何も浮かばないまま約3ヶ月が過ぎてしまいました。
今後の展開とかどうするかだけで約1ヶ月もかかる始末。
一応大まかな流れはヤクザ前までは決まっていて後は肉付けだけなのですが、付ける肉が柔らかすぎて骨組みに引っ付かないんですよね(笑
不定期的になってすみません。
(第三者視点)
俺は生中継を見ていた。
《こちら神野付近にいます。こちらから先には規制線が引かれていて中には入られませんが、時折風があちらから吹いています。》
《何か新しい情報はありますでしょうか?》
《はい。規制線の向こうに住んでいる人の話によりますと、オールマイトが敵と戦っておりその余波を受けないように、神の使者が避難誘導をしてくれたとのことです。》
神の使者・・・。
保須事件にて学生でありながら救助活動を行い、多くの命を救いステインも倒したとされている。
その実績を称え仮免許をもらったとニュースで聞いた。
《これからヘリに乗って、中心部分と思われる場所へと向かいたいと思います。以上現場からでした。》
《はい、ありがとうございました。引き続き気をつけて取材を続けてください。》
一旦スタジオに戻り、司会と専門家達が話しているが始まったため、テレビを消し台所へと向かう。
今日は何作ろっかな?
一人暮らしにも大分慣れたとは言え、まだまだお袋の味には到底及ばない。
今日は酢豚にしようか。
パイナップルは・・・缶のやつでいっか。
玉ねぎとピーマンとニンジンはこの前の残りがあるし・・・椎茸も入れてみよっか。
そう思いながら、肉の味付け済みを解凍し始める。
・
・・・
・・・・・
完成した酢豚と実家から送られてくるお米、サラダとお茶を机の上に置く。
サラダに塩をかけ、テレビを再度つける。
どうやらヘリからの映像が見られる準備ができたようだ。
《こちら神野上空にいます。あちらをご覧ください、おそらく規制線の向こう側だと思われる場所に向かって建物の被害が出ている模様です。》
テレビに映されたのは、そこだけ地震があったかのような崩れた家々。
救助活動していると思われるヒーロー達。
「建物の賠償とかはどうなるんだろうな。」
ボソッと独り言を呟く。
うん、酢豚甘いな。
砂糖入れすぎたかもな。
《えっと・・・私は夢でも見ているのでしょうか。オールマイトが萎んでいます。》
「おいおいおい、まじかよ‼︎」
持っていた箸を机に叩きつけ、テレビの両端を持つ。
《オールマイトを守るように一人の女性がいます。カメラもうちょっと寄って!・・・か、神の使者⁉︎何故彼女がここにいるのでしょうか?戦いに巻き込まれたのでしょうか。他にもヒーロー達が見えていますが、倒れているようです。》
いや、戦いに巻き込まれた訳ではない。
オールマイトを守るように立つことはしないし、避難誘導もしないだろう。
《対峙している敵はどんな感じでしょうか?》
《えー・・・おそらくあのスーツを着た男性と思わしき人が敵でしょう。他にも画面下の方では何人かの敵がいるようです。もう少し近づきたいと思うのですが、風が強くこれ以上近づけれません。まるで風のバリアが私達の進行を防いでいるようです。》
そんなことがあり得るのだろうか?
いや、あり得るか。
俺の祖祖祖母は風を操るエキスパートであったと聞く。
親父も詳しいことは知らないようだが、空を飛び世界中を旅行しただとか、アメリカを旅行中上陸しようとして来た特大ハリケーンを押しのけただとか、祖祖祖父が浮気していたのを知った日は全国各地で竜巻警報が発令されたりだとか・・・
俺にその血が流れているとは思えない、活躍っぷりだったそうだ。
その後俺はテレビを見続け、夕食を冷えて温め直したのは言うまでもない。
「箸・・・もう一本どこ行った?」
end
恐れていたことが起こってしまった。
ワン・フォー・オールを緑谷さんに渡した際、大半を渡したようであまり残っていなかった。
しかし使い続けてしまったせいで、今にも消えてしまいそうな焚き火くらいまでなくなってしまったのだ。
私はオール・フォー・ワンとオールマイトとの間に立つ。
フランの方は紫さんの能力以外は破壊され、こっちに戻ってくるのも時間の問題だろう。
慧音さんの能力完了まで、残り一分を切ったところか・・・
「最後に聞いておこうか、こちらに来るかは無いかね?」
「私の目指すのはヒーローです。貴方を捕まえて、普通の日常を過ごします。」
「そっか、残念だよ。“空気を押し出す”,“筋骨発条化”,“瞬発力×4”,“膂力増強×3”、これが私のお気に入りの組み合わせでね。本当は君の個性を奪いたいけど君の個性に殺されそうだからやめておくよ。」
確かに敵側だった個性もある。
だが、今では私の思考を汲んでヒーローであろうとしてくれている。
私は対抗するように、勇儀さんに変化する。
暫くの間睨み合いをするが、すぐに私は動く。
拳と拳がぶつかり合い、衝撃が生じる。
くっ・・パワー負けしている。
そのままゴムボールのように弾き飛ばされる。
「東方少女‼︎」
「残念だけど、
背中がかなり痛いが、まだ気を失う訳にはいかない。
今気を失えば、敵連合が解放されてしまう。
神奈子さんの御柱で攻撃を防御&レミリアさんのスピア・ザ・グングニルで牽制。
なんとか防いだものの、かなり辛い・・・。
「ふふふ。」
「やっと出れた。」
「疲れた〜。」
っ!
フランが出てきてしまった‼︎
「フランよ、決着をつけなさい。」
「「「うん。」」」
手をギュッとする。
しかし、ヒーロー側には影響はないようだ。
苦しんでいるのは、オール・フォー・ワンだ。
「な、何をしている。」
「何って?」
「決着をつけている為。」
「貴方を倒そうと思って。」
つまり・・・
『ふぅ、なんとか間に合ったわ。』
ありがとうござます、慧音さん。
敵としては厄介極まりないフランだが、味方に着くのなら頼れる存在だ。
「行くわよフラン。いいえ、絢香。ここに終止符をうつわよ。」
「「「おー!」」」
分身をパチュリーさんに変化させておく。
ここで確実に終止符を渡す為に・・・
「本当に・・・残念だよ。私の手で我が娘達を屠る日が来ようとは・・・“筋骨発条化”,“瞬発力×4”,“膂力増強×3”,“増殖”,“肥大化”,“鋲”,“エアウォーク”,“槍骨(そうこつ)”。」
「秘弾『そして誰もいなくなるか?』」
「QED『495年の波紋』」
「禁忌『恋の迷路』」
「四天王奥義『三歩必殺』」
「日符『ロイヤルフレア』」
五人の攻撃が1ヶ所でぶつかり合う。
その衝撃で瓦礫が宙を飛ぶ。
ヘリはバランスを崩すものの、落とさないように風を操っておく。
攻撃は拮抗し、ビクともしない。
「どうした、娘達よ。それでは俺は倒せないぞ。」
「分かってないのは、貴方よ。」
「私たちは囮だよ?」
「本命に気付かせないためのね。」
オールマイトは右手だけ筋肉を復活させる。
おそらくもう全身戻すことは不可能に近いのだろう。
心を読むと何かを決断をしたようだ。
[さらばだ、オール・フォー・ワン!・・・・・・そして、さらばだ、ワン・フォー・オール!]
絢香と目配せをする。
絢香も分かったようで、スペカを終了させる。
「ユナイテッド・ステイツ・オブ・スマッシュッッッッ!!!!」
オールマイトから、ワン・フォー・オールが消えてくような気がした。
こうして神野での事件は終止符をうった。
オール・フォー・ワンを逮捕したのだ。
しかしニジと三妖精は、元からアジトにいなかった。
どこに行ったのかも不明だ。
ニジに関してはあの森で別れたようだったけれど・・・
今度合間見えたら、必ず捕まえてやる。
ヒーロー達の治療を開始し、一つ考えていた。
絢香のことだ。
危険性は無くなったとはいえ、敵連合のリーダーだった子だ。
それなりの処罰が見込まれるだろう。
警察の人と協議しなければ・・・
備考
・いきなりの食テロ
酢豚はいいぞ〜、中華の中で2番目に好きな食べ物だ。
(エビマヨが1番好きなのだが、作るのが難しそうなので出すのを断念)
・スペカについて
作者は東方を知ってはいるものの、本家であるSTGゲームをしていません。
(東方緋想天と非想天則、RPG等はしたことはある)
その為スペカの名前ミス、難易度の違い等があります。
ご了承ください
今年の投稿がこれで終わりにならないよう、頑張ります( ˊᵕˋ ;)