僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

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今回からタグ追加します。
あまりタグ追加したくはなかったんですけど、しないといけないよね。
後説明みたいなことを続けて書きます。
見るときは気をつけてください。


入学試験

試験当日。

筆記試験を終えた私達は、体育館(?)に集合していた。

筆記の方は問題ない。

私個性の使用上、制服ではなく普段着でやって来た。

羽が生えているキャラになると、制服が破れちゃうからね。

中学校時代も特例として、私服で来ることを許可してくれた。

 

《今日は俺のライヴにようこそー‼︎受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼︎アーユーレディ?》

 

なんとアナウンスするのは、ボイスヒーローのプレゼント・マイク。

私も暇があれば聞く程の、リスナーの一人だ。

 

「イェー‼︎」

 

あれ?

私だけ?

かなり恥ずかしい。

 

《センキューリスナー‼︎さあ、フルスロットルで概要説明だ!》

 

実技試験の概要を簡単にまとめると以下の通り。

・試験時間は十分。

・模擬市街地演習を行う。

・持ち込みは自由。各指定の会場へ向かうこと。

・受験者は一ポイント~三ポイントの攻略難易度順に割り振られた多数の仮想ヴィラン(ロボット)を個性で行動不能にさせて敵ポイントを稼ぐ。

・なお、敵ポイントは実技試験の点数となる。

・他人攻撃のアンチヒーロー行為は禁止。

・ルールさえ守れば個性は使いたい放題。

 

演習会場はA〜Gの七つに分かれており、受付で配られた受験票に会場が表記されていた。

同じ高校の奴は分けられるみたいだね。

 

「ここは栄誉ある雄英高校の入試会場だぞ!それを私服でくるのは如何なものか!」

 

眼鏡をかけた奴がやって来た。

眼鏡をかけている人は、真面目キャラって法則でもあるのかな?

 

「言わせて頂きますが、私が最大限個性を使用するに当たって制服だと支障がある場合もあるからです。貴女は異能系個性の方々に、普通の人間じゃ無いから帰りなさいというのでしょうか?」

 

「それは・・・すまなかった。」

 

やっぱり、私服だと目立つことは分かってた。

更に今の騒動で余計目立ってしまった。

後、金髪トゲトゲ頭がこっちを殺すかの様に睨んでいる。

無視しておこう。

さて、実技試験頑張るか・・・

 

 

 

《はいスタート!》

 

一瞬?となったけどスタートダッシュは決まった。

仮想敵が出てきた瞬間、緑の長髪に巫女服の格好に変わる。

早苗さんだ。

 

『ロボットです(☆)夢まで見たロボットですよ(☆)』

 

やっぱり、ロボット相手だと勝手に出てしまう癖がどうしても治せない。

早苗さん、奇跡をおこしてください。

 

「開海『モーゼの奇跡』」

 

すると近くにいた仮想敵(全て三ポイント)もろとも一緒にお陀仏できた。

これで九ポイント。

アリスさん、動かせられますか?

 

『私にとってロボットも人形よ。穂稀ちゃんの手下として働きなさい。』

 

金髪のショートヘアーに変わり、不思議の国のアリスみたいな服になる。

倒されて動かなくなったロボット一体を、無理やり動かし私はその上に乗った。

しばらくロボットに任せてポイントを稼いでいると、怪我人を見つけ永琳さんにチェンジ。

銀髪でロングヘアー、肩から下で三つ編みに変化。

大丈夫この子?

死んではいないよね?

 

『大丈夫、怪我した後気を失ったのね。出血は殆どないわ。応急手当はしたから、後は救助用ロボがなんとかするでしょ。』

 

よかった。

怪我人は放っておけないからね。

 

 

 

暫く救助をしていると、地震がおきた。

巨大な0ポイント仮想敵の登場だ。

また、早苗さんが前に出てきた。

 

『あれは(☆)あれこそが、私が待ち望んでいたロボット中のロボットです(☆)』

 

勝手に出て来ないで下さい。

 

『何を言うんですか(☆)ロボットですよ、ロボット(☆)言うなれば、非想天則(☆)』

 

非想天則って何よ。

とりあえず逃げよう。

 

『なんでですか(☆)もっと近くで見ましょうよ(☆)』

 

いや、近づいたら踏み潰されますよ。

その時、逃げ遅れ動く気配がない男子を見てしまった。

間に合うか?

いや、間に合わせる。

文さん。

 

『私にお任せあれ。』

 

風の力を使い、最高速度で男子を救助。

安全な所で降ろす。

 

「へ?」

 

何があったか分からないようだ。

 

「危なかったわね、ここは私に任せて貴方は逃げなさい。」

 

「射命丸 文?」

 

この人、この姿を知っているみたいだ。

この人なら、他のキャラの個性をもっと詳しいことが聞けそうだ。

まあ、それはそうとあれをどうにかしないと・・・

パチュリーさん、決めちゃって下さい。

 

『もう、貴方は私の弾幕からは逃がさないわ。』

 

「日符『ロイヤルフレア』」

 

周りに誰もいないことを確認し、最大火力で打ち放つ。

一部の建物も無くなってしまったけど、まあ問題は無いでしょ。

でも、どっと疲れが出た。

そして眠るように倒れた。

 

 

(???サイド)

 

私は、転生者だ。

車に引かれたと思ったら、知らない場所にいた。

なんか変なおっさん(神)がひたすら謝っていた。

間違えて殺してしまった代わりに、第二の人生を送れて特典を二つもつけれるらしい。

そこで私は僕のヒーローアカデミアに転生して、個性は東方projectのキャラにして貰った。

東方projectは全てのゲームをやり込み、僕アカに関してはアニメを何回も見るくらい好きなものだ。

神は了承してくれた。

転生した先は、大分成長した誰かさんになっていた。

男性になったことは、少し予想外だったけれど・・・

願書届けギリギリともあって、急いで雄英に願書を届けた。

担任は『急にどうしたの?』と言われたけど、『少し夢を見ようと思って・・・』と答えた。

元々ヒーロー志望ではなかったから、急に変わって驚いたのだろう。

名前は小槌 宿儺(こづち すくな)、個性『大小』。

自分を大きくしたり相手を小さくしたり、その逆も出来る個性。

最大10m・最小5cmに出来るらしい。

B組の小大唯とよく似た個性ではあるが、少名針妙丸をモチーフにしたことが分かった。

やり方によっては強いかもしれないが、微妙だな。

妖夢や姐御(ゆうぎ)のような強い個性や、アリスや魔理沙のような応用がきく奴が良かった。

でも、神からせっかく貰った個性だ。

頑張って雄英受かるぞ。

そして試験当日。

順調にポイントを稼いでいき、それなりに救助ポイントも取って合格圏内に入ったと思った。

そんな時に現れた、0ポイント仮想敵。

小さくするまで時間がかかりそうだな。

そう思った矢先、誰かに邪魔された。

いや、救助された感じなのかな?

 

「へ?」

 

「危なかったわね、ここは私に任せて貴方は逃げなさい。」

 

そこに現れた彼女は見たことがあった。

 

「射命丸 文?」

 

風神録の文がそこにいた。

なんで?

どうして?

原作ではそんなキャラ出てこなかった。

もしかして、落選する一人なのだろうか?

なっ‼︎

翼が無くなった?

紫のパジャマに変化した?

あれはまさか!

パチュリー⁉︎

咄嗟的に物陰に隠れ、神と会話をした。

 

〈なんなのよ、彼女は。彼女も私と同じ転生者なの?〉

 

〈ん?違うぞ?わしは君以外でこの世界に送った奴はいない。〉

 

〈本当なの?〉

 

〈一応他の神とも連絡して、彼女が転生者なのか聞いてみるとしよう。〉

 

彼女は一体、何者?

スペカを打ち終わった彼女は、眠るように倒れた。

慌てて駆け寄る。

よかった、脈はある。

疲れて倒れたといった所か。

紫のパジャマから徐々に変わっていき、あるキャラになっていった。

 

「これは、古明地こいし?いや、こいしは金髪じゃ無いし違うな。」

 

暫くすると、リカバリーガールがやって来た。

 

「この子は多分、個性の使い過ぎで倒れています。救助ロボをお願いしてもいいですか?」

 

「的確な判断さね。君も擦り傷とかを直しておこう。治癒ー」

 

やはりと言うか、もう2度と受けたくないな。

 

end

 

 

一週間後。

雄英高校からの合格発表通知が届いた。

思い切って開けてみると、映写機が入っていた。

 

《私が投影された‼︎》

 

お、オールマイトだ。

 

《筆記試験はほぼ満点に近い点数で勿論合格だ。実技試験は四十ポイントで合格ラインだが、建物を消してしまった。だから-五点で不合格だ。しかーし、我々は戦闘能力だけを見ていた訳ではない!そう。それこそレスキューポイントさ。それも含めて六十八ポイント文句無しの合格さ。来いよ、東方少女。》

 

救助ポイントもあったのか。

ただただ仮想敵を倒さなくてよかった。




備考特になし(?)
男から女に変わるのはTSなのはわかるけど、逆はなんなのだろう。
調べても出てこないσ(^_^;)
新登場キャラ→早苗・アリス・永琳・文・パチュリー・針名丸
使用キャラ→早苗・アリス・永琳・文・パチュリー

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