新人提督と電の日々   作:七音

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こぼれ話 濡れてテカったスク水とか日焼け跡とか、大好物です!

 

 

 

「うぅむ……。やっぱり、肉が付いてきたか……?」

 

 

 脱衣所でトランクス一丁になった自分は、洗面台の鏡を見ながら腹をつまむ。

 ブニュリ。

 と、音がしそうなくらいに、つまめた。

 

 

「キチンと運動してるはずなのに、なぜ腹回りだけ肉が付くかね……。本格的にトレーニングしなきゃダメかな……」

 

 

 たまの外出から帰り、「電ちゃんや金剛さんばっかズルいぞー!」「私たちにも服を買えー!」「そして夜戦ー!」という陽炎や漣、川内が起こしたデモをブッチして数時間。

 自分はバスタイムの前に、大きなため息をついていた。

 喫茶店で鈴谷に腹を掴まれたのが、気になって仕方なかったのである。

 鏡に映っている分には、けっこう引き締まったちょいマッチョ。しかし、隠れ肥満の如く贅肉が。

 スーツという物は、多少は恰幅が良い方が映えると何かで聞いた。

 だが、ブニュリ。

 周囲を女性に囲まれて生活しているのだから、ちょっとは外見も気にしなければ。

 

 

「水泳でも始めるかな……。うぅぅ、さぶっ」

 

 

 定番のダイエット法が効くのか考えつつ、トランクスを脱いでバスルームへ。

 壁掛けフックのハンドタオルを取り、まずは身体を洗おうとシャワーを――

 

 

「……ん? なんだ?」

 

 

 コポコポ。

 ノブを掴むためにしゃがもうとした瞬間、バスタブから音がした。

 覗き込んで見れば、気泡が水面で弾けている。

 おまけに、何やら紺色の影が湯船に沈んで……目が合った?

 

 

「湯船の中からこんばんはー! ゴーヤだよ!」

 

「きゃああっ!? スク水セーラーの変態ぃいいっ!?」

 

 

 ザッパーン! と姿を現わす少女に驚き、滑り止めマットの上に尻餅をつく。

 薄桃色のショートカットから水滴を垂らす彼女は、「変態じゃないでち……」と傷付いた顔。

 時を同じくして、脱衣所からスク水姿にプラカードを持った少女が三人、雪崩れ込んできた。

 えっ、えっ、なんなのコレ!?

 

 

「ふっふーん。ドッキリ大成功なのねっ。ビックリした? ねぇ提督、ビックリしたの?」

 

「ごめんなさい、隊長……。まるゆは止められませんでした……」

 

「い、ぃぃい、イク!? まるゆにイムヤまで……。し、心臓に悪い……」

 

「うん、ホントにごめんね? でも、その前にちゃんと隠した方が。見えそう」

 

「ぬぉっと」

 

 

 普通のスク水に「イ 19」と名札をつける、青髪トリプルテール少女に、涙を零す白スク少女。ゴーヤと名乗った少女と同じスク水セーラーの、頬を染める赤毛ポニー少女。

 まるゆを除く新顔の三名は、我が艦隊にやって来た潜水艦三隻の統制人格だった。

 と、とりあえずMy Sonをしっかり隠そう。見られちゃイカン。

 

 

「……で、なんのつもりだ? いきなりこんな……」

 

「そんなの、親睦を深めるために決まってるのね。手っ取り早く仲良くなるには、素の状態でコミュニケーションを取るのが一番なの! ほら、裸の付き合い的な意味で」

 

「仲良くなろうとする気持ちはありがたいけど、方法が迷惑だよ」

 

 

 ケラケラと笑うのが、潜水艦 伊号十九。通称・イクだ。

 アリューシャン、ソロモン、ガダルカナル島などを転々しながら、通商破壊作戦に従事した潜水艦なのだが、特に有名なのがソロモン方面での大戦果である。

 長くなるので要約すると、イクはたった一回の魚雷発射により、米空母・ワスプを撃破。戦艦・ノースカロライナ、駆逐艦・オブライエンへ大打撃を与えた。

 狙って撃ったのはワスプのみで、他二隻はまぐれ当たり――ロングランスとも称される酸素魚雷の長射程が、偶然にも遠方の艦を捉えたという、殊勲を挙げた潜水艦なのだ。

 ……ホント、見た目からは想像もつかない。

 っていうか男女で裸の付き合いしたらマズいだろ。もれなく不純異性交遊で怒られるわ。

 

 

「ごめんなさい、ごめんなさい隊長ぉ……。まるゆ、止めようと頑張ったんです。でも、ぜんぜん言うこと聞いてくれなくて……っ」

 

「私も最初は止める側だったんだけど、仲良くなりたいっていうのを止めるのもなんか変でしょ? ビックリさせるくらいなら良いかなぁー、って。よいしょ」

 

「そうか……。いや、まるゆは頑張ったよ。だから泣くな。そしてイムヤは湯掛けもせずに風呂入るな」

 

 

 まるゆの頭をポンポンし、そのまま湯船へ足を入れるのは、伊号 百六十八。イムヤである。

 元は伊号 六十八として竣工したが、建造中だった別型の潜水艦とダブるのを避けるため、数字に百を足されて百六十八となった経緯がある。

 彼女が名を挙げたのは、ミッドウェー海戦での激戦を越え、飛龍の攻撃により損傷していた敵空母・ヨークタウンを大破。翌日に沈没させる致命傷を与えた上に、護衛駆逐艦のハンマンを轟沈させるという大戦果に由来した。

 空母たちを失った日本軍の仇を討った、という形である。

 少なくとも、スク水の上にセーラー服の上着だけを着ている姿からは、連想しようにも無理な戦果だ。

 

 

「てーとくは良いなぁ、一人で入れるお風呂があって。大浴場で潜ると怒られるでち。潜水艦は潜水してナンボなのに」

 

「当たり前だろ。風呂は遊び場じゃないんだぞ? っていうか、いい加減に出てけ!」

 

 

 そして最後。イムヤと同じ格好で、湯船のヘリに頬杖をつくのが、伊号 五十八。イクの妹にもあたる、ゴーヤだった。

 本人曰く、苦くはないらしい。食べろってか。

 冗談はさておき。口調から伺える幼さを裏切り、その戦史は悲しみに彩られている。

 竣工時、すでに悪化の一途を辿っていた戦況は、彼女に悪名高き人間魚雷――回天母艦の任を与えた。

 複数回に渡る出撃も戦果を挙げることはなく、唯一と言っていいそれが、あの夏の終わり。米重巡のインディアナポリスを、通常魚雷で仕留めたこと。これが、日本軍最後の戦果ともなった。

 ……何を言っても正解にはならないだろうけど、皮肉と思えてしまう出来事だ。

 まぁ、だからっていつまでも裸体を見られるのは勘弁です。早急に退出して頂きたい!

 

 

「恥ずかしがっちゃダメなのね。お詫びに、イクがお背中流してあげるのね」

 

「へっ。い、いやいや、そういうのはいいから、あの、ホントに……」

 

「遠慮しないの! まるゆちゃんは頭をお願いなのね」

 

「はい。まるゆ、頑張ってお世話します!」

 

「え。あ。ちょっと」

 

 

 しかし、そんな魂の叫びも虚しく、イクとまるゆは、ボディソープとシャンプー片手にやる気満々。

 果ては「ゴーヤも手伝うでち!」と三人目まで加わり、逃げ場を失ってしまった。

 ちなみにイムヤさん、「私はもうちょっと温まってから……」と、完璧にくつろいでらっしゃる。

 なんなのさ。変に意識してる自分がおかしいの? ダンス練習の時も思ったけど、最近の女子ってスキンシップに抵抗ないの? とっても困る(うれしい)んですけど?

 

 

「てーとく、痛くないでちか?」

 

「へ、平気、です……」

 

「かゆい所はありますか、隊長。遠慮なく言って下さいね」

 

「う、ん……。ありがと……」

 

 

 無理やり椅子に座らせられ、左後方からはゴーヤの気遣う声。真新しいハンドタオルが背中を流している。

 前方にはまるゆ。頭をやんわりワシャワシャされ、眼前をチラつくフラットボディが悩ましい。

 おそらくこの二人は、純然たる善意からの行動であろう。

 いきなりでなかったなら、自分も微笑ましく受け入れる余裕だってあったはずだ。

 

 

「えっへへぇ……。提督、いい身体してるなのね。ちょおっと、お腹に余計なお肉が付いてるけど、背中おっきいのね」

 

「ひぃぃいぃ、や、やめ、素手で撫でくり回さないでぇえぇぇ……」

 

「イク、それ以上はやめといた方が良いよー? バレた時に電ちゃんが本気出しちゃう」

 

「それはヤバいのねぇ……」

 

「今でも十分にヤバいぃぃ……」

 

 

 問題なのは、名前からして如何わしい、右後方のイクである。

 素手で身体を洗うとか完全に商売ですから! そういうお店のマットプレイですからっ!

 イムヤに指摘された通り、バレたら即死級なんです勘弁してぇえぇぇ……。お股がキュっとするうぅぅ……っ。

 

 

「はいっ、背中側しゅーりょーでち! 今度は前を……」

 

「結構ですっ!? 前は自分でやるからタオル貸しなさい! まるゆももういいから、しばらくこっち見ないでくれっ!!」

 

「り、了解しました……?」

 

 

 前とかふざけんなっ! 息子がぶらり途中下車したらどうする!?

 そんな焦りから、自分は乱暴に潜水艦娘を振りほどき、大急ぎで残る部位を洗っていく。

 およそ一分。雑に身体を流し終え、二枚のハンドタオルを駆使。今度は彼女たちに背を向けた。

 ちょっと寒いけど、こんな時は逃げるが勝ちだっ。

 

 

「さて……。自分はもう上がるから、君らはゆっくり浸かってなさい。それじゃ……」

 

「えっ。駄目ですよ隊長! ちゃんとお湯に入って温まらないと、風邪ひいちゃいます!」

 

「そうだよー。みんなで一緒に入るでちっ」

 

「いや無理だろっ? 五人も入ったら鮨詰めに――」

 

「ゴチャゴチャとウルサイのね。こうなったら、無理やりにでも入れちゃうなのねー!」

 

「ぎゃー!? 若大将が散歩しちゃうー!?」

 

「ちょ、ちょっと、狭い狭い狭い!」

 

 

 ところがどっこい。

 両手をタオルで塞がれているため、抵抗らしい抵抗もできず、湯船へ放り込まれてしまった。

 少女たちも続々と身を投げ、右から時計回りに、イムヤ、イク、まるゆ、ゴーヤ。人生初混浴。イクとまるゆは背中側である。

 あぁぁ、なんでこんな事に。色んな事の初体験が、電以外に奪われていく……。

 立つなぁ、立つんじゃないジョー……。お前はそこで燃え尽きろぉ……。

 

 

「じゃあ、次はマッサージタイムなのねー。少し痛いかも知れないけど、我慢しなきゃダメなのね」

 

「おい、おいっ。その手にある小型魚雷はなんだ!? そんなもん使ったら危な――あ゛、痛っ……気持ちいい……」

 

「でしょー?」

 

 

 イムヤ、ゴーヤと肩がくっつくような状態で、イクはどこからか、手の平サイズの魚雷を取り出す。

 先端部分がブルブル震えており、すわバ○ブじゃねぇか!? と脳内で叫ぶが、やはり逃げ場は無く、ゴリゴリ背中を抉られた。

 最初は痛み。しかし次の瞬間には、えもわれぬ感覚が込み上げてくる。

 じんわりと熱が染みるような、疲れが内から溶け出すような……。これ、痛気持ち良くて癖になるかも……。

 

 

「あ、そうだ。あの、隊長? まるゆって、魚雷を撃てるようにはなれないんですか?」

 

「んぁ? どうした、急に。あ゛ぁぁ……」

 

「イムヤさんたちが艦隊に来て、潜水艦仲間が増えたのは嬉しいんですけど……。まるゆだけ魚雷撃てないから、なんだか寂しくて……」

 

「そんなの気にしなくて良いのに。垂直潜航できるのはまるゆちゃんだけよ?」

 

「安全潜行深度もゴーヤたちと変わらないでち。大きさとか全然違うのに、凄いでちよ」

 

 

 ヘリに顎を乗せてトロける自分の上を、まるゆたちの声が行き交う。先程までの羞恥心も、魚雷型バ○ブの振動で砕けていた。

 潜水艦の潜航法は幾つか種類があり、海軍で採用されているのは、移動しながら沈んていく方法。対して陸軍は、停止したまま垂直に沈む。

 それぞれに優れた側面があり、どちらも正しいのだが、船といえば海軍の領分。浸透しているのは前者だった。

 なので、海軍が立会ったまるゆの潜航試験では、垂直に沈む挙動が沈没する様子とそっくりに見えてしまい、万歳三唱する陸軍の隣で、海軍は騒然と……あれ。沈んだけど持ち直したんだっけ?

 ……まぁいいや。魚雷の話だったな。

 

 

「魚雷ねぇ……。船体の改造は難しいけど、運貨筒を改造した特殊潜航艇……邀撃艇(ようげきてい)・改ならあるぞ?

 昔は使い物にならなかった物を、暇潰しに改良したらしい。それなら、六十一cm魚雷を二発撃てるようになる。

 今まで使ってた運貨筒を邀撃艇に作り替えれば……あ、そこそこ……」

 

「へぇー。そんな物があったなんて、イク、知らなかったのねー」

 

「潜水する船も色々でち。機雷潜、巡潜、海大(かいおお)、潜特……。ゴーヤとイクちゃんは巡潜乙型でちよっ」

 

「私は海大Ⅵ型a。いうなれば、艦隊型潜水艦ね!」

 

 

 ゴーヤの言う通り、一口に潜水艦といっても、様々な種類が存在する。

 ひとまず、この場に居る巡潜乙型と海大型に限って説明すると、航続距離を優先したか、速度を優先したかの違いだ。

 

 巡潜とは巡洋潜水艦の略で、外洋での単独行動を主とする大型潜水艦。

 その中でも細かくグループ分けできるのだが、ゴーヤが属する乙型は、甲型から旗艦機能をオミットした、いわば簡略型である。

 他にも主機関などが変更されており、若干速度は落ちてしまったものの、航続距離は更に伸びた。

 そして、イムヤのいう艦隊型潜水艦というのが海大型。

 海軍大型の略であり、他国の潜水艦の水上航行速度が二十ノットだったのに対し、二十三ノットという高速性能を有していた。

 これは、艦隊決戦へと参加するのを目的とした為であり、竣工した当時のイムヤは、まさしく世界最新鋭の潜水艦だったのだ。

 

 余談だが、水上艦と潜水艦では魚雷の発射方法も変わってくる。

 基本、水上艦は船体に沿って発射管が据えられ、撃つ時は敵に腹を見せなければならない。

 その点、艦首に水中発射管を持つ潜水艦は、敵艦に対し垂直に近い角度で撃つことが可能だった。巡潜乙型は艦首に六門。海大Ⅵ型aは艦首四門、船尾に二門だ。

 大型水上艦――過去の長門などは、新造時に水中発射管を備えていたらしいけれど、のちの改装で撤去され、現代においても装備された例は極めて少ないとのこと。

 まるゆの場合、構造的に発射管の増設が難しいため、千歳たちの甲標的よろしく、潜水艇を遠隔操作する形になるだろう。

 加えて、伊号の伊は排水量が一千t以上の潜水艦を意味し、その下には五百から一千の呂号、五百以下の波号が存在する。多少の誤差はあるが、イロハの順である。まるゆは三百t程度の小型潜水艇だ。

 更に更に。船体に書かれる名前にはアラビア数字が使われ、漢数字が使われることはない。ザ・豆知識。

 

 

 

「まぁ、まるゆが戦いへ出る事は無いとしても、いざという時のために一つくらい用意した方が良いのかもな。最近、輸送任務で頑張ってくれてたし、ご褒美も兼ねて用意するよ」

 

「本当ですか!? あ、ありがとうございます、隊長!」

 

「どういたしまして……おお゛ぅ……」

 

 

 よほど嬉しいのか、まるゆは狭い湯船で頭を下げようとモゾモゾ。肩まで揉んでくれる。

 速度も航続距離も一桁な代物だけど、魚雷を撃てるという事実が重要らしい。

 ホント、素直で良い子だこと。でも、もう少し強めがいいかなぁ……。

 

 

「てーいーとーくー? イクの事も忘れちゃダメなの! こうして御奉仕してるなのに!」

 

「いだだだだ!? 急に強過ぎるっ!?」

 

「ゴーヤも、てーとく指定の水着以外に、何か欲しいでち」

 

「私はスマホとかに興味あるんだけどなー?」

 

「あ、あの、痛いのはダメです、隊長が可哀想ですよぅ」

 

 

 小さな手の感触に和んでいたら、マッサージが魚雷攻撃へ変化。

 痛過ぎて逃げ出そうとするも、両側からイムヤ、ゴーヤが身を寄せてくるせいで失敗。まるゆだけが唯一の味方だった。

 これはマズい、痛いのもそうだけど、女の子にピタッとくっつかれるのはもっとマズいっ。

 

 

「あぁもう、分かった分かった! また今度な! 例のパーティーが終わったら考えるから、ちょっと時間と距離を……」

 

「ホントでちか? じゃあ約束、指切りするでちっ」

 

「ならイクもするのね。指切り拳万、嘘ついたら、魚雷を色んな穴に突ーっ込む」

 

「指切った……って穴!? いま穴っつったか!?」

 

「ちょっと司令官、狭いんだから暴れなひゃう!? お、お尻触ったでしょ!?」

 

「あ、ごめんなさい。今のはまるゆです……」

 

 

 とりあえず要求を飲むフリをし、ゴーヤと小指を絡めるのだが、しゃしゃり出てきたイクの歌に戦慄が走る。

 このままでは、魚雷バ○ブで穴という穴を犯されてしまう。可及的速やかに脱出しなければならない。

 しかし、動けば動くほど身体の密着度は増して行き、より脱出が困難に。

 スク水と似た濃紺の闇が、換気窓の向こうで広がる中。騒がしいバスタイムは続く……。

 

 うん。

 舞踏会の前に病院行こう。

 

 

 

 

 

「どうしましょう……。金剛さんの依頼を達成しに来たら、青葉、トンでもない物を見ちゃいました……。ホントどうしましょう、この表に出せそうもない写真……」

 

 

 




「ん~っと……。ドレス良し、仮面良し、化粧良し、香水良し。髪の染めムラも無し。完璧ね。じゃ、私行くから」
「はい。行ってらっしゃいませ。船のプラモ作りながら、テレビ越しに見守っております!」
「……本当にブレないわね、アンタ」

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