時の女神が見た夢・ゼロ   作:染色体

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年表同様、前作のネタバレの塊なのでご注意ください。

特に用語集……







組織図/用語集/人物紹介(前作のネタバレ注意)

【銀河系の勢力】

 

銀河全域図

 

【挿絵表示】

 

 

<自由惑星同盟>

 銀河四国で最大の国力を有する。

 議長:ジョアン・レベロ

 

<フェザーン自治国>

 時流の変化に乗り、完全独立を達成

 国主:ルパート・ケッセルリンク

 

<独立諸侯連合>

 ブルース・アッシュビーの帝国領大侵攻によって誕生した国家。ゴールデンバウム朝門閥貴族の堕落を批判、反面教師とする貴族制国家。徐々に民権が伸長中。

 盟主:アリスター・フォン・ウォーリック

 

<オリオン連邦帝国>

 ゴールデンバウム朝、ローエングラム朝銀河帝国の後継国家。人口面では未だに最大の国家。選挙君主制を採用する。オリオン王を選出するための選挙を宇宙暦803年に予定。

 皇帝:ジークフリード・フォン・ローエングラム 皇妃:アンネローゼ・フォン・ローエングラム

 

<新銀河連邦>

 神聖銀河帝国戦争終結後に誕生した国際協調組織。直轄地を保有するため行政機構を有する。

 保安機構という名の有事対応組織を保有。

 主席:ヨブ・トリューニヒト

 

 

【新銀河連邦(NUSG)組織図】

主席:ヨブ・トリューニヒト

 

(1)国際協調機関

・総会事務局

・国際裁判所

 

・銀河保安機構(IG)

 長官:ヤン・ウェンリー

 長官補佐兼情報局長:パウル・フォン・オーベルシュタイン

 

(2)直轄地行政機構

・行政機構

 下部組織に民生局、工部局等

 長官:ブルーノ・フォン・シルヴァーベルヒ

 

(3)財団

・地球財団(第一財団)

 総書記:ユリアン・フォン・ミンツ

 総書記補佐:ウォルター・アイランズ

 

・銀河開拓財団(第二財団)

 理事長:アーベント・フォン・クラインゲルト

 理事長補佐:アルフレット・グリルパルツァー

 

(4)自治区

・地球自治区

 自治区長:ユリアン・フォン・ミンツ

 自治区長代理:シェッツラー子爵

 

 

 

【銀河保安機構組織図】

長官:ヤン・ウェンリー

・情報局(長官直轄) 局長:パウル・フォン・オーベルシュタイン

・技術局(長官直轄) 局長:リンクス

・統合本部 本部長:アレックス・キャゼルヌ 本部長補佐:ムライ

・宇宙艦隊 艦隊司令長官:ナイトハルト・ミュラー 副司令長官兼陸戦隊指揮官:ワルター・フォン・シェーンコップ

・地方警備隊本部 本部長:ウルリッヒ・フォン・ケスラー※

・独立保安官 首席保安官:ライアル・アッシュビー

 

本部:アルタイル

支部:月及び銀河四国に一か所ずつ存在

 

独立保安官は一定の裁量と、逮捕権を、新銀河連邦及びその構成国から認められている。

彼らは、銀河をまたがって行われる大規模犯罪や、テロに能動的に対応することが期待されている(発足したばかりで未熟な組織のため、不足している要素を補う存在として便利屋的な活動を行う)。

 

 

※功績により連合で一代貴族に叙された

 

 

 

 

【「時の女神が見た夢」用語集】

 

アッシュビー教:

神聖銀河帝国戦争終了後、同盟で興った新興宗教。その萌芽は以前から軍神アッシュビー信仰として同盟及び連合内に存在した。

地球教の衰退、脱宗教化に伴い、一部信徒の受け皿となる。また、同盟軍内にも信徒を多数抱えるようになりつつある。

「アッシュビーは自ら助くる者を助く」

宇宙暦802年9月時点でアッシュビー霊廟建設計画が開始されている。

 

 

アデレード夫人:

宇宙暦802年時点で故人。ブルース・アッシュビーの妻だった女性。ライアル・アッシュビーを本物のブルース・アッシュビーだと信じている。

彼女の発言が、アッシュビー信仰、アッシュビー教信者を生み出す元となった。

ライアル・アッシュビーに愛と非難のこもった手紙を送り続ける。ライアル・アッシュビーも返事の手紙だけは律義に返していた。

ライアル・アッシュビーに近づく女性に「牽制の手紙」を送っていたことも判明。

 

 

アンスバッハ:

ブラウンシュヴァイク公の遺命に従い、リヒテンラーデ、リッテンハイム、ラインハルトへの復讐に動く。そのために地球教団勢力にも協力。

陰で色々と動いている。控え目なので印象が薄い可能性があるが、実は謀将として大きく物語を動かした一人。

きっちり主君の復讐も果たしている。

神聖銀河帝国でもあまり目立たなかったが、仮にルドルフ2世が誰かによって殺害されていたら、復讐に走ろうとするユリアンをサポートして活躍していた可能性が高い(IFルート?)。

現在は地球財団に所属し、皇女達をサポートしている。

 

 

エルランゲンの奇跡:

ヤン・ウェンリー、連合領(ラウエ伯領)エルランゲンにて400万人の民間人と脱出に成功、連合内で一躍英雄に。ローザ・フォン・ラウエもヤンに救われた一人となる。

原作のエル・ファシルの奇跡が起きていない(情勢的に起きようがない)ため、フレデリカはヤンと出会っていない。

 

 

エンダースクール:

当初はブルース・アッシュビーに続く次代の英雄を育てるための非公開組織として発足。同盟軍関係者の子弟の中で見込みのある子弟に幼少時から英才教育を施す。

フェザーンの資金流入により変質、アッシュビーの複製(クローン)を生み出すための組織に。その成果として多数の失敗作クローンを生み出す。

唯一人の成功作ライアル・アッシュビーを生み出した後、再度、英才教育のための組織となる。

出身者にフレデリカ・グリーンヒル、アンドリュー・フォーク、シンシア・クリスティーン、ユリアン・ミンツ等。

失敗作のアッシュビークローン達のうち処分を逃れた者達は挙国一致救国会議によって利用され、死亡もしくはMIA。しかし生存者の存在が疑われている。

 

 

オーベルシュタインの犬:

この世界でもオーベルシュタインとの遭遇を果たす。宇宙暦802年1月に死亡。

 

 

キャプテン・アッシュビー:

ポスト・アッシュビー時代の防衛戦争意識の薄れた同盟において、軍志願者数の減少傾向に歯止めをかけるため、同盟軍全面協力の元につくられた立体TV。

若き日のブルース・アッシュビーが、730年マフィアの愉快な仲間達、星間警備隊の頑固な老提督ギャレット・ギネス、美人諜報員にしてアッシュビーの義理の妹フリーダ・アッシュビーらと共に、

同盟の専制国家化を目論む宇宙海賊や、マッドサイエンティスト、果ては外宇宙からの侵略者たちと戦いを繰り広げる、

という設定の宇宙冒険活劇。

リメイクもされ、同盟の20代から50代まで幅広い層に人気がある。

対挙国一致救国会議戦でのライアル・アッシュビーの活躍により、「キャプテン・アッシュビー症候群」なる精神疾患まで生まれている。

 

 

ケスラーの交際相手:

ケスラーは宇宙暦802年に入り、マリーカ・フォン・フォイエルバッハと交際を開始している。二人とも連合所属。後にマリーカの父がケスラーの同僚であるフォイエルバッハ元帥であることが判明。

フォイエルバッハ元帥はショックで寝込む。

今作でケスラーは新銀河連邦に移籍しているが、決して連合に居づらくなったためではない。

 

 

挙国一致救国会議:

神聖銀河帝国の決起と同時期に自由惑星同盟内でクーデターを起こした勢力。同盟領内でライアル・アッシュビーと死闘を繰り広げる。実は名前の中に地球が隠れているんです……

 

 

義手:

本作ではヤンとルッツが義手となっている。ワーレンは義手ではない。

義手の有無で見分ける場合はご注意ください。

なお、ヤンが義手になったのはユリアンのせいだが、本人達はあまり気にしていない。

 

 

銀河開拓財団(第二財団):

戦争の時代の終焉に伴い、独立諸侯連合の貴族の存在意義が薄れることに対して、

銀河の開拓を主導する存在として貴族を再定義することを狙うアリスター・フォン・ウォーリックの発案に基づくもの。

人類未踏領域の開拓を目指すが、現在は人類未踏領域の探査活動と現新銀河連邦直轄地(旧北部連合領)の再開拓事業に注力中。

 

 

後遺症:

トリューニヒトはフォークによる銃撃事件によってかつての体力を失っている。

トリューニヒトとしては、表舞台から退くことも考えていたが、放っておけないことが多すぎて復帰。ついでに以前の野心もある程度復活。

ユリアンも戦傷で肩に後遺症が残るが、訓練と慣れによって戦闘などに支障はない。

 

 

黒衣の宰相(あのユリアン):

かつてはヨブ・トリューニヒトの秘蔵っ子。一人の女性の遺志を継ぎ、地球を再び青く美しい星とするために奔走。

敵手のヤンからペテンの術を学び、ド・ヴィリエ、ルビンスキーより陰謀の立て方を学び、メルカッツより戦術を学び、レムシャイド侯他門閥貴族より貴族としてのマナーとやり口を学んだ。

成り行きとはいえ、最終的に神聖銀河帝国宰相代理にして全権、神聖銀河帝国軍元帥にして最高司令官、並びに地球教団大主教にして総書記代理となる。

結果的に相当数の人間から危険視、不安視され、「あのユリアン」、「黒衣の宰相」等と呼ばれるようになる。

同時にトリューニヒトやヤンなどからは心配され、気にかけられている。年上からは気に入られることが多かったものの、同年代の友人はいな……少なかった。しかし最近そうでもなくなった。

 

 

黒旗の末裔:

前作番外編で登場。地球教団が表舞台に出てきたことにより生まれた黒旗軍の子孫によるカウンター組織。

地球勢力に復讐されるのではという末裔達の怯えによって出現した。

現状は穏健的で、地球勢力の過激な台頭は防ぎたいが、今更再度滅ぼしたいと思っているわけではない。

ユリアンの地球教団穏健化の試みは、彼らにとっても好都合であるため、その行く末を陰ながら注視している。

組織の主は「アルマリック・シムスン」と名乗る。

 

 

シンシア・クリスティーン:

ユリアンが同盟軍に所属していた際に副官を務めた女性。ユリアンと親密になるも、対連合戦でヤンの旗艦にユリアンが突入した際に死亡。

彼女の地球を青く美しい惑星に戻したいという言葉がユリアンを動かし、地球教団に走らせる原因となる。

地球教団に弱みを握られ、スパイとしてユリアンを篭絡する密命を帯びていたが、実際はトリューニヒトに協力する二重スパイでユリアンの味方だった。

デグスビイ主教との因縁が深かった。

銀河英雄伝説タクティクスのキャラクターで、地球に憧れているのはその公式設定(というかゲーム中の発言)に基づくもの。

シンシアという名前自体、「月の女神」を意味するが、どこまで考えられて付けられた名前なのかは不明。

 

 

神聖銀河帝国:

地球教団と旧ゴールデンバウム王朝勢力、旧地球教団派フェザーン勢力が集合して生み出された勢力、国家。

ユリアンの終戦交渉の結果、銀河四国より滅亡後の国家承認を受ける。存在期間、宇宙暦801年10月7日~宇宙暦802年2月28日。

 

 

地球財団(第一財団):

地球教団が脱宗教化した姿。突然の変化に戸惑う者も多く存在するため、ユリアンの目指す地球教団穏健化がうまくいくかはこれからの話。

 

 

地球の大虐殺:

ラインハルトの命で地球に遠征したルッツが負傷し、指揮を引き継いだホルツバウアーが起こした地球住民に対する大虐殺事件。

実際は地球教団による自作自演。大多数の住民、巡礼者はユリアン・ミンツが脱出させており、死者数は見積もりより大幅に少なかった。

この一件でユリアンは地球教の英雄となった。

 

 

超必勝戦術:

それを出すことさえできれば、勝利が確定すると伝えられるブルース・アッシュビー幻の戦術「アッシュビー・スパーク」。

ライアル・アッシュビーも使うことができる(本人の主張)。

前作ではトリューニヒトにお披露目を阻まれたが、今作こそは出す機会があるかもしれない。

 

 

月:

地球信仰及び地球教団の発祥地。地球教団が長年かけて要塞化を達成。地下に8千万人を抱えていた。

宇宙暦802年9月現在、地球教団改め地球財団本部が存在。新銀河連邦地球自治区の殆どの人口が月に暮らしている。

フライングボールの発祥の地でもある。

 

 

帝国を滅ぼした男:

ルドルフ2世の捕縛に成功して以降、ホーランド大将が自称するようになった。別に嘘ではない点が厄介(と思っている人がそこそこいる)。

 

 

出禁のヤン:

フェザーンにおける同盟との戦いで、結果的にフェザーン及びフェザーン商人に巨大な経済的損失を与えたことにより、ヤンはボルテック暫定自治領主から出入り禁止を宣告された。

この一件からついた二つ名。フェザーン商人がヤンを悪く言う時によく使われるようになる。

この一件に限らず本作のヤンはフェザーンに巨大な軍事的、経済的な損失を与えており、

そこからの回復にはボルテックとケッセルリンク、そして何よりフェザーン市民の多大な汗と涙を必要とした。

恨まれるのも無理のないことである。

 

 

ファルケンルスト要塞:

かつてフェザーン回廊同盟側出口に存在したフェザーン所有の要塞。月要塞発見前は銀河最大最強の要塞であったが、ヤン・ウェンリーに破壊される。

破壊の方法がフェザーン経済に甚大な影響を与えるもので、ヤンに出禁という二つ名がつく直接の原因となる。

 

 

フォークに対する電文:

フォークを会戦の敵手と勘違いしたラインハルトにより発せられたフォーク宛の電文。

「貴官の勇戦に(以下略)」

フォークがローエングラム軍の面々から過大評価される要因になる。

 

 

マルガレータのくま:

本作ではヘルクスハイマー伯爵はあっさりと連合に亡命できた(距離が近いので)ため、マルガレータはジークフリードやベンドリングに出会わなかった。

このため、ぬいぐるみのくまには名前が付かなかった。

実はマルガレータは今でも大事にしている。

 

 

メッゲンドルファー:

第四部から急に登場した神聖銀河帝国所属のマッドサイエンティスト。せっかくのスぺオペなのだから景気よく天体兵器を登場させたいと思った作者の都合と、

旧コミック版で登場していたミニブラックホール爆弾にも誰かが生み出した&きっとその人物はシャフトによって左遷されたんだろうという妄想から生み出された存在。

名前の元ネタは『マッカンドルー航宙記』のマッカンドルー教授。(ハードSFとスぺオペの両立は難しいですね。作者の力量を上げて再挑戦したいです)

 

 

メルカッツ戦法:

メルカッツの経験が生んだ熟練の戦法。戦法のいくつにかはナンバーがついているが、空き番号や重複もあるとの噂。

独立諸侯連合の宿将メルカッツは連合においても、拉致された先の神聖銀河帝国においても数々の弟子を残した。

ルドルフ2世もユリアンもメルカッツの弟子。

連合と新帝国の苦戦の原因の多くはメルカッツのせいだが、連合の将兵の健闘もメルカッツの薫陶の賜物。

 

 

ヤン・ウェンリー

現銀河保安機構長官。魔術師ヤン、奇跡のヤン、昼寝のヤン、出禁のヤン、悪鬼ヤンと数々の二つ名を持つ不敗の名将。

最近はペテン師ヤンと呼ばれることが多いのが悩みの種。独立諸侯連合軍元帥。

ローザ・フォン・ラウエ(連合)と結婚し、最近息子が生まれた。

自由惑星同盟連合駐留艦隊所属から紆余曲折あって、独立諸侯連合軍所属となり、元帥となる。神聖銀河帝国戦争後に引退を考えるも、新銀河連邦銀河保安機構長官の職を押し付けられ、その夢は潰えた。

 

 

 

ユリアン争奪戦:

ユリアンに好意を持っている女性が複数人いる現在の状態。その数はユリアン自身が気づいているよりも多い。

 

 

ユリヤ・トリュシナ:

ユリアン・ミンツがフェザーンの捕虜収容所脱出の際に女装した姿。彼女(彼)が乗ったベリョースカ号のボリス・コーネフ船長には「地球の大虐殺」の際に死んだと思われており、彼の心に傷を残している。

 

 

ライアル・アッシュビー:

ブルース・アッシュビーのクローンにして成功作。ブルース・アッシュビーや立体TVのキャプテン・アッシュビーと同一視されることが多い。

周りに持ち上げられて英雄を演じているだけだと本人は思っているが、周りから見れば相応に努力も苦労もしている。

相応に後ろ暗い過去を抱えているのに英雄視されていることに複雑な感情を抱いており、それが行動に現れることもある。

 

 

ライアル・アッシュビーの求婚:

副官であるフレデリカに何度もアタックし、その度に断られ続けるも、ついに承諾の返事をもらう。宇宙暦802年9月時点で既に結婚。父親であるグリーンヒル大将は許可を出すにあたって血涙を流す。

しかし、承諾の返事をする場所が本当にあんな場所でよかったのだろうか?

 

 

ラインハルト・フォン・ローエングラム:

ローエングラム朝銀河帝国の開祖。宇宙暦802年時点で故人。原作同様の病気で死亡。

前作では割を食う場面もいくらか(?)あったが、常勝のまま退場。

ヒルダとは結婚せず、息子も生まれなかった。(ヴェスターラント事件は発生していない)

 

 

ルドルフ2世(エルウィン・ヨーゼフ2世):

フリードリヒ4世の子供が遺伝子疾患により立て続けに夭逝したことから、ゴールデンバウム王朝の血脈が汚れきっていることに気づいたリヒテンラーデ公が、ルートヴィヒ大公の死後にフェザーンの力を借りて生み出した存在。初代皇帝ルドルフのクローン。

秘密を守るため、事はリヒテンラーデ公の一族の女性とフリードリヒ4世の何人かの寵姫の腹を借りて行われた。出来のよい赤子のみが選抜された。シュザンナ・フォン・ベーネミュンデ侯爵夫人の悲劇もこれが原因。

原作とは生誕年が異なるが、父親とされているルートヴィヒ大公死後数年後に生まれていると思われる点は原作と同じ。

ユリアンの主君にして友人。ユリアンにとっては初めての年の近い(?)友人。

仮に彼が殺害されていたら、ユリアンの心は闇に堕ちていた可能性が高い(IFルート?)。

 

 

ルパート・ケッセルリンク

宇宙暦802年現在、フェザーンの自治国主。

いろいろな経験が重なり、ルビンスキーのことはまがりなりにも冷静に考えられるようになった。

フェザーンを導く優秀なリーダーとなっている。

 

 

連合建国五十周年祭:

ラインハルトによる連合中枢への電撃的侵攻に対して、ライアル・アッシュビーと共に連合の民が総出で戦った出来事。

ちょうど、連合建国の五十年目の節目にあたり、お祭り騒ぎのような様相を呈した。

この一件で、ライアル・アッシュビーはいろいろと吹っ切れた。

 

 

ロイエンタール:

ラインハルトに対して反逆し、リッテンハイム大公の反乱を主導、戦死。しかし、その意図はラインハルトを皇帝とするための露払いであった。

ローエングラム王朝早期成立の立役者。

前作では明確に述べていないが、リヒテンラーデ公の一族粛清の際に、気まぐれでエルフリーデ・フォン・コールラウシュを連合に逃がしている。

ミッターマイヤーには大馬鹿者呼ばわりされたが、アンスバッハとは通じ合うものがあった。

 

 

ローザ・フォン・ラウエ:

ヤンの副官を務め、その後ヤンと結婚。一児をもうける。

最終階級大佐。現在は退官して女伯として領地経営及び子育てに集中。

ヤンの後任の副官をマルガレータにお願いする。

紅茶を淹れるのが得意。紅茶に関してはユリアンのライバル。ユリアンに瀕死の重傷を負わせたこともある。

銀河英雄伝説タクティクスのキャラクターで、紅茶を淹れるのが得意なのはその公式設定(というかゲーム中の発言)に基づくもの。

 

 

 

【主要登場人物】※追加予定あり

 

()内は所属国推移

 

<新銀河連邦>

ヨブ・トリューニヒト(同盟→新連邦)

元同盟最高評議会議長として対連合戦争を主導。銀河の趨勢を読み、主戦論から国際協調路線に転向。新銀河連邦初代主席となる。

用語集、「後遺症」参照。

 

ヤン・ウェンリー(同盟→連合→新連邦)

現銀河保安機構長官

用語集、「ヤン・ウェンリー」参照。

 

ユリアン・ミンツ(同盟→地球教団/神聖銀河帝国→新連邦)

地球財団総書記。用語集、「黒衣の宰相」参照。

 

ライアル・アッシュビー(同盟→連合→同盟→新連邦)

現銀河保安機構首席保安官(独立保安官のリーダー)。愛機ハードラックを駆って、フレデリカと共に銀河の平和を守る日々。用語集、ライアル・アッシュビー参照。

 

フレデリカ・グリーンヒル(同盟→連合→同盟→新連邦)

ライアル・アッシュビーの副官にして妻。

 

サビーネ・フォン・リッテンハイム

ゴールデンバウムの皇女。地球財団に保護されている。ユリアンに好意を持つ。

 

エリザベート・フォン・ブラウンシュヴァイク

ゴールデンバウムの皇女。地球財団に保護されている。ユリアンに好意を持つ。

 

カーテローゼ・フォン・クロイツェル

地球財団所属。皇女達の侍女長を務める。ユリアンと少しずつ関係を深めている。シェーンコップの娘。父親との間にはまだわだかまりがあるが、連絡はごくたまに取りあっている。

 

 

マルガレータ・フォン・ヘルクスハイマー(旧帝国→連合→新連邦)

現在中佐。父と共に連合に亡命。ヤン・ウェンリーの副官を務めた後、銀河保安機構に移籍、独立保安官となる。

ユリアンと初対面で口論となる。その後、暴走したときには殺してでも止めてほしいと頼まれるなど、いろいろと因縁が発生。

感情が高ぶると言葉遣いが亡命前の門閥貴族調になる癖がある。

 

アウロラ・クリスチアン(同盟→新連邦)

少佐。銀河保安機構月支部勤務。元ホーランド艦隊所属。

 

アルフレット・グリルパルツァー

大将。探検家提督として人類未踏領域の探索を実施中。銀河開拓財団理事長補佐。

 

 

<独立諸侯連合>

アリスター・フォン・ウォーリック

独立諸侯連合盟主。伯爵。ウォリス・ウォーリックの歳をとってからの息子。

 

ローザ・フォン・ラウエ

ヤンの元副官、妻。女伯。

用語集、「ローザ・フォン・ラウエ」参照。

 

テオ・フォン・ラウエ・ヤン

ヤンとローザの息子。ラウエ伯爵家を継ぐ予定。宇宙暦802年3月生。

 

ヨハン・フォン・クロプシュトック

元帥。宇宙艦隊司令長官。

 

カール・ロベルト・フォン・シュタインメッツ

元帥。統帥本部総長。グレーチェンと結婚済み。功績により一代貴族に叙された。

 

フォイエルバッハ

元帥。元第一防衛艦隊司令官。現在新設の銀河開拓学校の設立準備を行う。

 

 

<オリオン連邦帝国>

ジークフリード・フォン・ローエングラム

皇帝

 

アンネローゼ・フォン・ローエングラム

皇后

 

ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ

外務尚書

 

ウォルフガング・ミッターマイヤー

元帥。軍務尚書

 

エルネスト・メックリンガー

元帥。統帥本部総長

 

コルネリアス・ルッツ

元帥。宇宙艦隊司令長官

 

 

<フェザーン自治国>

ルパート・ケッセルリンク

自治国主。用語集、「ルパート・ケッセルリンク」参照。

 

ワレンコフ

首席補佐官。かつての自治領主の息子。

 

ボーメル

軍司令官。大将。

 

 

<自由惑星同盟>

ジョアン・レベロ

最高評議会議長

 

アレクサンドル・ビュコック

大将。宇宙艦隊司令長官。もうすぐ退任する。

 

ウィレム・ホーランド

大将。帝国を滅ぼした男。用語集、「帝国を滅ぼした男」参照。


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