はいすくーるDxD 平穏(笑)な日常   作:鶏唐

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ifシリーズ~MUGENキャラで本編が進んでいたら~
ロック達の自己紹介


「俺はロック、よろしくな」

「俺は楓だ。よろしく」(金髪覚醒)

「オレハろっく、ヨロシクナ」(ロボ)

「そっくりだな」

「3つ子でござるか」

「ロック3兄弟か、覚えておこう」

「ちげーよ!」




第15話

「あー惜しい!後少しだったのに!」

 

「八代君、惜しかったね」

 

「あのアステカと言う御仁、かなりできる人物でござったな」

 

 

レースが終わった後、リーアランド内にあるファーストフード店で休憩していた。

結局、アステカはCブロックの俺以外を全員体当たりで沈めての優勝だった。

優勝者のインタビューでは『テスカトリポカ』だもんな、意味わかんねーよ。

最後の最後までわけの分からない奴だった。

 

 

「タクマ、あのアステカの体当たりを受けたんだろう?大丈夫だったか?」

 

「何とか、と言った方が正しいがな・・・」

 

「貧弱、ですね高藤先輩」

 

 

ライザーさんに答える琢磨も元気ねぇな。

そして搭城は容赦ねぇな、おい。

まぁ俺もあの体当たりをくらって元気に立ち上がれる自信は無い。

 

 

「優勝賞品も優勝者にしか公開されていないって言ってたし、何だったのかしらね」

 

「ここのフリーパスじゃないかしら?」

 

「はぐはぐ、アスナ。ハンバーガーお代わりデス」

 

「ちょっと待ってね・・・はい、フェルちゃん」

 

 

皆が遊んで楽しめたんだから良しとするか

・・・約1名を除いてな。

 

 

「・・・・・・・はぁ」

 

「祐斗、そんなに落ち込まなくてもいいじゃないの」

 

「部長・・・自分がスピード狂だと知った時のショックが分かりますか?」

 

「うっ、それは・・・・」

 

 

木場の奴、レース中は終始ハイテンションだったもんな。

二重人格と疑う程だったぜ。

 

 

「普段が大人しい反動が発揮されたのではないか?」

 

「そうでござるよ。男子は皆、何かに熱中すると我を忘れてしまうでござる」

 

「ハンゾーちゃん。口元にクリームをべったりさせて言う台詞じゃないわよ?」

 

 

甘党忍者の言う台詞じゃないが確かにそうだ。

誰だって好きな事に熱中すれば我を忘れる。

木場はそれがスピードを出す事だけだったって話だな。

 

 

「木場、済んだ事をぐだぐだ考えるな。いいじゃないかスピード狂なんて、将来レーサーになれるかもしれないぞ」

 

「八代先輩・・・ははは、そう、ですね」

 

 

何とか元気を取り戻したようで、これで一安心だな。

ん?何か入ってるな、これはカード?

セットを頼んだからおまけでも付いていたのかね。

 

 

「殿も入っていたでござるか?拙者もでござるよ」

 

「僕も入っているな。トレーディングカードの類だな、これは」

 

「あ、僕のにも入っていますね」

 

 

俺、半蔵、琢磨、木場の4人にしか入っていないようだ。

注文した内容は別なのに何でだろう?

 

 

「ワールドレジェンド?あぁ、あの有名な奴か。テレビでもやっていたな」

 

 

世界中の伝説上の生き物とか武器とかで戦うカードゲームだ。

袋のパッケージを見れば"リーアランド限定1枚入り"と書かれている。

リーアランドとコラボでもしてたのかね。

 

 

「へぇ、そうなんですか。僕、こういうのは初めてみますよ」

 

「じゃあ開けてみようぜ」

 

 

と言うわけで全員開封して中身を見てみる事になった。

最初は琢磨からだな。

 

 

「ティルナ・バティム。ソロモン72柱の1柱で序列18番の大公爵、だそうだ」

 

「おぉ、何か強そうじゃないか」

 

「馬に乗っているでござるが何でこの馬は青ざめているでござるか?」

 

 

絵柄には青ざめた馬に乗っている大男の姿が描かれている。

尻尾みたいなのが蛇になってるな。

ステータスも結構高い方みたいだ。

 

 

「やったな、当たりじゃないか」

 

「いや、脳筋のようで役に立たな・・バティン先輩、いたひれす(痛いです)

 

「あーら、ごめんなさいねタクマちゃん。虫が止まっていたのよ」

 

 

何故か琢磨の頬を抓る先輩。

気のせいか?こめかみに血管が浮き出ているようにも見えるぞ。

 

 

「では次は拙者でござるな!・・・おぉ、不死鳥でござるよ!」

 

「ゲイザー・フェネクス。ソロモン72柱の1柱で序列37番の大いなる侯爵だな」

 

 

やっぱりフェニックスって格好いいな。

ただの鳥なのに不思議だ。

 

 

「格好いいでござる!」

 

「ごほん、あー、ハンゾー。俺のポテトをやろう」

 

「ライザー殿、よいのでござるか?」

 

 

やけに上機嫌でポテトを半蔵に差し出すライザーさん。

何だ?何かいい事でもあったのか?

 

 

「今度は俺だな、どれどれ?」

 

「リアネス・ゴモリー。ソロモン72柱の1柱で序列56位の公爵、ですね」

 

 

駱駝に乗った女悪魔の姿が描かれていた。

・・・ん?これ何だかグリ子さんに似ているな。

まぁでもステータスもぱっとしないし・・・

 

 

「女悪魔か、何か弱そ・・いてぇっ!何しやがる!」

 

「ふんっ、何でもないわよっ!」

 

 

くそっ、グレモリーの奴、思いっきり足を踏みやがった。

何で急に機嫌が悪くなってるんだよ。

 

 

「あははは、最後は僕です・・・か」

 

「どうしたんですか祐斗先輩?」

 

「ははーん、相当強いカードを引いたと見たぞ。木場、俺達にも見せろよ」

 

「っ!え、えぇどうぞ」

 

 

カードを見た途端に固まる木場に声をかけると戸惑いながらも見せてくれた。

そこに描かれていたのは1枚の剣。

見事な装飾をされた派手な金の剣だ。

 

 

「おぉ、エクスカリバーじゃないか。レアカードじゃないのかこれ?」

 

「確かアーサー王の剣だったよね?」

 

「祐斗さん?大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ。僕は大丈夫です」

 

 

木場の奴、急に顔色が悪くなったな。

ははーん、さては先端恐怖症だな。

こういった先が鋭いものを見て怖くなったんだな。

 

 

「木場」

 

「木場殿」

 

 

ぽんっ、ぽんっ

 

 

「えっと・・・八代先輩、服部先輩?」

 

「誰でも怖いものはある。けどな、シャーペンや包丁とか身近にあるんだから少しは慣れないとな?」

 

「拙者もクナイや手裏剣などを扱うでござるが、そう簡単には怪我などせぬから心配いらぬでござるよ?」

 

「限りなく間違った解釈ですわよ、お二人とも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ2時ですね。ティナ先輩どうします?」

 

「アスナちゃん。それはもちろん、遊ぶに決まってるじゃないの!」

 

「では拙者は早速、洋菓子巡りに向かうでござるっ!」

 

「っ!服部先輩、お供しますっ」

 

「あらあら、仕方ないですわね。私が着いていきますわ」

 

「ライザー君!祐斗ちゃんを捕まえなさい!」

 

「え?あ、あぁ分かった」

 

「な、何ですか一体!?」

 

「あっちに祐斗ちゃんに似合いそうな可愛い服があったからお姉さんが見繕ってあげる。行くわよ!」

 

「すまんな、祐斗。許せ」

 

「それってもしかして女性用じゃないですか!?」

 

 

あははは。あっという間に皆いなくなっちゃった。

私とフェルちゃんとリアスはぽつんと、取り残されてしまっていた。

 

 

「皆、落ち着きが無いわね・・・」

 

「ホントデス」

 

 

リアスも人の事言えないんじゃないかな?

さすがに言うと怒るだろうから黙っておくけど。

 

 

「あれ?八代君と高藤君がいないよ?」

 

「そういえば・・・確か最初に店を出て行ったはずよね」

 

「あそこにいるデス」

 

 

フェルちゃんの指差す方を見ると道の端に二人がいた。

何かを見て話しているようだけど・・・あれは高藤君が作った通信機?

 

 

「何をコソコソしているのかしら?」

 

「ストーカー、ティセ、丸焦げ。これ以上は聞き取れないデス」

 

「フェルちゃん、耳がいいんだね」

 

 

蝙蝠の羽みたいな耳をぱたぱたさせているフェルちゃん、可愛いなぁ。

あれ?羽?耳?うーん、可愛いからどっちでもいいよね。

 

 

「ストーカーと言えば、以前にあったアスナのストーカーの事かしら?」

 

「ボクが召喚された時に言ってた奴デスカ」

 

「そうなのかな?最近はそんな事は無いんだけど・・・」

 

 

結局のところ、はっきりとは分からないんだよね。

八代君や高藤君は私に心配をかけまいとしてくれているのは分かっているんだけれど。

私のせいで危ない事をしているんじゃないかと別の心配をしているから本末転倒のような気がする。

 

 

「ここで話していても仕方ないわね。行ってみましょう」

 

「あ、ちょっとリアス」

 

 

ああやって離れているって事は聞かれたくないからじゃないのかな?

でも私も気になるし、着いて行こう。

まだ二人はこちらには気づいていないみたい。

そして二人の会話が聞こえてきた。

 

 

「おい、琢磨。このストーカー・・・死んでるんじゃないか?」

 

「よく見てみろ。僅かに痙攣しているだろう、瞳孔も開き切ってはいない。生きているさ・・・かろうじてな」

 

『ご、ごめんなさい博士~。出力を間違えました~!』

 

「ふむ、最近は調整をしていなかったからな。帰ったら調整し直すか」

 

「暢気だな、おい・・・って、結城にグレモリー?それにデス様まで」

 

 

あ、八代君がこっちに気づいたみたい。

八代君の言葉に高藤君もこちらを見るけど特に何も言わない。

と言う事は用事は済んだのかな?

二人が見ていた通信機の端末をリアスとフェルちゃんと一緒に覗き込んでみる。

そこにはぺこぺこと頭を下げているティセちゃんと・・・全身黒こげの人?が倒れていた。

 

 

「何デスか?料理に失敗したデスか?」

 

「いや、アレが結城のストーカー」

 

「証拠を押さえたところで察知したストーカーが戻ってきたんだがティセが出力を間違えて撃退したところだ」

 

「・・・よく生きてるわね」

 

 

うわぁ・・・そんな言葉しか出てこないよ。

 

 

「ストーカー、と言う言葉も若干怪しいんだがな」

 

「どういうこと?」

 

「ティセが抑えた証拠を見る限り結城のストーカーって言うよりは結城家のストーカーって感じだな」

 

「アスナの家のストーカー?」

 

「結城さんの兄の動向や父親が働いている会社の取引先のリストなどなど、挙げればキリが無いな」

 

 

お兄ちゃんの動向にお父さんの会社の事まで。

一体何がしたかったんだろう?

でも、これでもう心配はいらないんだよね。

何だかほっとしたような、気が抜けちゃったような。

でも安心感は間違いなくあるね。

 

 

「とにかく僕はこれから、これらの証拠とストーカーを連れて警察に行って来る。見たところ、このまま自由行動のようだしな」

 

「おぉ、何時の間にか他の連中がいない!?」

 

 

高藤君は気づいていたみたいだけど、八代君・・・本当に気づいていなかったんだ。

 

 

「ありがとう、二人とも」

 

「何、礼なら虎徹に言うんだな。僕は虎徹の言うように徹底的にやっただけだ」

 

「それでも、だよ。高藤君がいなかったらストーカーの人を捕まえられなかったもの」

 

「・・・分かった、礼は受け取るとしよう」

 

「あらら?タクマったら照れているのかしら?」

 

「はっはっは!タクマ、照れてんのか?」

 

「実に似合わないデス」

 

「・・・・ふん、僕はもう行くぞ」

 

 

久しぶりに高藤君の照れた顔を見たなぁ。

3人にからかわれて、すぐに元の無表情に戻っちゃったけど。

八代君とリアスはまだ笑いを堪えていて、何故かフェルちゃんは怯えていた。

 

 

「どうしたのフェルちゃん?」

 

「さっき通りすがりに『不思議生命体の解剖の準備が整う』って言っていたのが聞こえたデス・・・」

 

「あはは、きっと高藤君なりのジョークだよ」

 

「ブラックにも程があるデス!」

 

「でもタクマの事だからやりかねないのよね」

 

「それと、八代君もありがとう」

 

「ん?あぁ、俺は大した事はしてないぞ」

 

 

何でもないように言う八代君。

でも八代君が率先してストーカー探しをしてくれたから高藤君や皆が動いてくれたんだよ?

それにフェルちゃんとも出会えたしね。

けれど説明したところで八代君の事だからとぼけちゃうのは目に見えてる。

 

 

「うん。じゃあそういう事にしてあげるね?」

 

「・・・何か癪に障る言い方だな」

 

「ふふっ、そう?」

 

「あーもう!いいからまだ時間はあるんだから遊ぶぞ!結城にグレモリーにデス様も!」

 

「そんなに叫ばなくても聞こえてるわよ」

 

「暴れる場所があれば文句は無いデス」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うがーーっ!何だあの結城の『しょうがないなぁ』みたいな微笑は!?

何故だか知らないが無性に悔しい気分だ。

 

 

「それで何処に向かってるのよコテツ」

 

「グレモリーにデス様もリーアランドは初めてだろ?リーアランドに来たら一度は見ておく場所だ・・・ってどうしたグレモリー?」

 

「・・・お願いだからそんなに連呼しないで頂戴」

 

 

説明をしていると恥ずかしそうにするグレモリー。

デス様は特に何も無いようで結城の肩に乗って俺の話を聞いている。

 

 

「それで何デスカ?」

 

「ん?あぁ、それでその場所が・・・っと着いた。ここだ、時計台だな」

 

「うわぁ、やっぱり何時来ても壮観だね」

 

 

リーアランドの中でも一番高い建物である時計台。

丁度リーアランドの中央に位置していて展望台となっている最上階から見渡す景色は絶景だ。

何よりも入場料無料!俺の少ないお小遣いに優しい場所だ。

 

 

「とにかく昇ってみようぜ」

 

「そうね。ここまで来たんだから行きましょう」

 

 

中に入るとホールになっていてイベントをやっているようだ。

コンサートか?舞台上で数人が楽器を演奏している。

 

 

「お?あの人、ゾンビのコスプレしてギター弾いてるぞ」

 

「凄いね。本当にゾンビみたい。骨とかも見えてるし、凝ってるなぁ」

 

「・・・・あのゾンビ、本物じゃないわよね」

 

「どうみても本物デス」

 

 

他にも赤いボンテージに同じく赤いとんがり帽子を被った女の人もギターを弾いている。

スキンヘッドでサングラスかけたおっさんがドラム。

時々、人差し指を天に向けてポーズを取ってるけどあれは一体何のポーズなんだろうか?

 

 

「確か展望台行きのエレベータが・・・あぁ、アレだ」

 

 

デスメタルを弾き鳴らすグループを聴きながらエレベータに乗り込む。

最上階のボタンを押してエレベータが上昇していく。

窓には何人か、空を飛んでる人がいる。

あの赤いトサカみたいな頭の人は以前にテレビで見たことあるな、サイキッカーだったっけ。

 

 

「・・・ちょっと待ってくれるかしら」

 

「どうしたのリアス?」

 

「何で人が空を飛んでるのよ!」

 

「何でってそりゃ空を飛べるからだろ?」

 

「そういう事じゃなくて!何で人が空を飛べるの!?」

 

「よく分からないけど超能力とか、気らしいね。さすがに長時間は飛べないみたいだけど」

 

 

見れば飛んでる人より跳んでる人の方が多い。

いいな、俺も空中を走ったりしたいぜ。

 

 

「おかしい・・・やっぱり冥界にある人間の知識は間違ってるわ」

 

「勝手に騒いで勝手に落ち込むなよグレモリー」

 

「リアスどうしちゃったんだろう?」

 

「ボクはもう諦めたデス」

 

 

最早、いつものやり取りと言える光景だったがエレベーターが到着したので終わる。

グレモリーはふらふらとしながらも出て行き、目の前に広がる光景に足を止めた。

 

 

「・・・綺麗」

 

「でしょ?」

 

「いやー、何時来ても絶景だな」

 

「お腹空いたデス」

 

 

デス様は平常運転だな。

久しぶりに来たけれど本当に絶景だ。

リーアランドが一望できる展望台。

今日は晴れだから青空も広がっている。

うん、連れてきて正解だな。

 

 

「目の前の光景が無ければもっと素敵だったのだけれど・・・」

 

「空中ステージにもなってるから仕方ないよ」

 

 

ガラス窓の向こうでは誰かが闘っているのが見える。

さっきの超能力者同士の闘いか。

 

 

「でも眺めは素敵よ?二人ともありがとう」

 

 

こちらに振り返って笑顔で礼を言うグレモリー。

不覚にもいや、まぁ、なんだ、可愛いと思ってしまった。

あー、さっきの結城と言い、今日は一体どうしちまったんだ?

 

 

「どうしたのコテツ?顔が赤いわよ?」

 

「実は俺、高所恐怖症なんだ」

 

「それなら普通は顔が青くなるよ」

 

「と・に・か・く!見てみろ、アレ・・・・を?」

 

 

こんな事が知られてしまえば先輩とか琢磨のからかいのネタにされてしまう。

何とかして話題を変えようと窓の外を指差すが俺も思わぬものを見て固まってしまった。

 

 

「ひゃっほーーーでござる!これが忍法ムササビの術でござるよ!」

 

「服部先輩、さすが忍者、です」

 

「ハンゾーさん。駄目ですわ・・・よ」

 

 

風呂敷を広げて浮遊している半蔵。これはまだいい。

しかし搭城と姫島、あいつら背中に蝙蝠の羽を広げて飛んでやがる。

 

 

「あ、朱乃・・・」

 

「リ、リアス・・・どうしましょう?」

 

「おぉ、殿ではござらんか!見てくだされ拙者の勇姿を!」

 

「ちょっと待て。搭城、姫島。お前達それを何処で手に入れた?」

 

「そうだよ。ズルいよ二人とも」

 

「「はい?」」

 

 

半蔵は置いて搭城と姫島に質問をする。

結城も同じ考えだったようで拗ねた口調で問いかけている。

 

 

「今日は何のイベントだ?いや、それよりもその羽は何処でもらったんだ?」

 

「八代君!早く行かないと売り切れちゃうよ!」

 

「そうだな、俺もその羽をつけて空を飛び回るぞ。行くぞ結城!」

 

「うん!」

 

 

こうしちゃいられない。あんな便利な羽をもらえるなんて、さすがはリーアランド。

よく分からないイベントに関しては右に出るものがいないな!

 

 

「・・・バカなコテツと天然なアスナで助かったわね」

 

「ここは喜ぶべきなのでしょうか?それともお二人を嘆くべきなのでしょうか?」

 

「まずは呆れるべきだと思います」

 

「殿~、拙者も参りますぞ!」

 




さようならストーカー、もとい須郷伸之。
1章も始まっていませんが、2章のフェアリイ・ダンス編終了です。

虎徹達が悪魔の存在を知る事になるのは何時になる事やら。


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