僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

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映画を観てきました。


・・・
・・・・・

ドラゴ◯ボールかよ


保須事件終了〜期末テスト
ルミリオンとの対決


相沢先生に許可を取り、体育館に移動。

私の攻撃が当たれば勝ち、私が気を失う又は降参すれば負け。

 

「ルミリオンさん、胸を借りさせていただきます。」

 

さて、誰でいこうか。

まずはルミリオンさんの個性を把握しよう。

すると服が破れ去り裸に・・・

 

「し、しまった。」

 

私はそれを好機と素のままで攻撃を仕掛ける。

しかし私の攻撃は空を切る。

 

「幻影ですか。」

 

さっきの攻撃でルミリオンさんを見失った。

高速移動系の個性だと推測。

だとしたら、死角になる後ろ!

 

「いい読みしているね。」

 

ルミリオンさんの攻撃が顔をヒットせず、すり抜けていく。

目潰しか!

 

「でも残念。」

 

レミリアさん!

 

『土壇場だけど、成功させてみせるわ。』

 

ルミリオンさんが腹に攻撃しようとした瞬間、私は蝙蝠に変化し攻撃を回避する。

少し離れた所で人型に変化。

なんだ、結構やれるじゃねぇか。

緊急回避として重宝しそうだ。

 

「すごいすごい。ルミリオンの攻撃を回避した人初めてみたかもしれない。」

 

「私の個性の一つ、蝙蝠化(ベステェティオ)です。」

 

そう言って変化したのは妖夢さん。

一番使用し、いくつも戦術が多いキャラでもある。

 

「今度はこっちからいきます。」

 

 

(オールマイト視点)

 

私は東方少女とミリオ少年の戦いを、三人に隠れて観戦をしていた。

元々は授業で使う備品を取りにきたのだが・・・

一言で言うのであれば素晴らしいの一言である。

ミリオ少年は、二年前からだいぶ自分の個性について理解を深めてきたのだろう。

緑谷少年に会わなかったら彼に跡を継がせた、そう考えるほどに。

しかし東方少女も素晴らしい。

対人戦や体育祭での彼女から、ワンランク上がっている。

しかし、押され気味なのは東方少女だ。

 

「つ、強い。」

 

「神の使者も強いよ、ただルミリオンが更に強いだけだよ。」

 

すると東方少女が個性を解いて、元に戻った。

 

「ありがとうこざいました、私の実力がわかった気がします。最後に今私が出せる最大の攻撃をします。」

 

体育祭決勝戦を思い出す。

しかしそれではないようだ。

 

融合(ヒュージョン)、私はそう呼んでいます。」

 

何一つ変わっていないようだが、完成したのだろうか?

 

「行きます。」

 

東方少女が増えた⁉︎

鬼の少女にならないとできなかった筈だが・・・

 

「いくら人数が増えても、状況が変わることは・・・」

 

チクッ

 

「勝負ありです。」

 

よく見ればミリオ少年の肩に人形が乗っている。

その人形がミリオ少年の顔に針を刺している。

 

「ははは、負けたよ。」

 

「ルミリオンさん、私が攻撃する前に気づいていましたよね?」

 

「視線がね。でもそれはフェイトだと思っていたよ。」

 

東方少女の体験先は運送業の会社と聞いているが、一体何を学んだのだろうか。

皆が帰ってくる前に聞いておこうか。

 

end

 

 

ルミリオンさんとの戦いが終わり、今回の戦いでの振り返りをしていた。

まず、レミリアさんによる緊急回避。

土壇場での成功の為、不安ではあるがかなり使える個性となるだろう。

今回は室内だったからどうにかなったものの、室外だったら変化はできなかっただろう。

やるとしても夜かつ雨が降っていない時だろう。

次妖夢さんによる攻撃。

一切ルミリオンさんにはかすらなかったが、いい出来だった。

二刀流の使い方を教わる前にこっちに来た為、片方しか使えていないのが欠点ともいえよう。

最後に融合。

結果から言えば成功とも言える。

萃香さんで複数対戦だと思わせておく。

アリスさんの人形にこいしの無意識を付加させる。

そしてルミリオンさんに攻撃。

しかし欠点も多い。

まず一つ目に個性の精度が下がる。

本来は五体で攻撃をする予定だったが、動いたのは二体。

もう一体はねじれさんに向かってしまった。

二つ目に個性が限定されること。

今回はよく似た感じのキャラだったからできたものの、離れているキャラだとできない可能性がある。

 

「これも要検証しなくては・・・八木さん、お久しぶりです。」

 

トゥルーフォーム状態のオールマイトにあった時、私はそう言うようにした。

私との会話を聞かれる心配があるからだ。

 

「本名呼びにはまだ慣れていないんだが・・・それよりもミリオ少年との対決見させてもらったよ。ハンデ戦とはいえ三年生を相手にいい戦いをしたいぞ。」

 

あの戦いを見られていたのか、ちょっとだけ恥ずかしい。

 

「確か運送業の会社に職場体験をしたはずだよね?失礼かも知れないが、ヒーロー活動をしない会社であんなことを思いつくとは思えなくてね。」

 

「そもそも前からできるのではと考えていたんです。土壇場でしたが、なんとか自分のものにできた気がします。」

 

間違ってはいない。

幻想郷については話さない方がいいだろう。

言ったところで分かってくれないだろう。

オールマイトが考え事をしている。

心を呼んでもいいのだろうけれど、しないように阿求さんに変化しておく。

 

「君は君自身についてどこまで知っているかね?銀次からどこまで教わっているかな?」

 

「どう言うことでしょうか?お父様から教わる?」

 

「あうち、銀次は何も言っていないのか。私も言えたことではないがね。」

 

八木さんは自分の部屋化し始めている仮眠室へ入る。

私も後に続きソファーに腰掛ける。

八木さんは言うのを躊躇っているようだが、決意したようだ。

 

「私が知っている君について話すとしよう。東方少女、君は東方少女ではないのだ。」

 

「本当のお父様・お母様が銀次さん・利鋂さんではないことですか?」

 

「知っていたか。」

 

「はい。夫婦でなく恋人関係でもなかったことは聞きました。後は敵連合リーダーが私の妹なのは聞きました、それ以外は何も・・・」

 

「私も詳しいことは聞いてはいないのだが、なんでも捕まっていた妊婦に頼まれ君を保護したそうだ。しかしそれをよしとしなかったものがいる。それがオール・フォー・ワン。私の師匠で先代の志村菜奈が命と引き換えに、君を頼れるヒーローである銀次・利鋂に預けた。

怪我のため二年くらい表に出なかったこともあり、利鋂の子として世間に広まった。それが今の君だよ。君を産んだ妊婦は君を産んだ後、三時間後にもう一人産んだそうだ。しかし彼女は政府の意向で殺されたんだ。」

 

「『破壊』の個性を恐れてですね?」

 

「そうだ。中には私のように反対した者もいたのはいたのだが、生後一週間で殺されたと聞いていたんだ。しかし彼女は生きていた。何故かは分からないが、少なくとも彼女はヒーローを憎んでいるはずだ。助けてもらえない悲しみから・・・」

 

確かにそうかも知れない。

もし私が絢香の立場だったら、絶対恨むだろうし倒すべき存在だと思うだろう。

 

 

(AFO視点)

 

「結局彼女にはどういったことをしたんだい?」

 

「簡単なことさ、『奇跡』の個性でお腹に子供を授かるよう無理させたのさ。彼女の大事な者達を人質にしてね。処女膜を赤子に破られさて産まれたのがあの三人だよ。俺の身代わりとなって死んでくれた長男、遊英にいる長女、そしてここにいる次女。」

 

「具体的にどんな個性を渡したんだい?」

 

「何もしていないさ。強いて言えば強個性が産まれるように働きかけたくらいさ。長男の『忍者』、次女の『破壊』と『フォーアカ』、そして長女の『靈』。そん中でも長女は当たりだったけどね、惜しいことをした。」

 

長男は死にかけた私に変わって、個性を使い私の身代わりとなりオールマイトに屠られた。

次女は死にかけた彼女に、フォーアカの個性を与え我らが保護した。

そして長女は・・・【死亡した人の個性を使える個性(限度はある)】を授かった。

多くの個性が混在すれば体がおかしくなるのだが、彼女はそうなっている様子はない。

 

「もうすぐだ、もうすぐ会えるよ。君に会いに行くよ。」

 

end




備考
・なんだ、結構やれるじゃねぇか。
希望の花で有名なオル◯さんが亡くなる前に言った言葉の一部。

「だからよ、止まるんじゃねぇよ。」

蝙蝠化(ベステェティオ)
31つ目の能力。
吸血鬼の特徴の一つであるため、日が出ていたり雨が降っていると使えない。
主人公の中で唯一の回避能力と言えるだろう。

融合(ヒュージョン)
素の状態のままで能力の発動する技の名前。
その技は最初にした能力と似たものはできるが、外れたものは不可能。
デフォがどちらでも変化可能
①レミリア・アリス・萃香・こいし・マミゾウ(気配消す系&分身を使う系)
②咲夜・妖夢・天子・文・永琳(手に持つ武器で戦う系)
③魔理沙・パチェ・幽香・勇儀・お空(超火力)
④紫・幽々子・慧音・妹紅・早苗・さとり・阿求(チート系)
⑤霊夢・ルーミア・チルノ・美鈴・ミスティア・てゐ(余り)
だいたいこんな感じで決めています。

※R2 9/22 誤字訂正

だいぶ先だけどアンケ。映画の話書いた方がいい?

  • 見てみたい(書いて)
  • キングクリムゾンしたら?(書くな)
  • 映画の入る前とその後くらいで
  • 次回作も書かんでしょ?(鬼畜)

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