月曜日投稿忘れてしまったので、今日投稿。
現れたのはマニュアルさん、グラントリノさん、そしてエンデヴァーさん。
そして警察の人達。
「私は保須警察署署長の面構犬嗣だワン。東方ちゃんはお久しぶりだワンね?」
「お久しぶりです、面構さん。」
面構さんが来たということは、そういうことだろう。
緑谷さん達は立ち上がろうとしたが、
「掛けたままで結構だワン。君達がヒーロー殺しを仕留めた雄英生徒達だワンね。」
面構さんはそう言って挨拶をした後に、ステインの現状などを教えていった。
火傷に骨折をしていたために現在治療中だという事。
傷が治り次第、監獄に入れるという事。
そして警察とヒーローの役割について。
警察は統率と規格を重要視したために、個性による行動を禁止している。
その穴埋めにヒーロー達が収まった事など。
「個人の武力行使・・・簡単に人を殺すことが出来る力・・・本来なら糾弾されてしかるべき行いが公けに認められているのは、先の時代での人たちが様々なルールを遵守してきた結果だワン。」
ゆえに、ヒーロー免許未取得者が保護管理の指示なく個性で危害を加えることは、それが例えヒーロー殺しと言えど規則違反になってしまうということ。
緑谷さんに轟さん、飯田さん。
更にはグラントリノ、エンデヴァー、マニュアルさんにも然るべき罰が与えられるという事。
まあ、私はエンデヴァーさんに個性の使用許可を貰っているため除外されているみたいだ。
轟さんが、飯田さんやネイティヴさんを見殺しにしろってことですかと怒るが、面構さんは規則を破ったのは事実だと言う。
「人を助けるのが、ヒーローの役目だろ!?」
最もな答えだが、そう言うことではない。
「助けるのはヒーローの役目。それはそうかもしれませんが、無許可で個性を使えばそれは立派な犯罪です。それこそ敵と同じです。ですが、これを公表さればの話です。そうですよね、面構さん?」
「全く、きみの推理通りだよ。今から順序通り喋るワン。」
面構さんは語る。
公表すれば世論は緑谷さん達を褒め称える。
だが同時に処分は免れない。
一方で汚いやり方であるが公表しなければ、ヒーロー殺しの火傷痕からエンデヴァーもヒーロー殺しを倒すのを手伝った、功労者として擁立できる。
幸い目撃者が少ないために、今回の緑谷さん達の行為は警察で握り潰せることが出来る。
「だが、それで君達の英断と功績は誰の目にも触れられることは無い。さぁ、君達はどっちがいい!?前途ある若者たちの“偉大なる過ち”に私はケチを付けさせたくないんだワン。」
面構さんのその対応に三人とも「そう言う事か」という感想を抱いた。
もみ消す事で表には出ないだろうが、緑谷さん達への処罰は無くなる事になる。
よく考えられていると感心する緑谷さん達。
「まぁ、どの道俺らは監督不行届で責任を取らないといけないからな。」
「申し訳ございませんでした!」
「飯田君、分かったならもう二度とすんなよ?」
「はい!」
そんな感じで緑谷さん達は頭を下げて「よろしくお願いします」と言って今回の一件を任せる事にしたのであった。
「大人のズルで君達三人が受けたであろう称賛の声が、無くなってしまうのはすまないと思う・・・だが、せめて共に平和を守る人間として言わせてくれ・・・ありがとう。」
面構さんもそれで緑谷さん達に頭を下げてくれた。
「そうそう。東方ちゃんに、渡したいものがあるんだワン。」
そう言って渡されたのはヒーローの仮免許。
何故?
疑問顔を見て、面構さんはテレビをつける。
《こちら、東方穂稀さんが入っていると思われる保須総合病院前です。見てください、警察やヒーローによる厳戒体制が引かれています。
あの保須事件の際、一般市民でありながら人を助けるために個性を使用し、多くの命を救い出しました。彼女に助けられたという人は多く、何故彼女がヒーローではないのか、彼女こそ一番ヒーローだったのではないのかという証言があります。ステイン捕獲にも一役かったのではないか、そういう噂まで出ている状況です。
彼女に助けられた男性の話では、『まだ生きる希望を持たせてくれた。救われた命、大切にする。』また女性の話では、『その場にいたヒーローよりもヒーローだった子。』とのことです。
関係者情報によりますと、個性の使いすぎによる貧血で倒れたとのこと。先程エンデヴァーと警察と思わしき人が中に入っていくのを捉えました。》
「こんな感じだワン。特例中の特例もいいところ、後数分もすれば政府から正式に発表をするワン。」
政府から?
まあ、特例中の特例だしそういったことなのだろう。
「世間からは
もしかすると、私はヒーロー名で言われない可能性が出てきた。
○
怪我が浅かった三人はその日のうちに退院。
私は翌日、退院した。
しかし私に休息は中々なかった。
外に出れば写真を求められ、家に帰れば記者達に囲まれ、電話がかかればCMの依頼orテレビの出演依頼。
「東方、それでここにいるのか。」
「はい、一番安全な場所です。多くのヒーロー達が守ってもらえます。」
「家やホテルの方が安全ではないのか?」
「家の方には昨日、高い塀を乗り越えやってきた人がいました。おそらく飛脚系の個性でしょう。ホテルの方は全部屋予約&一年待ち状態です。」
お父様が倒れてからは私自身がホテルに出向き、雇用や食事について意見を言っている。
一人で決めているわけじゃないが、最終決断は私に委ねられている。
でもあのことがあって以降ホテルには行けず、困っている。
一回聞いたところ、働きたいという人が9000人。
そこから厳密に選定して10人を雇用。
とても今までの人数では回しきれなくなったらしい。
手元にある雇用リストに目を通し終わり、相沢先生にお願いをする。
「ジムを使っていいですか?体験先でやれそうなことが増えたので・・・」
「・・・17時までだ、それ以降の個性の使用は許可しない。」
「ありがとうございます、相沢先生。」
○
ジムに辿り着くと、男性と女性一人づつしかいなかった。
水色のロングヘアーの女性と金色短髪の男性。
おそらく一年生ではないのだろう。
「あ、ルミリオン。見て見て、神の使者だよ。複数の個性を使えるって聞いたけど、どうやって変えているの?今職場体験中だよね、ここにいる理由は?体育祭でなんで幼女化したの?どれも気になることばかり、不思議。」
初対面の人にガツガツ行く人ですね。
「やあ、神の使者さん。まずは自己紹介からヒーロー科三年、通形ミリオヒーロー名ルミリオン。で、こっちが・・・」
「波動ねじれ、ねじれちゃんで〜す。」
三年・・・先輩でしたか。
「初めまして。私はヒーロー科一年A組 東方穂稀、変化ヒーロー Orientです。能力によって一人の人がいて、その人に頼むような感じです。多重人格だと思って下さい。記者が職場体験先まで訪れて、職場体験どころではなくなりました。幼女化したのは、個性のデメリットだと考えています。」
ねじれさんの質問に答えるとねじれさんは、大はしゃぎだ。
「すごいすごい、私の質問に答えたよ。」
胸を借りるのもありかもしれない。
確か二人とも遊英が誇るビッグ3の人だった筈だ。
「失礼ですが、ビッグ3の方ですよね?私の今の実力を見たいので、戦ってもらえると助かるのですが・・・」
二人はお互いの顔をみて、ルミリオンさんが一歩前に出た。
「さあ、やろう。」
備考
・神の使者 Orient
変化ヒーローは良かったんですけど、ある二次創作を見てオマージュさせていただきました。
・ルミリオンとの対決
ルミリオンとは皆と同じくらいで戦おうと思ってたんですがど・・・
Qどうしてこうなった?
Aねじれちゃんの個性についてあまり詳しく知らないから。
だいぶ先だけどアンケ。映画の話書いた方がいい?
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見てみたい(書いて)
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キングクリムゾンしたら?(書くな)
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映画の入る前とその後くらいで
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次回作も書かんでしょ?(鬼畜)