僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

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昨日疲れすぎて投稿忘れたため、に今日投稿。
後、絵の書けない友人から主人公(部屋着バージョン)を頂きました。


【挿絵表示】


もっとももいろね式美少女メーカーと言うサイトで作ったそうです。
以下その友人とのやり取り抜粋
友人「お前ん所の主人公って金髪だったよな?」
作者「おう。(何言ってんだこいつ?)」
友人「こんな感じ?」
作者「何この可愛い子。」
友人「このサイト使って作ったんだ。髪型とか帽子とかない奴もあるけどね。」
作者「最新話に載せるわ。」
友人「了。」


林間合宿~神野事件
ショッピング


I・アイランドから帰国して数日後、私はショッピングモールに訪れていた。

各自バラバラに分かれ欲しい物などを買いに行く。

 

「すまんな、買いたいもんでもあっただろうに。」

 

「時間は一杯あるもの、後からでも間に合うわ。それで私を呼び止めて、何の用かしら?」

 

「東方に頼みたいことが二つあってな。とりあえずさとりに変化して俺の心を読んでくれないか?」

 

少し疑問に思ったが、さとりさんに変化する。

 

[心が読める?読めるなら頷いてくない。]

 

女の子?

とりあえず頷く私。

 

[これなら他人に聞かれることなく相談ができるわね。一つは山女魚の家庭教師をお願いしたいの。どうやらメリッサとサポートアイテムを貰う約束をして、遊英を目指すことにしたらしいの。私より君に教わった方がいいだろうと考えてね。これは聞かれても問題ないんだけれど、もう一つの方が問題なの。]

 

なんなのだろう。

 

[信じて貰えないかも知らないけれど、俗に言う転生者と言われる存在でね。この後起こりうることを塞いで欲しくて君にも協力を要請したと言う訳。ここまでは理解したかしら?]

 

[ええ、でも何故未来のことが?転生前は未来の誰かからになるのかしら?それと転生前は女の子だったのかしら?]

 

[・・・心の中で話せるのね。]

 

[前までは出来なかったわ、特訓の成果とでも言っておこうかしら?]

 

[そう。前は女性だったわ。転生して性別が変わったのは、驚いたけど・・・こことは違う平行世界からやってきたとでも言っておこうかしら。よく似た物語が漫画になっているの。緑谷出久(主人公)が本当のヒーローになる物語として・・・]

 

[その感じだと、あなたはオールマイトの秘密も知っているのね。]

 

[ええ、でも私からは話すことはないわ。その物語通りになると、大きな事件が林間合宿中に起きてしまう。それが原因でオールマイトは引退、敵の活発化。]

 

オールマイトが引退・・・AFOがついに復活するのか。

 

[合宿中は爆豪に注意しておいて。漫画ほどではないけれど、体育祭での彼は十分敵に見える。肝試しの時に攫われるんだけれど、イレギュラーが起こった。I・アイランドは漫画で書かれていない話で、話がずれてしまう可能性が出てきたの。]

 

[なるほど注意しておくわ。]

 

補習を受けている彼は、爆豪をずっとは見てられない。

その為、私を頼ったのか。

 

[一つ訪ねていい?なんで私なの?]

 

[まずは補習組じゃない点、これで仲の良い切島と上鳴が外れる。次にこの話を真面目に聞いてくれる点、これでかなり抜けるんじゃないかしら?そうね、緑谷・八百万・東方・蛙吹・飯田・轟くらいかな。ここから爆豪のスピードについてこれない八百万と蛙吹は抜ける。敵に狙われる点からサポートが単調になる飯田は抜ける。緑谷は顔にでるタイプ、隠し事には向いていない。轟にはこの後伝える予定。]

 

よく考えている。

しかし、そんなことが可能なのだろうか。

いくらカリキュラムが盗まれたからといって、場所くらいは変更するだろう。

まさか内通者が・・・

すると辺りが慌ただしくなる。

何人かヒーローもいるようだ。

 

「ベストジーニストさん?何が起こったんですか?」

 

「神の使者か、フランがここに現れた。」

 

フランが?

萃香さんに変化、霧状態になりフランを探す。

 

「ここにはいないみたいです。」

 

「そうだろうな、君達も帰った方がいい。」

 

 

(緑谷視点)

 

「はじめましてではないけれど、はじめましてかな。こうして会えて嬉しいよ。」

 

一人になった時目の前に現れた少女は、あの敵のリーダーフランだった。

変装はしているようで金色に近かった髪は青に変わり、羽らしき飾り羽は無くなっているように見える。

一体何故彼女がここに?

誰かに救援を・・・

 

「つまらないことをしないで。」

 

手をぎゅっとする彼女。

すると近くにいた女性のサングラスのツルが壊れた。

不思議がっていたけど、そのまま去ってしまった。

手を握ることで個性が発動するタイプの個性、食べる際はどうしているのだろう。

 

「ブツブツうるさいよ、静かにしてくれる?次に変な行動したら、次はそこら辺を歩いている一般市民を狙うよ。君もそんなことをさせたくないでしょ?そこのベンチに座ろうっか。」

 

どうでもいいことを考えていたのが声に出ていたらしい。

戸惑いつつも、ベンチに座る。

 

「ふふふ、緊張しちゃって。君が何にもしなければ、手は出さないつもりだから気楽にすればいいよ。」

 

気楽にできるはずがないが、疑問に思っていたことを聞くことにした。

 

「君は・・・なんで敵にいったの。」

 

「なんで?そっか、みんなには話していないんだ。私ね、この個性に目覚めたのは産まれてすぐ。制御なんてできなくて、政府の偉い人達が私が人を殺してしまう前に殺すよう命じたらしいの。」

 

「そ、そんな!」

 

「本当のことよ、なんならオールマイトにでも聞いてみなさいな。多分知っていると思うし。私は憎んだわ、ヒーローを、この世界を・・・。でもあの人は違った。私に生きる希望を与えてくれた。だから私はこっちにいる。君は?何で?」

 

「・・・憧れたから、ただそれだけだよ。そしてその夢を後押ししてくれた人がいる、その人に恩返しをしたい。」

 

「恩返しか・・・そう言う意味なら私も同じだね。」

 

「緑谷くん、その子は・・・誰?」

 

麗日さん?

や、やばい。

どうにかして離れるよう言わないと・・・

 

「こ、この子は・・・あの・・・」

 

「お兄ちゃん、私の話を聞いてくれてありがとう。」

 

そう言うと、フランは自分から離れ歩き出した。

 

「・・・待て、フラン!」

 

「え?フランって・・・」

 

「僕はヒーローである限り、君を止めてみせる。」

 

「そう、期待しているわ。」

 

フランは人混みに消えていった。

数分後ヒーローが駆けつけたが、見つけることはできなかった。

 

 

end

 

『ダメね。繋がることは確認できたけど、応答はなし。』

 

『盟友、こっちは応答あり。だけどあちらの電波の関係上うまいこと聞けなかった。』

 

ありがとう、紫さん・にとりさん。

二人にやって貰っているのは、幻想郷との通信。

これができるのであれば、あることをお願いしたいこともあるからだ。

 

『穂稀、林間合宿で何か悪いことが起こる。できることなら言って欲しくないんだけれど・・・』

 

ありがとう、霊夢さん。

でも行かない訳にはいかない。

小槌さんの話を100%信じた訳じゃないけど、皆を危険な目に合わしたくない。

それなら私を通してしか通ることが出来ない、幻想郷で特訓した方が身になるのではないか。

そう考えたのだ。

 

『引き続き連絡を試みるわ。』

 

よろしくお願いします。

透ちゃんから学校でプール入ろうと誘われたが、私には行かないといけない場所があったため断った。

 

「山女魚ちゃん、期末テストの結果届いているかしら?」

 

「はい、これが結果です。」

 

家庭教師初日と被ったからだ。

テストの内容とどう答えたかなどを確認。

 

「得意科目は英語と国語かしら?」

 

頷く山女魚ちゃん。

 

「得意分野は私から教えることはしないわ。分からないことがや疑問に思っていることに私が答える形ね。その方が更に得意になっていくわ。数学が悪いわね。」

 

「どの公式を使うのか分からなくなってきちゃった。」

 

ここは小槌さんと同じなのか。

これは教え甲斐がありそうだ。

 

「まずはこの公式は・・・」

 

・・・

・・・・・

 

90分の授業後、休憩を挟む。

 

「穂稀お姉ちゃん、すっごく分かりやすかった。」

 

「それは良かった。でも肝心なことを忘れているわ。」

 

「肝心なこと?」

 

「復習よ、教わった範囲を後日テストするわ。そこできちんと思い出すかどうかが肝心なの。思い出せない場合は、まだ覚えられていない証拠よ。」

 

「復習か、やったことがなかったな〜。これからは復習をする習慣を身につけてみる。」

 

「大丈夫、山女魚ちゃんなら頑張れば主席で入ることだって可能よ。」

 

「これからもよろしくね、穂稀お姉ちゃん。」

 

「えぇ。」

 

自然と笑みが出た。




備考
・変装するフラン
死柄木とは違うんだよ。

・家庭教師について
ボランティアです。
お金等は一切貰っていません。
お金持ちだしね。

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