第一声がこんなのですみません。でも頑張りましたよ今回のテスト!なかなか手応えもありましたし、無かったのも少々......。
っというわけで!
ごゆっくり
今、俺は朝食を食べ終わり咲夜に紅魔館の案内をしてもらっている。
「それで、私の料理はどうだったかしら」
「あぁ。すごく美味しかったよ!」
正直、料理を口にしてから『...俺のより上手いんじゃね?』と頭の中がいっぱいだった。って言うか逆に教えられる気がした...。
「あれだけ美味しいのに、やっぱり俺に教えてもらうのか?」
「えぇ。お嬢様に喜んでもらえるようにね」
「...なんか、妖夢みたいだな」
「あの半分の人?」
「半分って......。まぁ、立場も似てるしな」
妖夢は幽々子が喜んでもらえれば何でもってくらい努力をする。咲夜も、レミリアに喜んでもらえるようにわざわざ白玉楼まで来て俺に教えてもらうんだ。なんか似てるよな。
「そうかしら」
「それで、今から何をするんだ?」
「そうね。あなたにはまず、紅魔館の住人を紹介しないといけないわ」
紅魔館の住人かぁ。確か、宴会には来てなかったけどあと2人くらい居たような気がする。美鈴はさっき出逢ったけど。
そして廊下を歩き続けてから、目の前に扉があった。
咲夜はノックをして、扉を開けた。俺も咲夜についていくように部屋に入り、周りを見渡した。
「す、すごいな......」
その言葉が、その部屋の第一印象だった。
いろんな書物が散らばっていた事に。
いやホントに、爆撃されたんじゃね?って言うくらい凄いよ!だって既に俺の足元に本があるもん!
「咲夜...これも」
「たまにあるわね」
「なら美鈴は」
「いつもよ」
「そうか......」
美鈴は、いつもなんだ。
「咲夜さーーーん!」
すると部屋の奥のほうから可愛らしい声が聞こえる。その声は次第に大きくなり、それと同時に羽の生えた女の子が飛んできた。
「あら小悪魔。これは一体」
「パチュリー様が魔法に失敗しまして」
「なるほど、分かったわ」
「それと、そちらの方が噂の幽霊さんですか!?」
するとその小悪魔と言う人?が俺を見つけては目をキラキラさせながら聞いてきた。
「はじめまして幽霊さん。私は小悪魔って言います。何かあれば気軽にそう呼んでくださいね、幽霊さんっ」
小悪魔はそう言い、ニコッとした笑顔で一礼した。
髪は赤で長く、背中からは黒い翼が生えて、頭からは小さい羽っぽい物が生えている。身長は少し低めで妖夢と同じくらいだ。服装は白いシャツに黒のベスト。下はベストと同じ色をしたロングスカートで赤いネクタイをしている。
「幽霊...まぁいいや。俺は如月 陽斗、白玉楼から来たんだ。宜しくな」
「はいっ!」
と、またニコッと笑顔になる。
「ねぇ小悪魔。パチュリー様は?」
「パチュリー様は......あちらです」
「うわぁ」
咲夜は小悪魔の教えたら方を見ると、咲夜はそんな言葉を口にした。俺も気になってその方を見た。
「......山?」
まさに、その言葉の通り本が山積みにされているのだ。たぶん、高さ的には咲夜より少し小さい、と言ったところか。
すると咲夜は、その本の山へと入っていった。俺と小悪魔はとりあえず咲夜について行った。中は意外と......やはり本であり、いろんな種類の本があった。
そしてその奥に、パチュリーであろう帽子がひょこっと見えてきた。
「パチュリー様」
「......」
咲夜はパチュリーの名前を呼ぶ。だが反応が無かった。
「パチュリー様?」
「......スー...スー」
「「「寝てる!?」」
ちょうど3人の声が重なった。そしてなぜか咲夜と小悪魔は何やらパチュリーを見てはそわそわしていた。
パチュリーが寝ているのって珍しいんだろうか?
「...ぅ、うーん。あら、みんなどうした...」
パチュリーは目を覚まして起きた。だが小悪魔にはその小さな仕草が可愛かったのか、パチュリーに向かってダイブした。
「パーチュリー様ー!」
「あ、小悪魔。今私に近づいたら...」
と、パチュリーが静かに言った。何のことだろうか。俺はパチュリーの周りを見るが、目立つような物は無かった。
だがその時、ダイブした小悪魔の目の前に、何やら紫色をした壁のような物が現れた。その壁はなぜか電気を走らせていた。当然、小悪魔はそれに直撃する。
「ひゃぁぁぁぁ!!!」
「魔法結界があるのに」
バチバチと鳴り響く音。それを俺たちは聞くことしかしなかった......。
「は、早く言ってくだ...さい......」
「言おうとしたらあなたがもうそこだったのよ」
「パチュリー様、お茶を持って来ました」
「ありがと咲夜。それと、あなたは......」
するとパチュリーは俺の方を見てくる。まぁ1度面識があるからと言って覚えてる訳ないよな。
「如月 陽斗だ。前に宴会の時に...」
「あぁ、あの亡霊ね、思い出したわ。なんでここに?」
「咲夜に料理を教えるためにな」
「へぇ、咲夜が他人に頼るなんて珍しいわね」
「まぁ私は普通に料理が出来ますからってなんで咲夜さんはナイフを構えてるのですかぁ!」
その通り、咲夜は小悪魔が喋り始めた時にはなぜかナイフを構えていた。っていうかなんでナイフ持ってんの?
「という訳で、ちょっと陽斗を案内してきます」
「そう。頑張ってね咲夜」
「頑張って下さいね〜」
「はい」
そう言い、咲夜は頭を軽く下げ、俺たちは図書館から出ていった。
「んで、今度はどこに行くんだ?」
「そうね。そろそろ時間だから......」
「ん?」
────紅魔館外
「言い訳は?」
「ちょっと、眠かったのであいたっ!」
「美鈴、あなたねぇ......」
はぁ、とため息をついて頭を抱える咲夜。
俺と咲夜は昼ごはんを食べようと美鈴を呼びに来た。だが予想通り、美鈴は爆睡していたため、今咲夜が説教をしている最中である。
「門番ならちゃんと立ってなさいよ」
「でも、それだと眠くなっちゃって......」
「それは我慢しなさい!」
「うぅ。まぁ確かに、起きていて良いことはありますね」
「あ、あるんだ...」
「はい。咲夜さんが差し入れを持って来る時ですね。その時におしゃべりするのが楽しいです」
「うっ......あぁもう分かったから、昼ごはん食べるわよ」
「はーい」
「はぁ、まったく......」
俺は咲夜と美鈴がそんな会話をしているのをずっと聞いていた。なんか、意外と美鈴にも可愛らしいところがあるんだな。
「それで、今日は誰が作るのですか?」
「今日は陽斗が作るわ」
「おぉ、陽斗さんの料理は初めてですね」
「ん?朝は食べてないっけ?」
「いえ。朝は寝てま...門番でしたから」
「...陽斗。美鈴の分は作らなくていいわ」
「なんでですかぁー!」
こんな会話もしながら、俺たちは紅魔館へと入っていった。
この後書きを書く前に、作者はトイレに行きました。するとどうでしょうか!角に足の小指をぶつけてしまいました!とにかく痛い!←(半泣き)
みなさんも気をつけて下さいね。
紅魔館メンバーが登場です!作者は白玉楼メンバーが大好きなのですが、紅魔館メンバーも捨てがたい!
ちなみに、紅魔館メンバーでは美鈴が大好きです!あの強さに隠れた優しさと天然さ......ふぅ〜!
感想や意見、気軽にどうぞ!
ではまた次回!