皆さん、炭酸ジュースは何派ですか?作者は三ツ矢サイダーが好きですね。まぁ、炭酸ジュースならなんでも良いですね。
今回も前回の続きです!簡単に説明すると、舞台は風呂場!という事くらいですね。あと、引き続き混乱するかもしれませんので、気を付けて下さいね。
では、ごゆっくり
風呂。それは日頃の疲れを取り、体の芯から温めてくれる癒しの場。悩みなどを無くして快楽へと進ませる。中には気持ち良すぎて寝てしまう事も。
「なら、私から入るわね」
いつもどおり、幽々子は立ち上がり、風呂場に向かう。
いや待てや!!!
「ちょっと陽斗、離してよぉ」
「離してたまるか!なんで幽々子は日常の様に風呂場に向かってるんだよ!?それ俺の身体だぞ!?」
だが、俺と幽々子はその風呂には今は入れない。
なぜなら、入れ替わっているのだから。
「だから、今から俺が考えるから!」
あ、その前に、
「妖忌~、先にお風呂に入っていいわよー」
「そうですか、なら先に」
俺は幽々子の真似をして、考える時間を増やす。
「あら、結構上手ね」
「まぁな。じゃなくて、俺は幽々子の身体で風呂に入るのは恥ずかしいんだよ!」
「いいじゃないのよぉ、私だって陽斗の身体でお風呂に入りたいの~」
「幽々子も結構な変態じゃねえか!」
なんで大丈夫なのかが俺には全くわからない。仮に、幽々子が俺の身体で風呂に入ったら、俺は幽々子の身体で入らなくてはいけなくなる。それは流石にヤバイ!
「もぉ、ならどうするのよぉ」
「ちょっと待てよぉ..............」
考えろ、考えろ俺!どうすれば風呂に入れるのかを!
......他から見ると『普通に入れば?』ってなるだろうが、こっちは入れ替わってるもんでねぇ、苦労してるんですよ。
そんなのはどうでもいい。どうしようか、何個かは思いついたんだが、
1つは風呂に入らない。でもそれだと、俺は大丈夫だか幽々子が嫌がるだろう。
2つ目はタオルを濡らして身体を拭く。だがこれも幽々子が嫌がるだろう。
「う~ん」
「あっ、わかったわぁ!」
すると幽々子が何やらひらめいたように言う。これはなかなか期待がある。
「一緒に入れば良いのよ」
「................ゃ」
やっぱりそうなるのかよーーーー!!!
◇ ◇ ◇
「なぁ幽々子、絶対にタオルを取るなよ?」
「えぇ~」
「じゃないと悪いんだよ!」
「ふふ、冗談よぉ」
「はぁ.........」
俺と幽々子は今、2人で風呂に入っている。お互いにタオルを取らない、という条件付きで。
でも困ったなぁ。タオルを巻いたのは良いが、どうやって身体を洗えば良いんだろうか。頭を洗うのは簡単だ。だが身体を洗うとなると、タオルを取らなくてはいけないのだ。そこが問題だよなぁ。
「ねぇ陽斗、男の人ってやっぱり胸は大きくないのね」
「あぁ、そうだな」
「どうしてかしらね?」
そう言い、幽々子は俺の身体をペタペタと触る。
あぁ、なんか見ている方が恥ずかしい.......。俺は触らないぞ?
ん?そういえば、
「なぁ幽々子」
「なに?」
俺が幽々子の名前を呼んでもまだペタペタと触っている。そろそろやめて欲しいのだが........。
「この長い髪は、どうやって洗うんだ?」
そう、幽々子は髪が長く、腰辺りまで伸びている。男ではこんなに伸びてる奴は居ないだ........あ、妖忌って結構髪が長いよな。あぁ、妖忌に聞いとけば良かったな。
「洗う時って、ワシャワシャしていいのか?」
「ダメよぉ。そんな事したら髪が傷んじゃうわ」
「ならどうやって?」
ワシャワシャがダメならどうしろと?俺は今までそうやって生きてきたぜ!ワシャワシャで生きてきた、というのもどうかと思うがな。
「いいわ、私が髪を洗うわよ」
「あぁそうか、すまないな」
そう言い、幽々子は俺の後ろに座って準備に入る。
「陽斗の手で触ってわかったけど、自分の髪ってサラサラなのね~」
「だな。幽々子は髪が綺麗だもんな」
入れ替わった事に気づいた時はホントにビックリした。『俺こんなに髪長かったか?こんなにサラサラだったか?』とか結構慌てたもんな。
「はい、終わったわよ」
「ありがとな」
「それじゃあ今度は陽斗の番ね」
................え?
「ほら、早くしてよ~」
「あ、幽々子。俺は適当にワシャワシャして良いから」
「やぁよぉ、私もしたんだから陽斗もしてよー」
「はぁ、わかったよ」
まぁ自分の髪だもんな。適当にしたらいいだろ。でも、俺はいいだろうが幽々子にとっては多分俺のやり方だと痛いかもしれないな。今回は少し優しくするか。
俺は幽々子の後ろに座って頭を洗う。
「へぇ、ホントにこのくらいでいいの?」
「まぁ大体はな」
よぉし、後は頭からお湯を被って完了。
「ねぇ陽斗。さっきから当たってるわよ」
「え?........あぁ!すまない!」
うわ!全然気づかなかった、やっぱ普段気にしてないことって、なかなか気がつかないもんなんだな。
「自分の胸って、結構柔らかいのね」
「もう言わないでくれ、こっちが恥ずかしくなる」
あぁ、もう、やだ、恥ずかしい。
「ちょっと.........揉んでみたいわね」
「なぁ幽々子。お前は1回、紫に見てもらった方がいいぞ」
「揉むところを?」
「頭をだよ!」
ホントに心配になってきた。好奇心からなのか意外と変態からなのか、出来れば好奇心の方がいいが、どちらにせよ、今度紫に見てもらおう。
「大丈夫よぉ、優しくするから」
「いや、そういう問題じゃなくてな、異性としてはぅ!」
俺が必死に説得をしているが、幽々子はそれを無視して、胸に手を当てる。へ、変な感じがする!?
「ぁっ...」
「あら、私ってそんな声が出るのね」
「ゆ、幽々子、これはヤバあっ!」
「陽斗ったら面白いわね」
こ、こいつ、好奇心なんかじゃねえ。ただの変態とドSが混じったただの変態だ。
「あっ、幽々.......子っ!これ、これ以上はヤバ....!」
「ふふっ、私ってこんな顔も出来たのね。自分でも知らなかったわ」
「うん、だから止め.......あぁっ!」
ヤバイ、そろそろ限界に近くなってきたな。多分このまま続ける俺の異性も持たないし変な死に方をするだろうな。
「うーん、そろそろ止めましょうか」
満足したのか、幽々子は手を離し、セクハラを止めた。
「 はぁ、はぁ、はぁ............」
「大丈夫?」
「これが、大丈夫って見えるか...........?」
結構な心の重症だぞ。
「でも、楽しかったわ」
「そりゃそうですか」
「今度はタオルを取ってからやりたいわね」
「幽々子、さすがの俺でもキツイからな?」
「じゃあそろそろ上がりま、あっ!」
幽々子が風呂から上がろうとし、立ち上がる。だが幽々子は立ち上がったと同時にバランスを崩してしまった。バランスを崩した幽々子、もとい俺の身体はこっちに向かって倒れてきた。...........嘘だろ?
「う、うわぁ!!」
当然、幽々子は俺にのしかかる様に倒れ、それと同時に幽々子が俺の頭にヘッドバットをし、2人とも気を失ってしまった。
◇ ◇ ◇
「うーん.........いてぇ」
頭が痛い。かなり強く打ったなこりゃ。幽々子は大丈夫か?
俺は立ち上がり、幽々子の方を見るとそこには......
......幽々子の身体があった。
「って事は...!」
俺は慌てて身体を確認する。胸も無く、稽古で着けた筋肉がちゃんとある。髪も短くなり、声も俺のだ。
「よっしゃぁぁ!!戻ったぁ!」
やったぁ!これでもう苦労したくてすむ、演技もしなくてもすむぞ!
俺が感動をしていると、幽々子もしばらくして立ち上がり、元に戻った事に気づいた。
「あっ、元に戻ってるわ。でもなんか残念ねぇ」
「いや、そこは喜べよ」
「うーん、それもそうね」
幽々子は両手を広げ、少し飛び跳ねる。
「幽々子、そんなに動くとタオルが.........」
「ん?.......」
...........取れた。
綺麗な身体に白い肌。無駄な脂肪も見当たらず身体のラインも良かった。お腹は凹んでおり、胸は大きく出ている。そんな光景が、目の前に広がった。
「あら」
「あら、じゃねぇよ!ば、早く隠せよ!」
「別にいいじゃないのよぉ、陽斗なら別に平気よ?」
「そういう問題じゃねぇーーー!!!」
どうでしたか?
この話を書くときは、かなり頭を使いましたね(別の意味で)。今回の話を見て、『作者は変態』みたいな印象を持たないでください!自分なりにはギリギリのラインだと思ったので変態なんて言わないでぇ!
感動や意見、気軽にどうぞ!
ではまた次回!