外角低め 115km/hのストレート【完結】   作:GT(EW版)

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ゼロからキミと

 

 九回表の攻撃もまた、竹ノ子高校の打線が朱雀南赤の剛速球を捉えることはなかった。

 心なしか先の回よりも球威を増した朱雀のストレートを前に、この回下位から始まる七番石田、八番小島、九番鷹野の三人は為すすべも無く三者三振に切り伏せられたのである。

 

 しかし依然両チームの得点は竹ノ子が三対二とときめき青春高校をリードしており、九回裏をこの一点差に抑えれば長かったこの試合も遂に幕切れとなる。

 

 そしてその九回裏は竹ノ子高校としては最後まで踏ん張り、ときめき青春高校としてはあと一歩まで追いつめたところでの終焉となった。

 

 

 ときめき青春高校の先頭四番鬼力は、変幻自在に曲がる星菜の変化球に必死に食らいつこうとするものの、打球は名手鈴姫の前へと転がりショートゴロに倒れる。

 しかし続く五番朱雀は星菜の初球――握力の疲れからか僅かに高めに浮いたスライダーを逃さず、ライト前ヒットを放って出塁に成功した。

 ここまで来れば、さしもの星菜とは言え体力的な限界が見え始めていた。気力ではあと一試合分投げてもお釣りが来ると言うモチベーションであったが、そうは言ってもここまでの回を投げてきたことによる負担は大きかったのだ。

 そしてときめき青春の六番茶来もまたレフト前ヒットで次の打者へと繋ぎ、走者一二塁と最後の得点圏を作った。

 だが、そこで踏ん張ったのは星菜と六道明のバッテリーである。

 彼らの連打の勢いのまま七番神宮寺が快音を響かせたが、投手星菜のマウンド捌きに衰えはなく、痛烈な打球ながらも結果はピッチャーライナーに終わった。

 

 これでツーアウト――もはや後が無くなった、ときめき青春高校の打席に立つのは八番のキャプテン青葉だ。その瞬間、ときめき青春高校のベンチでは応援の声が一層激しくなった。

 

 

 ――そんな彼らの中には、ベンチから身を乗り出して声援を送る小山雅の姿があった。

 

 

「青葉君っ!」

 

 彼女の声援に応えるように、青葉のバットが低めに決まった星菜のストレートを拾い、打球をセンター前へと運んだ。そのまま二塁走者が生還し同点になるかと思われたが……打球をワンバウンドで抑えた竹ノ子高校センター矢部のストライク送球により、走者は三塁で釘付けとなる。

 

 しかしこれで走者は満塁。一打同点どころか、今度は一打サヨナラのチャンスがときめき青春高校に回ってきたのである。

 

 それには前の回で雅の打席に全てを出し切るほどの投球を行ったことにより、投手星菜の疲労が重なったことも大きな要因であろうが、何よりも大きかったのはときめき青春高校がチーム全体で一丸となっていることであろう。

 

 それは間違いなく、このチームが生まれて初めて気持ちが一つになった瞬間であり――小山雅という野球少女が、本当の意味でチームの一員になった瞬間でもあった。

 

「いけぇ! 稲田ぁっ!!」

「雅ちゃんに回せぇぇっ!!」

 

 チームがチームとして機能するのは、いつだって一人の天才の力ではない。

 一人一人が勝ちたいと願い、勝つ為の最善を尽くす――至って当たり前のこと。

 チームが結束すること……弱小校にも当たり前に存在する、信頼関係なのだ。

 

 それが「野球」というチームスポーツであり――少女達の求めた最高の競技だった。

 

「おおおおおおっっ!!」

 

 必死に投げる投手と、必死に守る野手。

 必死に打つ打者と、必死に応援するベンチ。

 

 そんな少年少女達のそれぞれの思いが集う勝負を締めたのは、外角低め(アウトロー)に決まった115キロのストレートだった。

 

 

 ――ストライク! バッターアウト!! ゲームセット!!――

 

 

 最後の打者を空振り三振に仕留め、試合は竹ノ子高校の勝利に終わる。

 そして当の本人は気づいていないが、これが泉星菜の記録上、高校「初勝利」となった。

 

 

 ――だが今の彼女はただ、チームを勝利に導けたことだけを喜んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――何もかもが、これで終わりだ。

 

 やりたい放題暴れて、言いたいことも言って。

 憎んでやまない最愛の友との決着もつけることが出来て、小山雅はこれ以上ないほどにやり尽した思いだった。

 

 しかしその心は何故か、充実感にも満足感にも満たされていなかった。

 

 試合が終わり、夕焼けに染まった暁の空の下、小山雅はただ一人、帰りのバスにも乗らずベンチに座っていた。

 

 ――チームメイト達には、ちゃんと別れの言葉を済ませてきた。

 

 謝るべきことは、頭を下げて謝った。

 その後で、彼らにも謝らせた。それで……彼らとの関係にも思い残すことは無くなった。

 

 高校野球連盟所属の球審には……子供染みた意地もあってか、顔を見て謝ることは出来なかった。彼に言ったことは完全に八つ当たりだったという自覚はあるが、雅の方とて言わずには居られなかったのだ。

 ただ、彼はそんな彼女のことを糾弾しなかった。それが大人の余裕という奴なのか、そもそも女なんて相手にしていないのかはわからない。もしかしたら同情してくれたのかもしれないが……彼に彼女をどうこうする気がないことだけは、確かなようだった。

 尤も今の小山雅は無所属の身であり、監督の大空飛翔も狸爺だ。雅の言った言葉のせいでときめき青春高校野球部に何か悪いことが起こるということは、おそらく無いだろう。

 

 懸念事項など何も無い。部員全員に嫌われて退路を塞ぐという当初の目的は彼らの優しさにより果たせなかった雅だが、既に彼らの元に戻る気が無いこともまた確かだった。

 

 ――これで、ゼロになったということだ。

 

 さしずめ、今の自分は野球マン0号と言ったところか。何もかもを捨て去ったゼロの自分に、雅はかつて行っていた妙な変装と合わせながら、そんなくだらない言葉遊びを行っていた。

 

(元はと言えば、あれは小さい頃に星ちゃんが考えたヒーローなんだけどね)

 

 わたしがかんがえたさいきょうのヒーロー、ヤキュウマン!――そんないつしかの思い出を振り返りながら、雅は僅かに頬を緩める。

 あの頃はいつだって、ひょんなことからくだらない思い付きで彼女はやって来た。

 そうして引っ込み思案な自分をいつも外に引っ張り出して、時々危険な遊びをしてはお互いの両親に怒られていたものだ。

 いつもいつでも、彼女と自分は一緒に居たのだ。

 

 ――ああ、そうか……

 

 あの時、野球を楽しそうにやっている彼女の姿に憤りを感じたのは、その実力に幻滅したからではない。

 

 ――野球に彼女が取られてしまった気がして、なんとなくムカついただけだったのだ。

 

 今一つ整理がつかなかった当時の精神状態を、落ち着いた今になって雅は冷静に分析する。

 なんだそれは、なんか気持ち悪いよ私……まあ、今更か。

 今になって明かされた自身の内面に軽くショックを受けながら、雅は天を仰ぐ。

 

 夕焼けの空は嫌になるほど綺麗で――そんな綺麗な景色を、ジャージ姿の少女が塞いだ。

 

「……やあ、星ちゃん」

「まだ、帰ってなかったんですね」

 

 こうして夕日に照らされている彼女を見ていると、まるで天使か何かに見違えるほどに神秘的に思える。

 尤も彼女の性格をよく知っている雅からしてみれば、そんなことは口が裂けても言わないが。

 ともかく二人は、そんな形で再び対面した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 試合が終わったことで憚れるものが無くなった雅と星菜は、存分に語り合った。

 ……とは言うものの、その話の内容はほとんどが星菜から雅へと送られる苦情であり、説教だった。

 雅としては確かにそれだけのことを彼女には言ったつもりだし、竹ノ子高校にも迷惑を掛けた。どうにも苦情にはチームメイト達からの伝言も含まれているらしく、今の雅の心には痛く染み渡るものだった。

 

「……と、まあそんな感じにみんな言ってました。これからは、私との喧嘩は他所でやるように」

「肝に銘じておくよ。ま、もうそんな気はないけどね。そっちには、後で直接謝っておくよ」

「そうしてください。……とは言っても、私以外あんまり怒ってませんでしたけどね。本当に、あのお人好し達は……」

「お互い、人が良い仲間を持つと大変だね。自分の醜さが浮き彫りになる」

「……まったくだ」

 

 つくづく、彼女とは共通点が多いものだ。

 お互いに野球と出会い、野球に翻弄され、今は恵まれた仲間を持っている。尤も雅の方は過去形になってしまったが、もっと早く気づくべきだったというのが後悔の一つだ。

 そしてそんな後悔の仕方までそっくりだというのは、雅の知らない彼女らの共通点だった。

 

 

「それで、気は済んだ?」

 

 ひとしきりの説教を終えた後、本題を切り出すように星菜が訊ねた。

 自分の引退試合が終わり、気は済んだかと――これだけのことをした後なのだ。首を縦に振らなければ許さないぞと言うような、星菜の厳しい剣幕だった。

 

「……うん、私の目的はこれで果たせたよ」

「そう……」

「ありがとう、星ちゃん。やっぱり本当の意味で私を負かすのは……私の心を折るのは、君だった」

「嘘ばっかり。一打席目にホームランかっ飛ばしたのは誰だよ」

「あんなのはノーカンだよ。君も全力出し切ってなかったんだし」

「ああ言えばこう言う。おっとりした顔して、割と頑固だよね昔から」

「そうかな? 昔は素直だったよ、私」

 

 ベンチの隣に腰を下ろした星菜と、雅は語らう。

 その表情はお互いに試合をしていた時とは異なり、すっきりとしたものだった。

 ただ実際には、まだ雅の心には燻っているものがある。

 そしてその思いを、泉星菜は読み取っていた。

 

「今になって言うのもなんだけど、さっき昔の約束を思い出したんだ」

「……えっ?」

 

 星菜が唐突に言い出したその言葉に、雅が首を傾げる。

 文字通り、思い出したように言い放たれた彼女の言葉は、雅の心に深く刻み込まれている記憶の一つだった。  

 

「いつかお互いプロになって、一緒に野球をやろうって……何て言うか、今にしてみれば少し恥ずかしい約束だけどね」

 

 はっと息を呑み、雅はしばし沈黙を返す。

 その沈黙を怒りとして受け取ったのか、星菜は居心地の悪そうな顔で視線を逸らす。

 そんな彼女に対して雅の口から出てきたのは、ほのかに笑みの混じった溜め息声だった。

 

「……今更になって、それを思い出すのか。君って、肝心な時に間が悪いって言われない?」

「ごめん! 別れ際のことを忘れるとか、普通に酷いよね?」

「君って幼馴染の男の子とのフラグとか、そうやって無邪気にへし折ってそうだよね……まあ、いいけどさ。なんか怒るのも馬鹿らしくなったよ。記憶なんて案外脆いもんなんだ。君もあれから色々あったみたいだし、忘れていたって仕方ない」

 

 かつての、忘れてはならなかった約束を今になって思い出した星菜に、雅は怒りの行き場もわからず突っ伏すような思いで地面を見下ろす。

 試合の時は「君は友達との約束を破るような子じゃなかったッ!」と憎悪の叫びを上げていた雅だが、今はとても同じ気持ちにはなれなかった。

 怒るのも、疲れるのだ。

 

「ただ……あの頃の私とついさっきまでの私は、ほとんど同じ気持ちだった」

 

 だから雅は、その時抱いていた自分の気持ちを正直に語ることにした。

 

「私はいつか君と……同じ舞台で野球をすることを夢見ていた。別にNPBじゃなくてもいい。女子プロでも、独立でも、高校野球でも構わなかったんだ」

「雅ちゃん……」

「……だから、もういいんだ。今日このグラウンドで、私は君と野球をすることが出来た。願いは……ちゃんと、叶ったんだよ」

 

 約束を永久に果たすことが出来ないと知った時の怒りを余すことなくぶつけた雅だが、妥協点を見つければこうも丸く収まる。

 たったそれだけ――一つのことを諦めるだけで、こんなにも楽になるのだ。

 

「これでもう、野球への未練は……」

 

 自分に必要だったのは――本当の意味での諦めだったのだと。

 そう言って、雅は笑った。

 泣きながら、笑った。

 その涙が雅自身の心を浄化していくように、雅は荒んでいた心が穏やかになっていくのを感じていた。

 或いは彼女に約束を思い出してもらえただけでも、この心は十分だったのかもしれない。

 

 しかし。

 

「本当にそう?」

 

 雅の隣に座る彼女は、そんな雅の心情に疑問を投げかけた。

 

「あんなに悔しそうな顔をしていたのに、本当に未練は無くなった?」

「……っ」

「私には、そう思えないよ」

 

 ベンチの席から立ち上がり俯く雅の正面に立った星菜が、雅にそう問い掛ける。

 それは自身の経験則も入っているからか、どこまでも真っ直ぐな言葉だった。

 

「自分のことは、自分が決めればいい。だけど本当に……貴方の野球人生は終わったの?」

 

 他ならぬ雅自身に、最後の選択肢を突き付けるような問い掛けだった。

 その問いに雅は答えを言い淀み、両手をきつく握り締める。

 

「私は……!」

 

 

 ――未練が無いわけ、ないじゃないか……。

 

 

 近くに居る星菜だけが辛うじて聞き取れるような小さな声で、雅は言った。

 そして俯いていたその顔を上げ、見上げるように星菜と目を合わせて微笑む。

 

「……敵わないな、君には。幾つになっても、あの頃のままだ」

「今のは、貴方の嫌っているあおいさんの受け売りもあるけどね」

「それでも、君の思いは君の物だ。やっぱり君は、私の大好きな親友……泉星菜だった」

 

 雅が不意に握手を求め、星菜がその手を受け取る。

 そして雅が掴んだ彼女の手を引っ張るようにベンチから立ち上がると、彼女の手を放してその場から歩き去っていく。

 

「雅ちゃん……」

「いい夏休みだったよ、星ちゃん」

 

 今度こそ思い残すことはないとばかりに、雅は真っ直ぐに前を向いて歩いていく。

 旅立ちの朝のように悠然とした後ろ姿を見送る星菜に向かって、彼女は歩きながら右手を上げ、簡潔に別れの言葉を述べた。

 

「……またね」

 

 今度はきっと、そう遠くない日に再会出来ると――そんな希望に満ちた、少女達の静かな別れだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一か月以上に及ぶ、学生達の夏休みは終わった。

 時は九月二日。昨日は二学期開始の始業式が行われ、二年生の教室もまだ夏休み気分が抜け切らない頃合いである。

 登校し教室に入れば、やれ夏休みはどこに行ってきただのという会話が各所から聴こえてくる。

 

 ――その中で波輪風郎は一人、机に頭を伏せながら眠りに落ちていた。

 

 それもその筈、彼は昨夜遅くまで野球の練習に明け暮れていたのである。

 先日の練習試合ではひっそりと「代打オレ」の準備を固め、九回表の攻撃では悠々と打席に向かおうとしてはマネージャーの川星ほむらに「どこへいくつもりッスか?」と腕を引っ張られて止められていたりする彼だが、その甲斐もあってか昨日の夜には遂に、医者からバットに触れるぐらいならと練習の許可が下りたのである。

 

 そんなこともあってか、波輪は喜びのあまり徹夜する勢いでバットを振りまくった。

 

 その事実を知れば周りの人間に怒られるであろうことはわかっていたが、それでもなお彼はバットを振る手を休められなかったのだ。

 それほどまでに、彼が先日の練習試合に触発されたというのもある。青葉春人に朱雀南赤、そして小山雅は彼から見てもトップレベルの選手であり、そんな彼らに負けない為にもと波輪は出遅れた分の埋め合わせに必死だった。

 ただその努力は、学生の本分である学業に支障を来すものであれば褒められたものではない。

 朝のHRが開始したことにより隣の席に座るほむらから後頭部にチョップを受けて起床した波輪だが、眠気に染まった彼の目はまさに心ここに非ずという状態だった。

 

 ――しかし、そんな彼の眠気は一瞬で吹き飛ばされることになる。

 

 彼が顔を上げた瞬間、彼らの担任教師の隣に立っている、他校の制服を着ている見知った(・・・・)生徒の姿が目に留まったからである。

 

「よーし、今日は転校生を紹介するぞ」

 

 転校生として紹介された彼――の格好をした彼女(・・)は、つい先日波輪が対面したばかりの少女だった。

 一礼をした際に肩先からふわりと跳ねる、一目で柔らかな質感だとわかる金色の髪。ポニーテールに結っていた長い髪は、今はその必要が無いからと言うように真っ直ぐ腰の高さまで下ろされている。

 体格は華奢だが、身長は160センチ台と女子にしては大きい方だ。

 顔立ちは整っており、筋の通った鼻先に、大きくパッチリと開いたやや垂れ目の瞳もまた髪と同じ金色を帯びている。

 その姿からは一度見れば忘れない印象を、波輪達野球部員達は例外なく一様に与えられていたものだ。

 

「どういう……ことでやんす……?」

 

 彼女の姿をこの竹ノ子高校の教室で目にした波輪の心境を、後ろから代弁するようにクラスメイトの矢部明雄が呟いた。

 美少女の転校生ならばそれだけで湧き上がる筈の彼が、信じられないほどに大人しい。何も知らぬ他のクラスメイト達はそんな矢部の様子を気味悪そうもとい心配そうに眺めていたが、波輪の思いは今の矢部と全く同じだった。

 

「隣の県の、ときめき青春高校から転入しました、小山雅です。制服の新調が間に合わなかったので、わけあって今は前の学校の男子用の制服を着ていますが……れっきとした女の子です。その……よろしくお願いします」

 

 慎み深く、服装は男子用の制服だが淑女然とした態度でもう一度一礼する転校生の名は、小山雅。

 誰だよお前……そう固まる波輪だが、隣ではほむらも同じ顔をしていた。

 そんな波輪達の視線に気づいたのか、自己紹介の際に目が合った彼女がくすりと笑う。そんな彼女の儚い笑顔に矢部と波輪以外の男子及びほむらを除く女子までも沸き立つが、彼らの心中はただひたすらに困惑だった。

 

 

 ――これは一体全体どういうことだ、と……。

 

 

 

 

 

 






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