話の関係上、次回以降から使用していきます。
もしかしたら、もう一度アンケートするかも知れません。
その時もよろしくお願いします。
(会場のプロヒーロー視点)
「それではこれより表彰式に移りたいと思います!」
長かった大会も終わりを迎え、表彰式を残すのみとなった。
今年の一年はかなりの収穫とも言えよう。
「それではメダル授与式を行います。当然授与するのはもちろんこの人!」
どこからともなくオールマイトが式場へと飛び出てきて、
「私がメダルを持ってやってk「我らがヒーロー、オールマイトォ!!」・・・」
オールマイトとミッドナイトの声が被ってしまい、微妙な空気になるはずだが、それ以前から微妙な空気が流れている。
それは二位の所にいる彼女が原因だろう。
「おじちゃん、カッコイイ‼︎」
「HAHAHA、おじちゃんはカッコイイさ。」
どこからどう見ても、先程決勝にいた彼女ではないからだ。
身長は縮み、行動や言葉までも幼女化してしまっている。
もしかすると個性の反動なのではないか?
「あ、蝶々さん。待て待て〜。」
一体どうなっているのかは、誰も知る由もなかった。
(緑谷視点)
「私のことを覚えていますか?」
「百姉ちゃん。」
「私は私は?」
「あっしー。」
「あっしーかー。」
二日後。
話の中心にいるのは東方さんだ。
峰田君と上鳴君が帰ってきたのも、小槌君が登校できたのも話題になったが、影に隠れてしまっている。
東方さんは表彰式の時と同じ格好で、クラスの呼び方も変わっていた。
青山君 → ブルーマン
芦戸さん → あっしー
蛙吹さん → 梅雨姉ちゃん
飯田君 → いーちゃん
麗日さん → お茶子姉ちゃん
尾白君 → お猿さん
上鳴君 → ゴロゴロちゃん
切島君 → 切島お兄ちゃん
口田君 → 無口マン
小槌君 → 小槌お兄ちゃん
障子君 → タコさん
耳郎さん → イヤホン姉ちゃん
瀬呂さん → 瀬呂お姉ちゃん
常闇君 → カラス兄ちゃん
轟君 → アチヒヤお兄ちゃん
葉隠さん → 透明お姉ちゃん
自分 → デクお兄ちゃん
八百万さん → 百姉ちゃん
そして
「なーなー俺は?」
「変態マリモ。」
「なんでだよー!」
「であの人(がっちゃん)は?」
「がっちゃん。」
「デクと同じ呼ばれ方をしねぇといけねーんだよ‼︎」
「がっちゃん、怖いよ〜百姉ちゃん。」
記憶は残ってはいるようだけど、まるで子供のようだ。
「あ、イレちゃんだ。」
「イレ・・・ちゃん?」
すると扉から相沢先生が入ってきた。
イレちゃんとはイレイザーヘッドのことだったようだ。
腕に巻いてあった包帯は、なくなっているようだ。
「先生、包帯取れたのね。よかったわ。」
「まぁな。ばーさんの処置が大げさすぎるんだよ。本当なら雄英体育祭の時には、もう包帯はとっても良かったほどだからな。それより・・・俺の心配もいいが、今日やる“ヒーロー情報学”は少し特別な内容だ。気を引き締めていけよ?」
そう話す相澤先生の言葉に、教室中は緊張をする。
ヒーローの法律関係を学ぶのか、はたまた小テストをするのか。
学が少し疎かな生徒達は、それで何が来るのか戦々恐々としながら次に相澤の話す次の言葉を待っていた。
「今日のヒーロー情報学は・・・『コードネーム』ヒーロー名の考案だ。」
「「「胸膨らむやつきたぁぁぁぁぁ!!」」」
「コードネーム?何それ?教えて、カラス兄ちゃん。」
「ヒーローとして活動する時に、必要な己の呼び名だ。己の本筋となるもの、慎重に考えねばなるまい。」
「分かった♪」
「ま、そんな感じでプロからの指名の集計が・・・これだ。」
電子黒板にそれが表示される。
一位は轟君が躍り出ていて二位にがっちゃん、三位に常闇君とそれぞれ名前の隣にドラフト指名の数が表示される。
だが、そこに東方さんの指名はなかった。
「穂稀ちゃんの指名がないみたいですけれど・・・」
「今から発表する。」
電子黒板に東方さんの指名が追加された。
「ほぼ全て+α?」
「その通りだ。ここにいるプロは除くが、ほぼ全てのプロヒーローから指名が入った。+αっていうのは会社からのオファーだ。」
「会社のオファーって、プロ並みじゃないかよ⁉︎」
「ほとんどがCMのオファーだ。不合理的ではあるが、行くのもありだ。」
そう言う考えもありか。
「まぁ各自で思うことはあるだろうが、それも踏まえて全員にはこれから職場体験をしてもらう。USJでもうすでに味わったと思うが、改めてヒーローとしてどうやるのかを学べるいい機会だ。」
「そのためのヒーロー名なんですね!」
「ああ。だから慎重に決めろよ。」
「そうよ!適当に決めると地獄を見るわ!」
「あ、薫お姉さんだ!」
「穂稀ちゃん、久しぶりね。」
そこにミッドナイトが教室に入ってくる。
「その辺のセンスはミッドナイトに査定してもらう。俺はそういうの出来んからな。将来、自分がどうなるのか。名を付けることでイメージが固まり、そこに近づいていく。それが“名は体を表す”ってことだ。よく考えてヒーロー名を付けろよ。」
渡されたボートに何書こうか悩む。
相沢先生は寝袋に入って寝るようだ。
「じゃあ、そろそろ出来た人から前に出て来て発表してね。」
ミッドナイトが発したその言葉に生徒たちが騒めいた。
まさか皆の前での発表形式だとは思っておらず、生徒たちは尻込みしている。
そんな中一番手は青山君だ。
「輝きヒーロー、“I can not stop twinkling.”」
「ここはcan'tにした方がいいわね。」
「はーい、次は私。リドリーヒーロー、エイリアンクイーン!」
「血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!」
「ちぇー。」
まるで大喜利みたいな名前が続いた為とてもじゃないが、続けて出せるような流れは捉えてしまった。
しかし、蛙吹さんが変えた。
「前々から考えていたの。梅雨入りヒーロー、フロッピー。」
クラスでフロッピーコールが巻きおこった。
その後も順調に決まっていき、残るは自分と東方さん、小槌君、がっちゃん(ニ回目)だけとなった。
東方さんは正常状態に戻るまで、保留するそうだ。
「じゃ、俺。打ち槌ヒーロー、一寸法師。」
「童話から取ったのね!」
「ああ、子供からも慕われやすいヒーローになりたいからな。これ以外思いつかなかった。」
そういうのもありだ。
なら僕は・・・
「デク」
「それでいいの?」
「親しみやすいヒーローぽさは、これだと思ったんだ。」
がっちゃんは何度もやり直したものの、命名の時間は終わった。
寝袋の中から相澤先生がモゾモゾと這い出てくると、彼は再び教壇に立つ。
そして、本題の説明を始めた。
「職場体験は一週間。肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すから、その中から自分で選択しろ。指名のなかった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可のヒーロー事務所40件。この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なるから、良く考えてから選べよ。」
「デクお兄ちゃん、ヒーロー詳しい?」
「え?あ、うん。」
「穂稀に合ったヒーロー事務所ってどこ?」
難しい質問だ。
指名の紙を見るとさまざまな場所からオファーがある。
「ガンヘッドにエンデヴァー、リューキュウにエンジショット!有名なプロヒーローの名前が乱立している。とてもじゃないけど、これを三日で決めるのは無理があるよ。後ろの方は会社のオファーだ。車メーカーや毎年植樹祭とかをしている団体からもあるぞ?」
「凄ーい。」
とても嬉しそうにはしゃいでいる東方さんに、女子達が温かい目で見ている。
(宿儺視点)
スカウト数は10か。
一回戦敗退にしてはかなり多めだ。
緑谷も3とオファーがあるが、原作通りあそこに行くのだろう。
個性的に似ているMt.レディの所に行くか。
原作とは違い、峰田がそこに行くことはしないみたいだし・・・
備考
・幼女化
これがこの個性のデメリットでもあり、重要なポイントでもあります。
・呼び方(幼女化時)
※あくまで主人公基準です。
名前呼び→特に親しい人(蛙吹・麗日・切島・小槌・瀬呂・八百万)
略称→親しい人(芦戸・飯田・緑谷・イレイザーヘット・(爆豪?))
お兄ちゃん・お姉ちゃん呼び→話をよくする人(耳郎・常闇・轟・葉隠・ミッドナイト・オールマイト)
それ以外→あまり話をしたことのない人(青山・尾白・上鳴・口田・障子・峰田)
因みにB組の人はほぼお兄ちゃん・お姉ちゃん呼び(物間以外)
・スカウト(原作変更)
会社(ヒーロー事務所以外の企業)からのオファーも、受けれることにしました。
殆どの人はヒーロー事務所に行くため、出すだけ無駄だとは思いますが・・・
・ヒーロー名
もう一人のオリキャラは、思考前から決まってました。
東方の少名も一寸法師の末裔らしいので、これはありだと考えていました。
・峰田、Mtレディの所に行かない(原作変更)
まだ女性に対して恐怖を抱いているよう。
職場体験後には克服予定。
主人公のヒーロー名を決めかねています。3つほど候補を立てておきます。因みにチェンジストはチェンジ+イースト(東)を合わした物になります。
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変化ヒーロー チェンジスト
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変化ヒーロー ほまれちゃん
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変化ヒーロー Orient(東方)