外角低め 115km/hのストレート【完結】   作:GT(EW版)

65 / 91
最期を求める野球少女

 

 思っていたよりも、早い再会となった。

 しかしそれは、星菜が想像していた再会の形ではなかった。

 

 河川敷のグラウンドで、彼女は猪狩守と勝負をしていたのだ。

 

 普段はリトルリーグのチームであるおげんきボンバーズが使用しているこのグラウンドに彼女――小山雅が居ることも意外だったが、加えて猪狩兄弟までも居るのはさらに意外であった。

 

「……勝負していたの?」

「うん、一打席勝負だけど、私から彼に勝負してって申し込んだんだ。星ちゃんは、いつからあそこで見ていたの?」

「三塁線に際どいファールを打った時ですね」

「そう……ってことは、ほとんど最初からだね」

 

 星菜が見ていたものと、雅の語る情報は同じだった。

 いわく雅はこの辺りをランニングしている猪狩兄弟を見つけ、その場で勝負を申し込んだのだという。たまたま出会した形なのか、始めからそのつもりだったのか――雅の口ぶりからすると、恐らくは後者なのだろう。

 勝負を申し込まれた側の猪狩守も案外気前が良い男ならしく、彼女の挑戦を受けてくれた。そしてその結果が、先ほどの一打席である。

 

「見ての通り、勝負は私の負けだったよ。流石、世代ナンバーワンピッチャーって感じだった」

「当然さ。僕が負けることはあり得ない。ましてや、君のような同級生なんかにね」

 

 雅の言葉に堂々と口を挟みながら、端正整った顔立ちの青年がグラブを片手に星菜の元へと歩み寄ってくる。

 猪狩守――先ほどの勝負の勝利者である彼の表情には、薄らほども疲労の色が見えなった。

 彼はその切れ目の長い大きな目で星菜の姿を見下ろすと、挑発的な微笑を浮かべながら言った。

 

「君も、僕と勝負する気は無いか?」

 

 ――第三者的には、何とも異様な光景だろう。星菜は彼の放った言葉に驚く雅の姿を横目に映し、そう思った。

 超高校級天才投手として有名なかの猪狩守が、自分から勝負を申し込もうとしているのだ。

 そこに冗談めかした軽薄な様子は欠片も無く、彼は間違い無く本気で星菜との勝負を望んでいるようだった。

 夏の大会の時、スタンドで会った時も彼は同じ目をしていた。それは試合中、相手打者を睨む時とも同じ目だ。

 過去の因縁とは言え、たかだか小学生時代での敗北――リトルリーグ時代でのことなど彼にとっては取るに足らない過去だろうに、今でも糸を引いているとは何とも完璧主義な男である。それとも女子選手に負けたという人生の汚点を排除しなければ、天才たる彼のプライドが許さないのだろうか。

 

 ともあれ、これは彼による二度目の勝負の申し込みだ。

 前回、星菜には彼からの挑戦に対して望み通りの答えを返せすことが出来なかった。

 それは、怖かったからだ。

 彼の挑戦を受けて、もしも負けてしまえば自分が唯一追い縋れる過去の栄光すら無くなってしまう。

 そしてそのように負けることを前提に考えている時点で、星菜には彼と再び勝負をする資格が無いと思っていた。

 

 ――だが今の星菜は、あの時とは違う心境だった。

 

「今ここで、その勝負を受けるわけにはいきません」

 

 しかし、そうであるが故に今回もまた勝負を受ける気にはなれなかった。

 その理由は、今度も怖かったからなどではない。

 前回とは正反対で、星菜自身も驚くほどに前向きな理由だった。

 

「……理由を聞いてもいいかい?」

「貴方も私も、投手だからです。貴方が投げて私が打つにしても、その逆にしても……お互いバッティングは本職ではありませんから、投げる側が抑えたところでそれは当たり前のことです。だから、言い訳は幾らでも出来てしまいます」

 

 彼と勝負をするならば、公平なルールで、正当な勝ち負けを決めたいと――それが星菜の、今回の勝負を回避した理由だった。

 彼や雅の価値観を否定する気は無いが、星菜としては二人が先ほど行っていたような一打席勝負をしたいとは思えなかった。たった一打席の勝負で全てを決めてしまうなど公平性に欠けており、お互いの選手としての優劣を決める場としてはあまりに不適切だと思ったのだ。

 そう思ったからこそ、星菜は言った。

 

「貴方と勝負をするなら、私は勝ち負けに言い訳の余地を作りたくないのです」

 

 それが真剣に、本気で勝負を申し込んできた彼に対する星菜なりの誠意である。

 以前までなら、そんな言葉は絶対に出てこなかっただろう。星菜自身も自ら言い放った身の程知らずな発言に内心では呆れているが、それでも後悔はしていなかった。

 大胆な発言を受けた猪狩守は、唇をつり上げながら星菜に訊ねる。

 

「それはつまり、君が投手で僕が打者として勝負した場合、君には僕を打ち取れる自信があるってことかい?」

「相手が誰であっても、です。例えプロ野球選手が相手でも、マウンドに上がる以上は始めから負ける自分なんて想像しません。それは、貴方も同じでしょう?」

「ああ、僕もピッチャーをやっている時は常に相手を見下しているよ。そうでなければグラウンドの中で一番高い場所に、マウンドに上がる資格は無いと思っているぐらいさ」

 

 勝負をする前から負ける気で居る者に、勝負のマウンドに上がる資格は無い。それは、星菜の持論であった。

 だからこそ前回、星菜は自分には彼と勝負をする資格が無いと思っていたのだ。

 しかし、今の星菜は友達や仲間達に背中を押され、監督の茂木からは選手の証である「背番号」を受け取った。他校との練習試合の際も、その実力を持って結果を出した。それが泉星菜という人間に、かつての自信を取り戻させていったのだ。

 

「いいよ、最高の返事だ。そう、君の言うことはまさにその通りだよ」

 

 星菜の発言はあまりにも無礼であったが、猪狩守は満足そうに笑むだけでそれを咎めることはしなかった。

 それこそが、王者の風格――天才猪狩守の余裕の表れにも見えた。

 

「なら言い訳の余地の無い場所なら、君は僕のリベンジを快く受けてくれる。言い換えればそういうことだね?」

「……生意気なことを言ってすみません」

「ふっ、構わないさ。挑戦者は僕の方なんだ。その程度のことは、挑戦を受ける側の人間が言う分には許されることだ」

 

 過大かどうかは星菜自身からは何とも言えないが、彼の方は彼女の実力を随分と高く評価しているようだった。

 そんな彼は星菜の望みを理解すると、高らかに喜びの声を上げた。

 

「そうだね、どうせやるなら試合だ! はははっ、この僕がそんなことを言われるなんてね」

 

 そして、彼はこれで用事は済んだとばかりに星菜に背を向け、朝の日差しの方向に向かって走り出す。

 元々、ランニングの続きだったのだろう。走るペースが幾分か飛ばし過ぎのように見えるが、このように即座に意識を切り替えて行動に移ることが出来る点は星菜にとって見習いたくもあり、羨ましい長所だった。

 

「さて、行くぞ進! 天才猪狩兄弟に休息の日は無い!」

「あっ、待ってよ兄さん!」

 

 そんな猪狩守の後ろを追い掛けて、弟の猪狩進が走り出す――前に、彼は律儀に星菜と雅に対して別れの挨拶をした。

 

「それじゃ、泉さん、僕達はこれで」

「あ、はい……」

「貴方も、とてもいい勝負でした」

「それはどうも」

 

 整った容姿に見合う整ったお辞儀をすると、彼もその場から走り去っていく。

 尊大な兄と、謙虚な弟。たった一つしか歳は離れていないというのに見事に正反対な兄弟の性格は、星菜の知るリトルリーグ時代の二人と同じだった。

 

 

 

 みるみる内に遠ざかっていく二人の背中を見送った後で、星菜はその身にやや疲労を滲ませながら息を吐いた。

 そんな星菜を見て、雅がにやりと笑む。

 

「やっぱりモテるんだね、君は」

「……茶化さないでよ、雅ちゃん」

「謙遜しなくていいよ。あの猪狩君が自分から勝負を申し込むなんて、事件だよ。良かった、私と進君以外誰も見てなくて」

「まあ、そうなんでしょうけど……」

 

 猪狩守は高校野球界きってのスター選手だ。今夏チームは甲子園にこそ出場出来なかったが、そのスケジュールは過密に敷き詰まっている筈であろう。

 ただでさえ雅との勝負というイレギュラーのせいでスケジュールにズレが生じていただろうに、それを承知でこんなつまらない人間にかまけているとは何とも熱心なことである。

 それもまた、本物の天才故の余裕なのだろうかと……星菜には少々嫉妬心が湧き上がった。星菜が先ほど彼に言い放った挑発的な言動にも、そう言った個人的な感傷も絡んでいたりした。

 彼ら兄弟の姿が見えなくなったところで、そんな星菜に雅がグラウンド端のベンチを指差しながら提案した。

 

「ねぇ星ちゃん。折角また会ったわけだし、少し話そうか。君も、何か聞きたそうな顔してるし」

「うん。私も雅ちゃんには聞きたいことがあるけど……」

 

 会話の提案は、星菜にとっても望むところだった。

 雅がどういった経緯で彼ほどの有名人と勝負をすることになったのかも気になるし、そもそも彼女は以前会った時、「野球をやめた」と言っていた筈だ。

 この数日の間に、何か心境の変化があったのだろうか。それにしても彼女がこんな場所で猪狩守と勝負をしていたという光景は、星菜にとって驚愕すべき出来事だった。

 

 

 ベンチの上に星菜と雅が横並びに座り、数秒間の沈黙がその場を包み込む。

 その間で雅がバットケースの中に猪狩守との勝負で使用していたバットを収めた後、彼女は開口一番に言い放った。

 

「実は私、エース破りをしていたんだ」

 

 星菜が、目を見開く。

 エース破り――いつの日か聞いて、最近はすっかり忘れかけていた言葉だ。

 いや、まさか……と星菜は飄々とそう言ってのけた雅に対して疑って掛かるが、雅の顔は嘘を吐いているとは思えなかった。

 そもそも雅には、星菜に対してそんなしょうもないことで嘘を吐く理由が無いのだ。それに、数々の高校のエース投手を打ち崩しているという眉唾な噂も、猪狩守と対峙した際に見せた彼女の実力に鑑みれば納得出来ない話ではなかった。

 事の詳細は星菜が問うまでもなく、雅の方から全て語ってくれた。

 

「色んな高校のエースピッチャーに勝負を吹っ掛けて、この街を回っていたの。道場破りみたいにこう……なんて言うのかな? 昔のスポコン漫画に出てくるライバルキャラみたいなことをしていたんだ」

「それで、エース破り……」

 

 ……どうやら、予想は見事に的中してしまったらしい。

 矢部明雄を筆頭にする竹ノ子野球部の情報網も、存外侮れないようだと星菜は再認識する。

 噂のエース破りは、確かに実在していたのだ。

 

「噂は本当だったのか……」

「えっ、なに? 私のこと、噂になってたの?」

「それなりに、ね。一時期、私の居る野球部ではいつエース破りがやって来るかという話で持ち切りでしたよ」

「そ、そう……あはは、中々愉快な野球部だね」

 

 そのエース破りが自分と同じ女子選手で、尚且つかつての親友だったとは何たる奇妙な話か。

 そんな運命的な巡り合わせは野球漫画か小説の中だけにしてほしいものだと――星菜は溜め息を付きながら指先を額に当て、天を仰いだ。

 しかし、彼女が本当に噂のエース破りだと言うのなら、星菜には是が非でもこの場で確かめておきたかった。

 

「貴方が恋々高校の早川あおいさんを打ったって言うのも……本当のことなの?」

 

 星菜が尊敬してやまない先輩、早川あおい。星菜の耳にした噂には、エース破りが打ち崩した投手の中に彼女の名も挙がっていた。

 星菜はそのことを、信じたくなかった。だからあおいとの連絡手段を持っているにも拘らず、星菜は本人に直接訊ねることをしなかったのだ。

 星菜は高校入学以後の野球人生において、彼女からあまりに大きなものを貰い続けてきた。それだけに神格化と言うには大げさかもしれないが、星菜は彼女のことを過剰なまでに強く尊敬していたのだ。

 天を仰いでいた視線を横に移すと、星菜は栗色の瞳でじっと雅の目を見つめる。金色の、綺麗な目だ。

 雅はその問いに幾拍かの間を置いて、はっきりと答えた。

 

「本当だよ」

 

 ……出来ることならば、嘘だと言ってほしかった。

 しかし、それが本当だと言うのならば星菜には受け入れざるを得なかった。

 あおいが打たれたことはまるで自分のことのように悔しいが、先ほどの一打席勝負のような正々堂々とした真剣勝負の結果ならば受け入れるしかない。勝負の世界とはそういうものだ。

 

 寧ろ、星菜は嬉しかった。

 

 彼女は以前会った時、野球をやめたと言っていたが、本当はまだ続けていたのだ。公式戦の出場が叶わなくても、彼女はエース破りという異端な方法ながらも野球を楽しんでいる。星菜は自身の経験から推測して、彼女もまた彼女なりに自らの野球への思いに決着をつけようとしているのだと思った。

 かつて親友の間柄にあり、今も女子選手として共通の立場に居る星菜としては、雅のエース破りとしての行動には協力してあげたいとすら思った。

 エース破りの存在について詳細を知るまでは変態だ何だのと侮蔑していた星菜だが、それを忘れるほどに雅への友情は厚かったのだ。

 

 きっと早川あおいもまた、彼女に対してはそう思っていることだろう。あおいの性格を考えれば負けた悔しさをバネにして今頃特訓の真っ最中であろうが、自分の時と同じように雅の気持ちを理解し、良い関係を築いているに違いないと星菜は思っていた。

 早川あおいも小山雅も、どちらも素直で優しい人だ。片方には尊敬心から、もう片方には親友として接していた経験から、星菜は二人に対してある種絶大の信頼を置いていた。

 

 しかし、その信頼は間違いだと気づかされる。

 

 ――他ならぬ、小山雅(親友)の言葉によって。

 

 

「あの人には、もう少し期待していたんだけどね。正直、あの人のピッチングには何の才能も感じなかったよ」

 

 

 雅の口からあおいのことで告げられたのは、星菜が想像だにしなかった冷酷な言葉だった。

 そのあまりの冷たさに、星菜には最初、小山雅の言葉だとは思えなかったほどだ。

 何かの間違いではないか……そう信じたかった星菜は先の言葉について問い返した。

 

「今、なんて言いました……?」

「ああ、気を悪くしたならごめん。でも、本当のことさ」

 

 あおいのことを慕う星菜の感情を察したのか、雅が頭を下げながら言う。星菜に対しての対応だけは、変わらず穏やかだった。

 しかし、彼女の口から早川あおいについて放たれるその言葉には、明らかな敵意が込められていた。

 そしてその表情は、星菜の知る他の人物が浮かべるものと似ていた。

 

 今の雅が浮かべている不快げな表情は、小波大也のことを語る際に鈴姫健太郎が浮かべる表情と酷似していたのだ。

 

「早川あおい……あの人はコントロールはそれなりに良かったよ。ピッチングフォームも綺麗で、アンダースローの良さを上手く生かせていたと思う。相当な努力をしたんだなってことは一目見てわかったし、あれほどのピッチャーはそうは居ないんじゃないかな」

 

 語る言葉の内容だけは確かにあおいのことを賞賛するものだ。しかし、そこに誠意は感じない。

 紡がれる言葉の数々は、あおいのことを尊敬する星菜の為に投げやりに取り繕ったもののように聴こえた。

 そして一応とばかりに彼女の実力を持ち上げた後で、雅は再び冷たく言い捨てた。

 

「でも、その程度なんだ。あの人には、私ほどの才能は無い」

 

 それは否定を許さないと言うような、断定的な口調だった。

 淡々とありのままの事実をそのまま言い放つように、不気味にも雅の声には感情が無かった。

 

「……正直、意外です。ビッグマウスなんですね、雅ちゃんは」

「でも、本当のことなんだ。あの人はどちらかと言うと優秀なピッチャーだったけど、それは私の……小山雅の才能の裏付けにしかならなかった」

 

 早川あおいのことをまるで足元に転がっている踏み台のように見ている発言には、近頃機嫌の良い日の続く星菜も流石に苛立ちを覚えた。

 しかし、雅は不遜な態度を改めなかった。星菜の苛立ちに気付いたのか申し訳なさそうに目尻を落とすが、それでも彼女はこれだけは譲れないとばかりに言葉を続けた。

 

「自分で言うのもなんだけど、私には野球の才能があったんだ。それこそ、早川あおい程度のピッチャーが相手ならボールの縫い目まではっきりと見えるし、読み打ちなんてしなくても来た球を振るだけで簡単にヒットにすることが出来た。女の子だから男の子には体格で負けているけど、そのハンデを埋めることに苦を感じたことも無かった。……そんな私だから、今まで野球を始めてから壁に当たったことは一度も無かったね」

 

 己の才能に対する確固たる自信。それは、かつて負け知らずだった頃の星菜も持っていたものだ。

 自分の才能は誰にも負けていない。自分は誰よりも優れた選手だと――雅の言葉は、そう確信している物言いだった。

 しかし星菜には、その才能が信じられなくなるほどの挫折を経験したことがある。挫折に打ちのめされ、野球を続けることを諦めたこともあった。

 ――だからか、今の星菜には雅の言う「野球の才能」がガラスの自信だとしか思えなかった。

 

「……雅ちゃん、それが本当の話なら、確かに貴方は凄い。私やあおいさんとは比べ物にならない天才だよ。でも、そうやって増長するのはどうかと思う。上には上が居るものだから」

「うん、私もそう思った。だから、捜し回ったんだ。私よりも上の、本物の天才と会いたくて……色んなところで勝負を吹っかけてきた」

 

 星菜の指摘に、雅が応える。

 自分で自分のことを天才だと称する人間に、ろくな者は居ない。雅もそう思ったのだろう。故に彼女は、星菜の言う「上」を捜していたのだと言う。

 

 それこそあの本物の天才――猪狩守のような。

 

「それが、エース破りの理由?」

「私より強い奴に会いに行くって言うと、なんだか武闘家みたいだね。まあ、それは手段であって目的じゃないんだけど」

 

 しかしそれは、彼女が各高校のエース投手を打って回っている理由ではなかった。

 怪訝に眉を潜める星菜に、雅は自嘲するような苦笑を浮かべながら言った。

 

 

「……私はね、実力で諦めたかったんだよ」

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。