もう少し、上手く書ければ良かったんですけど・・・・
雪が降る幻想郷に、一人の妖怪が歩いていた。
彼女の名はレティ・ホワイトロック、冬の妖怪である。冬の時期にしか現れず、そしてその正体、実力共に不明であり、一説には雪女や冬の精霊とも言われている。
そんな彼女は、ある悩みごとあった。それは―――。
「やあ、ご機嫌は如何かな? 我が愛しきレティよ!」
(また来ているわ・・・まったく懲りない奴ね)
突如現れた雪男に、レティはうんざりとした表情をした。
「また来たの? 何度も言っているでしょ、貴方には興味は無いって」
「ふふふ、別に恥ずかしがる必要は無いさ、僕には君の気持ちがよーーーく分かっているんだからね」
「全然分かっていないじゃない! 貴方少ししつこいわよ!」
「照れ屋さんだねレティは、安心して、どんな君でも僕は全てを受け止める!」
「あ、そう、だったら私の目の前から消えて」
レティは冷たく雪男に言うが、彼はレティの言葉を自分の都合の良いよう受け止めた。
「なるほど、これが噂のツンデレという奴だね。ああ! 君のデレを感じるよ!」
(付き合ってられないわ・・・)
レティは吹雪で、目眩ましをし、その場を去った。
「ああ! 待っておくれよ!」
雪男は、彼女の姿を見失うと、彼女を探しに走り出した。
―――――――――――
「なに? ストーカーに追われている?」
ジンは雪かきをしながら、レティの話を聞いていた。
因みに、霊夢達は側にはいない。何故ならレティの回りは一層に寒く、彼女に近づきたいとは思もわないからである。
「そうなのよ~しかもしつこくて困っているの。何とかならない?」
「う~ん・・・・・・ストーカーを相手にしたこと無いからな・・・」
ジンは悩んだ。
外の世界なら、捕まえて警察に突き出せば、それで解決するのだが、ここは幻想郷で、しかも相手は妖怪である。捕まえて注意する程度では諦めないだろう。
「どうにか諦める方法を考え無いとな・・・・・・」
「諦める方法? 例えば?」
「例えば・・・・・・レティに恋人がいるとか・・・」
「あら、それなら簡単じゃない♪」
そう言ってレティは、ジンと腕を組む。
「お、おい! 一体何を―――」
「今日から貴方が私の恋人よ♪」
「・・・・・・は?」
「だから、私と貴方で恋人同士の振りをするのよ。そうすれば、向こうが諦めてくれるでしょ?」
「いや、それだけで諦めるとは限らないが・・・・・・」
「ともかく、明日からよろしくね♪」
レティはそう言って、神社を去って行った。
ジンは不安を感じながら、レティの恋人役となった。
―――――――――――
その夜、ジンは晩飯を食べながら、霊夢にレティの恋人役を引き受けた事を話した。
「ふーん、そんな事を引き受けたんだ。へー」
霊夢は興味なさそうに、それでいて何処か不機嫌であった。
「それでな霊夢、お前に頼みがあるんだ」
「なに?」
「もしストーカーの妖怪が凶行に及んだら助けて欲しいんだが・・・」
ジンは恐る恐る霊夢に聞くが、彼女は淡々と答えた。
「悪いけど、その日は用事があるから」
そう言って食器を片し、居間を出ていった。
「何か霊夢の奴、不機嫌だったな」
「そうですね、虫の居所が悪かったんでしょうか?」
ジンと針妙丸は、不思議そうにしていたが、妖狐は、呆れたような表情をしていた。
「ジンさん・・・・・・本当にわからないんですか?」
「え? どういう意味だ?」
「・・・・・・男の人って、鈍感な人が多いんですかね」
「妖狐はわかるの?」
「もちろんです。でも、教えて上げません」
そう言って、妖狐も食器を片し、居間を出ていった。
残されたジンと針妙丸はた顔を見合わせた。
「針妙丸、お前分かるか?」
「いえ、全然」
「そうか・・・うーん・・・・・・」
ジンは色々と考えたが、結局分からなかった。
(まったく、本当に無神経なんだから)
霊夢は不機嫌そうに食器を洗っていた。
するとそこに、妖狐がやって来て、霊夢の隣に立つ。
「ジンさんも、しょうがない人ですね」
「まったくよ、人の気も知らないで・・・・・・」
「それで、どうするんですか?」
「どうするもこうも、好きにやらせればいいじゃない、私は知らない」
「本当にいいんですか? ジンさん、ストーカーにやられるかも知れないですよ?」
その言葉を聞いた霊夢は、ピタリと手を止めた。
ジンは弾幕勝負に関しては、かなり強い部類に入る。何故なら、彼の能力である“軌跡を視る程度の能力”により、大抵の弾幕をかわす事が出来るのだ。
しかし、それ以外に関しては、普通の人間と大差は無い。酒を飲めば鬼人になれるのだが、彼はあまり酒を頻繁に飲まない為、常時なっている訳でもない。
もしも、弾幕勝負以外の戦いになれば――――。
(ううっ、何だが心配になって来た・・・・・・)
しかし、あんな事を言った手前、今更協力するなんて言えない。そこで霊夢がとった行動は――――。
―――――――――――
翌日、ジンは人里から少し離れた木の下で待ち合わせをしていた。
しばらくすると、レティがやって来た。
「お、来たか」
「お待たせ、ダーリン♪」
レティの一言で、ジンはズッこけた。彼女の言葉があまりにも予想外過ぎたからである。
「お、お前・・・ダーリンは無いだろ」
「あら、外の世界じゃあ、愛し合う男女は互いをダーリンとかハニーとか言うんじゃないの?」
「いつの時代の話だ!? 少なくとも、俺の知る限りいないぞ!」
「そうなんだ。でも、折角だし、そう呼び合わない?」
「絶対に拒否する。
どうしても呼び合いたいなら、他の奴にしろ」
「え~、つまんないの」
「・・・・・・帰ってもいいか?」
「あー! ウソウソ! 冗談だってば!」
「目的を忘れるな。今回のだって、ストーカーを追い払う為だろ」
「だって、どうせやるなら楽しい方が良いでしょ?」
「やれやれ・・・」
ジンはため息を吐きながら、レティに手を差し出す。
「え?」
レティは、差し出された手を見て、キョトンとした。
「一応、恋人同士だろ」
その言葉で、ジンの意図を理解したレティは、微笑みながらジンの手を取る。
二人は手を繋ぎながら、人里へ向かった。
その様子を、密かに見ていた人物達がいた。
「追うわよ三人とも」
霊夢、サニー、ルナ、スターの四人がその様子を眺めていた。
彼女が取った行動とは、ジンに黙って様子を見ることであった。
サニーとルナの能力で姿と音を消し、スターの能力で周囲を見張っていたのだ。
「待って! 誰かが近くにいるみたい」
ジン達の後を追おうとした時、スターが声を上げる。
それを聞いた霊夢達は動きを止めた。
「もしかしてストーカー?」
「それなら好都合だわ。サクッと退治して終わらせるわよ」
霊夢はそう意気込み、潜んでいる人物に元へ向かう。
一方、そうとも知らないストーカーの雪男は、ジンとレティの姿を見て、わなわなと怒りに震えていた。
「ぼ、僕という者がありながら、あんな男と・・・・・・ま、まさか! 脅されているのか!?」
どこまでも都合の良い解釈をするストーカーの雪男。彼の妄想は止まらない。
『分かっているだろうな? これをバラされたく無ければ―――』
『ううっ・・・・・・わかりました』
『ゲヘヘへ、物分かりの良い女は嫌いじゃないぜ』
『ああ・・・ごめんなさい貴方』
等と、どっかの寝とられ系の話が彼の脳内で展開されていた。
「ゆ、許せん!」
怒りに燃えた雪男は雪を操り、氷柱を精製する。
「愛と正義の鉄槌を食ら――――」
「止めんかアホ!」
「うお!?」
氷柱をジン目掛けて放とうとする寸前に、霊夢が雪男を足蹴りして止めた。
「イタタ・・・一体誰だ! 僕を蹴った・・・・・・げえ!? 博麗の巫女!?」
雪男は霊夢の姿を見ると、驚きの声を上げるが、霊夢はそんな事をお構いなしに、雪男を問い詰める。
「あんた、その氷柱で何をしようとしてたのよ?」
「いや、その、え~と・・・悪漢を成敗しようとですね・・・」
霊夢の鋭い視線に圧倒され、雪男はしどろもどろと答える。
「悪漢? レティの側にいる男?」
「そう! そうなんです! あの男はレティの弱味を握って、彼女をやりたい放題・・・僕は彼女の恋人―――夫として、彼女を救わなければならない!」
「・・・・・・」
霊夢は雪男の話を聞いて、頭が痛くなって来た。するとそこに、サニーは雪男を見て何かを思い出した。
「あ、思い出した。あんたチルノにちょっかい出していた変態じゃない」
「え?」
「変態とは失礼な! 僕はれっきとした紳士だ!」
「あんたは黙っていなさい! サニー、詳しく教えてくれる?」
「良いですよ、あれは―――」
サニーの話によると、この雪男はチルノにもちょっかい出していたらしく、あまつさえ誘拐を働いたらしいが、その時は大妖精が怒涛の如く雪男をボコボコにして大事に至らなかったらしい。
それを聞いた霊夢は――――。
「何が紳士よ! とんだド変た―――あ!」
霊夢が振り返った時には既に雪男は逃げ出していた。
霊夢は物凄いスピードで、雪男を先回りした。
「知らなかった? 博麗の巫女からは逃げられない事を」
「え、あ・・・・・・」
「覚悟は良いわね!」
霊夢は雪男に封魔陣を放った。
その後、霊夢に退治された雪男は、二度とレティに近づかない事を誓わされ、ノロノロと帰って行った。
「これで一件落着ね」
「それは良いんだけど・・・ジンに知らせなくて良いの?」
「あっ」
ルナ言葉で、霊夢は思い出した。ジンは霊夢が協力してくれた事も、既にストーカーを退治した事も知らずに、レティと偽装デートをしに行ってしまったのだ。
(ああもう・・・こんな事なら最初から手伝えば良かった・・・・・・)
「霊夢さん?」
「・・・・・・今日はもう帰る」
ストーカーを退治してしまった為、ジンを見守る大義名分を失ってしまった霊夢は、がっくりとしながら神社に帰って行った。
―――――――――――
そんな事も知らない二人が訪れたのは、里で一つしかないカフェであった。
「へぇ、幻想郷にカフェがあったのか・・・知らなかったな」
「結構オシャレで、人気があるのよ」
レティの紹介で、ジンは益々興味を持つ。
二人は店内に入り、店員に案内され席につき、メニューを開く。
「えーと、何が良いかな?」
「オススメがあるんだけど・・・どうする?」
「オススメ? 一体何だ?」
「それはちょっと特別なメニューなんだけどね」
「それは興味深いな、それにするか」
「決まりね」
レティは嬉しそうに、店員に注文をする。
しかし、何故かジンに聞こえないように店員に耳打ちした。
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
そう言って、店員は店の奥へと行った。
「一体何を頼んだんだ?」
「ふふ、それは来てからのお楽しみ♪」
レティは悪戯な笑みを浮かべながら言う。
ジンは怪訝に思ったが、いずれわかるだろうと、これ以上の詮索をしなかった。
やがて、店員が注文の品を持って来る。
「特性カップルパフェです。どうぞ、ごゆっくり」
テーブルに置かれたのは、一回り大きいパフェであった。
「特徴・・・カップルパフェ?」
「何でも、男女のカップルしか頼めない隠しメニューなのよ。
前から食べてみたかったのよ♪」
「そ、そうか・・・・・・」
「それじゃ、食べましょうか」
「お、おう・・・・・・」
二人は大きなパフェを食べ始める。
「上手く食えないな・・・」
「ふふ、口元についているわよ」
レティはジンの口元についていたクリームを取り、それを食べた。
「な、何をするんだ!?」
「うふふ」
ジンの慌てふためく姿を見て、レティは微笑んだ。
―――――――――――
二人が次に訪れたのは、守矢神社に設置されたアイススケート場である。
守矢神社は冬で湖が凍るのを利用して、アイススケート場を作っていた。
他にもスキー場を作る案もあったらしいが、森を切り開かなければならないので却下された話もある。
「ホラホラ、ジンもこっちにおいでよ♪」
レティは慣れた感じで、スイスイと滑っていた。
一方ジンは、未だに柵から離れられずにいた。
「む、無理を言うな! こっちは初心者なんだぞ!」
「もう、しょうがないわね」
そう言って、レティはジンの元にやって来て、彼の手を取る。
「ほら、教えて上げるから」
「あ、ああ・・・」
レティはジンの手を引きながらゆっくりと滑り出す。
「重心に注意してね」
「わ、わかった・・・」
「あら、ちゃんと滑れるじゃない」
「茶化すな、手を離された瞬間に転ぶ」
「ふふ、それじゃ、ちゃんと繋いでいてあげるわ」
レティは、微笑みながらジンに言った。
その後二人は、手を繋いだまま滑り続けた。
―――――――――――
夕方、二人は人里から外れた街道を歩いていた。
「うーん♪ 楽しかったー♪」
レティは今日のデートに満足をしているようで、楽しそうに笑っていた。
一方ジンは、一つの懸念を抱いていた。
「結局、ストーカーは姿を現さなかったな」
「そうね、いつもだったら、こういう時に姿を現すのに」
二人は周囲を見回すが、それらしい影は見当たらなかった。
「どうやら、私達のデートを見て諦めたようね。もしくは、他の誰かさんに成敗されたか」
「それなら良いが・・・結局どんな奴だったんだ?」
「思い込みの激しい奴よ。
ちょっと話をしただけで、自分に好意を持っていると勝手に考えるし、私の話を聞かないし、正直、相手にするのもうんざりよ」
「そ、そうか・・・・・・」
「思い出すと折角の気分が台無しになるから、この話は御仕舞い」
「それじゃ、何を話す?」
「そうね・・・折角だから、貴方の恋話を聞きたいわ」
「お、俺の?」
「ええ、貴方はあまり自分の事を話さないでしょ? だから聞きたいの」
「・・・・・・そんな面白い話じゃないが、良いのか?」
「もちろんよ」
レティは興味津々であった。
ジンは観念したのか、話始めた。
「確か・・・中学の時だったな、初めて好きな人が出来たのは」
中学時代、ジンは当時のクラス委員長の少女に恋をしていた。
彼女は明るく、誰にでも気軽に話せる性格だったので、かなりの人気があり、彼女に好意を寄せる人が多かった。ジンもその一人である。
「当時、俺は副委員長だったから、彼女と一緒にいる時間は多かった。
彼女と一緒にいると、どんな些細な事でも楽しく思えた」
しかし、そんな時間は終わりを告げた。
ある日のこと、彼女にある相談を持ち掛けられたのだ。それは―――。
『あのね・・・好きな人が出来たんだけど・・・・・・』
恋の相談だった。
「その言葉を聞いた時は、ショックが強かったな・・・・・・」
「・・・・・・それで? 貴方はどうしたの?」
「もちろん、力になった。
そのかいあって、彼女の恋は実った」
「でも、貴方の恋は・・・・・・」
「俺が選んだ事だ。後悔は無い」
ジンは、自らの恋を潰す事で、初恋の少女の恋を実らせた。
それは恐らく、とても辛い選択だったのだろう。それでもジンは、少女の幸福を願った。
「・・・・・・貴方って、損な人ね」
「よく言われる」
ジンは自嘲気味に笑う。
そんなジンに、レティは言う。
「他人の幸せを願うのは素敵だと思うけど、もう少し自分の幸せを欲しても良いんじゃない?」
「自分の幸せ・・・・・・」
「例えば恋人を作るとか。なんなら、私が貴方の恋人になっても良いわよ」
「おい、冗談でもそんな事を軽く言うな」
「あら、私は冗談で言っていないわよ」
「え?」
レティはジンに向き合った。そして、微笑みながら言う。
「貴方となら、恋人になってもいいと本気で思っているわ」
「レティ・・・」
レティのその言葉を聞いたジンは、それは彼女の本心だと感じ取った。だからこそジンは――――。
「・・・悪いけどレティ、お前とは付き合えない」
本心で答えた。それが相手に対しての礼儀だと、ジンは思ったからである。
「そっか・・・あーあ、振られちゃった」
「レティ、俺は―――」
「はいストップ、無闇な優しさは時に相手を傷つけるわよ」
「・・・・・・わかった」
「それで良いのよ。その優しさは、貴方が恋した人に上げなさい。
それじゃ、今日は楽しかったわ」
そう言って、レティは去って行った。
―――――――――――
ジンが神社に戻ると、何故かテーブルにうつぶせになっていた。
「・・・どうした?」
「・・・・・・」
ジンの言葉に霊夢は返事をしなかった。仕方がないので、妖狐に事情を聞く事にするのだが―――。
「妖狐、霊夢の奴はどうしたんだ?」
「それが・・・帰って来てからずっとあの調子なんですよ」
「そうか・・・・・・」
再び霊夢の姿を見る。その姿に哀愁を感じさせていた。
「・・・・・・仕方ないな」
そう呟いたジンは、台所に向かった。
霊夢は、テーブルにうつぶせになりながら、憂鬱な気分に浸っていた。
(はあ・・・一体何をしているんだろう私・・・・・・)
そんな事を考えていると、いい香りが漂う。
顔を上げて見ると、お粥を持って来たジンの姿があった。
「ジン?」
「ほら、お粥作ったぞ」
「べ、別に、お腹すいて――――」
その時、霊夢のお腹の音が鳴る。
霊夢は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤になる。
「・・・・・・ぷっ」
「な、何よ! 笑うことじゃない!」
「悪い悪い。ほら、これでも食べな」
そう言って、お粥を霊夢に差し出す。
「・・・・・・いただきます」
霊夢はムスッとしながらも、ジンが作ったお粥を食べ始める。
「・・・・・・美味しい」
そんな言葉を漏らしながら、霊夢は食べ続けた。するとジンが――――。
「ありがとな霊夢。今日は助けてくれて」
そんな事を言って来たのだ。
霊夢は、ジンが何を言っているのか理解出来ず、呆けてしまった。
「な、何を言ってるのよ? 私は何も――――」
「氷柱を投げようとした妖怪を退治してくれただろ?」
「ど、どうしてその事を―――」
「ちょっと気になって、軌跡を視たんだよ」
その言葉を聞いて、霊夢は納得した。彼の能力は、簡単に言うと未来視と過去視であり、未来と過去の出来事を限定的に知る事が出来る。
どうやらそれで知ったようだ。
「これはその御礼だ。ありがとうな霊夢」
「・・・ふふ、どう致しまして」
ジンの言葉を聞いた霊夢は嬉しく思い、微笑み返した
取りあえず、レティファンの方申し訳ありません。
この軌跡録のメインヒロインは霊夢なので、結果的にはこういう形になりました。