするが、宿命付けられているかのように割れる。

 

④『割れない眼鏡』……体育大会では執拗に眼鏡を狙う敵から、ついに眼鏡を守り切った。燦然と輝く眼鏡は何よりも眩しい。

 

 

 

★ユーシス・アルバレア★

 

①『ユーシス先生』……日曜学校の一日先生をやって以来、子供達からそう呼ばれている。からかい混じりでフィーとミリアムが呼ぶと、怖い顔で睨みつける。

 

②『お邪魔虫』……悪気はないが、リィンとラウラの間に割って入る。機嫌の悪そうなラウラの視線には気付かず、いつもの不遜な態度を貫き通す。

 

③『ゆっしぃ』……みっしぃの着ぐるみをまとって子供たちの相手をした。鳴き声は『ゆししっ!』

 

④『天然貴族』……赤面必死の台詞を意図せず、平然と言い放つ。言った本人にその自覚はないが、ロジーヌは盛大に照れる。

 

 

 

☆エマ・ミルスティン☆

 

①『用務員との因縁』……些細な勘違いから、ガイラーに追われ続けることとなる。彼女のトラブルはここから始まった。

 

②『偽らざる心』……何かを隠していても、心まで騙してはいけないと気付いた。それを悟らせたのはガイラーだが、実際は違う意味合いだったようだ。

 

③『決意』……屋台勝負の折、ガイラーの魔手がⅦ組の男子達にも迫りつつあることを感じ、クラスの安寧を守る委員長として彼と戦うことを決意した。

 

④『お母さん』……フィーとミリアムの睡眠、勉強の管理を一手に担う。生活指導に入る際には、丸眼鏡がきらりと光るらしい。

 

 

 

☆フィー・クラウゼル☆

 

①『因縁浅からず』……お互い認知していないが、ケネスとの出会いは十年前にさかのぼる。幼いフィーはレイクロード兄弟をまとめて落とし穴にはめていた。

 

②『仲間想い』……サラとの銃撃特訓の際、マキアスを囮に使う案を承諾したクロウを諌めようとした。訓練であっても仲間を大事にしている。

 

③『トラップ妖精』……ミリアムと学院中に罠を仕掛け、大量の犠牲者を生み出した。学院生達の悲鳴はトリスタ駅まで届いていたらしい。

 

④『Sクラフト』……サディスティック・クラフト。発動毎に大抵ケネスを虐げるが、当のフィーにそのつもりはない。

 

 

 

★ガイウス・ウォーゼル★

 

①『兄貴分と弟分』……迷子の兄妹をクレインの元に送り届けたことで、彼との交友関係が始まった。時々水練の指導もつけてもらっているらしい。

 

②『カラミティホーク』……追い詰められた時の緊急回避、及び状況打破として度々使用する。しかし無事に窮地を脱した試しはない。

 

③『脱衣』……胸像を彫るクララに不用意に近付くと、モデル代わりに脱がされる。引き締まったノルドボディはヴィヴィを喜ばせた。

 

④『ノルド盛り』……限界突破の超大盛り。果てしない大量のポテトサラダは、雄大なノルド高原を眼前にした時と同じく、いかに人間一人が小さなものかを教えてくれる。

 

 

 

☆ミリアム・オライオン☆

 

①『料理は楽しい』……粘土遊びをするようにひき肉をこねるので、彼女が作ったハンバーグはほとんど売り物にならなかった。ちなみにさすがのミリアムも生肉は食べないらしい。

 

②『ガーちゃんは乙女?』……ユーシスに好意を持ったり、温泉を覗かれて怒り狂うなど、アガートラムには乙女成分が多いようだ。

 

③『罠兎(トラップラビット)』……フィーと一緒に学院中に罠を仕掛け回った。更衣室のプレート張り替えは彼女の仕業で、マキアスがその被害にあった。

 

④『マルガリータとペア』……マルガリータを恐れない数少ない人物でもある。料理トーナメントでは同じチームとして出場した。

 

 

 

★クロウ・アームブラスト★

 

①『策士』……イベント事の作戦立案を担う。落ち度はないのに、なぜか裏目に出てしまうことが多い。

 

②『ガンナー三兄妹』……マキアスとフィーを率いて、サラと銃撃戦を繰り広げる。マキアスの眼鏡と引き換えに、辛くも勝利することができた。

 

③『ダメな先輩』……培った全てのスキルを総動員して、アンゼリカと共に温泉ののぞきを行う。しかし女子達に企みが露呈した結果、砕けた夢が刺さり、痛みに喘ぐこととなった。

 

④『対戦車』……マルガリータと戦う際、不敵なセリフを前口上とするも、一秒後にはあえなくはねられる。

 

 

 

★パトリック・T・ハイアームズ★

 

①『リーダー』……体育大会のメンバー集めの際、成り行きで貴族チームのリーダーとなる。仲間を率いてリィン達Ⅶ組に打ち勝つと決意した。

 

②『気になるあの娘』……フリーデル戦で彼を立ち上がらせたのは心に映ったエリゼだった。ハイアームズの名ではなく、己の誇りを剣に乗せて、渾身の一突きを繰り出した。

 

③『采配の資質』……体育大会で帝国解放戦線に対してⅦ組が行動を起こした際、その援護につくよう貴族チームに指示を出した。

 

④『届かないハンド&ハート』……差し出した手はエリゼに選んでもらえなかった。その後、彼女を守るためにもう一度駆けつけたが、サーベルだけ持って行かれてしまった。

 

 

 

☆フェリス・フロラルド☆

 

①『始めてのお買い物』……アリサとの待ち合わせの時間よりかなり早く来ていた。楽しみと緊張の中、第一声の練習をしていたが、間違ってガイウスに言ってしまった。

 

②『ミートハザード』……ヴィンセントを籠絡せんとするマルガリータに、事あるごとに追跡される。もはや肉の災害。

 

③『努力と代価』……運動神経は決して高くないが、来たる体育大会に向けて、必死でナイトハルトの特訓に食らいついた。乗り越えはしたが、あまりにハードな内容に少々トラウマを負ってしまっている。

 

④『フェリサハリケーン』……アリサとの連携技。ずっと二人で練習していたが、初お披露目は試合中ではなく、帝国解放戦線との戦闘中となった。

 

 

 

★ケネス・レイクロード★

 

①『襲来』……朝釣りしていると背後にフィーが現れて、オオザンショを強奪していった。ちらつく双銃剣は彼の脳裏に消えない恐怖を刻み付けた。

 

②『惨劇』……ガイラーにも目を付けられ、何かと餌食にされる。流れる涙が地面に染みを作り、ケネスの心を蝕んでいく。

 

③『調教』……悪意のない虐げは連日続き、やがてはそれが普通なのだとケネスは錯覚していく。

 

④『覚醒』……気付けば平穏な日常に物足りなさを感じていた。釣り上げたトラードに頬を打ち据えられた瞬間、それまであった虚実の世界は崩れ、ケネスは己の内にある真実に触れた。

 

 

 

☆ブリジット☆

 

①『ラウラと友達』……アランとのヘイムダルデートの折、尽力してくれたラウラと友人となる。みっしぃの中身がラウラということには薄々気付いていたようだ。

 

②『一つの傘の下で』……雨の日にアランと相合傘で学院を出たが、別れて寮には帰らず、一緒にご飯を食べに行った。

 

③『トランペッター』……ピアノ担当だが、最近はトランペットも吹けるようになった。主な用途は威嚇と三半規管攻撃である。

 

④『対等である為に』……体育大会では貴族チームとしてラウラと戦う。遠慮はせず、友人として互いに全力をぶつけあった。

 

 

 

☆マルガリータ・ドレスデン☆

 

①『薬品クッキー』……何らかのブツを混入させられた忌まわれたクッキー。脳内の扁桃体とA10神経に作用し、過剰なドーパミン分泌を促すことによって、対象の恋愛感情を己に誘導することができる。

 

②『赤いバラと白いバラ』……マルガリータの私室に飾られている、自分と想い人を重ねた二対のバラ。体育倉庫に匿われていたヴィンセントにムフォッと飛びついた際、赤いバラは花開き、逆に白いバラは全ての花弁を散らせた。

 

③『料理上手?』……料理コンテストで見せた意外な一面。一応まともな料理は作れるらしい。かなりの腕だが、結局はミリアムに邪魔された。

 

④『デンジャラス肉玉』……ロゼッタアローとクラウ・ソラリオンの高エネルギーを一手に受け止めるなど、その力は常軌を逸している。握力は万物を握り潰し、脚力は大地を粉砕し、咆哮は空を震わす。ちなみに彼女の事を初めてデンジャラス肉玉と呼んだのはエマだった。

 

 

 

★ヒューゴ・クライスト★

 

①『合理的』……ベッキーと販売スタイルのことで口論となり、妥協案としてリィン達にマーケティング調査を依頼した。

 

②『商魂たくましく』……全て売り切れないことは織り込み済みだった。材料費の元を取る為、打ち上げと称した在庫処分兼買取をさせることを始めから段取りしていたようだ。

 

 

 

☆モニカ☆

 

①『ガールズトーク』……ラウラを介してポーラとブリジットととも友人となって以降、学生会館の食堂に集まることが多くなった。話す内容は概ね勉強、部活のことだが、最終的にはどうしても恋愛話が多くなる。

 

②『モニカニ』……カスパルと口ゲンカした際、そんなあだ名を付けられた。闘気を高めると背後でシュラブの幻影がはさみを持ち上げる。

 

③『Sクラフト』……スイマーズ・クラフト。魚達の動きを模した格闘戦技のことで、様々なバリエーションが存在する。モニカの使用する技の名前は、なぜか甲殻類系が多い。

 

④『友情』……帝国解放戦線襲撃の時には逃げようとせず、ポーラとブリジットと一緒に一人で戦うラウラの救援に駆けつけた。

 

 

 

☆ミント☆

 

①『勘違い』……エリオットはミントの為に音楽書籍を探していたが、彼が大人の紳士本を購入していると思い込んでしまった。

 

②『同期としての理解』……エリオットを猛将だと誤解したが、それでもミントは彼を否定しなかった。受け入れ、見守ることが友人なのだと、間違った方向に理解を示す。

 

③『猛将同盟』……猛将エリオットを慕う者としてケインズとは仲がいい。愛読している小説の新刊情報などを教えてもらっているようだ。

 

④『M4オペレーション』……叔父のマカロフとメアリーの仲を進展させようと、エリオット共々に策を練ったが失敗した。

 

 

 

☆ベリル☆

 

①『太陽は天敵』……陽の光を浴びると何かが起こるらしい。何が起こるかは不明。

 

②『ベラ・ベリフェス』……彼女が使役している(らしい)守護精霊。外出も許可をもらう必要があるとのこと。

 

③『黒い青春』……レックスといい雰囲気になったが、どこにときめくポイントがあったかは、ミスティでさえも分からなかったようだ。

 

 

 

★カスパル★

 

①『カサギン』……モニカとの口ゲンカの際、そんなあだ名をつけられた。闘気を高めると背後でカサギンの幻影が背びれを立てる。

 

②『Sクラフト』……スイマーズ・クラフト。モニカより使用する技数は多いが、決定打に欠ける。

 

③『蝶のように』……足が滑って半裸のままコレットに覆いかぶさろうとしてしまう。直後に反撃を受けて失神するが、その手の動きはバタフライと酷似しており、奇しくも陸の上で新たな泳法を習得することとなった。

 

④『裸スパル』……誤解を解こうとコレットに迫るが、その度不幸なアクシデントが重なって半裸になる。ヴィヴィが『ハッスルしたカサギン』と命名した。

 

 

 

★アラン★

 

①『マキアスと親友』……ブリジットとのヘイムダルデートの一件でマキアスと友人となる。性格的な相性は元々合っていたようだ。

 

②『ピザ』……マキアスとはよく《キルシェ》で雑談をする。いつの間にか謝罪や感謝の気持ちは、ピザをおごる枚数や種類で示すようになっていた。

 

③『青春』……たまにブリジットの手作り料理を食べさせてもらっているらしい。マキアスが言及してくるが、照れるので何とかはぐらかそうとする。

 

④『魔獣と共闘』……体育大会では魔獣と共にマキアスの援護を行った。その後、正式にクロとルーダを紹介され、図らずも魔獣との付き合いが始まってしまった。

 

 

 

☆リンデ☆

 

①『興味津々』……クララの指示によりガイウスが服を脱ぐのを、顔を手で覆いながらも指の間からがっつり見る。引き締まった彼の肉体を目の当たりにし、黄色い歓声を上げた。

 

②『脱衣』……芸術という大義の下、彼女もクララに脱がされる。抵抗空しく柔肌が晒され、乱れた着衣とも相まって何とも際どい風体となる。

 

③『何で目を合わせてくれないの』……ヴィヴィのいたずらによって、ガイウスと微妙な空気になることもしばしば。

 

 

 

☆ヴィヴィ☆

 

①『状況操作』……事態を面白そうな方向に転がそうとする。悪意はないが、被害は増幅する。

 

②『楽しいことが好き』……いたずらを仕掛けるなら、自分の身を呈することもいとわない。特にリンデに扮する時は“過ぎたセクシー”を前面に押し出す。

 

③『双子のシンパシー』……合わせたわけではないが、なぜか下着の色がそろう。試着室にやってきたアンゼリカに目撃された。

 

 

 

☆コレット☆

 

①『悪夢』……半裸のカスパルが夢に現れる。冷蔵庫の中にいたり、空から降ってきたりと登場の仕方も様々で、しばらくうなされ続けた。

 

②『Sクラフト』……ストーン・クラフト。拾ったゼムリアストーンをそのまま打撃に使うシンプルな技。七耀脈の力を授かりし強力無比な一撃は、乙女の危機を幾度も打ち払った。

 

 

 

★レックス★

 

①『ベリルが気になる』……写真部とは向かいの部室なので、陰気な彼女を何かと気にしていた。

 

②『心霊写真部』……ベリルと仲が良くなり、怪しげな部活を立ち上げようとした。その後生徒会に申請しには行ったが、トワにより否決されている。

 

③『強奪されたカメラ』……体育大会の借り物のお題にカメラとあり、フリーデルに追い回される羽目になる。奪われた後でちゃんとカメラは帰ってきたが、いつの間にかデータが消されていた。

 

 

 

★ムンク★

 

①『無個性』……ラジオと前髪しか特徴がない。トラップ騒動の折、タライを頭に落とされて物言わぬ屍の一体と成り果てた。

 

 

 

☆ポーラ☆

 

①『ポーラ様』……スイッチが入ると瞳が嗜虐の色に染まり、女王様気質が溢れ出す。『跪いて馬におなり』などの素敵な言葉を普通に言ってしまう。

 

②『AorB』……精神を追い詰めるような二択を度々ラウラに強要する。その実は彼女の為を想っての事だったりする。

 

③『鞭とムチ』……馬用の鞭と女王様仕様のムチを使い分ける。強制特訓に付き合った際は、高笑いを上げながらエリオットとガイウスを追い回した。

 

④『友達思い』……ラウラが作ったフィッシュフライを見て涙ぐんだり、それを部屋に飾るなどと言ったりするなど、友情には厚い性格のようだ。

 

 

 

☆ベッキー☆

 

①『商いの話術』……半ば押し切る形で、Ⅶ組を売上調査に協力させた。相手を畳みかけるように話しながらも、筋道を立てて論破するのは、商人としての必須スキルだろう。

 

②『本戦は学院祭』……Ⅶ組同士の売り上げ勝負は引き分けとなったが、雌雄を決するのはやはり学院祭となりそうだ。顧客ニーズを知る上で、この依頼は思いのほか参考になったらしい。

 

 

 

☆ロジーヌ☆

 

①『クッキーが焼けました』……泣く子も笑う絶品クッキー。何気にユーシスの胃袋も掴んでいる。間違っても妙な薬品は入っていない。

 

②『お願いがあるのです』……慣れた相手には明け透けに物を言う。意外に物怖じしないらしい。

 

③『ユーシスさん……』……一日教師を頼んで以来、ユーシスと話す機会が増えた。ユーシスも教会に足を運ぶ回数が増えたので、最近一緒にいる時間が多い。

 

④『人質には私がなります』……カイ達を人質にしようとする《N》に自分から願い出た。控え目だが、気丈で芯の強い性格のようだ。

 

 

 

☆アンゼリカ・ログナー☆

 

①『共謀』……クロウと組んで温泉のぞきを敢行した。本人が言うには、学院生活を締めくくるにふさわしい達成感が欲しかったとのこと。

 

②『リビドーによる強化』……揺るがない目的意識が彼女のスペックを限界以上に引き出すことで、複雑な暗号表を五分で記憶した。

 

③『ゼロ・インパクト』……凹凸がゼロのミリアムと変動がゼロのトワをそう例えた。その後、本物のゼロ・インパクトはクロウの腹に炸裂した。

 

④『本当の心情』……学院を休学し、アンゼリカはルーレへと帰っていった。温泉騒動のことは『一緒に馬鹿をやる相棒が欲しかった』のが案外本音なのかもしれない。

 

 

 

★ヴィンセント・フロラルド★

 

①『ビームが直撃』……アガートラムのビームによく巻き込まれる。消し炭になっても復活するのは身代わりマペットを装備しているからである。(本来はマルガリータ用)

 

②『妹思い』……罠にかかったフェリスを誰よりも早く助けに行ったのはヴィンセントだった。愛する妹の為なら危険もいとわない。

 

③『餌』……体育大会ではマルガリータを制御する為に生贄にされた。愛する妹の為にがんばったが、その案を出したのは愛する妹だった。

 

 

 

☆フリーデル☆

 

①『微笑みの爆弾』……笑顔を浮かべながら、どぎついノルマを課してくる。

 

②『スキルよりもハート』……剣は届かずとも心は届いた。それはパトリック達に力を貸すに値する理由だった。

 

③『最強のバランス型』……その実力は学院内屈指。高いレベルでまとまったオールラウンダータイプで、試合中はⅦ組勢を苦戦させた。

 

 

 

★ランベルト・マッハ★

 

①『マッハ号GO!』……マッハ号のテーマソング。これを口ずさみながらランベルトは馬に乗る。本気を出したマッハ号は時速555セルジュに到達するとかしないとか。

 

 

 

☆テレジア・カロライン☆

 

①『優しい先輩』……妙な技を練習するフェリスとアリサを一応見守る。どんな形でも二人の仲が良くなっていくのは嬉しいようだ。

 

 

 

☆エーデル☆

 

①『育むこと』……当たり前に花は咲くものではなく、手間をかける過程やそこに込める気持ちが大切なのだとフィーに教えた。

 

②『おっとり』……フィーに頼んだはずの花の苗をマキアスが持って来ても、特に気にせずに受け取った。

 

③『大根』……二度に渡って、大根をずむっとケネスの尻に突き刺す。太く逞ましい一撃は、彼の覚醒を早めるのに一役かった。

 

 

 

★ジョルジュ・ノーム★

 

①『導力録音機』……クロウに頼まれて小型の機器を作り上げたが、それがⅦ組男子達の惨劇に繋がるとは思いもしていなかった。

 

②『君の為なら』……アンゼリカが学院を去ってから意欲が薄れていたが、フィー達の頼みを受けて、物作りの意義と情熱を思い出した。その結果、学院中に大量の罠がばらまかれることとなった。

 

③『フィクサー?』……フィーとミリアムが協力者としてジョルジュの名前を出したことで、トラップ騒動の黒幕として吊るし上げられる。騒動の後、訳も分からないままに各所から割と本気で怒られた。

 

④『技術部の真骨頂』……学院に仕掛けられた爆弾を10分程度で解体した。

 

 

 

☆トワ・ハーシェル☆

 

①『幽霊は怖いけど』……幽霊騒動の期間、二週間も恐怖を我慢して生徒会室で仕事を行った。トイレやシャワーでさえもアンゼリカに付き添ってもらっていたが、アンゼリカにとっては望むところだったらしい。

 

②『生徒会長は見た』……リィンの不可抗力を度々目撃してしまう。その都度泣きながら逃走する。

 

③『リィン君のばかー!』……リィンの不可抗力を度々その身に受けてしまう。その都度泣きながら逃走する。

 

④『陣頭指揮』……帝国解放戦線にグラウンドが包囲された際、即座にリィン達に指示を出した。その後、行動開始の合図を自らの手で下し、反撃の起点となった。

 

 

 

★ステファン★

 

①『月下の誓い』……自軍のルークはキングを守るといつの間にか誓っていたらしい。ちなみにクイーンはこの時敵軍に寝返っていたというが、常人にはよくわからない世界感である。

 

②『盤上は人生』……感情移入し過ぎて、劣勢時は心肺停止一歩手前まで追い詰められる。過呼吸状態になり、白目をむきながらも、震える手で駒を進める様はさながら修羅のようだ。

 

③『チェックメイト』……ブリザリーガパスタによって幻覚の世界におくられる。そこで巨大なチェスの駒に襲われ、危うく精神崩壊するところだった。

 

 

 

☆クララ☆

 

①『脱げ』……作品の為に目についた部員を脱がす。ガイウスとリンデがよく被害に合う。ガイウスは自分から脱ぐが、リンデは抵抗したあげくに脱がされることが多い。

 

②『芸術とは』……エマとフィーの作った錬金茶碗蒸しを食べて石化していく最中、自分自身が作品になることこそ、芸術における至高の境地と理解した。

 

 

 

★ハイベル★

 

①『適切に処理』……エリオットが買って来た(と思っている)大人の紳士本を、有害図書として直々に処分すると言った。ミントに阻まれたが、本当の思惑は誰にも分からない。

 

②『君の手は何の為にあるんだ』……猛将疑惑のかかるエリオットに言った言葉。美しい音楽を奏でるのか、美しく袋とじを開けるのかとエリオットに責め寄った。なんとなく彼も猛将の香りがする。

 

③『奏でるは肉の焼ける音』……クッキングフェスティバルでは、ラウラ達が作った出来たての野菜炒めを頭から被り、保健室に搬送されることとなった。

 

★ロギンス★

 

①『瞬殺』……稽古に身が入らないパトリックとアランに喝を入れるが、二人に対するフリーデルのお仕置きになぜか巻き込まれ、あっという間に練武場に転がる可哀想な一人になった。

 

 

 

☆エミリー☆

 

①『エミジアデストロイ』……フェリサハリケーンを羨ましく思い、テレジアに協力技の特訓を持ちかけた。しかし応じてもらえず、あえなくお蔵入りとなった。

 

②『命尽きかけても』……ワサビとカラシ入りのケーキを食べさせられ昏倒状態に陥る。保健室で生死の境をさまよっていた際、最後にもう一度テレジアとラクロスがしたいと言った。

 

 

 

★クレイン★

 

①『兄貴』……弟妹が自分を訪ねてくる日は、朝から機嫌がよかった。

 

②『苦学生なんだぜ』……ハンバーグを買った後で、ラウラの揚げたフィッシュフライを二個も買わされた。かわいい後輩だから仕方がない。

 

③『Sクラフト』……スイマーズ・クラフト。『夕焼けに映えるギガンソーディの背びれ』という大技を習得している。だが技名が長すぎた為か、たやすくラウラみっしぃに打ち破られた。

 

④『振るう拳は誰が為に』……筋の通らない解放戦線メンバーの言葉に、全霊の一撃をもって応えた。

 

 

 

★ニコラス★

 

①『気になっただけなのに……』……調理室に置いたままのラウラの煉獄弁当を開けてしまい、尋常ではない被害を受けた。

 

②『何が起きたの……』……トラップ騒動の折、調理室に仕掛けられた大量のトマトの砲撃を全方位から受け、血まみれのようになって床に転がっていた。

 

③『大好きな料理が……』……クッキングフェスティバルを企画したのは彼だった。料理の楽しさを広めたいという善意の企画だったが、最終的に煉獄の門まで開く大惨事となった。

 

 

 

☆ドロテ☆

 

①『ストーリーテラー』……列車を止めたことで駅員に咎められるが、お涙頂戴の嘘設定を並べ立て、その場を脱することに成功した。

 

②『文芸部の闇』……文芸部の男子と女子が袂を分かつことになった八年前に起きた出来事。詳細は代々の部長が口伝によって引き継がれる。怨嗟の螺旋とか紡がれる宿命とか、大体そんな感じである。

 

③『実は武闘派』……襲い来る男子文芸部をフォーク一本で次々に撃退した。屠られた一人が言うには、「闘気が獅子の形をしている」らしい。

 

④『あなたはもしかして』……ガイラーが同志《G》ではないかと勘付いたが、決定的な証拠は掴んでいない。以降、エマを追うガイラーを追うドロテという変な図式が出来上がる。

 

 

 

 

☆サラ・バレスタイン☆

 

①『大人気ないケンカ』……ハインリッヒとの口論がエスカレートし、決着案として教え子達による体育大会を開くこととなる。その際、サラはⅦ組が負けたら水着で学院掃除というペナルティを負った。

 

②『味方はルビィ』……何かにつけて生活態度を窘められるサラだが、ルビィだけは寄り添ってきてくれる。いつの間にか癒しになっていた。

 

③『水面下でもケンカ』……トラップ騒動の際、ハインリッヒと同じ罠にかかり、二人して池に落ちる。水面下で蹴り合うなど小競り合いは継続中のようだ。

 

④『堪えていた涙』……クレアの手前、気丈にしていたが、ルビィが寮から去ってしまうとその場で泣き崩れてしまった。その後二時間に渡って、女子達が慰めや励ましをしてくれた。

 

 

 

★ヴァンダイク★

 

①『ヒゲの筆』……自分の筆はヒゲで出来ているというおじいちゃんジョーク。しかしサラは本気にしてしまったようだ。

 

②『尊厳と人の道』……たとえ膀胱が破裂しそうだとしても、理性までは破裂させなかった。廊下を踏み砕きながら、鬼の形相でトイレへと向かう。

 

③『天上の門』……抑制と解放、理性と本能の狭間で、ヴァンダイクは神々しい何かを見た。

 

 

 

★ナイトハルト★

 

①『食事に感謝』……料理審査で煉獄を見たあと、食事を残す輩を許せなくなった。食事の時間になるとガレリア要塞の食堂の隅に、目を光らせる彼の姿が目撃されるという。

 

②『鬼教官』……フリーデルからの頼みを受け、貴族チームをしごきにしごき抜いた。泣こうが喚こうが、カリキュラムは軽くしない。何かにつけてペナルティを課そうとする。

 

 

 

★ハインリッヒ★

 

①『ちょびヒゲ眼鏡』……サラが心の中で抗議する際、この名を呼ぶ。本人はヒゲの手入れに20分かけている。

 

②『えろヒゲ眼鏡』……他意はなかったが、サラに水着掃除を命じたり、秘密の写真を見て口元を緩めたりと、むっつり疑惑が浮上しつつある。

 

③『ちぢれヒゲ眼鏡』……アリサ達の作ったトマトスープ改によってヒゲを燃やされた。ついでに煉獄蒸気を吸い込んで意識を失ってしまう。

 

④『正しいヒゲ眼鏡』……戦線メンバーに連れて行かれたドロテを追おうとするサラを一括し、自分達の縄を解く方が先だと諭す。学院の教頭として、私情に流されない判断を下した。

 

 

 

☆ベアトリクス☆

 

①『ベアトリクス病棟24時』……何かと災難に見舞われた二か月間。学院生達はこぞって保健室を利用したり、運ばれたりしていた。

 

②『言葉無き殺意』……ヴァンダイクの尻を直視してしまったベアトリクスは、無言でライフルを組み上げた。その後、学院内に一発の銃声が轟いたというが、詳細は明らかになっていない。

 

 

 

☆メアリー・アルトハイム☆

 

①『女神の試練?』……エリオットの猛将疑惑に振り回される。なぜか自分の責任のように感じているようだ。

 

②『大人のランチ』……成り行きでサラと相席することとなった。恋愛を語らいつつも無用に踏み込まないなど、会話のバランス感覚を心得ている辺り、大人の女性である。

 

③『やっぱり猛将』……エリオットの猛将疑惑が見過ごせないものになってきて、マカロフに相談することにした。しかし、相談中に荒ぶるエリオットが猛々しく登場し、彼女の中にあった疑惑は確信となってしまった。

 

 

 

★セレスタン★

 

①『執事として』……パトリックのピーマン嫌いを解決するべく、シャロンに料理を習う。元々心得はあったので覚えは早かった。

 

②『不思議な女性』……何事にも物怖じせず、常にマイペースなシャロンの独特な雰囲気に惹かれるものがあるようだ。

 

 

 

☆サリファ☆

 

①『宝物』……フェリスから贈られたブローチはいつも身に付けている。気に入った理由はフェリスと同じ髪の色だから。

 

②『楽しいトラブル』……ヴィンセントに降りかかる災難をこっそり楽しんでいるらしい。体育倉庫に隠れるヴィンセントの元にマルガリータを送り込み、あげく外から扉を閉めた。

 

③『S/Sメイダーズ』……黒装束をまとってクッキングフェスティバルに出場した。シャロンとはメイド同士仲がいいようだ。

 

 

 

☆シャロン・クルーガー☆

 

①『トラブルメイキング』……9月12日の一連の騒動は、ほとんど彼女の行動が引き起こしたものだった。元々はアリサの為だったが、回り回った結果としてリィンが最大級の被害を被った。

 

②『八葉一刀流?』……シャロンの中では“揉みじぎり”、“早手”、“子栄算”、“GO演劇”などがあるらしい。

 

②『四つのお仕事』……シャロンには大きく分けて四種類の仕事がある。中でも四つ目が一番重要とのことだ。

 

④『うふふ』……来客用のお菓子を、根こそぎ旅行に持って行こうとするフィーとミリアムの前に笑顔で現れた。優しいだけがメイドじゃない。

 

 

 

☆クレア・リーヴェルト☆

 

①『特別ですよ』……ミリアムの要請で鉄道憲兵隊経由のジャンク品をトリスタまで運んだ。機密などには触れないような物品に限定しているが、それでも一般には出回らない資材ばかりだった。

 

②『冷徹な仕掛け』……相手の心理を逆手に取った罠の設置や、四色の導の文言製作などを引き受けた。最初は仕方なくだったが、やってる内に何となく楽しくなっていたらしい。

 

③『真の黒幕』……ルビィを引き取りに第三学生寮までやってきた際、フィーの失言であやうく自分も一枚かんでいることに気付かれそうになった。すかさず制したが、何人かには勘付かれてしまった。

 

 

 

☆ミスティ☆

 

①『部活巡り』……ラジオのネタを探す為に学院中を回ることになった。変な部活が多かったり、なぜかエマが追ってきたりと大変だったが、それなりの収穫はあったようだ。

 

②『深淵の……』……放送局が偽の《C》に押し入られた際も余裕の態度は崩さなかった。リィンが来るのが一足遅かったら、むしろ《C》の身が危なかった。

 

 

 

☆エリゼ・シュバルツァー☆

 

①『突然の来訪』……中々会いにこないリィンに業を煮やし、とうとう自分から押しかけてきた。実はアルフィンに炊きつけられた形なのだが、それは最後まで秘密にしている。

 

②『淑女の危機』……ガイウスと立ち寄った美術室で、危うくクララに服を脱がされるところだった。

 

③『屋上でアリサと』……語らっている内にアリサとは意気投合した。リィンは朴念仁という共通の認識を持つ。

 

④『シュバルツァーの剣技』……アルフィンを救う為、帝国解放戦線の一人相手にひるまず戦った。技量は上回っていたが、地の利で後れを取ってしまう。

 

 

 

☆アルフィン・ライゼ・アルノール☆

 

①『ロイヤルエール』……エリゼから話を聞いて、当日はⅦ組の応援に行く事を即断する。

 

②『至宝の危機』……ラウラが作った弁当を食べるところだったが、勇気ある帝国男子達が全て平らげ、かろうじてそれを阻止する。その後、男子達はもれなく状態異常に見舞われた。

 

③『皇女の宿命?』……何かと誘拐されてしまう。

 

④『ルビィの飼い主』……体育大会にやってきたのにはルビィと会う為でもあった。自分を助ける為に奮闘したルビィに感謝して、Ⅶ組の誰かが引き取れるようになるまで、彼女がルビィを預かることとなった。

 

 

 

★ケインズ★

 

①『あなたが猛将か』……エリオットを猛将と信じて疑わない。彼が店の前を通ると、秘蔵書を大声で勧める。エリオットが逃げても追いかける。

 

②『裏ケインズ書房』……選ばれし者にしか扉を開かない禁忌の書庫。ケインズはこの書庫の鍵をエリオットに渡したいらしい。

 

③『ケインズ式応援歌』……絶望的にセンスのない振り付けで、玉入れをするエリオットを応援した。

 

④『本はペンよりも強し』……ナイフによる刺突を本で挟み取ったりするなど、分厚い書籍は戦闘にも転用している。剣はペンよりも強いと言ったガイラーに対する当て付けなのかもしれない。

 

 

 

★ガイラー★

 

①『狂い咲きの用務員』……ドロテの執筆した小説を読んだことで、長い人生の中で培ってきた倫理観と価値観が崩壊し、ダメな方向に再構築されてしまった。

 

②『G』……彼のペンネーム。ファンの乙女達からは敬愛を込めて“同志《G》”と呼ばれている。小説内の言い回しはドロテいわく“懐古的な文章ながら、斬新な表現技法”とのこと。

 

③『クロックベルはリィンリィンリィン』……規制という概念を打ち捨てたと評される《G》の第二作目。クロックとリィンの切ないすれ違いが話題を呼んだ。現時点では未完で、ファンから続編を待望されている。

 

④『知っていたが故に』……ノベルズフェスティバルで審査員を務めた際に、初めて読んだあの小説はエマが書いたものではないと気付いた。しかし才能は本物であると見抜き、彼女がその道に染まるよう色々と画策していた。

 

 

 

★煉獄の門の向こうにいた眼鏡★

 

①『稀代のゲス野郎』……塩漬けにされて逝った。

 

 

 

☆マキアスの夢に出てきた女の子☆

 

①『おおきなかま』……少女は身の丈ほどもある鎌を繰り、マキアスに襲い掛かった。無邪気な笑顔がとても可愛らしい。

 

②『おにごっことかくれんぼ』……捕まえたら、あるいは見つかったらデッドエンド直行となる楽しい子供の遊び。

 

③『おにんぎょうあそび』……女の子なら誰でもやったことのあるおままごと。巨大なお人形さんから放たれる高出力レーザーは、あらゆるものを焦土と化す。

 

④『またあそびましょう』……マキアスの眼鏡を両断して、満足した少女は時空の歪みの中へと消えていった。

 

 

 

★クロ★

 

①『出会い』……オスト地区まで水路を流され、レーグニッツ邸に辿り着いた飛び猫。体力が戻ると暴れ回り、家具類を壊して回った。

 

②『シャー!』……紆余曲折の果てに二匹の魔獣は旧校舎で暮らすこととなった。マキアスは鳴き声の強弱で、クロが何を言いたいかが何となく分かるらしい。

 

③『ユーシスに仕返しを』……自分を用水路に落としたユーシスを、同じく旧校舎地下の水路に落とし、悲願の復讐を成し遂げた。

 

④『必殺技』……空中を飛び回り、高速多段蹴りや体当たりなどの近接戦を得意とする。帝国解放戦線との戦闘時、マキアスの危機を救った。

 

 

 

☆ルーダ☆

 

『出会い』……クロと同じくレーグニッツ邸に辿り着いたドローメ。氷系のアーツを得意とする。ちなみに鳴き声はない。

 

『あなた色に染まります』……コーヒーを飲んだら体が黒く染まる。飲む時は触手をカップに入れて、ゴキュゴキュと液体を吸収する。

 

『ラウラに仕返しを』……自分を用水路に落としたラウラを同じように旧校舎地下の用水路に落とした。その際リィンも巻き込んだ形だが、人間一人どうなろうと知ったことではない。でもマキアスは好き。

 

『実は……』……性別はメス。マキアスにフラグが立った。

 

 

 

★オオザンショ☆

 

①『つぶらな瞳』……曇りのない眼は自分が食材に見られていることなど思いもしない。

 

②『悲惨な運命』……釣り上げられたオオザンショ達を待ち受けるのは無慈悲な調理台。大体エマの手にかかり焼かれる。

 

③『煉獄への片道切符』……攻撃料理によって幾多もの絶望を生み出し、そこに無垢なるオオザンショの魂を捧げることで煉獄の門が開く。要するにラウラとエマがいればいつでも煉獄に行ける。

 

 

 

★幽霊の彼★

 

①『元生徒会長』……12年前の生徒会長。百日戦役時に民間有志として、駐屯地としていた制圧後のハーケン門に救援物資を届けに行くが、リベールの反抗作戦に巻き込まれて命を落とした。

 

②『望みは一つ』……卒業できなかったことが未練となり、霊魂となって学院で眠っていた。トワが生徒会室の掃除中に保管されていた彼の卒業証書を表に出したことがきっかけとなって、異変が大きくなっていった。

 

③『あと少しだけ』……Ⅶ組に卒業式を開いてもらったことで彼の未練はなくなった。しかしルビィの行く末を見届けることと、彼らに恩返しをする為に学院に留まっていた。レックスの心霊写真に写り込んでいたのは彼である。

 

④『育んだ絆はなくならない』……戦うルビィに力を貸した。全てを見届けた彼は、ルビィに別れを告げて女神の元へと帰っていった。

 

 

 

★ルビィ★

 

①『一匹とⅦ組』……ケルディックで生まれた野良の子犬。街道で魔獣に襲われてトリスタまで逃げてきた。学院内でⅦ組に保護され、二ヶ月という期限付きで第三学生寮で暮らすこととなる。

 

②『サラが好き』……サラに一番懐いている。散歩当番が彼女の時は、リードをくわえて学院まで迎えに行っていた。

 

③『わんライフ』……トリスタの町では結構可愛がられているらしい。色んな人からもらった雑品でラウンジにある自分の犬小屋をデコレーションしていた。

 

④『いつか、また会う日まで』……新しい飼い主はアルフィン皇女となった。Ⅶ組と再会するその日まで、今日も元気にバルフレイム宮を駆け回る。

 

 

 

 

~虹の軌跡 人物ノート  END~




どうもお久しぶりのテッチーです。先日ようやく閃Ⅱクリアしました。学院生達の活躍が多く、楽しんでプレイしていました。さあ、次は閃Ⅲかな?

それはともかくで、今回更新したのは虹の軌跡の人物ノートです。ストーリーに出してすらいなかった設定もちらほらあって、お暇つぶしになれば幸いです。ルーダがメスって誰得なんでしょうね。

文体も本家に合わせております。人物紹介くらいならさくっと書けるかなと思っていたら丸々一話描き下ろせる量になっていました……

今回敵強いですね。リィン、サラ、フィー、ガイウスで前衛を固めて、低い属性有効率に賭けて、スーパー遅延タイムでごり押しすることもしばしば。ずっと俺のターンだ、ひれ伏せこの幻獣ども! お願いだからこっち来んといて! 変な息吐かんといて!

何とかクリアできたので、余韻に浸りながら、おまけ的な閃Ⅱの短編詰め合わせをぽろりぽろりと書いております。まだ未定なのですが、その内更新するかもしれないので、その時はまたまた宜しくお願いします。

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